2008年 12月 24日
やがちゃんのXX KLUVとはYOUNGASの普通の民家なのに電飾多めのクリスマスの飾り付けをしているとイラッとするほう・シノダが完全妄想で理想の逢い引きをしてみるコーナーです。 第8回<クリスマススペシャル②相武紗季&上野樹里> 恥ずかしさに顔を赤らめる俺を樹里がカバンではたいて「じゃあお馬鹿ちゃんは置いて先帰るから!」と教室を飛び出していく。幼なじみの樹里のセーラー服のスカートがひらりと翻って俺の前から消えた。 「待てよ~」 走って追いかける。樹里は自転車でもう靴箱の外まで来ていた。 「遅いぞ!どんくさいなぁ」 樹里の自転車の後ろにまたがる。 「こらっ!二人乗りはいか~ん!!」 やべー!体育の安田だ!!急いで逃げ出す俺たち。樹里の自転車は風を切って多摩川の土手沿いまでやってきた。 「ふぅ~」 冷や汗でびっしょりの俺。 爽やかな汗を拭って夕陽を浴びる樹里が俺を見て吹き出す。 「ていうか私だから漕いでたの!」 そりゃあそうだ。 「クリスマスかぁ」帰り道のアーケード。自転車を押して歩く俺、樹里は寒そうにしながら横を歩く。チープなマライアキャリーのオルゴールバージョンが流れている。 「あのアイドルの子と最後まで過ごせなくて残念だったね~」樹里が茶化してくる。 「お前はいないのかよ、過ごしたい人」 「いないよ別に。私はバレーボールが恋人だもん。クリスマスなんて…」 アーケード終わり。小さなクリスマスツリーが出迎えて思わず立ち止まる。 ふと寂しそうな顔をした樹里にバッグの中でつぶれそうになっていた包み紙を渡す。 「メリークリスマス…なんちゃって」 樹里は恥ずかしそうに笑いながらそれを受け取った。 バレーボールの試合会場。小さなハートのペンダントが樹里の首に光っていた。 「樹里!決めて来いよ!」手を振る俺。 べー。舌を出してあかんべの顔をする樹里の顔を見て俺はまたときめいてしまったのだった。 ※この日記に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。 また、この日記を読んでアナログとずっと右上に出ている、年の瀬最大の時間の無駄だったなどの苦情もお断りいたします。
by youngas
| 2008-12-24 16:21
| やがちゃんのXX KLUV
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