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2015年 01月 11日

俺アワード2014 ~SOGAWA後編~

第5位 「悪いやつら」





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チェ・ミンシク(悪魔を見た)とハ・ジョンウ(チェイサー)コンビがなんとも愛らしい韓国発の任侠映画。


今年はチェミンシク主演で「新しき世界」という作品も観ました。
そちらも同率5位に入れたいぐらい大好きな映画なんですが、アイデアそのものがディパーテッド(インファナルアフェア)に酷似しているのでこちらを。


悪いやつらというタイトル通り悪い奴が山ほど出てくるんですが、肝心のチェミンシクは悪い奴になりきれない可愛さがあります。

なりきれないと言うか小物すぎてなれません。その小物感というかセコく尻尾をふり、俺について来いオーラがマイナスまで振り切っている男チェミンシクと、端正な顔立ちと座りきった目つきと言動に大物感が溢れすぎており、ついて来るなと言われても多くの人が付いて行きますオーラがマックス振り切っている男ハ・ジョンウのギャップが天地ほどあるコンビに心奪われました。


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各キャラのツラがとにかく最高なんで、騙されたと思って観てほしい。
一生忘れられなくなるキャラが暴れまくってますから笑

アウトレイジよりもなんかファニーなんだよなぁ。

この作品が持つ「あいらしさ」ってどこにあるんだろうなぁ。
CD屋に行って好きなアーティストの作品を勝手に面陳しちゃうアルアルあるじゃないですか?
あんな雰囲気を全体にまとってます。


今年の韓国といえば「ナッツリターン」事件がありましたが、ここでも描かれている「縁故」という韓国内で途轍もないパワーを持つ文化には驚かされます。

















第4位 「プリズナーズ」




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去年のデイン・デハーンやマシュー・マコノヒーにも匹敵する良い顔すぎる男ジェイク・ギレンホール。
この顔だけでやや長めの153分余裕で観れます、いやマジで。


良い顔すぎる男という点で見逃せないポール・ダノというキャスティングにクゥゥ~っとサムズアップ!!!
いやはや、ほんと良い役者ですね~彼の作る深みある(天然にも養殖にも見える狂気さ加減) キャラデザインなくしては、この面白さは成立しないと思う。


ダノ君といえば「リトル・ミス・サンシャイン」「ルビースパークス」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「それでも夜は明ける」のあの顔といえば御理解いただけるでしょう。


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映画ではちょこちょこある「深い呼吸を忘れて集中しちゃう。ちょっとしたブレイクでプッハァ~となっちゃう」あれが2時間半継続されるので、何なら終盤は「まだ終わるな!」と思うし、所々に貼ってある伏線がさり気ない上に洒落てるし回収もスムーズ。


このスマートさも好きっす。


どんどん推理して行きたいんだけど、湯気の立つような緊張感に思考がたまに止まったりして追いつかない。

かと言って取って付けたような無理な設定もないし、こちらを混乱させるような意地悪な引っ掛けもない。

極めて真っ当に夢中にさせられました。

こういうジャンルをあまり見ないので不勉強というのは大きいのですが「ユージュアル・サスペクツ」以降、こんなに充実した作品は見てなかったかも。
デートムービーとしても間違いないはずっっ!!

まわりの映画好きは3回くらい見て、うちに遊びに来てください。
あーでもねーこーでもねーあれはコイツだろー。とか話してー。



子供をさらわれる話だけにどうしても他人事とは思えず、親の心中を考えると胸が痛かった~。

それと特筆すべきはラストシーンのジェイク・ギレンホールの顔(つら)......映画のラストってこちらの気持ちと作品のパワーとがフェードアウトして行き、バイバイありがとーって手を降りあって終わって行くものでしょ??だいたいは。

ところがあの良い顔(つら)みたら手を降るどころか再度引き込まれちゃいますからーーー!!!

賛否両論あるのが映画ですから好き勝手に言わせてもらうと、あのラストシーン......




最高っす!




くぅぅぅ~!!!

思い出しくぅぅぅ~!!!













ピ~~~ヒョロロロロ~。。。



















第3位 「劇場版テレクラキャノンボール2013」




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ゴメンなさい!3位でゴメンなさい!というのが正直な気持ちです\(^o^)/

なぜならブッちぎりで1位でも耐えうる勢いとアイデアと下劣なくだらなさがある作品だから。。。と、同時にブッちぎりで100位圏外の可能性も秘めているとにかく破天荒な問題児なんですねー。




雑居ビルの超日当たりの悪い陰気臭い部屋から響きわたるTelephoneClubという文化。

風を切りながらスピードの向こう側を目指し、ガソリンと情熱と命を燃やすCannonballという文化。




こんな異文化交流があったんですね~AV業界やっぱり侮れない!!


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演者であり製作陣でもある選手たちが、あーでもないこーでもないと爆笑のなかルール決めを行う会議室。ババアだったら何点減点、う◯こ食べたら何点加点、シャカシャカ発射はどうするか?と真面目にギャーギャー言ってる風景。




どこか懐かしい。そうだ、これはあれだ、寝るのがもったいなくて悪友の部屋に夜な夜な集まり桃鉄やボンバーマンを夜通しやっていた煙くさい部屋にいるあの頃の俺達だ。

面白そうな事、ドキドキできそうな事、人がやらなそうな事ならなんでも良かったあの頃の俺達だ。




そうだ、こいつらはティーンの煌めきをまだ持っているんだ....その煌めきを下半身から搾り出す。。。




モータースポーツがもたらす疾走感と、掴んだ女の腰を汗ダクで打ち続けるスピード感。もはやRPGとも言える『口説く』という行為や老化により色々な部分が劣化してしまった結果のシャカシャカという介護....これらのサッドネスも含めた「男の性」を高次元で、かつ高い鮮度を保ちながら納めた映画はこれ以外にないでしょう。


「サディスティック」も「夢」も「親目線」も感じなかった保護すべき愛の物語。

グラサンデブ2人との3Pやババアの食糞に男を見ました!!




オエーーーオエーーーオエーーーオエーーーw























第2位 「ウルフオブウォールストリート」





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ンンンンッ♪ドンドンッ♪ンンンンッ♪ドンドンッ♪


ンンンンッンッンッンッンッンッンッ♪


ンンンンンッ♪ドンドンッ♪ンンンンッ♪ドンドンッ♪


ンンンンッンッンッンッンッンッンッ♪




観た人なら去年何回も何十回も口ずさんだ、あのメロディー。
マシュー・マコノヒーから発せられた、このチェストソングに脳天を撃ち抜かれた1年でした。
しかし名シーンですよ、あそこ。


結果ディカプリオのメンターと言っても過言じゃないマコノヒーですので、主人公本人も彼に(彼のこの歌に)脳天を撃ち抜かれたのでしょう。


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他の年なら、ほんとこれが1位でも何ら不思議ではないほど愛せました。
矢沢永吉の『成り上がり』よろしく、軽快に力強く凄まじい勢いでドンドン力を付けて行き、そして堕ちて行き、更にまた上昇して行こうという様を眺めているだけで燃えたぎるものがありましたし、愉快痛快でした。

ラリッたディカプリオが高級愛車に乗れないスラップスティックコメディアンっぷりには腰が抜けましたし、品質保証のジョナヒル印はヘナチョコキャラを自在に操り、またも健在。

頼れる下位打線っぷりにニヤニヤが止まらなかったよ!ヒルさん!
いつまでたっても小学校低学年みたいなあの顔は最高ですよね。
同級生にオッパイ揉まれる系の顔。




アガるシーンが山ほどある中でも、ボロ屋に机と電話だけを用意し、まだ完全にド素人な初期メンバーを集め自分のやり方を熱々のテンションでやって見せるあのシーンは激アツ!!

こっちまでホットホットになりました!!!!!
不健全だろーがアンモラルだろーが、疾走感バリバリのドヤ顔一発でオールOKって感じです!

なんでも作品中506回も『FUCK!!』と叫び、なんだかの記録を打ち立てたように本当どーしよーもなくファックな作品。

いい女、うまい酒、大量の金、キク薬、高級車に豪華クルーザー、ブランドスーツに大豪邸。全てを手に入れたハイテンション馬鹿野郎が大好きだけど全然羨ましくないこの感覚サイコー。




これこそ超映画体験だわーと思わされた一作。

つねに「また見たい」と思ってます。























第1位



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「エンドオブウォッチ」!!!!!



妖怪ウォッチじゃねーーーぞ!!


このDVDパッケージを腕枕して一緒に寝たくなるほど愛(め)でちゃったエンドオブウォッチ。

完璧なる『俺の映画』に出会ってしまった感。。。
俺アワ2014は他の追随を許さない圧勝でこれを1位にしたいと思います!!!!!!!!!!!!!!!

もはや生涯ベスト!!!


まずは冒頭の3分!ただのガチカーチェイス!!

お客さん、この3分観ずに死ぬ気ですかい???



自分の目線とスクリーンの向こうの目線の間に絶対あるギャップを埋めるため、効果的に使われているPOV映画(ファウンドフッテージ)。ゼログラビティでも言われた『体験』としての映画を、違う形で体験させてもらえた感じでしょうか。クローバーフィールドやクロニクルでも同じ興奮を味わいましたが、これらを上回るドキドキを頂きました!!!


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曲がり角の向こうに鉛臭い銃口がいつも向いているような、常にムンムンと血や火薬の匂いがしているような、大切な相棒をいつ死なせても不思議じゃない不安な息遣いを聞いているような。。。

正直、あんまり目新しい物はないんですよね多分。
これ書くために色々と思い出そうとするんだけど、そんなにスゲー書きたい事が出てこないw

それだけ映画っぽさを排除したテクノロジーは、すごく先を行った目新しすぎる物なんだろうけど。。。




けど強烈に「親目線」で観てしまうストーリーなんですよ。これは反則ともいえるコンボなので仕方ないw
だって5分間に1件の頻度で犯罪が起こる地域の、超最前線にいる警官にカワイイ赤ちゃんが産まれたらどうですか?

それは世間様が言うところの死亡フラグな訳じゃないですか、ほんと最悪のフラグ。

しかもよりによって!

よりによってですよ!!

主人公の二人ともにそのフラグが立ってしまう!!!
(記憶があいまいだけど多分そうw)




オーーーノーーー( ;´Д`)


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特に書く事がないっていうのは、あまりにも日常的な日々を描いてるからかも。
間違いなく織田裕二が無線で叫んでるような悠長な日常ではありませんので、僕らにとってもはや非日常なんでしょうが。

そんな黒人とヒスパニックが日頃からやりあってる治安最悪地帯での日常だから、勝手にドラマチックになってしまっているとも言えるのかも。どうだろ?

世界中のお巡りさんが危ない目には合うだろうけど、ここのは訳がちがいすぎるw

緊迫感がありながらも主人公2人はいい感じにチョケて、いい感じに仕事や上司をナメてる。

もう完璧としか言いようがない俺たちの映画。


実は鑑賞したその日から、これを書いている日は想像できていました。
きっと1位にしてるだろーなーって。
それ位に鮮烈でした。機会があれば是非観てもらいたいと思います。

4位のプリズナーズに引き続きジェイク・ギレンホールの良い顔っぷりに卒倒してもらいたい!!!




ありがとう!!!EOW!!!










2014俺アワード SOGAWAが愛した作品はこれ!


1位 エンドオブウォッチ

2位 ウルフオブウォールストリート

3位 劇場版テレクラキャノンボール2014

4位 プリズナーズ

5位 悪いやつら

6位 アクトオブキリング

7位 そこのみにて光輝く

8位 凶悪

9位 恋の渦

10位 ばしゃ馬さんとビッグマウス

11位 そして父になる

12位 ペコロスの母に会いに行く

13位 もらとりあむタマ子

14位 麦子さんと

15位 ハッスル&フロウ

特別賞 アナと雪の女王


ではまた来年の年始に!!!!
よっしゃっしゃーーーす。











youngas sogawa

by youngas | 2015-01-11 17:34 | 俺アワード


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