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2010年 02月 06日

むのちゃんのYMO(Youngas Movie's Opinion) Vol.1

むのちゃんのYMOとはYOUNGASソガワがシノダの企画に嫉妬して完全にパクったコーナーです。(大いにネタバレを含みます。鑑賞後に読まれることをおすすめいたします)

Vol.1『ボーイズ・オン・ザ・ラン』

むのちゃんのYMO(Youngas Movie\'s Opinion) Vol.1_f0182863_0254430.jpgやっぱ圧倒的に銀杏BOYZのファンと原作漫画のファンが観に来ているんだなぁ~というのが第一印象でした。
いや、そりゃ当り前だし至極真っ当な理由第1位なんですけど……ファンというのは何とも身勝手なもので「銀杏BOYZファンが観に来て峯田をもっと好きになる」よりも「なにも知らない人がボーイズ・オン・ザ・ランをみて銀杏BOYZを好きになる」って構図を推し進めたくなるもんで。そんなの俺が考えたって何にもならない事くらい分かってるんだけどね(笑)
ほらちょうど『かいじゅうたちのいるところ』のビジュアルの可愛さに引っかかったOLさんが『マルコビッチの穴』観るみたいにさ。

まぁ最初に声を大にして言っときたい事がある!
峯田は素晴らしかったんだけど、うちのシノダの方が似てますからぁぁ~~~。リアル田西ですからぁぁ~~。メガネも輪郭も髪型も体系もほんとトレースしたんじゃね?って程で…シノダの顔を知っててこれを読んでる数人は今PCの前で激しく首を縦に振ってくれてるはず!! 上映中そんなことが気になって集中できない時間が数分あった(笑) 本人も似てることを自覚してるはず。だって何年か前にそんな事を話してたら、はにかみながら照れ笑いしてたもん。。。

また相方ディスりに火がついちゃいそうですので話を戻しますがwこの作品は最高です。それこそ銀杏BOYZのライヴを始めてみたときみたいな気持ちになりました。銀杏ショックを受けてない方には言葉で表しにくいんですが…胸が締めつけられて、涙腺が熱くなって、包み込まれてブン殴られて、じっとしてられなくなって…。そういう感情に襲われました。

会社の先輩の結婚披露宴で峯田演じる田西がマイクをつかってヒロインのちはるちゃんに想いを伝えるシーンがあるんですが…もう1曲なんです。女の子には気まずいであろう言葉が並んだ数十秒のメッセージなんだけど、何かを本気で伝えたい空気がPUNKだと思った。このシーンだけでも、もう1回観たいと思わせるし、銀杏BOYZの曲みたいだと思わせるパワーがある。
キャストの存在感も凄いものがあり、各キャラクターに感情移入できるほど。(青山の後輩である内木いがい。あいつは原作も映画も単にムカつく)とくにリリーフランキー演じる職場の社長が電話で言う「田西はクビにはしませんから。もう、存分にやってもらいますよ。」というセリフに涙。いつものリリーさんな感じで言うもんだから尚更。セリフと言えば松田龍平演じる青山が吐く「何もしてこなかった奴が勝てるわけないんだよ。」これはかなり深くエグってくるんじゃないでしょうか。

シノダも書いていますが、生物学的に考えてやはり男子にしか分からないのかも。女性には楽しめないなんてこれっぽっちも思っていませんが、やっぱ夢精や勃起や射精というアプリが装備されていないと理解しにくいとは思います。逆に女性が観てどう感じるかも聞いてみたい。
不満を上げるとすれば劇中の音楽がつまらなく感じた。いや、正確に言うと銀杏BOYZファンがあれを見た場合、確実に銀杏の曲が聴きたくなる。ウズウズしてくると思う。たとえば冒頭のシーン。テレクラで知り合い、成り行きでセックスしちゃうけど終わってから大喧嘩になり巨体のブスに池袋北口を追いかけられるシーンの後ろで「SKOOL KILL」が流れてたらどうだろう? 自転車を死ぬ気で立ちこぎしてちはるちゃーーーんって叫ぶシーンの後ろで「駆け抜けて性春」が流れてたらどうだろう……いや、最後の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」が流れてきたときのカタルシスが損なわれる恐れがあるのか…ムムム。

まとめるとすれば…YOUが出てきた瞬間に、やっぱ「ごっつええ」になっちゃうのはもう仕方ないんだなぁ~って事です。 ご清聴ありがとうございました。


★★★★★(5ツ星) 

YOUNGAS ソガワ

by youngas | 2010-02-06 01:28


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