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2018年 12月 31日

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※ごあいさつの下に最新ポストは更新しています↓↓↓↓↓



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# by youngas | 2018-12-31 00:00
2018年 09月 11日

最近はこんなの観た!!!

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【スリービルボード】
冒頭の不穏なカメラワークで名作を確信できるこれ。最初の1分で親指立てちゃう映画が今年は多くてビックリ。
子供を乱暴に殺された親の気持ちは想像をはるかに超える辛さだと思う。とはいえ警察署に火炎瓶を投げ込むのは絶対に筋が違うし、町1番のエキセントリックババアなんだけど何だろう....もっとやれって普通に思っちゃうマジックがスリービルボードにはある。
思った通りに話が進まない快楽がエグいし、バンダナをアクセルローズ巻き(ガンズ)にしてる人を初めてカッコいいと思ったし、小人症のヒゲおじさんの凛とした尊厳に泣かされそうになったし、初体験が詰まった作品でもあった。
快楽と言えば新しい黒人署長(黒人が人種差別だって言う人すみません。文字の響き上アフリカ系アメリカ人と書くよりポップなので)をぞんざいに扱って首切られるあいつがトボトボ出ていくあそこね。今年いちばんのザマァァ感でした。
元署長の青姦とかラストの展開とか、まだまだ書きたいことが山のよう。
今年のベストムービー筆頭!あーーオモロかった!


【シェイプオブウォーター】
アカデミー賞関連の作品は毎年なんだかんだ観るんだけど、『まさかこんな作品だとは思わなかった』って感想は今まで無かったような....
ある種とてもイビツで一皮めくった裏に隠れる変態性と攻撃性。
『切なくも悲しい、愛の物語』という配給会社のペーペーがラッピングしたすかしっ屁みたいなコピーに胸キュンなオマエなのか?何度もしがんで味わい尽くすオマエなのか?デルトロ監督が問うてるような骨のある皮肉たっぷりの愛の歌。
粘着質な奴らのびしょ濡れラブストーリーなんだけど、猫が可哀そうだし、マイケルシャノン指持って帰れだし、仕事前にオナるなだしそれのせいで遅刻するなだし、またお前出てんのかい!なオクタヴィアスペンサー居るしだし、ゲイのおじいちゃんの失恋物語でもあるしだし、一個一個のサイドストーリーも味わい深い群像劇でもある。
スリービルボードのあいつがクビになったザマァァ感もハンパなかったけど、マイケルシャノンの新車がグシャってなったあそこもなかなかだった。
今年のベストムービー筆頭!あーーオモロかった!


【RAW】
はいはい、また天才の登場です。天才フランス人女性監督がブッかました今作、最初の5カットとタイトルだしでサムズアップ。ジュリア・ドゥクルノー監督って名前は覚えておかなきゃいけませんね。
どんな人間にもあるダメな部分、嫌な部分、そういう生々しくて毒々しい動物くさい人間臭をカニバリズムを通して美しくフィルムに焼き付けてる。
抗えない性への興味、立ち行かないスクールカースト、どうもしっくりこない姉妹関係、親に押し付けられた価値観(菜食主義)からの脱皮、親元を離れて覚える酒や遊び、開放する自分と抑えるべき自分、神童として生きてきた自分からの脱出。
世界の山ちゃんで手羽先をしゃぶるように、切り離された指をしゃぶる美女による美しすぎる成長期。
ところどころ主演女優が満島ひかりに見えるのも俺得ムービー!あーーオモロかった!


ほかにも【ゲットアウト】【聖なる鹿殺し】【マザー】【カメラを止めるな!】の感想も書きたいけどまた今度!

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# by youngas | 2018-09-11 15:35 | やんがすちゃんのYMO
2018年 07月 08日

あーあ、好きだわこれ。

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鑑賞2日後にそう思ったのは『彼女がその名を知らない鳥たち』


あーあ、って思っちゃったのは出来れば好きじゃないって言いたかったから。
だってこれが好きってあんまりハイセンスじゃないんだもんww 俺の中身が腐ったマグロみたいな臭いがするってバレちゃいそうだしね。
そんな見栄っぱりで嘘つきな俺にこそピッタリな捻(ヒネ)くれた作品っていうのも、また残念な事実なのだけど...。
そんな抗えない魅力たっぷりな作品を撮った白石監督、やっぱ性格悪くてイジワルな奴撮るの上手いっす!!



映画って

①観た瞬間から大好きで、時間がたつにつれてもっと好きになる。

②観た瞬間から大嫌いで、時間がたつにつれてもっと嫌いになる。

③観た直後は大好きだけど、時間がたつにつれて冷めていく。

④観た直後はそうでもないけど、時間がたつにつれて好きになる。

⑤無味無臭


自分の中ではこんな感じに分かれてて、大体の作品は味わいが変化してく。

そしてこの作品は④観た直後はそうでもないけど、時間がたつにつれて好きになる。だった。
(ちなみに②は邦画に多く、駄作の金字塔BECK、キャスト頼りの猛烈駄作ジャッジ、こっちを怒らせまくった怒り、観る者の頭を沸かす湯を沸か...もう良いって?ww)


あのシーン良かったな、あのシーンはエグかったなぁ~なんて考えてたらあそこもここも、あれもこれもって名シーンばっかになっちゃった。

蒼井優の最低サゲマンっぷり、阿部サダヲの不潔さ、松坂桃李の軽さズルさ、竹野内豊の下劣さ、ここまで適材適所に配置されたら俳優さんも気持ち良さそう。



『あなたの恋愛観が変わる』『これを愛と呼べるか』などと、首を360度かしげても足りないほどトンチンカンなキャッチフレーズが付けられてるんだけど、全くそういう話ではないと思う。
OLさんとか若年層のライトユーザーを取り込みたいのはよく分かるんだけど、土屋太鳳とか山本美月が出てる類の作品とは対岸の作品。
まぁそういう風に乱暴な感想を持てない事もないから、顔を真っ赤にして怒ったりはしないんだけども。


んじゃどんな話なの?って問われたら『イットフォローズに対する日本からの正式回答』これで完璧だと思う。なんならイットフォローズより長くて怖いし、他人になすりつけらんないって意味では本家のそれよりタチ悪いかも。ラストシーンは感動より恐怖、涙よりも鳥肌が。

蒼井優を幸せにしたかったのか?怨んでいたのか?爪痕だけは残したかったのか?劇的な意味変容があったような無いような。結末を思い返すと今でも何とも言えない後味が残る。



吐き気がするようなシーンばっかりなんだけど(褒めてる)、中でも蒼井優が他の男を想いながらサダヲにエクスタシーまで導かせるシーン。うん、平たく言うと手と口でイカせなさいって事なんだけど、ここが今作の白眉。絶頂に達した蒼井優が目すら開かずに嘘っぱちな優しげなセリフを吐く『陣仁はいいんか??』嘘つけてwwお前ゴムつけて手コキがやっとやろwwもうこういうのね、最高っすよ白石監督。


捻くれた愛と私利私欲のバトルロイヤル!!!!!おもろかった~!!!!!




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# by youngas | 2018-07-08 00:40 | やんがすちゃんのYMO
2018年 04月 21日

ドラクエ脳

ドラゴンクエスト、なんて甘美な響きだろう。

俺のゲーム史は約20年前で止まっている。
マリカーや桃鉄、ボンバーマンやパワプロなどはやった。さんざっぱら徹夜でやる日もあったが、自分の中ではたむろしてる奴らのオカズ。こういう位置付けだ。

自分のゲーム史というと、ドラクエでありFFでありサガである。
ゼルダもかなりやったけど少しだけ違うな。
こう黙々とやるそれがそれなんだ。
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今自分に課せられている最大のミッションは妻との安定的な生活であり子供達の育児である。
なんでも自分のペース、自分のルーティンだけで過ごせる一人暮らしに比べると、家族で過ごすという事はノイズだらけだし様々なウエイトが体のあちこちに装着されているようで実に重い。小さい子供がいるとそのウエイトはどんどん増す。
なんにも思うように進まないし、BADタイミングのお手本みたいな瞬間にウンチをしたりする。オーシットとはこの事だ。


コンバットレック氏が言っていたが、子供がいると1日に使える時間なんて1~2時間。
その少~しの時間を超超超有効に使いたいのが世のママさんでありパパさんなんです。
そんな貴重な時間にロープレは......ないないないww

だからドラクエのように贅沢に時間を使う遊びを、いつか思いっきりやってやりたい。
コース料理は時間を食べてるかのようにユックリ出てくるけど、ほんとそんな感じで20時間ぐらいゴロゴロしながらドラクエやりたい。今はそう、そんな感じ。


そうそう、音楽ガハハというラジオ番組をご存知でしょうか?
マキタスポーツと&レキコミックやつい&レキシ池ちゃんというメンツ。三人の名前をみただけで笑っちゃうようなメンツ。
これにベボベのこいちゃんとかスチャBOSEが混ざったら最強のパーティーじゃなかろうか??
番組自体も本当に本当にオモしろいったらありゃしない!!!!
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こうやって複数人のグループを見るとドラクエの戦闘力として変換しちゃう癖はいつまでも抜けないもので。。。

俺が映画監督でパーティーを組むとしたらどうだろう。



勇者 - ジョン・カーニー
戦士 - ドゥニ・ヴィルヌーブ
僧侶 - ライアン・クーグラー
魔法使い - デイミアン・チャゼル


これだなw
なかなか良いと思う。レフんとかマイクミルズも入れたいなぁ。あ、デレク・シアンフランスなんかも強そう。
あれよ?スコセッシとかイーストウッド級は超ムズいダンジョンの最奥にいる重要人物としてキャストするから。

うん、ライアン・クーグラーはこのパーティー内でグングン伸びるなwww




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ジョン・カーニー



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ドゥニ・ヴィルヌーブ



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ライアン・クーグラー



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デイミアン・チャゼル










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# by youngas | 2018-04-21 12:33 | うげブンガク
2018年 03月 07日

頑固ちゃん非頑固ちゃん

そういえば、こないだMステにフランツフェルディナンドが出演してた。
ある一定の層にとってフランツは、ファーディナンドであってフェルディナンドではないのだ。

たぶん俺が一番シッカリ読んでた雑誌【スヌーザー】は、その生涯を終えるまで頑なにファーディナンドで通した。
まぁ何かにつけて編集長のタナソウは頑固だったから、読者はセルフで『フェルディナンド』に変換してたんだがww

こういう頑固な部分って実はとっても大事だったりする。長い人生を戦う上でマインドの背骨なるし、責任者にとってはブレない芯を示すリーダーシップにもなり得る。
俺みたいに足の小指の爪よろしく器の小さい人間は見習いたい部分でもある。

あれは何年前だったか。当時インポート盤でのみリリースされていた『Mumm-Ra』というイギリスのバンドのデビューアルバムを仕事で扱っていたのだが、俺らのチームではムームラと呼んでいた。今思えばアイスランドのバンド『ムーム』に引っ張られていたのかも...。その後、メロディックでポップネスな内容がウケてムームラが日本盤を出すことになったのだが、入荷してきたCDに付いているその帯には『マムラ』の字が....それはもうガクブル案件なんだが、僕ら洋楽ロックポップスチームはその瞬間ムームラをいとも簡単に捨てた。ムラムラした男が大塚の安ピンサロでサクッと済ますがごとく、いとも簡単にポイしたのだ。
マムラ何枚発注する?マムラ何番の試聴機に入れる?マムラ特典あったっけ?って具合にポップに働いた。あのチームにタナソウがいたらどうしただろう?
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このスヌーザー、表紙に載ってるいバンド名を見をてるだけで未だにヨダレ出てくる。カイザーチーフス聴きてぇ。






一方で頑固さは厄介な存在とも言える。柔軟性のなさは変化の速いこのご時世にはマッチしない。合理的な思考と時短が勝負を決めるテン年代。頑なに筋を通し続ける事にこだわるのは前時代的な美学だとも言われる。


あれは何年前だったか。ピーナッツパンという女性二人組のお笑いコンビを深夜番組で見て大好きになった。人力舎の血が流れるコンビらしく低温でファニービートなネタがツボだった。こういう才能あふれる人達は俺ごときが青田買いして騒ぎ立てなくても、きっと出てくる、きっと世界がほっとかない、そう思っていた。

才能だけでは芸能の神様は微笑んでくれないのか、5年10年たってもピーナッツパンをテレビで見ることはなかったのだが、つい先日予想外な再会をした。
セブンルールという情熱大陸のオシャレver.みたいな番組にそのツッコミの方が出ていた。瞬時に分かった、あの人だと。ピィ~ナァ~ッツパァ~ンっていうキメのセリフが脳内をループした。
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黒いTシャツの方が番組の主役で、ピンクのTシャツの方が元ピーナッツパンの方だ。今は芸人の道を断って、黒いTシャツの方が経営するマーガーバーガーというお店で店長さんをされているとの事。
ムリをして何かを続けたり、自分にはこれしかないと盲目的に決めつけていたら、こういう素敵な道は開かれなかったかもしれない。できない・やらないに関わらず、ある時点でバサッと過去を切り捨てるのは悪いことじゃない。そう、ムームラのようにw










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# by youngas | 2018-03-07 23:29 | うげブンガク
2018年 02月 09日

我に返るスキマを埋めろ

家賃を払うためだけの仕事はしたくねぇ。
自分にしかできねぇ仕事がしてぇ。
9時5時の座りっぱなんかゴメンだぜ。

評判のヘアワックスで髪の毛をセットするのに余念がなかった若いころ、こんな事をボヤく日々だった。
結局のところ長時間立ちっぱの誰にでもできる仕事でギリ家賃払う生活に追われて、俺の青年期は終わった気がする。

そんな青年期、最低限必要なお金を支払って、飢え死にしない程度の食費を使って、残ったお金は何となくその時欲しいものを買う。今思えばそれの繰り返し。ちょっとのお金をもらって、ちょっとのお金で買えるものを買う。何年も何十年も。そうやって少しのお金で買ってきたものは、寂しさのような空白を埋めるためのものだったのかもしれない。CDや雑誌、DVDやフィギュア、ゲームやマンガ。あれほど必要だと思って支払ったのに、とても欲しくてレジ直行したのに大半のものは手放した。いま部屋に残っているものは、チャーハンを作る時のお塩少々程度。三本の指でちょこっとつまんでパラパラってやる程度だ。

【物の価値】と【事の価値】を考えるようになったのは結婚してからだろうか。物が手元にあるより、記憶として脳に映像がある方が自分にとって大切になってきた。DVDをほとんど買わなくなったのに頻繁にyoungasで映画館に通うのもそういう理由からだ。しのっぴと観る映画はだいたい面白くないんだけど(最近は当たり続き!!)むしろ映画そのものはハーフタームショーみたいなもん。映画がはじまるまで本屋をぶらついたり、最近あった面白いことを話したり。オモしろかろうがツマんなかろうが、鑑賞後のおしゃべりの方が重要だったりする。俺らぐらいの年齢だとそういう日常のあれこれを小銭に変えていかなきゃいけないんだけど、残念そこはヤンガスちゃん、ただの中年しゃべり場で終わっちゃう。ある層からみたら危険信号チカチカであろう。



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大半のものは手放した、こう書いた。確かにそうなんだけど中には何年も何年も部屋に飾ってあるものがある。このジェームスジャービスのLarsはその代表かもしれない。なんなら子育てが落ち着いたらもっと増やしたいとすら思ってる。買ったことすら忘れちゃうような物の大海原の中に、こういうキラッと輝き続ける物と出会う。物より事をずっと優先していたらこれには出会えていないよなと思う。どこで買ったかは記憶がとても曖昧なんだけど(代官山のサイラスだったか...渋谷のパルコだったか...タワレコでやったジェームスジャービスのトークショウだったか...)レジ前で猛烈に悩み倒したのはハッキリ覚えてる。2種類とも買った当時の俺、マジ良い奴だと思う。ずっとずっと昔にこういうずっとずっと愛せるもんを購入し、記憶の中にアンカーを打ち込んでいるからこそエバーグリーンな空気を吸えるんだもん。





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これはどうだろう。左はフューチュラの、右はジェフマクフェトリッジのアートブック。これも年に5~6回はパラパラ開く。アートブックとか写真集って高いんだよね!(輸入されてる海外版は更に高い)もうあえて1万円ぐらいまでは出した方が良いような気すらする。後悔するかな?ってぐらいの額の方が執着が生まれて良い気がするんだ。、、、あれ、というかこのフューチュラ、誰からか全く覚えてないけど借りパクかも...買った記憶がない...どうしよう、まったく高いお金払った記憶ないのに執着が凄いんだけど。なんだ、ヤバい、もし貸してくれてる人がこれ観てたら連絡を!ちょっと良さめなマカロン贈ります。これってもう20年近く前のものだよな。。。借りパクだったら俺ヤベェ奴だな。。。





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さ、これは完全に借りパクじゃないから気が楽だ。箕浦建太郎さん(ミノケンさん)の絵。これも記憶があいまいだけど東京の下町界隈でやった箕浦さんの個展で購入した作品。額装されて郵送されてくるまで楽しみで楽しみで仕方なかったの覚えてる。どこに飾るか妄想しちゃったりしてさ、理想の女子が部屋に遊びに来るとだいたい『いい絵だね。』なんて言ってくれちゃって。購入以降、一度も仕舞わず掛けてる。今も玄関に。
これも当時の俺にとって気軽に買える値段じゃなかったけど、死ぬまで絶対捨てないものだからむしろタダみたいなもんだと思う。そしていつかまた、歳を重ねた箕浦さんの作品を購入したいと思う。きっと息子や孫もDNAレベルでこの絵は好きだろうから飾っておくれよ、いつかのお前ら。



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これは頂き物。大好きな映画【シングストリート】のパンフレット。とっても人気のあったパンフで今ではなかなか手に入らないのにしのっぴがプレゼントしてくれたんだ。LPサイズという憎い仕様で最高!去年の俺アワでしのっぴはシングストリートを1位にしてるのにプレゼントしてくれるんだもん!見た目はチンポコがヒゲはやしたみたいな感じだけど最高のやつなんで、オッパイがツインテールしてるような女の子がいたら宜しくお願いしゃす。



物をたくさん買うことは悪いことなんかじゃないんだ。パンテラをカラオケで歌ったあの夜も、アルバム『俗悪』があってこそだ。レッドマーキーでTHE MUSICを観て涙ぐんだあの日も、タムくんにサインしてもらったあの日も、ユケの最後をみたBiSライヴも、あれもこれも物あっての事じゃねーか。
卵を買って目玉焼きを作るようなもんさ。でもよく考えて遣わないとな、たぶん一生ポケットには小銭しかないからな。ピース。


PANTERA-FuckingHostile







youngas sogawa


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# by youngas | 2018-02-09 23:22 | うげブンガク
2018年 02月 03日

姓は吹き溜まり、名はSCUMLIGHT$VIDEO®

SCUMLIGHT$VIDEO®

スカムライツビデオ、これはyoungasの俺じゃない方しのっぴが始めた何か。何かなはず。

ドブネズミが吐いたゲボみたいな代物を吐き出すレーベルかもしれない。
世界中の人間を不愉快にさせるウジ虫の群れのようなブランドかもしれない。
それは今後、各自で判断してほしい。とりあえずリンク先を。

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ライツ(Lights)といえばヒップホップ界隈では『ライツ!カメラ!アクション!』なんていう歌詞をよく聴く。
文字通り【ライツ!(照明)カメラ!(カメラの準備いいか?)アクション!(よーいスタート)】だけど、ここのやつは【スカム!(汚物)ライツ!(の光)ビデオ!(再生スタート)】汚物の光よ、出番だぜ!だと思ってんだ勝手に。

Rの方の(Rights)なら汚物にも再生させる権利があるぜ!になる。あ、これ良いじゃん。紛らわしくRの方で俺やろっかな。


ま、しのっぴとは長いこと仲良くしてもらってて、どんな人かは分かってるつもり。

女の子と付き合う前に体の相性が合うかをやたら気にしたりする慎重なとこあるし、マクドナルドで迷わずセット頼むくせにポテト残す体調管理にシッカリしてるとこあるし、あれだけアート好きなのにバンクシーの映画観にいったら隣でグーグー寝ちゃうぐらい睡眠には気を配ってるとこあるし、実家には〇万円入れてるってアピールしてくる金銭管理も得意なとこあるし、自室にあるウォークインクローゼットには本やDVDやチラシの類で一歩もウォークインできないクローゼットあるし、zepp Tokyoにパフューム観に行こうぜっつって秋葉原のam/pmで待ち合わせしてたのにお台場のam/pmに行っちゃう行動の早いとこあるし、映画みるだけなのにいつもレッドブル(しかもロング缶)でエナジーチャージして翼授かるし、チンポがメガネかけたみたいな顔してるし、ぜんぜんトイレ行かないし(俺が頻尿なのか?)。こんな良い奴だから,
しのっぴことSIXNOXとSCUMLIGHT$VIDEO®チェックしてくださいね。




youngas sogawa

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# by youngas | 2018-02-03 23:55 | うげブンガク
2018年 02月 03日

長男4歳、オアシスが聴きたいって言った日。

中学の一年生になった正月休み。もらったお年玉でBUCK-TICKの持ってないアルバムを全部買った。友達にダビングしてもらったカセットがあったから、お母さんは『それで聴けるからいいじゃん』なんて言うんだけどやっぱCDが欲しかったんだ。
新品だと予算オーバーだったから中古で。三歳上の姉に教えてもらった中古CDショップ【円盤屋】にバスで向かった。片道1時間半ぐらいだったと思う。それは田舎の中1にはなかなか勇気のいる物だったけど “ビビる < BUCK-TICK” って図式だったのは今も覚えてるし、行き帰りの車窓から見えた景色もCDの重みもシッカリ覚えてる。

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パッケージが良いともダウンロードが良いともどちらとも思わないけど、自分の息子たちにもこんな音楽にまつわる経験をしてほしい。それが三代目だろうが乃木坂だろうがケンドリックラマーだろうがTHE XXだろうが、衝動にかられて行動を起こしてほしい。


確か4年生でTMネットワークを聴いて音楽っていいなって思って、姉が持ってたジュンスカのCDをあるだけ聴いて、好きな曲がテレビで流れるとなればラジカセでカセットに録音して夜中まで聴いてた。休みの日は親友の家に行ってユニコーンとかジッタリンジンを聴いたりした。そして5年生で人生初のアルバムを買った。BOOWYのラストギグスだったかな?
中学に入るとラウドネスが好きになった。ジキルとかデランジェとかを先輩に教えてもらって、流れでルナシーとかレディースルームが好きになった。どう考えてもダサいけど、当時は部活のサッカー&趣味のロープレ&夢中のビジュアル系って感じだった。

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それから色々聞きながらすっかりオジさんになって、仕事と子育てに追われてゆっくり音楽を聴くこともなくなってきた。それは寂しいなと思い最近は晩御飯の時だけはテレビを消して音楽を流すようにしてる。ジャンルは様々、その時の気分でなんでも流す。いつかのある日、4歳の長男が今日はオアシスが聴きたいって言ってきた。

彼も長い音楽の旅に出たようです。






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# by youngas | 2018-02-03 00:31 | うげブンガク
2018年 01月 28日

密室パニックムービーを観た翌日、密室パニックになりかけた。

我が家では固定費カットの目的で自家用車を手放した、だいたい半年前ぐらい。
運転は好きな方でたまに車を運転できると気分良く遠出したくなる。今日は義母が車を貸してくれるって事で家族四人で少し遠くまで遊びに行った。今日も外は冷蔵庫の中みたいに寒かったからソニックユースみたいなキンキンしたやつ聴きながら行きたかったんだけど、小さい子供が2人も乗っかるってのでそれはあっさり却下。しまじろうのDVDに落ち着いた。

向かったそこには小さめではあるけど観覧車があって、年齢制限なく乗れるし子供にも良い経験になると思って乗ってみた。そうそう、俺は昔から観覧車が物凄く怖い。たまに共感してくれるチキン野郎もいるけどだいたいは薄ら笑われる。ジェットコースターより?ってテンプレみたいにそればっか聞き返されんだけど、不思議とジェットコースターより逆バンジーよりフリーフォールより怖い。おいなりさんのあたりがゾワゾワしてたまらない。米印のあたりに変な汗かくし。

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(無理なんで妻撮影↑)

とはいえもう四人家族の長になった訳で、怖がってた十数年前より多少は強くなってるはず。そんなデカくないしイケるっしょってことでチケット買って乗り込んだわけだけど、2分もしないうちに今年一番の後悔が襲ってきた。眼下に見える係員に『1000円あげるから逆回転して降ろせ』って心の中でNENを飛ばしたけど全然ダメ。
観覧車って死を覚悟するには迫力がぜんぜん足りないくせに、落ちたら確実に痛い思いして死ぬじゃん。色んなとこにガーンとかぶつけて。その死ぬ高さにジンワリ何分も居なきゃいけない、しかも密室で。こんな時だけ想像力が悪い方にだけ働くからたちが悪い、しかも密室で。やっぱ怖かったけどこれは決して観覧車に負けたんじゃない。高所にある密室に負けかけただけである。

ま、降りたらこっちのもん。あんなノロマにビビってなんかないと睨みつけるのみ、空を見上げて。



密室、しかも出れないって怖いなって昨日も感じたんだった。【新感染 ~ファイナルエクスプレス~】をDVDで観て。


youngasの相棒しのっぴは去年の俺アワ2位にいれるぐらい感染してて(直前まで1位って言ってたぐらい)自分も去年ギリまで映画館で見れるように頑張って段取ったぐらい楽しみにしてた(結果映画館では観れず!)作品。

どうしてもアイアムアヒーローと比較しちゃうけど、あれもやっぱ市街地戦よりも民家とかショッピングモールとか通路みたいな行動範囲が限定されてる場所の方がハラハラした気がする。こっちはさらに動きが限定される高速鉄道。逃げる場所も限定されてる分、絶望感もデカかった。こっちのZQNのいいとこは『程よくバカ』ってトコ。ドアの開け方が分からない&暗いと襲えない、この二点がめちゃくちゃ秀逸。これによって圧倒的に不利な密室の人間にも勝算みたいなのがいい塩梅で生まれる。
勝算があろうがなかろうがやるんだよ!!!っていうこのアヴェンジャーズよろしくなカットには思わずガッツポーズ。
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あとは主要人物たちの戦う動機がしっかりあった&成長も見られた。このキャラの育ちとか背景がスマートに理解させられるから、だれにでも感情移入できるぶん怒りも悲しみも喜びも大きい。本当の意味で繋がれた娘を守る、自分の子供がお腹にいる妻を守る、彼女を守る、職務を全うする、自分の保身しかあたまにないクソボケ常務もいたけど。このクソボケも映画内ではいい仕事してて、ZQNよりも人間たちの方が怖いじゃんってシーンも作った。(感染してるかもしれないから違う車両に移動しろって締めだした後の展開のザマァ感ったらなかった!!ノーエスケープの敵犬にロケット喰わせた時ぐらい気持ち良かった!)

嫌な人は嫌かもしれないけど『ここは任せろ先に行け』演出がモロに『ここ泣き所でっせ!!!』なのがド直球すぎて逆にノイズにならなかった。ま、泣きもしなかったけど。何個かあるそういう場面は、黄門様のドーンみたいな感じがしてハハァーってなった。そういう所も含めてエンターテイメントとしてしっかり機能しまくってる2時間でした! 

基本褒めるトコばっかの傑作!!!なんだけどアニメクリエーターの方が監督だからか、計算が行き届き過ぎててコッテリした無駄な脂がないというか整備されすぎと言うか、、、メチャ美味く頂けておかわり何倍も頂いたのに「ちょっとぐらい帰りに胃もたれしたいんだけどな...」感が欲しかったのも本音。あと乗客のおばあちゃん姉妹の妹が張りきった宮川花子にしか見えなくて辛かった。


sonicyouth / Dirtyboots




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# by youngas | 2018-01-28 00:55 | うげブンガク
2018年 01月 24日

寒波JAMZ'18


『雪かよ。ダリィな。。。』

自動販売機と灰皿が設置されてる仕事場の軒下。
先輩たちが汚い作業着を着て早朝から口を揃えた。タバコくせぇ白い息と舌打ちを混ぜながら。

ん?なんか違和感あんなぁ。
知ってんだ俺は。

髪の毛がスカスカ気味になった工場長。病院と道路の話ばっかしてるOさん。よく知らないメーカーのスニーカーを履くSさん(流通センターで買ったって言ってた)。あごヒゲの60パーが白髪のKさん。そんな50オーバーのベテランさん達もやっぱりどっかで雪が降るのを楽しみにしてる事を。
もしかしたら早く仕事が終わるかもとか、明日すこし遅めの出社が許されるかも、とかじゃなく誰も手を付けてない雪にザクッと踏み込む感触を楽しんでるはずだ。
この雪に沸騰したお湯をかけてみたいなっていう衝動に駆られてるはずだ。
ちょっと赤いシロップかけて食ってみてえなって思ってるはずだ。
ビーチボール大の雪玉作って風呂にブン投げてみたいはずだ。
車のボンネットに積もった雪にウンコって書きたいはずさ。

『南もこうせつ』ってすかさずツイートしたしのっぴも、それをすかさずファボった俺もどっかでワクワクしてる。道路が混むかな?電車遅延出るかな?くつビチャビチャになるかな?そんなネガティブなことも考えなくはないけど。

誰のせい?それはあれだ、雪のせい。


あれに似てるな。
職場に新人異性スタッフが入ってきた時の若手スタッフ。ちょwwウキウキがはみ出てるってば!!
普段通りやってますけど?オーラ出してるつもりだろうけど、完全にふわふわしちゃってる。ちょww目で追ってしまってますけど!!
新人スタッフに付いてる教育係がイキッて教えてんのを間接視野でチェックしつつ『ヤンガスくん、新人に備品の場所教えといて。』的なワンツーを待ってるあれだ。

ダリーって雰囲気の裏にあるわくわく。舌打ちの裏にあるワクワクとふわふわ。

ダリーなof wonder。人は言ってる事と思ってる事は違うもんだ。


たまの大雪、非雪国民はやっぱちょいアガるって話。誰のせい?それはあれだ、雪のせい。






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# by youngas | 2018-01-24 21:39 | うげブンガク
2018年 01月 22日

うげ~

あれ?40歳って自分の値段を知らされる年齢なの?
人生にはクライマックスシリーズみたいなもんは無いとは思ってたけど、やっぱほんとに無いのな。

年末年始と言えば年間ランキング大好きな俺。そこでロッキンオン1月号『年間ベストアルバム50』をパラパラ見てみたら驚くほど知らないアルバムばっかでやんの。
そしてそうよなぁ~スヌーザーとかバズどころか今はクロスビートも本屋にないもんなぁ。

着用してる衣類の80%がユニクロだったよ。

ちょwww今年の俺アワしのっぴの女子部門、ほぼ知らんやん!相武紗季いる?いない?

スチャダラって誰とコラボしてもメチャ良くない?かせきさいだ三とか電気、リップスライムはそりゃ合うだろうけど、チャットモンチーだろうがカエラだろうがエゴラッピンだろうがAYUSEKOZUEだろうがドンピシャだからスゴイ。スライマングースに関してはコラボ超えしてきてるし。
どの曲が好きって?ちょっと古い曲だけどB-BOYブンガクがやっぱ好きで今夜の雪のBGMもこれにした。チャリに乗りながら雪浴びるって滅多にないから特別な曲何かな?ってiPodコリコリ回しながら考えたら最初に浮かんだ。


良い悪い、楽しいこと嫌なこと沢山ある毎日。なんかうげ~って言うぐらいがちょうど良いんだよな、最近は。
マジで怒りすぎても体に悪い気がするし、芯から楽しみまくるのもどっかむず痒いし。色々起こる毎日。その瞬間瞬間でそのつど感情的になってらんないしいちいち敏感に反応してられなくなってきてるのか、スラックのフロウ的なゆるさを少し手に入れたのか。

金ない、うげ。音楽聞いてねぇ、うげ。
やべパンツまでユニクロかよ、うげ。スチャすごすぎ、うげ。
ウジさんバレたの?うげ。引退?まじ?うげ。


youngasしのっぴが急に『はいこれ』っつって綿矢りさの小説をくれたんだ、なんの前触れもなく。サイゼリヤで。
少し前には全員死刑の原作貸してくれてその2冊を同時進行で読んでるんだけど、言葉って文章って面白いって思い始めた。散々書いててなんだけど。

うげブンガク。アウトプットする、まずそこからだ。




youngas sogawa

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# by youngas | 2018-01-22 23:28 | うげブンガク
2018年 01月 14日

俺アワード2017SOGAWA後編 ~次点+各賞~


次点のコーナー

前編のトップ10に続き、惜しくもトップランキングには入れられなかったものの大好きだった作品を図々しくご紹介!!みんな大好き!!
おしりグイグイッていれてくるババアみたいにいっちゃおう!ごめんくださ~い。


20センチュリーウーマン
最後までトップ10に入れるか迷ったのがこの映画。ヤンガス揃って青年期に大きな影響を与えられた一人であるマイクミルズ(監督)。そんな監督のフィルモグラフィーを見ても、今作が一番“あの頃っぽい”と思った。車にされる落書きとかポラロイドとかいちいちrelaxっぽくて、ほんとあの頃に戻りたくなった。赤毛のお姉さんと部屋で踊るとこで爆死した。なんだかんだ日本人はDNAレベルで踊るのが苦手だから、ああいうの本当グッとくる。部屋の押し入れをDJブースにして夜な夜なヘドバンしたりツマミ絞ってた人は絶対好きなシーン。あとセーラム吸ってる女の人超好き。(COOLも良い)
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ベイビードライバー
オープニングのカッコよさは今年No.1!でかいiPodがめちゃくちゃカッコ良くて、いまだに真っ黒な音楽再生専用iPodを持ち歩いてる俺はエッヘンな気持ちになった。親子愛、恋愛、バイオレンス、カーアクション、ミュージカル、クライム…いろいろと要素が多すぎて、時間とともに感動がしぼんじゃった。レッチリのフリーがシレーっと出てたけど、彼の顔は絶対にホームレスの役が似合うと確信した。


ハクソーリッジ
ドスの眼がギン!!


メッセージ
面白い映画しか作れないドゥニ監督らしく、隙がない固い作りの良作。なのは間違いないんだけど、過去作に比べたら若干ノリ切れなかった。飛行物体とか文字のフォルムは文句なしでカッコいいし、音楽も作品に合ってて興奮した。ダンケルク同様、映画館で観た直後がテンションマックスで家に帰りつく頃にはスッカリ落ち着いちゃうタイプのやつだった(それは決して悪い意味ではなく)


アシュラ
コップ!フリチン!ファンジョンミン!


あゝ荒野
「ゝ」この記号は「くりかえし」を変換したら出ます。あ、関係ないか。これもメチャクチャおもしろかった、前編は。テンポよく新しいキャラがさくさく出てくるし、各自の生い立ちや背景が手に取るように分かって時間があっという間に過ぎる、前編は。ヤンイクチュン出てるだけで義務みたいなトコあるし、でんでんと高橋和也がハズす訳ないしでキャストも完璧。木下あかりもエロくて必要不可欠!今野杏奈からのボーナスもあり!ブラフのEDも良い!!前編だけならランクイン!!!


ムーンライト
行間をよみながら鑑賞する楽しみがある作品。なんだけど、そのよんだ行間がどんなんだったか忘れちゃった。


カーズ クロスロード
単純に「3」にしないコダワリがややウザいけど(笑)本当によく出来てた。子供向け感があるカーズ(実際子供ウケ抜群)だけど、各キャラクターの成長曲線を見て楽しいのはたぶん大人の方。クラッシュシーンは本当に息をのんだ(ドントブリーズみたいにリアル呼吸忘れる)


夜空はいつでも最高密度の青色だ
石橋静河!!


聲の形
オープニングのマイジェネレーションがハマッてて、ザ・フーに失礼のないバッチリな使い方だったと思う。劇中の音楽も浮遊感とか閉塞感があって好き。アニメってあんまり観ないけど、これはまた観たいと思ってる。でも主人公の女の子がイイ子すぎて胸が痛むんだよなー。


ケンとカズ
キャストだけ豪華に並べた怒りみたいな映画は荷物まとめて実家に帰りたくなると思う。そんぐらい役者が圧倒的だった。低予算だからこそのリアルさがあった。家のすぐ前とか、職場に行く途中の脇道とか、ほんとそこらへんの怖さ。小路監督とは長い付き合いになりそう(ただ俺がこれからずっとチェックするだけだけどw)


何者
レンタル期間中に3回半観た。グルディスでイキってた二階堂ふみちゃんが妙にエロかった。今年またふみちゃん好きになった。去年観てたらトップ3入れてたと思う。


淵に立つ
ふいに勃った(笑)だって筒井さんエロいんだもん!





各賞のコーナー

今年はやろう!思い出いっぱいの人たちを勝手に表彰台に上げちゃう迷惑企画!
たっぷりの愛情と、少しの毒で行ってみよう!



【ソガアワ2017ベスト男優賞】
ケイシーアフレック(マンチェスターバイザシー)

まぁこれは異論のないベタなトコですが、やっぱ他には譲る人いませんでした。
日本でリメイクするなら千鳥大悟かな。
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次点
ファンジョンミン(アシュラ・コクソン)
デイヴジョーンズ(わたしは、ダニエルブレイク)
カトウシンスケ(ケンとカズ)
國村隼(コクソン)




【ソガアワ2017ベスト女優賞】
ヘイリー・スタインフェルド(スウィート17モンスター)

ここが一番激戦で悩みに悩んだ(誰にも頼まれてないけどw)
まぁ惚れたっす、まじ惚れたっす。モサかわいいし、定点観測してても飽きないんじゃないか?って位に日常が可愛い。彼女とゲットアップキッズのライヴ行けたら死んでもいい。
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次点
リリージェームス(ベイビードライバー)
アンガーリーライス(ナイスガイズ)
松岡茉優(勝手にふるえてろ、カーズ)
エルファニング(パーティで女の子に話しかけるには、20センチュリーウーマン)





【ソガアワ2017ベストわき役男優賞】
ヤングダイス(日本で一番悪い奴ら)
サウダーヂで田我流が見せてくれたのと同じ目をしてた。
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【ソガアワ2017ベストわき役女優賞】
キム・ファニ(コクソン)
いやもう普通に怖いから!ウッギャァァァァァァァ!!!
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【最高タイトルだし大賞】
サバイバルファミリー
めちゃシンプルだけど「フォントの細さ」と「字と字の隙間の広さ」が妙に居心地悪くて不穏でよかった。
逆にワーストは湯を沸かすほどの...



【最高オープニング大賞】
ベイビードライバー
これは抗えない。真っ赤なスバルと映画館のお客さんがリンクするみたいにトップギアに入った。



【最高エンディング大賞】
パーティで女の子に話しかけるには
キックアスとかでも出てくる、オタクの溜まり場的な小さなコミックストアって何ていう名称なの?あそこ最高だよね。そこで物語を締めるって最高じゃない?
うれし涙が出そうになったのは大げさじゃない。


【いいセリフすぎる大賞】
全員死刑「ぶっ殺(さら)う」
勝手にふるえてろ「はぁ?!」




【ベストニュース賞】
松ちゃんワイドナショーでマギーの不倫に言及!
清水富美加、第二形態へ。
深夜番組の星、ヒムケン先生打ち切りに(涙)
松居一代ユーチューバーに。
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各局どこもマギーの不倫を扱わない中(事務所関係で。ググってみて)松ちゃんが触れてくれたの最高だった。政治家との食事会でどーのこーの言われてたりするけど、マギー斬りしてくれた人につける文句なんていっこもない。松ちゃんありがとう。




【ベストヘアスタイル賞】
金正恩「覇気ヘアー」
ま、普通に嘘でしょ?っていう(笑)形以上に名前が面白いってどんだけなんすか猪木さん。
かの国では指定なしなら自動的に覇気ヘアにされるっていうから驚き。え?細川たかし?あれは違う違う!!
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『なに?このドーナツが俺の頭に似てるって?はい、おまえ死刑!間違えた!粛清!!!』





【ベストアンセム】
宇多田ヒカル「道」
ビートにビビった。
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向井秀徳「CHE.R.RY」(YUIカバー)
しちゃったって響きに感動。YouTubeで観まくった。



【背景喰い大賞】
ノーエスケープ

有楽町にてyoungasで鑑賞。
上映前、前の列に座ってるオバさんがおもむろに「あのーちょっと頭が邪魔でスクリーンが見えないんですけどー」と更に前列のお姉さんにキッキン!お姉さん即座にアンサー「私も前に人がいて同じなんで」と的確な返しにオバさんクリティカル喰らってぐうの音も出ず即死(笑)一部始終を観ていたヤンガスちゃん必死に笑いをこらえる。当人同士含め気まずい空気が周囲に蔓延するも、サービスデイの為か席もそこそこに埋まっていて席移動もできず、まさにリアルノーエスケープ状態。
お姉さんにバトル仕掛けたオバさん、映画開始数分で寝始めるという奇行に(笑)どないなんすか!!!

肝心の映画はクソつまんなくて、銀座の歩行者天国を地獄みたいな酷評かましながら帰ったっていうイイ思い出。やっぱ映画館に行くと背景含めて面白い思い出になるから、みんな映画館に行きましょう。
あ、ノーエスケープなんか見ないで同時期のマンチェスターバイザシー観ればよかったし、バンコクナイツ観るぐらいだったら歩いて3分で到着する隣の映画館でやってたアシュラ観るべきだった。そんな思い出も2017。





【ヤンガス特別賞】
勝手に震えてろ

うっひょーメチャクチャ面白い。言いたい事は全部しのっぴが書いてくれてるので、そちらを参照いただいてですねw

毎年面白い日本映画はいっぱいあるけど、こんなに守ってあげたくて独占したい映画って久々な気がするな。主演の松岡茉優は『女版の八嶋智人』を目指してるだけあって本当に芝居に嫌味がなくて守備範囲広いなー好きだなー。どっちかっていうと好きじゃないサイドの芸能人って位置づけだったんだけど、こんなの見せられたら【ちはやふる下の句】も頑張って観てみようかなってなる。
芝居が自然すぎてこじらせ役もすげー上手いじゃんと思ってたら、彼女立派なハロヲタなんですね(笑)上手いも何も下地がバッチリな天然の人なんですやん。これが初主演、完全に持ってる人、松岡茉優。
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昨今、こじらせてるとかオタクってちょっとした「人と違う個性」みたいに言う人が散見されますね。『私こじらせてるから~』って言ってる奴は絶対こじれてないし、『オタクなんだよね~』なんて軽口を叩く奴はしのっぴの部屋に行って存分に引くといい。ついでに言うと『うちドMだから~』なんて気安く言う娘は、しのっぴに2リットルのペットボトルを入れてもらう事をオススメしてる。そういう事言う人って結局どこか満たされてるし充実してるんだ。
『人の信用は言葉より行動なり』なんていうけどほんとそうで、ヨシカ(松岡茉優)って間違っても『あたしコジらせちゃってー』なんていう根明なとこはない。上京組がタワーマンションで集まる夜。ベランダでイチと共通の趣味を見つけた時だけ早口になる。そう、ああいうトコなんだ、オタクっていうのは。マンガを描いてたあの時から何も変わってない、そう思わせた彼女は本当にすごい。
一般女性的なゼロ地点からは大きくかけ離れちゃってるって人、って何の説明セリフもなしで分かるもんな。

あとネットも頻繁に見てるけど、所謂ネットスラングとかは使わない人よ、ヨシカは。草生えるとか控えめに言ってとか絶対使わないと思う。(俺もこういうの大嫌い!!ファック!!)そういうネット上でのコミュニケーションもちょっとって感じでしょ。FBでニセアカウント作る知恵には驚いたけど。
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どこを切り取っても愛おしい場面ばっかだから、できればもう1回観て書きたい(笑)


そう、渡辺大知くんも良かったねー。あの犬感!!億円動かしてるとか言っちゃう軽いバカ感、同僚の女子から得た情報をなんのわるぎも伝えちゃうトロさ、ほんと好きだわー。タワーマンションに付いてくるとこは本気でイライラしたけどね。

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スマホとかSNSでコミュニケーション過多なのか、はたまた欠落してるのかよく分からない今の時代。寂しいけど面倒くさい、でもやっぱ居場所は欲しいのにプライバシーはしっかり守りたい。そんな優良物件みたいな難しい人が多いのも事実だけど、結局人間は人間にジンワリ沁みていたいんだ。ラストの付箋はそういう事すか大九監督??...なに?違うって?は?え?違うの?ファックファックファックファックファック!!!
(ちなみに会社の飲み会で席を外してヨシカがFUCKを連呼するんだけど、たぶん27回だと思うw 30は行ってないはず。DVD出たら検証して報告します。)

PS.名曲『アンモナイト』ダウンロードで良いので、ぜひ販売してください。控えめに言って最高すぎる名曲で、作詞が監督って神すぎて草生えるw



【2017ワースト映画大賞】

湯を沸かすほどの熱い愛
これは本当に酷かった。生涯ワースト級。虫唾2億リッターでた。この監督と俺は、これまで感じて来たものが決定的に全く違うと思う。そして今ある差は生きてる間どんどん広がっていく気がする。良い悪いって話ではないレベル。見始めて30分でもう吐くものないってぐらいゲボ出しつくしたし、1時間経つ頃には体中の穴から反吐が出た。まじ頭湧いてくるかと思った。だいたいあのお母さんにやたら人が寄ってくるんだけど、そもそもそれが分からない。どこにそんな魅力があるかね?【東京タワー】のオカンに人が集まるのは、そりゃーまー良くわかるけど。あとイジメを描くのなら、もっと真剣に誠意をもって向かい合わないとダメだ。酷いイジメっぽく撮ってはいるけど、イジメられてる子の裂けるような心の痛みが伝わらない。あれはイジメの被害者にも加害者にも伝わらないと思う。これで感動したとか言ってる多くの人が【ヒメアノ~ル】観たらどう思うんだろう。もう中野量太監督の作品は一生観ません。あ、役者さんはみんな良いです!!!


怒り
出たーヤンガスちゃんが嫌いなやつ(笑)これも監督とDNAレベルで感性が合わない。観てるこっちが怒っちゃう驚異のブーメラン映画
まぁ出だしのデッカイ血文字「怒」ね、ダッッッサ!!!勘弁してよ。そもそも血に見えないし、怒ってる奴が「怒」って書かねーよ。湯を沸かすほどの~でも教室で吐いちゃった女子を見て隣の男子が『先生!!牛乳です!!』って言わされてんだけど、どこの世界に吐瀉物の成分を言う奴いるんだよっていう。『先生!!ラーメンです!こいつ昨日飲みの帰りに大勝軒でシメるって言ってました』なら笑ってやったけど。
あと決定的にダメなのは殺人犯の指名手配写真ね。キーになる三人(松山ケンイチ、綾野剛、森山未來)をご丁寧に合成させてやんの。絶対誰にもわからないようにしてるセンスがマジ卍(笑)答えのないクイズ大会みたいな映画だった。


ギフテッド
これはワーストとはちょっと違うんだけど。。。鑑賞後ヤンガスで名付けたのは『でしょうね映画』。全部が想定内、だからオモしろくもないしツマんなくもない。これって実は最悪なんだなって改めて思った。【(500)日のサマー】では斬新な演出とアイデアで世界を魅了したマーク・ウェブ監督。これが本当に彼が撮りたかった作品だとはとても思えない。。。スパイダーマンを2作もやったから、色んなしがらみでも出来たのかな?
またいつか(500)日のサマーはまだまだ序章だったんだ!!って唸るような作品を届けてください。たぶん僕らはマーク・ウェブ、マシューボーン、ジョンカーニーって字が書いてあるだけでシッポ振ってついてっちゃうんで(笑)
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今年はもう少しブログ書こうと思います。
ま、僕としのっぴの交換日記だろって事ぐらい俺らが一番わかってるからもう言うな(涙)それ以上言うとマジ卍
モテそうでモテない方と、モテなそうでモテない方で頑張ります!!!では読んでくれてありがとう。



youngas sogawa





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# by youngas | 2018-01-14 00:17 | 俺アワード
2018年 01月 10日

俺アワード2017 SOGAWA編 ~映画TOP10~

【俺アワード2017 映画TOP10

この一年の大好きムービーを勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!


今年も旧作含め大好き映画TOP10+その他次点など+各賞をドバっと発表!!!


話題性や社会への貢献度、他人にどう見られるかっていうカッコつけ要素と戦いながら、背伸びなしのフリチン僕ちゃん(ファンジョンミン)で選べたぞ!


映画評論家の町山さんは『映画に順位をつけるのが嫌い』とかメンドクセー事を毎年言ってますが(笑)我々はゴリゴリに順位付け。

良いんです、単なる個人の好みなんで。

と言いつつ誰にも頼まれてないのに何時間もかけて毎年やってるので、誰かしらに何かしら届いたら嬉しいぞ!

そんな感じで今年も行ってみよ~~~ごめんくださいませ~~~。

(しのっぴ、また俺の方が遅くなってゴメン!でも待ち合わせは大体俺の方が早いから許せ!)


今年は1月から12月まで、年間通してコンスタントに観れた気がする。まぁパワー有りすぎ男児4歳&1歳がいるので、そこまでボコスカ観れないけど楽しい映画ライフだったぞ2017。


気持ちよい映画ライフだったのは『アメコミ&SFは観ない』って割り切れたことが大きかったな。ボコスカ観れないくせに話題作はチェックするオサセな俺は、あれこれ付き合いで(三角絞めさん風)手を出しちゃうトコあって。結局『やっぱアメコミだめだわ俺...』ってなる。ローガンもガーディアンズもダメだったから諦めつきました。

そしたら逆に精査されたのかストレスが減った。なんだこれ、断捨離ってスゲーな。

『それらのジャンルはゼッテー観ねーぞ!』って訳でもないので、今年のメッセージみたいに気になるものは観ていくぞ2018!でもスターウォーズとかパシフィックリムは観ねーぞ2018!って感じっす。



我々ヤンガスちゃん夫妻も今年でスウィート10!今年もケガと病気には気を付けます(中年期障害出気味)







第10位【サバイバルファミリー】

年末のタマフルを聴いて急いで観た結果、めちゃくちゃ好きだった。

矢口監督の前作【ウッジョブ!】も大好きだったけど、映画館で見た予告が『ウォーターボーイズ!スウィングガールズ!の矢口監督最新作~♪』っていうクソな感じだったから何となくサバイバルファミリーはスルー案件だった。(予告は今見てもナイわぁ~w)


テレビ局主導の時代劇コメディみたいな軽い作品と見下す事なかれ!!

ある意味では【アイ・アム・ア・ヒーロー】並みに怖い。。。ディザスター・パニックムービーとしてもシッカリ機能しつつ、ハゲネタなんかでもベタに笑わせてくれる非常にバランスの取れた1本!!!

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最近は身の回りでも地震が多いし、やりすぎ都市伝説では関に『氷河期が来る』だの『AIに乗っ取られる』だの脅され続けてるし、何かあったらどうしよう…なんて考える割には非常食とか用意しないし、家族で連絡取れる用の緊急災害用伝言板なんかも活用できてない意識低い系の俺。そして3.11が完全に過去の出来事になってしまった俺&世間様。
そんなヌルい層にもシッカリ届く作りに監督のセンスを感じた。

とことんビビらせたり、これでもかって勢いで問題提起してくるのは簡単なんだろうけどそれはしない。

誰でも頭では分かってるキングオブ正論みたいな事も言ってこない。

こんな感じで電気・電池を東京が失ったらこうなるだろうな・・・ヤだな・・・みんなどうするかな・・・ヤだな・・・みたいなアプローチ。そが妙に怖い。ていうかバッチリ恐ろしい。


駅のホームにパンパンの人があふれてるカットとかも3.11を想い出したし、高速道路を人がゾロゾロ歩いてるのも疲労からか生気がなくゾンビみたいにも見えて恐ろしかった。(また韓国で撮ったんでしょ?と思ったら国内らしい!すごっ!)

この手の作品なんて何だかんだ言っても商業的に成功させないと意味ない訳だから、どんな層にでも楽しんでもらえるように工夫されてる。そこが凄い。伝える部分はシッカリ伝えて、ふざける所はシッカリふざけて、悲しい所はシッカリ悲しい。

今の時代やガジェットを否定することなく、これからの人間や家族のありかたを指し示すようなラストに大満足!!!!!


映画とかアートとか音楽とかって、有事の際には真っ先に消される娯楽。有事をテーマに全年代に届かせ、製作委員会や上層部も納得させる娯楽作品を作るってメチャ大変そう。それを豪華すぎないキャストでシッカリ作った監督のセンスと努力に脱帽!!(脱ヅラ)







第9位【ザ・ギフト】

遠ーーくに居るのに『絶対おまえやんっ!なんかする奴やんっ!』ってオーラをまとった主人公ゴードン。遠くにいても怖い(遠いから怖いのか)って意味では【イットフォローズ】みたいに鳥肌立ったし、引っ越した先に超痛い隣人って意味では【クリーピー】へのアメリカからの模範解答だった。


まず登場人物が少なくてカメラの行動範囲が狭いのが最高!

そして運悪くハイスタが久々に出したアルバムとタイトルが丸被ってしまい、画像検索するとハイスタに占拠されてしまっているという悲しみ(笑)そんな運命も加味してのランクイン!

B級ド真ん中!低予算で地味ながら俺の秘宝的1本!!!引き出しの奥の小さな宝箱に入れときたい。

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アメリカ的な後ろからワッッ!てのもあり(ゼログラですらやってきたからね)、日本的なただそこに居てゾワァァみたいなのもあり、全く飽きなかった。
シンプルな話ながら展開は早い。過去の出来事を丁寧に見せてジワジワ詰めていくってよりは、パパッと現代の時系列で見せていく。重要なファクターながら過去の描写に関しては一切なし。(ヒメアノ~ルの学生時代みたいなあれ)

要は大人になったイジメられっ子がイジメっ子に復讐する話なんだけど、やっぱ大人になってもイジメっ子はイジメっ子のままでイジメられっ子はイジメられっ子。学生時代の忌まわしいヒエラルキーには逆らえない。ここが今作の最大の特徴じゃないかな?

復讐ものと言えばマッチョに魔改造した大人になったイジメられっ子がズドンザクッゴチンって銃や刃物を出して終い(しまい)や!!って話が多い中で、このゴードンはやっぱ静かで気弱な目をしてる。大人だからそれっぽく振る舞ってるけど、どこか自信なさそうにしてる。


長いこと積み重ねた怨み辛みをぶつけるも、やっぱ目の奥は優しい。殺しても殺しきれないほど怨んだ奴を目の前にしても、やっぱり水に流してあげたかった。そんな優しいけど暴発しそうな悲しい眼をしたゴードンはやったのか、やってないのか。否、挿れたのか?挿れてないのか?


ドントブリーズもそうだけど、これも前半と後半で味方する人が変わっちゃうやつ。あれ?結局どっちが悪くてどっちが可哀そうなんだ?って思ったりしながら観てると、常識人でメチャ優しくて当事者たちとは関係ない美人な奥さんが一番の被害者になっちゃう。間接的にカマすってのもフレッシュでした。



『お前は過去を忘れても、過去はお前を忘れない』



やっぱゴードンは挿(や)ってないですよ。最後にギプスを外すシーンで確信した。

ま、不法侵入はガシガシやってるけども(笑)






第8位【君が生きた証】

ホットケーキを裏返すようにガラっと印象が変わる大!ドン!デン!がえし!(タカさん)に、目と耳を疑いまくったこれ。

内容に触れられないのが歯がゆいから、とりあえず観てくださいオネシャス。

ぶっちゃけ表目線(被害者側)で観るか裏目線(加害者側)で観るかで印象も感想も全然違う、アメリカでしか産まれなかったであろうモラルも問われる問題作。完全に旧作ながら俺への求心力がハンパじゃなかったので文句なしのランクイン!!!


俺がロックバンドをずっと好きな理由が分かった気がした。自分好みのメロディが耳から入ってきて体中を駆け抜ける。

モミアゲのあたりに鳥肌が立って、ちょい目頭が熱くなって、喉の奥がクッとなる。初めて大好きなバンドとかお気に入りの曲を見つけた時の喜びに満ち満ちた生涯の1本!!!

R.I.Pアントン!!お前が生きた証は俺が一生見続けるぜ!!安らかに!!

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メチャクチャな親父のメチャクチャな話っていえばそれまでなんだけど、まー面白いのなんのっ!!

デスキャブとかウィルコの名前が出たり(この2バンドってホントにアメリカ人に愛されてるな)、ちょっと本物にも似てるピーチズって奴がステージに登場したり、部屋にはリップスとかソニックユースのポスターが貼られてたり、何なら本物のベン・クウェラー(写真左)がバンドメンバーだったりで、オッ!と思える小ネタを見れば信用できる監督ってのはすぐわかる。


そんなこっち側な監督が作った音楽が主人公の映画。まず曲が良くないと映画として成立しない作品なんだけど、これはバリバリに成立してる。シングストリート級に。すなわち曲がめっちゃくちゃ良い。映画のサントラとして及第点ってレベルじゃなく、普通にストロークスのNEWシングルですって言われても納得する仕上がり。

その曲がカッコ良ければカッコ良いほど悲しいし切ない。人気が出れば出るほど罪深い。もらったプレゼントを開けずに仕舞い込んでた息子よ、、、ヤンガスとサイゼリヤに良ければよかったかもな。


なにげにセレーナゴメスも出ててちょっぴりお得。あぁ今すぐにでもまた観たい(笑)






第7位【裏切りの街】

こいつがこいつを裏切って、そいつがそいつを裏切って、、、まさに裏切りのムカデ人間状態!え?ここってドブの中なの?(笑)

去年の【何者】も金字塔クラスの出来だった三浦大輔監督。ハズさない男だけど作品規模からしてセンターへのクリーンヒットぐらいかな?なんて思ってたら、いやいや全然場外ホームランでやんの!やっぱ彼の群像劇は最最最高!サイサイサイコ!

池松君のひっぱりダコっぷりを堂々と証明してる作品。こりゃ映画監督なら誰でも一緒に仕事したいわなー。


全部ジョーカーのトランプでババ抜きやってるみたいで逆に笑えてくる。

これ素でしょ?って言いたくなるほどの芝居を見せる池松壮亮。

寺島しのぶのBBA感には萎え~を禁じ得ないけど、リアル時間ある主婦ってあんな感じだよなって妙に納得。

ゲスを極めた痛快すぎる1本!!!

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池松君の『はい、ちょちょ、はいすいませ~ん、はい、ちょ、すいませ~ん』と言いながらキスするちゃらさ。そんなしたいか??(笑)クタクタのTシャツであれ、最低だけど最高。あの雑にグイッていく感じが、いかにも「出会い系で釣れたオバさんを下」に見ててだらしないし、ボール球だけどチョットいっとくかって感じが「まーお金も少し使ったし、手ぶらで帰るのもなんだから」臭がプンプンしててセコい。
そんなクズを心の底から軽蔑しきれないのは、ここにいる池松君が俺であり男達だから。こうはなりたくないんだが、完全に理解できるし心当たりしかないっていう(笑)
そんなクズヒモ男を養ってしまってる彼女(中村映里子)もまたまた最高で最低!一定数いますね~ダメ男が好きな女子。ダメ男のN極にだけ以上に反応しちゃうS極でもあるのかな。そんな養ってくれてる彼女にも、自分の立場が不利になるや否や舌鋒鋭く詰め寄るクズ池松。心当たりあるわ~(笑)
あの彼女、見てるこっちもすげーイライラしてくるw
んだけど流石に頑張ってオシャレした結果、ひどい野沢直子化してたのは可愛かった。
後半にかけて裏切りの渦が加速していって、膝カックンのコンボをかまされてるみたいでウラギリーズハイになった。ボーイズオンザライかよ。

なにげに名優駒木根さんも出てるし、音楽は銀杏ボーイズだしでちょっぴりお得。





第6位【ララランド】
世間では賛否が分かれてるらしいけど、否定してる人の言ってる意味が全く分からないほど目くらまし喰らった。そういうと映画IQの低さを露呈しちゃってるみたいで恥ずかしいけど、どんな正論や筋の通った理屈もキラキラの魔法でヘリクツに変えちゃうぐらい多幸感にあふれた時間だった。

これをレイトショーで観た俺グッジョブ!!駐車場への道も、見慣れたマイカー(古い軽)も、さびれた国道も、よくある街灯も、目に映るすべてをキラキラにしてくれた夢見心地な1本!!!
幼稚な二人、君たちだけで世界は回ってないんだぞ!まぁまぁ皆まで言うな。それを稚拙美と呼ぶんだぜ!!
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美しい映像と綺麗な原色・すばらしい音楽の乱れ撃ちに感受性の器から色々びちゃびちゃこぼれた。

それもオープニングで即こぼれ始めて、音楽に合わせて『バンッッ!!』って出てくるタイトルでどっばぁーんと綺麗に決壊。
そこのバンッッ!!が催眠術師が目の前で指を鳴らす瞬間みたいに魔法スタートだったのかも。
次のクラクションからは夢の世界だった

『あなたの指は、もうくっついて離れないゼッタイ離れない。固く固く接着されました。3.2.1.パチン!』って言われても『は?ん?ソッコー離れますけど何言ってんのオッサン。鼻ホジホジ』みたいな感じだった方はここ読み飛ばしてもらってですね、、、(笑)

俺は映画館のベロアみたいな椅子が大好き。そこにざっばーんって座る。座ったら2時間、日常のクサクサと距離が置きたい。
100人100通りの好みがあるけど、映画には最低限そこのミッション(クサクサとの離別)はクリアしてほしい。あまりにも没入できずに『あ、明日あれ発注しなきゃな』みたいなのは勘弁してほしい(お前だぞバンコクナイツ笑)。

そういう意味で軽々とそのミッションをクリアしたセブとミアがやっぱ大好き。

休日のサービスデイでもガラガラな事が珍しくない昨今の洋画スクリーン。
そんな中で『ひさびさ映画館に行った』『TSUTAYAでDVDをレンタルした』『サントラ予約した』『ゴズリンの過去作観たくなった』なんて声を多く聞いた気がしたし、テレビCMでも大勢で踊ってキメる明らかなフォロワー(今のソフトバンクも絶対そう)もたくさん見かけた。世界中に魔法をかけてくれたんだな。なんか久々に堂々と日本のお茶の間まで入ってきた洋画だった気がする!






第5位【コクソン(哭声)】
今年は久々に韓国の良作が大津波のように押し寄せましたね!!!
アシュラ、お嬢さん、新感染、トンネル、善悪の刃、ザ・ネットなどなど。今年はオールタイムベストに入れたいほど好きなシバラマ映画だらけだったけど、そのなかでもコクソンのカロリーは頭ひとつ抜けてた!!!

圧倒的にどうかしてる。こっちの完全な理解を拒むような難解さ。いや、完全な答えなんかなくて良い、感じながら考え、考えながら感じる、あなたも國村隼&ファン・ジョンミン&クァク・ドウォンとの4Pを!!!マッコリを一升瓶ごと鼻から注入されるような、神と悪魔に認められたドラッギーな1本!!!
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レイトショーで観終わった後は体ポカポカ、頭から湯気が昇っちゃってる状態で出てきたデトックス効果すら望める怪作。
途中の祈祷シーンは完全にキマッてる奴らのレイヴだった。映画館の大きな音で聴かされると、普通に踊りたくなるトライバルビート。あれで踊れて汗かけたら更にデトックス(笑)
あのファン・ジョンミン、どっかのバンマスみたいでかっこよかった。

哭声(こくせい)って書くように、登場人物たちの断末魔のごとき絶叫の数々。主人公ジョングが怒り狂う叫び、ジョングの娘が悪魔に憑依されたかのように泣きわめく叫び、通訳さんが猛犬に襲われる叫び、悪なのか善なのかも曖昧な祈祷師の叫び。。。そのどれもがショッキング。耳からも存分にホラーを感じた。普通に山でゾンビ化した村人が襲ってくるの怖かったし、赤目の國村隼もゾワゾワしたから目からもモチロンびびり倒した。

小さな村に一人だけ日本人を配置した巧妙さ。たぶん日本人以外だと、国民感情的に物足りないんだと思う。そこのエッジがあるからこそ、群集心理の恐ろしさが出てたし人種問題のメタファーとしてもキッチリ成立してたんだと思う。

韓国映画といえば金属のハシでの食事シーンが鉄板だけど、あれ奥歯にかぶせてる銀歯がしんしんするからそろそろ勘弁してほしいしん(笑)





第4位【スウィート17モンスター】
きゃーーー何これ!ありえないぐらい面白いんですけど!今年1番ヤンガスっぽい!!
PKさん(プチ鹿島さん)が『10代は恥ずかしい』って何かで言ってたけど、ほんとそう思う。でもその恥ずかしさって、その年代限定の輝きでもあり可愛らしさなんだよね。

関心事が身の回り半径5メートル!その範囲とスマホの中で起こる事にのみ頭を抱える、近視眼的な苦悩と喜び。

そうそう、こういう映画が観たいんだ俺は。ヤンガスが光を当てないで誰が当てる!!!!!

元少年&元少女は見えにくくなってきた眼をカッぴらいて観るべし!!!とにかく気持ちよくてチャーミングな1本!!!

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ゆるく小さな起承転結しかないし、特に学ぶこともないかもしれない。考えさせられる事も…たぶんない。社会に貢献するなにかもないと思う。だけど絶対に必要なんだよね、こういう作品。たまらなく愛おしいとしか言いようがない。


あれは小6だったと思うけど、早熟気味だった俺は同じくマセガキだったシンゴとちょこちょこWデートしてた。デートっつっても4人で小学校の裏の森に行くだけなんだけど。それでも森に行く前には二人で風呂に入って、バクチクを聴きながらドライヤーとムースでスポ刈りをセットしてた。行き道にはスーパーで安物コロン(ギャッツビー)のサンプルを吹き付けたりして。

そんなんだから、主人公ネイディーンが着ていく服を選ぶとことか風呂場でムダ毛処理してるとことか可愛すぎて泣けた。できるだけ清楚な服選んでんのとか最高じゃん。


色々あって辛い1日を乗り越えた清々しい翌日は、とびっきり美人になってて椅子から転げ落ちるほどビックリ。

自分の未来を期待できてる目をしてた。ラストカットなんて全盛期の瀬戸朝香を凌ぐ美しさに感動すら覚えた。少女から大人の女性になった瞬間(エッジ)を最高の形でとらえてる。



そしてまー周囲を固める仲間もナイスキャラ揃い。

アメリカのティーンドラマに出てくる手本みたいな親友、片思いしてるデインデハーンのB面みたいな男子、いかにもスクールカースト上位のお兄ちゃん(きんにくバカ)、導火線短めYOUのB面みたいなお母さん、ナチュラルボーンキラーな優しい先生、いつもカマってくれるアジア系ぼっちゃん。どいつもこいつも最高かよ。


そして主演のヘイリースタンフィールド!!そのオルタナでエモくてモサい雰囲気は、10年前のエレンペイジ!

【はじまりのうた】でもラモーンズばりのダウンピッキングを見せてヤンガスちゃんを失禁させた彼女。


今1番ウィーザーのファーストを持たせて画になる女優さんなのは間違いないでしょう。


彼女とカラオケ行って一緒にバディホリーを歌えたら死んでもいい。






第3位【わたしは、ダニエルブレイク】
我慢ならん時に『あぁ!もう我慢ならん!!』って叫びながら立ち上がれる頑固ジジイの愛と尊厳の物語。超怒りっぽいし口も悪い。ダニエルが同じ職場だったら、絶対陰口たたきながら老害扱いする自信ある(笑)でも間違ったことは言ってない。
そんな老害ジジイの優しいことよ。会社のおじいちゃんにも明日からもっと優しくしよ!

媚びないい、ブレない、ゴマすらない。ズッシリ重く1ミリたりとも揺るがない、フガジのごとき硬派で渋いハーコームービー!
人間としての尊厳を守ることにこだわり続けた結末。
鑑賞後、何分かはソファーから立ち上がれない級の破壊力にぶっ飛んだ。ボディにドスンとくる誠実すぎる1本!!!
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嘘か本当か分からないけど、イギリスの労働党首がメイ首相に「ダニエルブレイクを観ろ」って言ったとか。どんなに真面目に納税しても、どんなに誠実に生活しても追い風に乗れないとドン詰まっちゃう低所得者層。さきの逸話が本当であれ嘘であれ、ドン詰まっちゃってるイギリスの曇天は困ってる人たちに光を届けてくれない。

困っている人に手を差し伸べても、隣人にやさしくしても、国はそんなもの見てくれない。。。


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ハローワークみたいなトコで職員とバトるも、真っ当なルールという正論と公務然とした冷ややかな職員の対応に100-0で完敗それも連敗。あらかじめ持参したスプレー缶で、バンクシーもビックリなどでかいダギングで応戦www応用の利かない制度ごと塗りつぶす、魂のメッセージに町行く市民もサムズアップ!

めちゃめちゃ讃えてくるオッサン(写真右)にもゲラゲラ笑わされた。あいつ目立ちすぎやろ(笑)

当たり前に連行された後はこっぴどく絞られたのか、シュンとして出てくるダニエルの姿に萌えた。


いや~しかし戦わなきゃならないものが多すぎるぞ不景気よ。

大工一筋40年、心臓を悪くして一線を離れてからはなかなか元のレールに戻れない。

救済措置なのか妨害なのか分からない役所のルールや規則と戦い、役所仕事の冷たい対応とも戦い。なんならガタがくる体や心、容赦なく追い込んでくる時間とも戦わなきゃいけない。


そしてロンドンから弾きだされるように引っ越してきた母子家庭のモーガン一家。この一家も逆風を遮るものがなく転がり落ちて行く。その描写が痛いのなんの。。。配給所でのシーンなんかはほんと直視できなかった。先進国って呼ばれる場所でこの格差。子供を育えるには犯罪を犯すか、性を売るしかないよなぁ。

『子供たちに申し訳なくて。。。』自分だけなら何でもいいけど、子供に何を提供してやれるかは親次第だもんな。

ダニエルとモーガン一家が支えあいながら戦う姿を、死ぬまでには必ず観て締め付けられるべし!!!


『人生には追い風が必要だろ?』






第2位【パーティで女の子に話しかけるには】

日本語タイトル&ポスターイメージと内容のギャップがデカ過ぎる気がする(笑)

どういう邦題でどういうアートワークだったら良かったの?って聞かれても困るけど、この感じのポスターとタイトルだけ見て【500日のサマー】とか【ララランド】が好きな人が来たら目玉飛び出ると思う。


そのオシャレで洗練された見た目とは裏腹に「現在の世界情勢(主にアメリカ、いやほぼアメリカ)に対する鋭く尖った警鐘」と「ゲロとツバと涙にまみれた純愛」をガブリと呑み込むメタファーの数々。

今年唯一、うれし涙を搾り取られそうになった最高すぎる俺の1本!!!

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何を隠そう高円寺のクラブイベント(パーティ)でわたくしから話しかけて射止めたのが現在の妻なのです。パーティで女の子に話しかける方法は知っているつもりなので、そもそも『この映画に教わることないな』『童貞がウジウジしてるオタク映画だろ?』ぐらいに軽く下に見つつニヤニヤ気味で見始めたんだけど、ダムドバックのせわしないオープニングを見た時点でそんなキモうすら笑いの俺はビンタ2~30発喰らってリモコンで殴られて流血した。
SFなの?ミュージカルなの?音楽ものなの?普通に立ち尽くした(座ってるけど)

話全体もちろん好きなんだけど、漫画の1コマを愛するように好きなシーンが多すぎた。
『規則ばっかりでウンザリ!』とコロニーを飛び出して自分の洋服をハサミ切り刻みながらエンに『Do more punk to me』(もっとパンクして)とお願いするあそこ。イイ!

今思えば何てことない規則も、中学とか高校の時ってとにかく気に入らなかった。社会に出ても、、、いや恥ずかしながら今もそうだ。ここにいるザンは異星人だから知らないけど、そんな『ウンザリだ!気に入らない!』をぶつけるのが地球ではパンクだ。
銀杏ボーイズの峯田は中学生の時に自宅裏の竹林で夜な夜なバットを振り回してたって銀杏ショックか何かに書いてあった気がする。峯田のバットはザンのハサミだ。何かをブツけたい時にパンクが迎えに来た。世界中のパンクスはきっとそうだ。

そんな反抗心をぶつけるべく叫んでたライブシーンも良かった!お姉ちゃんダコタファニングが熱演した『ザ・ランナウェイズ』も参考にしたかな?(チェリーボムと比べるのは酷だけど)曲自体はそんなに好きじゃなかったけど、熱々の初期衝動・破壊衝動がパックされてて気持ち良かった。
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あとはエイフェックスツインのMVに出てきそうな荒廃したデカい団地。そのロケーション自体も良かったけど、二人の想いがたかぶっていくスピード感が好きだった。イギリスっぽい曇天と灰色の団地、その寂しげな暗い背景もキャンバスとして素晴らしかった。ホッペをベロンチョ舐めるとこは吐きそうになったけど(笑)

そしてぶっちぎり今年のベストエンディングだったラスト。
全くパンクを通ってこなかった人は『xが付くスージー』『ディーディー』なんて言われてもピンと来ないかもしれないけど(そんなつまらない事は知らなくてOK!)それ無しにしたって子孫を送り込むって事は、地球での二人での時間も、ザンの選択も間違いじゃなかったって言ってるようなもんだ。全肯定!!オールオッケー!!涙ばっしゃー!!
ノーフューチャーな恋心が最高の形で結実した締め。

去年のクリスマスは【14の夜】でヤンガス揃ってクソすべったけど、今年はディズニーランドまで二人そろって観に行って本当によかった。リベンジにも成功したぜ!





第1位【マンチェスターバイザシー】
2017年そんなに沢山は観れてないけど、一番刺さった映画はこれ!マンシー!!
生と死の物語。
この題材をこう描くか!製作陣の手腕にただただ唸った1本!!!!!
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ある『ものすごく悲しい出来事』が主人公リーチャンドラーを襲う物語。それが超ド級の重い十字架で、考え得る限り最上級にキツい運命。残りの人生どーせいっつうの。。。『だめだ、乗り越えられない』ってハッキリ言葉にしているように、上映時間中たぶん1ミリも癒えていない。すぐにでも向こう側に行きたい眼をしてる。

誰かに出会って前向きになるとか、何かのキッカケで明るくこれからの人生を見つめ直そうみたいな話じゃない。かといって誰かの生や死をドラスティックに描いたり、同情を誘って観客から涙を搾り取ろうとも一切しない。

ただ無理。ほんとひたすら無理。それも仕方ないこと。そう言ってるよう。『心が壊れた』そのセリフが全て。
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物語の終盤、元奥さんにできた赤ちゃんに会う。涙ながらに謝罪される。甥との未来をボール遊びしながら話す。一緒に釣りをする。

これまでは大雪で寒々しい街。大風で荒れた海。冷えきった世界を見せられてきたのに、この終盤はどこか穏やかな雰囲気が全体を包む。人間には与えられた持ち時間内ではどうしても解決できない、深い悲しみと自責の念があるらしい。

ただ同時に、僅かながら希望の光も必ずさすよ。。。と囁いてるみたい。

作品全体のボリュームに対して、その『悲しすぎる、ある事実』を描いてる時間は驚くほど少ない。
なんなら甥っ子のイチャイチャの方が多いぐらい。でも観終わるとドーンと重くのしかかる後味。それもこれも主演ケイシーアフレックの存在感と寒々しい空気感、それと程よい長回しを交えたカメラワークによるもの。方々で言われてることをあえてなぞらなくても良いけど、ケイシーの芝居が本当に凄い。瞬きの回数、眼球の動かし方、首のもたげ方、そのどれもが素晴らしい。

今年一番深く刺さって、いつまでも抜けなかった。
マンチェスターバイザシー、町の名前をそのままタイトルにしてるとこも改めて泣けてくる。





1位:マンチェスターバイザシー
2位:パーティで女の子に話しかけるには
3位:わたしは、ダニエルブレイク
4位:スウィート17モンスター
5位:コクソン
6位:ララランド
7位:裏切りの街
8位:君が生きた証
9位:ザ・ギフト
10位:サバイバルファミリー


では続きは後編で!!



youngas sogawa


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# by youngas | 2018-01-10 23:29 | 俺アワード
2018年 01月 07日

俺アワード2017〜SHINODA後編〜

(続き)



【次点のコーナー】

ベスト10には入らなかったものの、シノダが2017年に愛した映画を一気にご紹介!

主にシノダツイッターから引用した一言寸評付きです。


『淵に立つ』

最っ高ッ!映画界における浅野忠信の異物感がそのままこの映画のインモラルな魅力に繋がってて、後半全く登場しないのに後半の方が浅野忠信存在感増し増し。古舘筒井の丁度いい疲弊感も良いし太賀の真っ直ぐな眼力も◎。これぞ厭な映画の新たな傑作。是非とも『無垢の祈り』と同時上映を!


『ヘドローバ』

ヤバッ!超楽しっ!iPhoneで撮影したという手軽さとお得意のヤンキー抗争に宗教にモンスターに包茎チ○コまで!()映画っていつのまにか高尚な顔してるけどそもそもただの娯楽だったんだよなってことを思い出させるバカみたいな傑作。


『ベイビー・ドライバー』

こりゃ~ウケるわ。音楽好きも刺激しながら、カーアクションもぬかりなしでデートムービーとして完璧。でも何よりもデボラのキュートさが失禁クラス!あの娘が待っててくれんならそらームショ耐えれるわ。ちなみにBABYがガリットチュウ福島に見えて仕方ありませんでした()


SHARING

どこがどうヤバくて問題作だったのか、説明するのは難しいしむしろ羅列していくことしか出来ない。で、一日中あのシーンとあのシーンとってパズルをしてたけどやっぱりわからなかった。このモヤつきがリピーターを呼んでる理由だと思う。間違いなく言えるのは超面白いということ!


『スウィート17モンスター』

超愛しい一本に出会っちゃった!もうネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)がずーっと可愛くて可愛くてたまんない!よくあるティーンムービーではあるんだけど、先生との関係性とかめちゃいいよなぁ。アメリカ青春映画の金字塔『バス男』へのオマージュも忘れてないし『ゴーストワールド』のヒリヒリも『ジュノ』とか『ローラーガールズ・ダイアリー』的エレン・ペイジライクな笑いもある。嫌いなシーンが1シーンもなくて続けて2回見ました。あー劇場で見るべきだった!ちゃんと笑えるししっかり泣ける。傑作だと思います。


『退屈な日々にさようならを』

わわ!思いがけず涙!主にダメな男女の片想いの交差を独特な長回しで見せてきた天才の会話劇の向こう側=すなわち死に挑んだ作品なのに重くならないとこが今泉節。現実とも妄想ともつかないシーンが多いけどその委ね方にも愛がある。140分あっというまなのも凄いなー。


『ナイスガイズ!』

新しいゴズリンが見れちゃうし、超楽しくて応援上映並みに手叩いて笑った!娘ちゃん(アンガーリー・ライス)可愛すぎた!


『オーバー・フェンス』

少し歪(いびつ)だけど愛されたい人達のそれぞれの求愛の映画。オダギリが好演だが壊れたキャバ嬢役の蒼井優が強烈な後味。松田翔太を始め訓練校のメンバーもみんな完璧。それにしてもタイトルの深さよ。ラストカットでボロ泣き!山下敦弘まだまだヤベーな。参りました。


『ザ・ギフト』

勝手な想像で玄関に置かれたサイコパスからの贈り物がどんどんヤバくなっていく話かと思ってたけど、理由も目的もしっかりとしてるかなりシリアスな復讐譚でビックリ。このタイトルの意味が静かに浮かび上がるラストにゾゾゾ。


『エブリバディ・ウォンツ・サム‼︎ 世界はボクらの手の中に』

女も酒も覚えて一番粋がってる時期の自分を見てるようでだいぶイタイんだけど超超超大好き。 何も起こらなくて退屈とか途中で飽きちゃったって意見はわかるけどそれでも愛すべきダメなヤツなんで愛してやってってお節介したくなる感じの映画()


『ワンダーウーマン』

ガルガドットガルガドットガルガドット!!!とにかくガルちゃんの色んな表情を大スクリーンで堪能ってだけで「どうぞ、1800円お納めください」な至福の時間。この人CGみたいな綺麗さなのにのんちゃん同様見てて全く飽きない奇跡の顔!あー可愛かった!(ガルちゃんの活躍ちょい少なめの『ジャスティス・リーグ』はMX4Dで見て単純に疲れました…)


『薄氷の殺人』

ものスんゲー好き!描かれる中国の闇!闇!闇!どこまでいっても漆黒の闇!凍てつくような寒い風景と変なダンスと齧り付くスイカと飲茶、そして白昼の花火。もう全シーン猛烈に好み!


『サウルの息子』

主人公サウルの肩越しに憑依した霊的目線のその先々でショッキングな光景が延々と続くのでとにかく観終わってグッタリ。ホロコーストものとして新たな金字塔と呼ばざるを得ないまさに体験型拷問映画。ゾンダーコマンド以上に辛い仕事はこの世にないので自分の悩みの小ささに笑いすら。


『ケンとカズ』

ヒリヒリヒリヒリ。『キッズリターン』のバディ感と『息もできない』の切迫感に通じる千葉(浦安市川船橋界隈)産ノワールの名作だわこりゃ。タイトルダサイと思うなかれ。観終わってこのタイトル以外ないと絶対思うから。本当に怒ってもないのに『怒り』と名乗る映画よりよっぽど誠実。


『ハードコア』

楽しっ!ゼログラみたく完全にアトラクションなんで映画としてどうかとかはさておいて全編一人称視点で人殺しまくる96分なんて最高でしかないやん!でも当然観終わってグッタリですけど()赤い画面でムチャかっこいいオープニングと大好物ヘイリー・ベネットも無駄にエロくてよし。


『わたしは、ダニエル・ブレイク』

ドッス~ン。名匠ケン・ローチが80になっても英国の福祉制度の煩雑さと妻を愛し隣人を愛しひたすら真面目に生きてきた男も国によって殺されることを訴えることの重みよ!ラストのグラフィティとスピーチで号泣。観なきゃダメ!


『君が生きた証』

中盤に急に訪れる「えー!どんでん返しってそういうことなの!」とツッコまざるをえない、まさしくラダーレス(原題)な展開に口アングリながらも、最後の曲がじんじん傷跡に沁みまくり。それだけにただの感動作と言い切ってはいけない話し合う余地のたくさんある一本。故アントンもいい仕事。


T2/トレインスポッティング』

想像以上!全然最高!結局この映画はDNAレベルであの時から自分の体内にいたんだということを実感。「未来を選べ」なかったおっさん達の、時を経ても超~クズな現在の姿はドイヒーなんだけど涙ちょちょぎれ。ただリアルタイムで1観てない世代にどう届くのか心配。


『ネオン・デーモン』

どこを切り刻んでも変態が漏れてきちゃうデルモびんびん物語!全編を不穏に覆うクリフ・マルティネスの電子音楽もいいし、ジョン・ウィックがいるモーテルの佇まいに何と言ってもエル・ファニング嬢のド綺麗さ!どんどんハリウッドが遠ざかってくけど()やっぱりレフンが好き!(旧作も観まくったけど『プッシャー3』が最高でした)


20センチュリー・ウーマン』

スケボーで少年が走ってくとこのマイク・ミルズらしさよ!とにかくエル・ファニングが今何やらせてもキラキラしてて眩しい。まぁ、パンクキッズ出身から言わせてもらうと、トーキングヘッズなんてアート野郎の聴くやつですけどね() 最高でした!


『メッセージ』

ヨハン・ヨハンソンの『ボーダーライン』でもあったあの不穏なブーンて音がまた沢山聴けるだけでいいね!感動作って括りじゃ浅い気もするなかなかに深い、文字通りメッセージがたくさん詰まったヴィルヌーヴ版未知との遭遇てな感じ。


IT/イット~それが見えたら、終わり。~』

やっぱすっきゃねん、暗黒のスタンドバイミー!

ペニーワイズの造形が1990年のドラマ版の方が圧倒的に好み問題はあるものの、ドラマ版よりもじっくりと丁寧に積み重ねられた恐怖描写がこの物語が長く愛されてる理由をゾクゾクしながら教えてくれる。しかし「ん?少年少女時代だけで終わり?」と思ったラストのラストに出てくる「PART1」の文字には「そこ何で隠してたんや!」とツッコミいれること間違いなし()


『パーティで女の子に話しかけるには』

ヤンガス案件として二人でクリスマスムードのシネマイクスピアリに観に行ってどう考えてもそっちのカップルにしか見えなかったであろう状況下で鑑賞。相方SOGAWAのテンションに対して最初は「う~む」と唸ってたけど、日が経つにつれて「あ。やっぱり良かったなーあのシーンとかこのシーンとか」と徐々に評価が上がった不思議な一本。恐らくタイトルが野暮った過ぎてスルーされてる感強し。『ゲボキッス』にすべき!←もっと観ねーか。そしてこれもエル・ファニング!俺アワシノダ2017女優賞は君だ!


『ジョン・ウィック:チャプター2

犬を愛する殺し屋ジョンの1以上に狂った世界観がたまんなかったこの続編。いよいよ世界中が敵になったラストで、3を想像するだけで頭クラクラ!ずーっと観てたいわー!


『アトミック・ブロンド』

セロン姉さん体張りすぎッス()キアヌもトムもだけど、もはやスターという看板に胡座をかく時代は終わったの?ってぐらいスンゴイアクションをご本人がやっててこりゃー杉作氏の熱も頷けるわ。ただ、話が複雑でちょっと邪魔になるし、過剰なPOP感も鼻につくと言えばつくかも。




【特別賞のコーナー】

今回、ベスト10と大量の次点を発表しましたが、今のテンションなら1位にしてもいい作品に2018年の元日(恒例になってきた(高齢にもなってきた)ヤンガス二人で行った錦糸町楽天地シネマにて)に出会ってしまい、いやー次点のとこの寸評でとりあえず片付けようと思っていましたが、どうしても抑えきれず、ここは特別賞(宇多丸で言うところのチャンピオン枠)を誠に勝手ながら急遽ぶち込まさせて頂きますことを今回のみ(かどうかはわからないけど)お許しください。


『勝手にふるえてろ』

"松岡茉優満を持しての初主演作にして大名作爆誕!!40おじさん二人がまさしく勝手にふるえた、この映画の持つ磁力とは???"

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FUCKFUCKFUCK(最高最高最高と同義)!!!(:劇中ヒロインヨシカが連呼するのはそのままの意味)

脳内片思いvsリアル恋愛だの、こじらせ女子ラブコメだの、いつもなら鼻クソほじって中指立ててスルーな題材なのに観終わってそそくさとパンフレットを並んで買うSOGAWAと俺()観終わってすぐに10コ星中何点かって言い合いするんだけど(改めて書き出すと仲良すぎて気持ち悪いな)二人揃って「8」!!しかも二人とも10にのし上がる可能性が限りなくありうる8!!何と言ってもその一番の理由は松岡茉優!無茶苦茶可愛いのに地味なモテないこじらせ女子にちゃんと見えるし、言ってることとか行動とか最悪なのにずーっと愛しいという謎!それはほぼ彼女の表現力と演技力の賜物なのであって彼女じゃなかったら観てられなかったかもしれない。(実際、次点にあげた『オーバー・フェンス』の蒼井優もキ○ガイ女役だったけど、ムカついたもんな、普通に()あと『少年メリケンサック』の宮崎あおいも全然面白くなくて腹立った←ヤンガスブログ参照)

つまりコメディエンヌになれる人なれない人って確実にいて松岡茉優は完全になれる人ってことなんだと思う。(最近だと清水富美加もそうだったんだけど残念)

で、脳内片思い中の彼女が自問自答を繰り返す姿をあんな斬新なやり方で見せてくれたのは楽しかったし、後半唐突に歌い出す(監督作詞の「アンモナイト」!これも名曲!)のとかも全くウザくなかった!全然楽しい!可愛い!とすんなり受け入れられたんですよね。やっぱり、お話を2時間なり見る上で主人公に感情移入できるかって絶対大事でヨシカはその点100でのめり込めたというか。

あと、片思いの相手のイチ(北村匠海)もクールで良かったんだけど、二を演じた渡辺大知が本当最高。まぁ、彼は『色即ぜねれいしょん』とかでも最高だったんですけど、ヨシカを思う目線がずーっと優しくてねー。だから相方隣にいなかったら号泣もののラストとか、見事でしたよね、切れ味。今回初めて見た大九明子作品ですけど、頑張って全部見ようと思います。ガッキーの『恋するマドリ』あたりから。大九監督の脚本と演出力も確かだったと思うので。

まぁ、あっけらかんと明るい奴より、鬱屈した暗い奴の方が100倍共感出来るんで、ヨシカに対して年齢と性別を超えてドップリ共感しちゃったってことですね。要するに。

日本映画まだまだ舐めんな!と、胸を張っていい一本だと思います。今回は特別賞ですが今後も度々見返しそうなんでオールタイムベストに入りそうな予感。


ていうかヤンガスそろそろ絶滅すべきでしょうか?



【総括とワースト】

今年は何と言っても韓国映画の123位独占でしょう。いやーマジでヤバイ3本でした。韓国映画って精神的にクるものが多いんで体調悪い時に見たくないんですけど、2017はそんなに体調も良くなく、ましてや厄年だったんでだいぶ私生活も最悪だったんですけど、そんな時だからこそ引き寄せたんですかねー。この3本を。いろんな意味でトラウマ映画となりました。

そして2016年の邦画大豊作に対して今年は特別賞はおいといてベスト10では2本だけだったんで、今年はイチオシの小林勇貴監督(『全員死刑』イマイチだったなー)はじめ、もっと頑張って欲しいと思います。日本映画が元気じゃなくちゃこの世界は終わりですから!というわけで、2018年もゲロ楽しみにしてます!



さて、今年も恒例のワーストを3本紹介。

ココが楽しみという悪い人たちもおりますので()


『怒り』

そもそも怒りって何に対して誰が怒ってんの?って根本的にそこがわからないんですけど()

わからない俺がアホなんでしょうか?

三人のうち誰が犯人だろうと「もうええて」って途中で飽きちゃってるから、そこからがマジで地獄。広瀬すずちゃんがレイプされるシーンとかホントに嫌悪感しかない無駄無駄無駄100乗のクソクソクソ100億乗シーン!ことあるごとに役者がビービービービー泣きすぎなのも不快!マジでやかましかったわ。

ひさびさに見てるこっちが怒りで震えたポンコツ日本映画!こんなもんシネコンでやって「満足度80点」とか言ってるバカがいるから日本映画のレベルがなかなか上がらねーんだよ!エセヒューマンと糞ラブコメばっかりで。

ていうか「オールスターで描く!」とかうっせーんだよ!「オールスターに頼った!」って書け!

「最後まで犯人がわからない」とかそりゃそうでしょうね!ご丁寧にわからないようにしてんだから!こちとらその手前でとっくに飽きとんねん!アホが!

ラストの広瀬すずちゃんぐらい見終わって泣き叫びたいのこっちだから!

これ良いって言ってる奴しばいてやるから前出てこいよ!


『フリー・ファイヤー』

これに関しては期待値の問題なんで自己責任もあるんですけど、銃撃戦だけで一本はやっぱり辛い。それと何らかのオチというかカタルシスがないとキツイ。あと暗すぎて誰が誰とやり合ってんのかわかんない。はっきり言って超駄作だと思います。

『レザボア・ドッグス』と並ぶ密室銃撃戦と評したお前、レザボア見たことあんのか?

これ良いって言ってる奴撃ち殺すから前出てこいよ!


『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』

わー、ついに出ちゃった!ダメな大根監督作が。大根仁に絶大な信頼を寄せていた俺でもコレは全然ダメ!ていうか渋谷直角の原作が面白すぎるっていうのもあるけどさー。(『全員死刑』も原作が最高過ぎて映画がスベってるようにしかみえない)

にしても、水原希子が全然かわいくないんだよね。水原希子嫌いじゃないんだけど、嫌な女にしか見えないの。出会う男すべて狂わせる設定だから、水原希子が可愛くなきゃ終わりでしょ?

それと奥田民生に憧れて業界に飛び込むってのも、2017に公開するなら多少のアップデートが必要だったかなーと。

ちょっと古いよね。民生のことはそりゃー俺も大好きだし、神の一人だけど、民生をアイデンティティにしてる編集者って20年前のマガジンハウスでしょ?relaxでしょ、要するに。いやー古いよね。だから若い客はポッカーンで、一番若い妻夫木聡だってもう37歳とかで、あと松尾スズキとリリーフランキーで水原希子を取り合う話のどこに感情を持ってけばいいのか正直全くわかんないよね?()

だからおっさんが「おっさん達が女を取り合うって話」を「おっさん達が喜ぶように」撮ったってだけの映画で、おっさんの俺ですら見てて恥ずかしかったよ()

少なくとも渋谷直角の原作はソレ込みで笑うっていう作り方(その時オシャレだと思ってた自分ごと笑うリストカット的自嘲)だったけど、ソレをそのままやっても、ただの失笑で終わっちゃうんだよね。

いやー難しいなー映画って。

とりあえずこれ良いって言ってる奴気ィ狂うぐらいタコ殴りしてやるから前出てこいよ!


あースッキリした!


あ。あと『スターウォーズ/最後のジェダイ』も「別に」(©︎沢尻エリカ)って感じでした。

ま、いっか!


というわけで2018年もいい映画に出会えますように!!!



それでは映画部門がいつも以上に白熱しましたので、2018年も女子部門のみ更新します!


〈女子部門〉

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では2018年もヤンガスちゃんを一つよしなに!


YOUNGAS SHINODA


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# by youngas | 2018-01-07 00:38 | 俺アワード
2018年 01月 07日

俺アワード2017〜SHINODA前編〜

【俺アワード2017

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!(とか言いながら2016から映画と女子のみ!)


今回で何と俺アワ9年目!youngas結成は2018年で10周年!活動といえばTwitterでのじゃれ合いと俺アワのみになってきた感、非常に強めではありますが2018年はなんかやるかもよ!(2017年はほとんどの人がめんどくさくて途中で読むのを止めたヤンガス10周年記念小説「仏滅町ネオンライツ」もあったんだけどね。あ、うん。もう忘れてるよね?知ってる!もう何も言わないで!泣)


というわけでyoungasの糞重い腰が2018年はついに上がるのか、お見逃しなく!(201740sBOYSに揃ってなりましたので、リアルギックリ腰で上がらない可能性あり)



ちなみに2017年にシノダが見聞き読みしたものなので発表やリリースが2017年じゃないものもあり馬富士!貴ノ岩バックリ!貴乃花親方無表情!



〈映画部門〉

2017強烈な俺映画が多く、その洗礼をずーーーっと放射能の如く浴び続けていたような一年でした。(例えが悪い)

そして寝る間も惜しんで何かしら毎日見てるような状況で寝不足には苦しまされたものの、ここ数年で一番映画を見た年となりました。あーアレ見逃したなーとか見ときゃ良かったなーとか毎年末、10本以上はあるんですが、201723本だったのでわりかし観たいものは観れた気がします。(いや、56本はあるかな?ん。もっとあるかも)



というワケで今回もこのハゲ~~~!的言いたいこと全部言う道に基づき、ベスト10圏外の次点もいっぱいおっぱい揉みしだきたい俺アワシノダ篇。ロメロとフーパーのホラー映画二大巨匠が死んだり、とろサーモンみたいな日陰の芸人が日本一になったり、ミサイルが日常的に空を飛び回ったり、めちゃイケとみなおか終了が発表されて、ホント何が起こるかわかんねー=てか今年死んでるかも!今年の生存確認、今年のうちに!お暇なら見て見て!



10位『ラ・ラ・ランド』

"このライトなミュージカル感と主役二人にハマれなければただの地獄()『セッション』同様クセはすごいけど、やっぱりデミアン・チャゼルが好き! "

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ベスト10に入れるべきかってことで一番悩んだ映画ではあったのですが、2017を振り返った時にラ・ラ・ランド』という熱(FEVER)は確かにあったなーという「振り返り」として絶対外せない、コレは入れとくべきだという、ちょい義務感強めのランクイン。

単純に俺はセバスチャンとミアa.k.a.ライアンとエマがずっと愛しかったので、そこにハマれたからいい映画だったなーと思い込んでるだけなのかもしれません。思い返してもオープニングの派手さに比べてどんどん尻つぼみにあまりにも個人的な話になっていくわけですけど、俺もあの時にああしてたらって女々しく思い返すタイプなんで、賛否あった、あの「もしも」シーンに激しく持っていかれたのかもしれません。

でも実際の恋も好き好き言い合ってるだけのファンタジーな時期と、現実が押し寄せて急に目が覚めちゃってお互いを罵り合ったりしちゃうリアルな時期ってあると思うんで、それがないまぜになってるって点でラブストーリーとして信用できるなーと感じました。人のレビューを見てると『セッション』と同じでこんなにも賛否両論分かれるものなのかってぐらい、意見が真っ二つの映画で、俺は特にそういう映画が好きなんですよね。アートもそうなんだけど、否定されてナンボってとこが映画にはあると思ってて、否定されない、みんな薄ら笑いで「悪くないよね」って言われるような映画は最終的に忘れられちゃうと思うんで、『ラ・ラ・ランド』ぐらいクソミソに言う人と、愛する人が半々でいるぐらいの方が後々「傑作」って呼ばれる気がするんですね。(酷くても語る余地がある映画はやっぱり何かしら残るものだしね)

映画は個人で楽しむものでもあるけど、アート同様「開けた娯楽」だから、そこで誰も傷つけなかったり、優しさだけを全面に差し出してくる映画は結局面白くないし、いつか見た人と意見をぶつけ合うことも映画本来の目的の一つだというのが持論。

(「何が伝えたかったのかわかりませんでした」ってレビューとかで平気で言う奴いるけど、「いや!ソレをお前が考えるんだよ!」っていつも思う)

だからこの映画は意見をぶつけあえるという点ではこれぞザ・映画と呼べるんじゃないでしょうかね?


『セッション』もJAZZ=スパルタ論争で良識派の皆さんから叩かれまくったデミアンだけど、こんなミュージカル仕立てのラブストーリーでも叩かれんだから、作家性としては相当エッジが効いてるってことかもしれません。現映画界一のひねくれ者から今後も目が離せません!



9位『ハクソー・リッジ』

"メルギブ監督復活の狼煙(のろし)はまたしても真っ赤っか!残酷描写はかなりのもんなのに反戦メッセージはエグいほど入ってる!これぞメルギブ流ルドヴィコ療法!"

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イェーイ!もうメルギブが沖縄戦を描いた戦争映画で10年ぶりに監督として再降臨されるという噂を聞いた時から胸は高鳴りっぱなしでした!そして実際に見て改めてイェーイ!まるで『フルメタル・ジャケット』ミーツ『プライベート・ライアン』な俺たちの好きな戦争映画のエッセンスがドロドロに詰まってる上にメルギブ様の容赦しない、手加減しない、遠慮しないの3しないの法則はちゃんと生きていてとにかくもう最高でした。で、トラウマ級の人体破壊描写をしているくせに「主人公のデズモンドは人を助けることを選びました。しかも実話です」なんて言われたら誰もメルギブひでーなーとは言えないわけで、そこも良く考えられてるというか、メルギブって結局切株とか流血が大好きな変態お爺ちゃんなのに「事実がこうだったんだからしゃあないやん!」って歴史の殻を被って好き放題する映画ばっかりな印象なんで、いやぁーやっぱりメルギブはこうでなきゃな!と思った次第です、今回も()

それでもきちんと戦争は愚かであるってことは伝わってくるわけで時計じかけのアレックスのルドヴィコ療法ですよ、こんなもん()

くしくも同時期に公開された『ダンケルク』が極力エグい描写を避けたのに対してここまでやるメルギブってのを世界は再評価しなくてはいけない。本人主演の『ブラッド・ファーザー』は娘に激甘のただのいい親父であんまり面白くなかったけど()



8位『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

"過去の壮絶な悲劇に立ち向かわざる得なくなった男の微かな再生の物語。色んなことから逃げて生きてきた俺みたいな人間にとっては魂にぶっ刺さって抜けない錆びたナイフみたいな映画"

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ズッシ~ンときました。見終わってしばらく立ち上がれないレベル。とはいえ劇中で起こった悲劇はそれはそれは壮絶なんだけど、笑いも散りばめてあるし決してずーっと眉間にしわを寄せて見るような重さは一見ないんです。だけど、何だろう。重た~い鉛(ナマリ)が観終わってからも胸にずっと乗ってるようなこの感じ。「いい映画」って感想も違うし、「感動作」って言い切りも違う。いい映画だし感動作なんだけど、それだけじゃ決してないというか。それは人を評する時に「この人はいい人です」ってだけでは終われないじゃんていうのと同じというか。良い面もあって悪い面もあって人間なんだという、そう、これこそ「人間の映画」なんだなーと時間が経ってやっと思えたという。

ケイシー・アフレック演じる主人公リーがなぜ故郷に帰りたくないのか?そこがこの映画の肝で、その理由は人によっては生きていけないぐらいの重圧なんだけど、そこへ戻る、戻らざるを得なくなる理由も、スゲーよく出来てました。

ラストのラストでもうね、滝のようとはこのことってぐらいオイオイ言って泣きましたよ。

でもリーは立ち上がり始めたってだけで、またいつ塞ぎ込むかわからないと思うし、悲しみって一生十字架みたいに背負うものだから、いつかそれに押し潰されて自殺しちゃうかもしれないなと思うので、その先のリーを思って泣けたんですよね。今のリーではなくて、未来のリーを思って。

上質な映画体験って人生に少なからず影響を与えるものだと思ってて、この映画はジワジワと体に染みていって、これから先も人生の節目で思い出すんじゃないかなーと思います。



7位『ブレードランナー2049

"パート1を愛してた人達の意見真っ二つも全然納得なヴィルヌーヴの攻めた続編!しかしこれを愛した理由が二つあります!"

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続編てヒットする反面、パート1を愛してる人達から反感を買うというリスクが当然つきまとうわけで、それを超えたか超えなかったかなんて議論はハナから意味がないというか、パート1が良かったから2があるわけで、単純に自分が「(そのパート2と呼ばれる映画が)好きだったか嫌いだったか」という問題な気がするわけです。オリジナルファンへの媚びとかパート1オマージュとかに注力し過ぎるとオリジナリティがないと言われ、オリジナリティが過ぎると続編である理由がないと叩かれる。パート2の背負う業は相当なものです。

そして今流行りのアメコミ映画のユニバース化による「まだまだ続くんで今回はこのへんで(テヘペロ)」的な感じとか、よくわかんない知らないキャラの唐突な登場も「そいつの素性はスピンオフでどうぞ(ニヤリ)」的な感じは映画としてどうなんだ問題は大アリだと思います。つまり、約2時間に1800円払う映画というメディアにおいて続編ありきで考えてるものを見せられたって基本ムカつくだけって話です。(その点スターウォーズサーガに関しては真逆な気もしますが)

長くてもとりあえずオチまで全部見せろや的前編・後編にしてるけどいらないシーン超あったから3時間とかでいいから一本にしろや問題とか、後編が全然ダメ問題(コレ意外と多い!)とか映画ってそのあたり難しいんですけど、とりあえず続編とか言われても「パート1で話は終わってるし!」「別に頼んでねーし!」って、ほぼ半分の人はなるわけですよね。特に今回の『ブレードランナー』みたいなSFの金字塔みたいなレジェンド映画の続編の25年ぶりの「30年後の続きです」に対して、すぐに「了解しました」とはならないわけです。それがパート1への思い入れ十分な人ほど受け入れるまでに時間がかかる。少なくとも俺は通称ブレランと呼ばれるこの映画に中学の童貞達みんなで団地の友達の家に集まって興奮してVHS で見たあの日から、大人になって度々見返すなどそれなりに思い入れがありました。だから変な続編に汚されたくないなーとお尻に力を入れて決意(これが本当のケツイってやかましわ!)を持って見たんですね。

そしたらコレがスンゴイ良かった!中学生で見た時も大人になって見た時も同様に「哀しい話」って印象は強くて、俺スピルバーグの『A.I.』が大好きなんですけど、機械が人間に憧れるっていうピノキオ的話に心が持ってかれる節があるんですね。で、ブレランのレプリカントもその話じゃないですか?その話を軸足にした続編だったから、いきなり持ってかれちゃったんですよね。お!コレはわかってる続編だぞと。まぁ、オリジナルの監督であるリドリー・スコットが指揮をとって、オリジナルの主役であるハリソン・フォードも出てるんだから「間違った続編」というレッテルが貼られることはないとはわかってたけど、想像以上にきちんと「哀しい話」だった。そこがまず一つ。それとちゃんとドゥニ・ヴィルヌーヴ作品だったという点!俺は何と言ってもカナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴが大好きで今ソフトになってる作品はほぼ観てる。(どれもこれも傑作という天才)この人の持つ一見バラバラに見えるフィルモグラフィーに通底する「自己の闇との対峙」という作家性と独自の映像美に魅了されてきたから、ブレランの続編というお題に正面からバッターボックスに立って打ち返せる監督は今はこの人しかいないかなってぐらいに思ってたんでホントに満足したしホッとしました。ハリウッドに呼び出されて急に大作をやらされたインディー出身監督が魂売っただけの悲しい続編て感じのやつは絶対見たくなかったんでちゃんと作家性が出てる「ドゥニ・ヴィルヌーヴのブレードランナー」が見れて、ただただ上がった!という訳です。あとはライアンね、ゴズリングね。もう『ラ・ラ・ランド』のとこで一回告ってるからもういいか()



6位『アウトレイジ 最終章』

"北野映画の中でも過剰なブラックジョークと残虐描写でエンタメに振り切った「ヤクザ映画ビヨンド」な人気シリーズ、ついに完結!そして辿り着くキタノブルーと『ソナチネ』な終焉"

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北野映画が好きで見続けてる人達にとってこのアウトレイジシリーズってたぶん求めてるベクトルとちょっと違うんですよね。それはすごく色んなところで色んな人が言ってるけど、一言で言えば「北野映画にエンタメを求めてない」ってことで、もちろん広義でエンターテイメントではあるんだけどエンタメと略されるような軽さとか余興感はいらないと。

初期作品に漂う強烈な死の匂いとか諦念とか虚無感とか、北野映画には一定の痛みを抱えた人達が必ず出てきて、その悪魔を振り払うように暴力に身を投じるって図式があって、それ自体が抽象画的なアートでもあるし、全部が白昼夢のようでもある。まぁ、そこが世界の映画通たちを唸らせてきた所以であって、そこは本人も充分過ぎるぐらいわかってるんだろうけど、振り切った娯楽作品としてのヤクザ映画を撮りたくなったんだろうと理解して「全員悪人」のキャッチフレーズのついた第1作目を観たのが7年前。そしてこれが予想を超えて超~~面白かったんですね。もちろん北野武は映画監督である前に天才芸人なわけだから、挟み込むジョークの間とテンポはそりゃあ言わずもがな天才的なわけですけど、絶妙な話運びとか何と言っても個性豊かなキャラクター達の勢いも手伝って最高に楽しかったわけです。で、ヒットを受けて作られたビヨンド(2)も実は死んでなかった大友(たけし)という驚愕の展開を孕みながら怒号が飛び交う全面戦争になっていき、ラストで。いやーこれも最高でした。

そして今回の最終章(3)。海で子分と遊んでるっていうのがもうすでに代表作『ソナチネ』感満載で「あれ?これアウトレイジだよね?」な始まり。今回は古参の幹部を演じた役者達(西田&塩見)がリアル病み上がりだったためにほとんど「顔芸」ともいえる怖い顔博覧会なんだけど、こちらもツラで選ばれたであろう我らがピエール瀧も無茶苦茶な役で登場するわ(たけし信者であることを公言し続けて来た電気グルーヴだけに電気ファンとしてもこの起用は嬉しかった!)、お金の倍返しだの、大杉漣埋められたりだの、ファンへの過剰なサービス(接待)「最後のHANA-BIなノリで繰り広げられてて、どう回収すんだ?と思ってるとこへあの静かなオチですよ。初期北野映画への回帰と言ったら大げさだけど、あのオチは涙腺を刺激しました。「そうそう。コレが俺が見たかった北野映画の終わり方だよ」と。こんだけのヒットシリーズでたくさんの人たちが見るわけだし、怒号が飛び交うような話だったからまぁ仕方ないんだけど、台詞による説明がとにかく多かったんですよね、このシリーズは。「あーそこも説明してくれんのか」ってぐらい。北野映画には静寂の凄みってのがあって主人公が超無口だったり、ポツンと二人でいる長回しに会話が全然なかったりする、その余白に打ちのめされるってのが初期作品には少なからずあったので、静寂がふいに訪れたあのラストにはグッとクるものがありました。

ヤクザ映画好きにとっては『仁義なき戦い』以来の次も絶対見たいシリーズだったので最終章は悲しくもありますが、次作にて初期のテイストの北野映画リターンが見れたらこんなに嬉しいことはありません。



5位『ゲット・アウト』

"黒人のコメディアンであるジョーダン・ピール監督による人種差別ホラーコメディ風刺も皮肉も満載だけど、それでも単純に映画として超面白いってのが凄い!"

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この映画の凄いところは映画を観ればorそこら中に落ちてるレビューを見てもらえればわかるんで、あんまり今さら言うこともないっちゃないんですが()

まぁ、まず「確実にトップ5には入るな」って観てる途中で思ってたとことか、去年の『この世界の片隅に』と同じで、まだ観終わってないのにそのジャッジくだせるってのがこの映画の恐ろしさを物語るエピソードではあるんですが。

黒人の男子が白人の彼女の両親に挨拶に行くっていう一見なんてことないストーリーなんですけど、どんどん「おや?」が増えて行くんですね。で、「おや?」「あれ?」「ん?」「どゆこと?」「はて?」とやってる内に話が怒涛の展開になってって放心状態でいつのまにか終わってるって感じです。エンドロールが終わってからも『マンチェスター~』とは違う立ち上がれなさが襲ってきて映画館側から「早くゲットアウトしろ」ってなるという。←うまい。

ネタバレなしに語るのは無理な映画なんで中身には触れないけど、いわゆる人種差別問題に対してこういう切り口で、ホラーとして成立させた映画って他にないんじゃないですかね。それだけで偉いし凄い。しかもところどころでがっつり笑えるし。(なんとなくじゃなくて声出してがっつり笑えるってとこがポイント)

好きか嫌いかは分かれたとしても、つまんなかったとは恐らく誰もならないと思います。

あと、これは色んなレビューでも触れてますけど、もう一つのエンディングについて。

もう出てる海外版のDVDとかには収録されてるらしいんですが、そっちのエンディングじゃなくて心から良かった!だいぶブラックなんだけど本編は一応ハッピーエンドなんですが、もう一つの方は救いがないバッドエンドで。

それはそれでこの映画の本当の怖さみたいなのがジワーッと伝わってはくるけど、そのエンディングで見てたらランクインさせなかったかもしれません。いずれにせよこの切り口のホラーをまたさらに何本か観たい!ジョーダンピール監督に期待をこめて。



4位『無垢の祈り』

"映像化不可能と呼ばれた平山夢明による反道徳的傑作短編が自主映画の殻を纏って最恐映画化!(2015年作品)本気で痛てぇ痛てぇ痛てぇーーーッ!!!平山曰く「もう少し手加減しないと、観て死ぬ人が出るなと思った」"

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R18+ 本作では暴力描写、10歳の少女に対する性的虐待の描写などが含まれます〉、〈内容の過激さにより絶対にソフト化されません〉、〈体調の優れない方は注意して視聴してください〉など胸焼けするような注意書きが並ぶ中、深夜の映画祭で観たコレ。

壮絶でした。衝撃でした。ホントにデカイハンマーで頭ゴッチーンてヤラレました。

今までも過激な描写の映画は山ほど(何百本も)観てきているけど、少女への暴力と性的虐待を目の前で見せられるのは想像以上にドギツくって(手足バラバラ血塗れ切株流血プッシャー描写のほうがまだマシ!)、しかもその性的虐待の描写が、もちろん書きませんが、直接じゃなくて間接的に実に巧妙に描かれるんですけど、ソレの嫌悪感ね!稲川淳二モノマネのBBゴローが暴力義父のクスオを演じてるんだけど、もう二度と笑えないな、この人でと思ったもんね()ホントにキツかった。義父の虐待や学校のいじめや宗教狂いの母親から逃げ場のない主人公フミが見つける一筋の光、タイトル通りの無垢の祈りには涙さえ溢れてきて、この映画一体なんなんだ、何を見せられてるんだと思ったのは事実。

深夜だったのもあったけど、マジで放心状態でため息が100回ぐらい出ました()

精神的には2017で一番「食らった」映画でした。

倫理観とかって人それぞれだと思うけど、自分の倫理観というのをわかっておくためにも、コレもっとソフト化して見られるべき映画だと思ったなー。

万人にお勧めして回るような映画じゃないことは確かだけど、これから先も《無垢の祈りショック》を心許せる人には説いて回りたいとは思っています。平山夢明信者としてもね。




3位『アシュラ』

"パク市長(ファン・ジョンミン)のイカレっぷりに心の中の俺全員総立ちで「マンセー(万歳)」!!!!雑魚キャラ史上最高の愛称「棒切れ」を始め、登場人物「全員クズ」!!最高最高最高最高最高!!!"

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あー!もう!好き要素しかなかった!韓国の汚職バイオレンスモノが大好物なんですが呆れるぐらい同情するキャラが一人もいない()

キム・ソンス監督が「映画内ですぐ死ぬようなクズにクローズアップしたくて作った」って言うんだから、そりゃークズしか出てこないわけだわ!()

主人公の汚職刑事ドギョン(チョン・ウソン)からして「重病の妻の治療費を稼ぐため」という一応の大義名分は用意されているものの、犬以下の扱いとそれに抗う無様な姿が、救いようがない見切り発車っぷりも手伝ってマジで目も当てられない始末。パク市長だけでなく登場する検事や班長や弟分ももれなくクズ!ホントにクズしか出てこないんです()

実生活でも先生に懐くクラスの人気者が大っ嫌いで「クズに光を!」と常日頃から思ってた俺からしたらこんなに最高な映画なかったです。

マジでハラハラするカーチェイスシーンとか、ドギョンがトチ狂ってコップをバリバリ頬張るシーン(ここ最高)とか、印象的過ぎる名シーンの乱れ打ちですが、やっぱり何と言ってもラストの葬儀場での凄惨なドンパチの最高っぷり!!!ここを見るためにだけでも1800円払ってもいいぐらいのとんでもない修羅場ラバンバでなんというか、こういうのを見るために俺は映画を見ているんだなーと改めて思わされました。それぐらい最高でした。かなりグチャグチャで壮絶な殺し合いなんですが、韓国バイオレンスの凄味がダイレクトに伝わるという点において絶対に映画ファンは見ておかないといけないシーンだと思います。

とにかくファン・ジョンミン演じるパク市長の腐れ外道ぶりとキム・ウォネ演じる情報屋・棒切れのカスカスのカス感が本当に楽しいので是非見てください。

いつかアシュラ好きだけのアシュラ会やりたい!



2位『新感染 ファイナル・エクスプレス』

"「韓国のゾンビパニックもの」という情報とこのダジャレな邦題でなんとなくスルーしたならあなたの負け!笑って怒って震えて泣ける118分、身体ごと五感で味わう全く新しい圧倒的大大大傑作エンターテインメントの誕生!!!!"

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俺の鼻息に引かないで!()実際この鼻息もだいぶ落ち着いてコレなんです。もう、見終わった直後とかもっと酷かった!知らない人のウチのドアを片っ端からノックして「今から見に行ったほうがいい」って言って回りたいぐらいの()完全にどうかしてるヤバイテンションでした。

その理由はちゃんとあって、親子の絆に感動したとかこの映画はゾンビ映画なのに一番そっちのベクトルで語られるんですけど、いや、そこも当然素晴らしいんですけども(現にラストは涙で画面が見えないぐらい号泣しましたけども)、俺的には俺みたいな根っからのゾンビ映画ファンをも唸らすゾンビ描写の巧みさに驚愕したんですよ!何と言っても!ていうかそこが肝だから!そこが疎かなくせに親子愛とか言われても「知るかよ!」ってなる訳で、そこがスゲーし、ちゃんとキモいし、ちゃんと怖いから、この映画は後世に語り継がれるぐらいの特大傑作と思ってる訳でして。

で、もう一つ言っておかなきゃいけないのはタイトルについてね。ファイナル・エクスプレスはいいとしても新感染て!ってツッコミはわかるんですけど、でも俺、実はそんなに嫌いじゃないんですよね、この邦題。バカバカしいけど確かに新しい感染だしなーとか。いや、しかしそれにしても実は話しておかなきゃいけないのは実は秀逸な原題なんですよ!『釜山(ぷさん)行き』ってタイトルなんですね、原題は。釜山行きって!すごくないすか!こんな「めかしこまない」タイトルってここ最近でも聞いたことないなーって()いや、そりゃ釜山行きだけどさ!釜山行きの列車で超超超超超超超超超超超色んなこと起きてるやん!っていう()

タイトルなんて関係ねーんだなーって、タイトルとかネーミングにばっかりこだわってきた自分への顔面右フックみたいなタイトルでした。いつも職場でメガネかけてあいさつしかしてなかった娘がメガネ外したらのんだったみたいなもんでしょ、コレ()違うと思う。

とにかく『釜山行き』ってシンプルなタイトルでこの内容ってスゲーかっこいいなーと思ったって話です。『マッドマックス 怒りのデスロード』が『往復』ってタイトルだったみたいな()いや、そりゃー往復だけどさー()

で、お父さんのソグを演じたコン・ユも、『殺されたミンジュ』の怪演も記憶に新しいサンファを演じたマ・ドンソクも、美人過ぎるソンギュンを演じたチョン・ユミもみんないいんですが、特筆すべきは娘ちゃんスアンを演じたキム・スアンちゃんの大大大大名演!!!!スアンちゃんの成長物語でもあるんだけど、この娘がマジで凄まじく素晴らしい!!!日本の子役は全員DVDが割れるほど見て何が演技というものかを正座して学びなさい!!!

監督のヨン・サンホはそもそもアニメーション監督だから、アニメ的躍動感が随所にあったなー。前日譚のアニメーション『ソウル・ステーション/パンデミック』も観なくちゃ!

というわけでこんなもんあと2万字は語っちゃいそうだからこのへんで。

あとハリウッドリメイクが決定したみたいだけど、絶対しょうもなさそう()



1位『哭声/コクソン』

"キャラ、ストーリー、画力、全てが超特濃!!!田舎町での連続殺人からのエクソシストからの神vs悪魔!出てくるのは警察官親子に祈祷師に謎の女にフンドシ赤目で四つん這いで森を行く國村隼!!!何が正しくて何がおかしいのか疑って疑って結局惑わされるこれこそ映画体験な至福の156分!!!!!!"

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わー!まさかの韓国映画123位独占!!!俺アワ史上初の大事件です!ていうか、新感染のテンションを持ってしてもコッチが上っていうのが我ながらビックリしてます。

きっとこの映画の持ってる禍々しさというか、邪悪な気(エネルギー)みたいな物に当てられてしまったってことなんですよね。何回見てもつまんない箇所がないってことがもうその証明みたいなもんで。

最初のダメ親父警察官(『アシュラ』では検事役のクァク・ドウォン!)とその娘(キム・ファニちゃん。新感染のキム・スアンちゃん並みのバケモノ子役!)のノホホンとしたやりとりから山に住む怪しい日本人・國村隼の登場で一変する空気!謎の女(名作『サニー 永遠の仲間たち』でサンミ役だったチョン・ウヒ!)からの祈祷師(『アシュラ』のパク市長役のファン・ジョンミン!パク市長とは別人にしか見えないから凄い!)からの、トライバル感が尋常じゃないあのヤバイ祈祷シーン!好きなシーンを羅列するだけでも楽し過ぎる映画なんですが、キリスト教になぞらえたという独特なストーリーテリングがどこに着地すんのか全くわからないとこも魅力だと思います。そして何しろ國村隼!俺アワとかわざわざ読んでるヤンガス周辺の人達の中で國村隼が嫌いという人はいないと思いますが、ど真ん中の韓国映画のマジでど真ん中に俺たちの國村隼が堂々といてその異物感含めて怪演してるさまには震えが止まりませんでした。マジでカッコ良すぎで鼻血出そうでした()

『チェイサー』と『哀しき獣』っていう傑作の先にまだこんなモンスター映画を作ってしまえるナ・ホンジン監督のスゴさを痛感すると同時に韓国映画が益々好きになる素晴らしい一年でした。新感染もアシュラもコレも基本的にはどれも一位です。邪悪さがズバ抜けてた分の哭声が鼻差の一位ということで。


というわけで、2017年の結果は以下の通り。


1:『哭声/コクソン』

2:『新感染 ファイナル・エクスプレス』

3:『アシュラ』

4:『無垢の祈り』

5:『ゲット・アウト』

6:『アウトレイジ 最終章』

7:『ブレードランナー2049

8:『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

9:『ハクソー・リッジ』

10:『ラ・ラ・ランド』


(後編へ続く)



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# by youngas | 2018-01-07 00:35 | 俺アワード
2017年 11月 13日

『仏滅町ネオンライツ』公開記念  脚本・監督/死ノダ・シュウイ恥(youngas)ロングインタビュー

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『仏滅町ネオンライツ』

脚本・監督/死ノダ・シュウイ恥(youngas)、ロングインタビュー


(ネタバレを含みます!鑑賞後にお読みください)


ーいやぁ、死ノダ監督。大傑作でした!


死ノダ「ありがとうございます。なかなか苦労したんですけど、結果的にたくさんの人たちに面白かったと言ってもらえたので本当に良かったです」


初の長編デビューにして、この豪華な役者陣。キャスティングだけでも相当大変だったんじゃないですか?


死ノダ「そうですね。綾野くんと新井くんと池松くんは元々知り合いだったんでどうにかしてくれって頼めたんですけど、長澤さんはまずスケジュールを抑えるのに大変でした。それから結構な汚れ役だったんでその説明にも苦労しました。

最終的には「沙知を他の人にやらせたくない」とまで言ってくれたので涙ちょちょぎれでしたね()

あとは、カナ役の浅川さんも絶対にあなたじゃなきゃダメなんだって熱い想いを伝えることから始めました。毎晩100を超えるLINE200を超えるワン切りと1000以上の変態動画を送りつけて粘り強く説得をしました。最初、その熱量に少し引かれてしまったんですが、クランクアップの時、号泣しながら「ホント参加して良かったです」と言ってくれたので救われました。

満島ひかりさんと橋本愛さんは元々youngasのブログを長いこと読んでくださってたみたいで、特に「XX KLUV(チョメチョメクラブ)」がお気に入りらしくて。〈編集部注・XX KLUV(チョメチョメクラブ)/youngasブログ内の人気妄想恋愛小説。通称・チョメクラ。ジャスティン・ビーバーがハマっていることをInstagramに挙げたことで世界中にファンが増殖した。「『her』以来の衝撃だ」と自身も大ファンを公言するスパイク・ジョーンズ監督による映画化が決定。全米で2019年公開予定〉

チョメクラでヒロインにしてもらったのが嬉しかったと言ってくださって。いやー、ラッキーですよ、本当に。

桃井さんと浅野さんはギャラを2000万円出すって嘘ついて()

よくある「実は円じゃなくてウォンでした!」っていうドッキリだったんですけど、今それでウチと事務所で揉めてます。

訴訟沙汰になってるみたいです。公開も危ぶまれたんですけど、ゲリラ公開しちゃいました。ていうかそもそもそんなギャラ出せねーっつーの!こんなロウバジェットの映画に!」


(老婆ジェット?)

では、話の内容に触れていきましょう!まず仏滅町のロケ地はどこなんですか?


死ノダ「茨城と栃木と千葉の糞田舎で撮影しました。ほとんどがゲリラ撮影だったので、警察がすぐに止めに来るのには少し萎えました。まぁ、芸術には代償がつきものなんで。

茨城の小さくてしょうもない○○商店街(編集部名称自粛)に黙って「ようこそ、仏滅町へ」の看板を取り付けたりしたので揉めに揉めました。未だに訴訟だとかなんとかゴチャゴチャ言って来てるらしいです。やっぱり元々付いてた看板を捨てちゃったのが原因かもしれませんけど()「芸術に代償はつきもの」で押し通そうとしたんですがダメだったみたいです。ADの子には半年ほど臭い飯を食べてもらうことになりそうです(舌を出しておどける監督)


ーそれはなかなか大変でしたね!

あとは音楽が非常に良かったです。どれもこれもカッコよくて。すべて監督の選曲ですか?


死ノダ「(つまらなそうにスマホを弄りながら)え?あー、音楽?そうですね。youngasの相方曽川くんに決めてもらおうとしてLINEしたら「何でもいいんじゃない」って返ってきたので今も喧嘩中です。それから一切、口聞いてないです。街で会ったら殺してやろうと思って出刃庖丁持ち歩いてます()

で、仕方ないからググって「イケてる 映画 BGM」で先頭に出てきたヤツを使いました。

全部無許可です(キリッとした二重まぶたを作った表情で)


()

途中、ヤクザの組事務所に乗り込むくだりはカッコよかったですね!


死ノダ「アレは本物の組事務所なんですよ!リアル感を出すために綾野くんと新井くんと池松くんにもソレを告げずに撮影しました。だから最初に顔を出すスキンヘッドの男は実は本物のヤー公なんですよ()

で、ソレをマジで池松くんがバットでやった時、正直射精しちゃうんじゃないかってぐらい興奮しましたね!その後、乗り込んでからの浅野さんとか長澤さんは全てCGです。銃で撃たれてんのとかマジなんですよ!ホント怖かったけど、勃起しっ放しでした!(編集部略/パンツとズボンを二度履き替えたって話をこのあと一時間に渡り何回も繰り返す。マネージャーいわくシャブの禁断症状とのこと)

ちなみにユニフォーム着たり、途中巻き戻るところは「木更津キャッツアイ」のパクリです。ラストのライブシーンでワーッてなるのは「サイタマノラッパー3」のパクリですね」


ーあー!やっぱり!

ラストと言えば、ラストのライブシーンで本物の死者が出たそうですね?


死ノダ「そうなんすよ!()

「ミッション」かっつーの!()

何か落ちるとこはリアルにやりたいって思ってたんだけど、スタントの人を雇う金はないから、その辺で見学してた中学生の男の子を「出演させてやるから」って連れてきて、突き落としたって感じです。下に何も敷いて無かったもんで即死でした。

でもリアルな画が撮れたんで必要な死だったと思ってます。「芸術に代償はつきもの」なんで。

その後、突き落とした中学生の親御さんがウチの事務所に般若みたいな顔して押しかけたらしいんですけど、ウチに事務所なんてないんすよ()

色々金を借りたりする関係で事務所がないとマズイみたいで、でもそんな金ないんで、架空請求の要領で事務所をあることにしてるだけなんですけど、そこに押しかけて「逃げられた!」だって!わははははは!腹痛い!腹!ちょ!おま!「一歩遅かったか!」だって!わははは!腹もげる!腹!」


ー確かにそれはウケますね!

そして忘れちゃいけないのはハリウッドでのリメイクが決定しました。さすがに驚かれたんじゃないですか?


死ノダ「(鼻くそをほじりながら)え?あー!ハリウッドね!

そうですね。ハリウッドのマイケルなんとか(編集部注/マイケル・ベイ)のエージェントだっていうヤツから電話来たってスタッフに言われて、最初イタズラだと思ったんで、ガン無視してたんですけど、あまりにもしつこくて、逆におもしれーから出てみるわ」って感じで出たらまさかのホンモノ!()

そいつカタコトの日本語だったもんで、ぜってーヤベーヤツだと思ってたんすけど、マジなんかーい!ってなって()

今聞いてるのは主役の篠田はチャニング・テイタム、ソガケンはトム・ハーディーがやるってのは聞きました。二人とも誰だか良く知らないですけど()有名なの?」


ー沙知役にはアン・ハサウェイが決定したみたいですね!


死ノダ「(大あくびして)あ、そう」


ー監督もおネムみたいなんで、では最後に見どころとファンの方々にメッセージをお願いします!


死ノダ「えーと、そうすねー。見どころは何ヶ所か俺が後ろでピースして見切れてます()隠れ死ノダみたいな感じで探してもらうのも楽しいと思います。何回出て来たかな的なのを友達と競ったり。たまに綾野くんより前にいるんで、すぐわかるのもあると思います。それは1点とか。超難易度高いヤツは5点とか。全部探したら優勝みたいなやつ勝手にやってください。ソレをメールとか電話してくるヤツいるんだけどウザいからやめてください(編集部注/編集部で数えたら250箇所以上あり。ラストは綾野の代わりに死ノダ監督が出てるところも)

メッセージは、うーん。まぁ、こんなもん見る時間あるなら働けってことですかね!働きもしないで生きてるヤツっているけどホント死んで欲しいんですよね、ああいうヤツら。ザ・ノンフィクションとかで「俺たちは働かないで生きていくってのを選んだだけなんで」とか、さも高尚なことのようにいう糞尿野郎がたまにいるじゃないすか?ああいうヤツ、マジで高速道路に全裸で括り付けて放置したい。お前らみたいなのがいるから税金払ってる俺たちが大変なんだって思いますよね!こう、今話してるだけで腹わた煮えくり返ってくるな!何なんだよ、マジで!なぁ!おい!働かないヤツ!聞いてんのか?おめーだよ!ゴラ!」


ーいや。あの、監督、映画を観た人達へのメッセージを


死ノダ「あ!そうだったね!(フル勃起状態)

では、パート2 大魔王の赤い巣窟()」でお会いしましょう!


あ。あと来年2018年で結成10周年のyoungasもシクヨロ!なんかたぶんやるんで。

(2017.11.12/新宿中央公園の炊き出しに並びながら)










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# by youngas | 2017-11-13 03:22 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 11月 13日

仏滅町ネオンライツ #13

f0182863_19002373.jpg

60.秋祭り当日。

仏滅町中央公園。屋台が出て人が溢れている。

薄暗くなり、櫓の前にも徐々に人が集まり始めている。

ヤンガスの説明を真剣に聞く篠田とソガケン。

篠田「あー、もうわかんねーし、手が震える!大気圏外に一人裸で出た気分!」

ソガケン「大丈夫だって!俺も緊張しまくりだよ!」

夜蛾(ヤガ)「俺らも付いてるし、ここは大気圏内だって思っていいよ」

無野(ムノ)「失敗しそうになっても俺たちっていう酸素ボンベがあるんやから!ほんま、しっかりしいや!」

篠田・ソガケン・夜蛾(ヤガ)「あ。関西弁


(BEN FOLDS FIVE/SPORTS&WINEが流れている)


61.櫓上、DJブースの真裏。

辺りはすでに真っ暗。照明が焚かれ、沢山の若者が集まっている。

夜蛾(ヤガ)「えー!!!ち、ちょっとそれはないすよ!」

夜蛾が電話口で絶叫している。

緊張でそれに気がつかない篠田とソガケン。二人とも俯いてシミュレーションをしている。

無野(ムノ)「どないしたんや?」

夜蛾にかけよる無野。

夜蛾が耳打ちする。

無野「えーーーー!!!それはあかんて!!!」

あまりの絶叫に篠田とソガケンが顔を上げる。

顔を見合わせる篠田とソガケン。


62.DJブースの下。沢山の客に紛れて神とカナ。

神「姉ちゃん、どうしたのかな?マジでいないし

カナ「喧嘩ってよっぽどだよね、こんなにいないとか」

神「あ。」

カナ「あ。」

二人の視線が止まる。

曽川ママとくさかべとノゾミが笑いながら歩いてくる。

ママ「あー!カナ!お兄ちゃんの出番何番目?」

カナ「たぶん後の方だけど。ていうか二人、どのツラ下げて」

ノゾミ「ファッ○!ニホンジンカタイカラキライ!シネ!」

くさかべ「お母さんの前で何言うんだよ!すんません、本当」

苦笑するカナと神。聞いてない曽川ママ。

急に暗転する。湧く場内。


63.ヤンガスのDJが始まる。


赤犬の「親方星条旗」が流れ、ヤンガスの二人が目を瞑り、右手を胸に置く姿勢。最前で見ているヤンガスファンのブス何人かが同じ姿勢をしている。

「早くやれー!」「何やってんだ、カス!」怒号が渦巻いている。


64.櫓の裏。

ハルナがソガケンに気づく。

ハルナ「何してんの?」

ソガケン「あ、いや、スタッフ?」

ハルナ「あ、そう」

ハルナはそう言って冷たく立ち去った。

落ち込むソガケン。

トイレから帰る篠田。

篠田「どした?」

ソガケン「もう無理だ」

篠田「へ?」

ソガケン「ハルナに会ったけど、まだ怒ってる」

篠田「DJで見返してやれよ」

ソガケン「お前はどうなんだ?さっちゃん来てねーじゃねーか」

篠田「もういいよ。俺のことは」

ソガケン「俺も正直もういいかなぁ。帰ろうか?二人で

篠田「あ!アレ!」

篠田の指の先、ヤンガスからバトンを受けてDJを始めるハルナの姿。



スローモーションになる。

ハルナが一発目にかけた銀杏BOYZ/恋は永遠に乗せてハルナの横顔。

見惚れるソガケン。

キラキラ輝くハルナの姿。


(暗転)


65.裏側。

モジモジしているヤンガスの二人。

まだ見惚れているソガケン。

言いづらそうにしてソガケンに忍び寄る。

夜蛾(ヤガ)「ソガケンくんごめん。隠し玉の峯田くん、風邪ひいちゃってこれないって

無野(ムノ)「ほんまごめん」

ソガケン「ああ、そうすか」


3秒ほどの沈黙。


ソガケン「えっええええーーーーーーーー!!!!!!!」

大絶叫。ハルナも遠くで聞こえる声に振り返って首をかしげる。


ソガケン「いやいやいや!無理!無理だ!もう完全に終わった!隠し玉なしじゃどうにもならねーすよ!あー!もう!駄目だ駄目だ!ウギャーーーー!!!」

謎の独り言を繰り返しながらその場を立ち去るソガケン。

夜蛾(ヤガ)「いやいやいや!ソガケンくん!もう出番だから!」


(暗転)


66.観念してスタンバるソガケン。

無野(ムノ)「もうここまできたらやるしかないしな。伝わることを祈ろうや!篠田くんもおるし!」

篠田「俺なんて伝える相手もいねーんだからさ。同じフラれるんなら、お前のがスッキリしそうだし、いいじゃん!」

ソガケン「フラれる言うな!まぁ100パーだけど

夜蛾(ヤガ)「あ、もうすぐラストの曲だから!レコードスタンバイして!」

篠田「あ。はい!」

篠田とソガケンがゆっくりステージに出て行く。

ハルナの横でヘッドホンを付ける篠田。

櫓の下で踊る若者達。

手を振る神とカナ。その横に曽川ママとくさかべとノゾミ、それに喫茶風来坊の店主。

沙知の姿はない。

ハルナからの合図が出る。袖でヤンガスの二人が「かませ!」とジェスチャーしている。

不自然にフェイドアウトしていくハルナの曲。

急に爆音で鳴らされる篠田の選曲、電気グルーヴの「N.O.」。


踊っていた若者達が一瞬止まるがまた静かに踊りの輪が広がっていく。

ハルナも袖で見ている。

ソガケンに繋げと合図を出す篠田。

ソガケン、首を横に振る。

篠田「(かませよ!)

目を閉じて深呼吸した後、ソガケンが前に出る。

また不自然にフェイドアウトする曲。

ソガケンの選曲、BiSの「nerve」が流れる。


湧く場内。

テンションの上がったソガケン。無茶苦茶に踊り出す。

そこへ女性の悲鳴。

「キャーーーー!!!!!!!!」

音楽は鳴り続けている。

スポットライトが悲鳴の先に当たる。

今津が縛った沙知を盾にして歩いてくる。手には銃。沙知は口にガムテープ。目は殴られた上に泣きはらしたのかかなり腫れている。

音楽が止まる。

騒然とする場内。

神とカナ、ママ達も固唾を飲んで見ている。


今津「やっと会えたな!このクソ野郎ども!」

篠田「お前!捕まったんじゃねーのか!」

DJブースにあったマイクで話す篠田。

今津「俺がいない時だったんだわ。ガサ入れ入ったのは」

ソガケンもマイクを掴む。

ソガケン「てめー!金だろうが目的は!離せ!さっちゃんを!」

今津「金?あー!金な。それもそうだが俺はもう帰る場所も失ったもんでね!もう死のうかと思ったんだわ。だからどうせだったらお前らも道づれにして!まぁ、お前ら二人が死んでくれるならこいつ解放してやってもいいぞ!」

篠田「ふっざけんな!汚いやつめ!」

今津「わはははは!熱いな~君たち。そういう暑苦しいトモダチゴッコもうやめてくれよ!うぜーから!」

パーン!

DJブースに向けて発砲する今津。

何とか避ける篠田。

ざわつく場内。

「う!うわ~~~!!」

逃げ出す客達。混乱する公園内。

篠田が櫓から身を乗り出す。

10mはある。

今津は人を避けながら、それでも沙知を離さず、篠田とソガケンを追いかける。

ソガケンも身を乗り出す。

篠田「どうせ死ぬならいくか」

ソガケン「そうだな。「豪快にフラれた」って立派な死因になるよな」

再びマイクを掴む篠田。

篠田「沙知!明るくない未来をどうにかして照らそうとしてたのは本当なんだ!お前を来世で幸せにするからな!」

ソガケンもマイクを掴む。

ソガケン「俺もハルナと同じ景色見れて幸せだったぜ!また二人で朝日を見ようぜ!」

櫓から乗り出す二人。

カナ「お兄ちゃん!篠田さん!ダメ!」


スローモーションで落ちていく二人。

パーン。パーン。銃声が響く。

カナ「お兄ちゃぁあぁん!!!!篠田さぁあああん!!!!」


(暗転)


今津が倒れている。

頭から血が流れている。


解放された沙知が泣きじゃくり倒れそうになりながら篠田の元へ走っていく。ハルナも泣きながら櫓の下に降りていく。



フワフワの非常用マットの上で仰向けで倒れている篠田とソガケン。

ヤンガスの二人が横にいる。

夜蛾(ヤガ)「非常用に用意しといてマジで良かった!」

無野(ムノ)「ほんまやな!こいつらほんまもんのアホやわ」

沙知が篠田に、ハルナがソガケンに抱きつく。

引いていた客達が徐々に集まり歓声を上げる。

ワーーー!!!!

篠田と沙知、ソガケンとハルナがキスをする。




67.櫓の下。

銃を今津に向けて発砲した神がそっと銃を降ろす。

カナが震えながら神を見ている。

警察が神を取り押さえた。

カナ「いやぁ~~~~!!」

泣くカナ。

神「正当防衛!俺が出てくる時までに大人になっててよ」

カナは泣きじゃくりながら激しく頷いた。




櫓の上にバンドセットが競りでてくる。


OLEDICKFOGGYがいる。


夜蛾(ヤガ)「もう一個隠しといて良かった」

無野(ムノ)「ほんまやで!」


OLEDICKFOGGY/いなくなったのは俺のほうだったんだが流れ出す。



「仏滅町ネオンライツ」

タイトルが大写しになる。


流れ出すエンドロール。



youngas 10th Anniversaryに捧ぐ


篠田ー綾野剛


ソガケンー新井浩史




臼井沙知ー長澤まさみ



カナー浅川梨奈



臼井神ー池松壮亮





喫茶風来坊店主ーでんでん




くさかべームロツヨシ



ノゾミーイヴォンヌ(素人)




今津ー柄本時生




ハルナー満島ひかり


ヤンガス先輩

夜蛾ー加藤諒

無野ー芹澤興人



OLEDICKFOGGY-OLEDICKFOGGY(本人)




峯田ー峯田和伸(本人)





ウェイトレスー橋本愛




武田ー浅野忠信




曽川ママー桃井かおり







OP:スパルタローカルズ/黄金WAVE


挿入歌:スチャダラパーとEGO WRAPPIN'/ミクロボーイとマクロガール


挿入歌:銀杏BOYZ/援助交際


挿入歌:真心ブラザーズ/流れ星


挿入歌:赤犬/全裸ブギー


挿入歌:日本脳炎/neon light


挿入歌:OLEDICKFOGGY/シラフのうちに


挿入歌:クリープハイプ/二十九、三十


挿入歌:銀杏BOYZ/あいどんわなだい


挿入歌:BEN FOLDS FIVE/SPORTS&WINE


挿入歌:赤犬/親方星条旗


挿入歌:銀杏BOYZ/恋は永遠


挿入歌:電気グルーヴ/N.O.


挿入歌:BiS/nerve



主題歌&ED:OLEDICKFOGGY/いなくなったのは俺のほうだったんだ





SPECIAL THANKS!!



青木恵子


今津圭一郎


大久保希美


おにんこ


Only Free Paper


カタル(ニューロティカ)


亀井紗穂梨(ex.ブギウギセンター)


菊地美佐子(mujer)


銀杏BOYZ


GOUPIL AND C


ぐるぐる回る


嶋村さんと大気圏内DJs


曽川晴奈


竹内波(ex.ブギウギセンター)


竹内未来


武田政弘


タワーレコード秋葉原店


中村レイ


野中モモ


ハードコアチョコレート


BiS


星野陽平


松本杏


山口可奈


ROMANES


(敬称略/あいうえお順)


&MOREMOREMORE!!!!!!!!!!!!!!!




製作総指揮ーyoungas SOGAWA



監督・脚本ー死ノダシュウイ恥(youngas)








68.喫茶風来坊。

相変わらず店主は椅子にもたれて爆睡している。


引きの絵。


篠田、ソガケンらでワイワイ話している。

店の外で電話している沙知。


沙知、電話を切り走ってくる。

沙知「神、正当防衛認められたって!」

ソガケン「マジで?やった!」

篠田「あー良かった!本当に!」

カナは噛みしめるように嬉し泣きしている。

ハルナ「じゃあ罪は銃の不法所持だけだ!」

ソガケン「武田組でパクってきたらしいよ、あれ」

篠田「まぁ、元はと言えば金をパクった沙知のせいじゃん!姉弟そろって手癖ホント悪りーな笑」

沙知「うるさいな!ていうか……



5人「お金はっっッ?!」






69.仏滅町の商店街。

重たそうな旅行ケースを引きずる女。



冒頭のファミレスのシーン。

コーヒーカップを落とすウェイトレス。

ウェイトレス「失礼しましたー」

カップを拾う顔のアップ。口元が笑っている。




一瞬立ち止まりサングラスをかけるウェイトレス。


ウェイトレスの後ろ姿。ガラガラと大金の詰まった旅行ケースが鳴いている。



《ようこそ仏滅町へ》の看板が揺れている。



終わり。




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# by youngas | 2017-11-13 02:43 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 11月 12日

仏滅町ネオンライツ #12

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55.ライブハウスBUTZ-METZラウンジ。

みんなの笑い声。

峯田「ヤンガスの頼みだったら何でも聞くとは言ってたけど、急に呼び出されて歌うことになるとは思わなかったなぁ。まぁ役に立てばいいけど」

ジンジャーエールを照れ笑いしながら啜る峯田。

夜蛾(ヤガ)「今、忙しいのにごめんね。こないだ武道館終わったから、またレコーディングだよね」

峯田「いやいや。それよりソガケンさん、告白頑張って!」

ソガケン「あ、ハイ!が、頑張ります!ありがとうございます!」

無野(ムノ)「峯田くんに感動して泣くわ、緊張するわじゃ、告白どころじゃないよな、全く笑」


56.ライブハウスBUTZ-METZの外。

峯田を乗せたハイエースを見送る全員。

峯田が窓越しに会釈している。走り去るハイエース。

夜蛾(ヤガ)「じゃ!俺たちも」

帰っていくヤンガスの二人。

篠田「あとは本番だなぁ」

沙知「うまくいけばいいけど」

ソガケン「先帰ってるわ。カナとあれ?カナ!」

篠田「神くんとカラオケ行くって」

ソガケン「いつのまに!ま、いいか。んじゃ」

チャリンコで走り去るソガケン。

残された篠田と沙知。

篠田「どうする?俺らもカラオケ行く?」

沙知「なんでよ?飲みたい」


57.居酒屋。

カウンターに並んで座る篠田と沙知。

篠田「ソガケンがうまくいけばな。あとは神くんとカナちゃんもいい感じだし、3組でトリプルデートできるな」

沙知「は?私たち別になんでもないでしょ?」

篠田「呪文は?アレもう消えちゃったの?」

沙知「呪文の効力そんなに長くないし。だいたいカナちゃんとなんかあったんでしょ?カナちゃん、嘘ですとかあの後言ってきたけど、百戦錬磨の女の嗅覚見くびらないで欲しいわ」

篠田「いや、でも酔っ払ってたんだよ!」

沙知「酔ってたら友達の妹でも手出すんだね!そんなヤツと付き合いたくないし!」

篠田「お前もピンクムーンで散々知らないヤツのをしごいてきたんだろ?俺だけ汚いみたいに言うな!」

沙知「うわ!最低っ!」

飲みかけのレモンサワーを篠田にぶっかける沙知。

沙知「最低だと思ってたけど、ここまで最低とはね!」

目に涙を溜めて出て行く沙知。びしょ濡れの篠田。

篠田「あー!クソ!」


58.ソガケンの家。家の外。暗がりでタバコを燻らす篠田。

遠くから男女のはしゃぐ声。

神とカナが酔っ払って歩いてくる。

篠田、思わず顔を伏せる。

カナが篠田に気づく。

カナ「あ!ヤリチンだ!」

神「お!本当だ!ヤリチン発見!捕まえろ!」

神が篠田にはしゃいで掴みかかる。

カナ「隊長!私も加勢いたします!」

カナも篠田におぶさる。

篠田「やめろよ」

低く小さい篠田の声に異変を感じてカナが降りる。

神も手を止めた。

カナ「どしたの?」

神「なんかあった?」

篠田「いや、別に」

神「姉ちゃん?」

篠田「いや」

カナ「またフラれた?」

篠田「うっせー」

歩き出す篠田。

神「篠田さん!どこ行くの?」

そのまま立ち去る篠田。


カナ「バーカ」

カナが小さく呟いた。


59.数日後。

仏滅町中央公園。

秋祭りの準備で櫓が組まれている。

神とカナが仲良く設営に参加している。

DJブースはかなり高いところに組まれている。

神「落ちたら死ぬよ、これ」

カナ「死ねば?笑」


少し離れたところでソガケンとヤンガスの二人が真剣に打ち合わせしている。

さらに少し離れたところに篠田が一人でタバコを吸っている。

神とカナが篠田を挟んで横に座った。

神「篠田さん、どこ行ってたんすか?あのあと」

篠田「実家に帰ってた」

神「姉ちゃんも帰ってこないんすよねー。知らないすか?」

篠田「

カナ「なんかあったんでしょ?いいなよ、ちゃんと」

篠田「ケンカしただけ。少し」

カナ「どういうことで?」

神「まぁ、カナちゃん、それはいいっしょ。大人の男女だから色々あんだよ。ね?篠田さん」

篠田「ん。まぁ。うん」

カナ「大人ってめんどくさいね!あー私ずっと子供でいいかも!」

仰向けに寝転がるカナ。

神「大人だよな、体は」

カナ、すぐに起き上がって「もう!」と膨れる。

篠田、少し神と目を合わせて笑う。

ソガケンが後ろに立っている。

ソガケン「さっちゃんとケンカしたんか?」

篠田「や。お前には関係ねーだろ?」

ソガケン「アホ!さっちゃんは俺たちの仲間だ!何日も見てない!関係なくねーぞ、コラ!」

篠田「沙知沙知うるせーな、お前ら!俺がいなくなりゃいいんだろ!」

カナ「ホントバカだね、大人のくせに!」

神「みんな姉ちゃんだけじゃなくて篠田さんのことも心配してんすよ!何でわかんないんすか?」

篠田「じゃあどうすりゃいいんだよ!」

ヤンガスの二人が後ろに立っている。

夜蛾(ヤガ)DJやろう。篠田も」

無野(ムノ)「名付けて二人揃ってDJプロポーズ!」

カナ「プロポーズ!?」

神「ヤベエ!それ最高じゃん!」

ソガケン「成功させようやないか!」

篠田の肩に手をかけるソガケン。

引き攣りまくる篠田の顔。


つづく


出演


篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮


ヤンガス先輩
夜蛾(やが)ー加藤諒

無野(むの)ー芹澤興人



峯田ー峯田和伸(本人)



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# by youngas | 2017-11-12 19:08 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 11月 09日

6月から11月はこんなの観てた。

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あゝ、荒野】
観る目的1位ヤン・イクチュン、2位ヤン・イクチュン、3位今野杏奈のオッパイである俺にとっては大満足!

前後編でたっぷり300分以上もかける必要があったかは別として、前編はマジで喰い入るように見れて最高だった。テンポよく人と人が繋がっていってワクワクしたんだけど、それらが後編でいまいち昇華しきれてない気が…。
ちょっと風呂敷広げすぎたか??
ま、たっぷりヤンイクチュンとセックスシーンと今野さんのオッパイが堪能できる傑作だと思います!!!(前編は)








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【ノーエスケープ】
上映前、斜め前に座ってたオバさんがその前に座ってたお姉さんに『あなたの座高が高くてスクリーンがよく見えない』とイチャモン。
そのお姉さんの『私も前の人はいるから同条件』的な真っ当な反撃で、オバさんが即撃沈するというピリついたノーエスケープ状態にyoungas篠田と静かに爆笑!
上映後、ホコ天になっていた銀座をだらだら歩いて帰ったのもエモかった。
そんな【背景食い】を含めて最高の時間だったけど、作品自体は全然オモんないよ(笑)






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【ダンケルク】
あれ?これってどんな話だったっけな??(笑)






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【スウィート17モンスター】
もうとにかく最高に愛すべき大好きムービー。ウィーザーの1stアルバムみたいな作品。

ジョンカーニーの傑作【はじまりのうた】で僕らを魅了したヘイリーちゃん主演!(屋上でのヘタッピギター最高だったよな~)
高校生ってあんなんだったわーってのを素直に思い出した。いちいちお気に入りのカットばっかだし、今後定期的に見ることになるだろ~な~。
『juno』とか『リトルミスサンシャイン』みたいなズッ友と出会った感覚。






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【ベイビードライバー】
もう冒頭のジョンスぺでブチ上がっちゃって、冷静に観れてなかった部分は否めない(笑)サマソニでみた時もブチ上がったもんな~。

でも冷静になって思い返してみると、そこまで骨がある作品だったかは微妙なトコ。要所要所シッカリとテンション上がるし、サントラ的にはドライブ向きなアッパーな感じで爽快な気分にしてくれるから良いんだけども。。。恋愛とクライムと親子愛みたいなもんを欲張りすぎてて、味が薄まっちゃってたのかも。
もっとバリっとクライム寄りだったらな。
あ、iPadクラシックってやっぱ超カッコいいって気付かせてくれた功績はもちろん超デカい!!!






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【アシュラ】
ファン・ジョンミンって名前よりパク・ソンベって役名が頭にこびりつくほど強烈だったこれ。言わずもがな最高!!!もうこの手の韓国映画は何がどう良いとか好きとか分からないんだよね、正直。スチャダラBOSEの声が好きってレベルで染みついてる。

今年の年末はいろんな人が『コクソンかアシュラか』で悩みそう(笑)
アメリカでもヨーロッパでも日本でも中国でも無理っぽい、やっぱ韓国にしか作れないこの雰囲気には脱帽。






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【アイ・イン・ザ・スカイ】
ドキドキしたよ~これは~。
『キャプテンフィリップス』でバリ怖いガリガリの海賊を演じてたバーカッド・アブディさんにまた画面で会えて本当に嬉しかった。








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【わたしは、ダニエルブレイク】
やべぇを連発してたバウンティハンターのHIKARUさんじゃねーけど、これヤバかった。年に1回しか良い意味でのやべぇが使えないとしたら、俺はこれを観た後にそのやべぇを使いたい。
映画に柔らかいも硬いもないと思うけど、これはホントに硬かった。
静かに硬く刺してくる感触は、まさにFUGAZIのそれ。ダニエルのメッセージをエンディングで観た後、ソファから立ち上がれたのは10分後だった。

尊厳を失ったら終わりだ。






時間がなくて『新感染』観に行けなかったのが悔やまれるけど、そこそこ楽しい映画ライフ継続中。
ローガンがやっぱりダメだったから、もうアメコミ系怖い(笑)







youngas sogawa

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# by youngas | 2017-11-09 15:27 | やんがすちゃんのYMO
2017年 10月 29日

仏滅町ネオンライツ #11

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47.ガススタから少し離れた橋の前。夕焼け。

ソガケンがタバコを燻らしている。横に沙知と篠田。車の中で夕焼けを眺めてまったりしている神とカナ。

沙知「てか、何があったの?ハルナと別れたの中学ん時でしょ?」

ソガケン「まぁな。でもあの後、ばったりクラブで出会ったんだよ。あいつ今DJやっててさ。で、アタックしてるとこ」

沙知「で何で喧嘩中?」

ソガケン「俺がピンクムーンから出てくるの見られちゃって。気持ち悪いって。一途だって俺散々言ってたから」

沙知「あー見えてハルナ真面目だからね」

ソガケン「それとこれとは違うって言ってもダメ。相手してくれない」

篠田「そんならさ。カッコイイとこ見せるしかねーんじゃない?」

沙知「例えば?」

篠田「んーと…」


(暗転)


神「カナちゃんてさ。彼氏とかいないの?」

カナ「え?今はね」

神「まだ中学生だもんね」

カナ「子供扱いやめてください」

神「いや、してない。むしろ可愛いと思ってる。ずっと前から」

胸の谷間を凝視する神。

カナ「もう!男ってみんなそう!」

ふくれるカナ。

神「いやいやいや!何!?何のことよ!ねぇ!カナちゃん!オッパイなんて見てない!」

カナ「言ってないし!見てんじゃん!」

神「たまたまだから!人って凹凸に目がいく生き物らしいよ!Eテレでやってた!」

カナ「うるさい!」


(暗転)


ソガケン・沙知「えー!!!」

篠田「悪くねーべ?」

ソガケン「でも俺DJなんてやったことねーぜ?」

篠田「特訓だ!先生なら知り合いがいる!あと隠し玉もな」

ソガケン「?」

沙知「隠し玉?」


48.喫茶風来坊。

篠田「こちらヤンガスの2人。ヤンガス先輩。2人はDJユニットなんだよ」

夜蛾(ヤガ)「まぁ、DJというと聞こえがいいけど、本業はグラフィックデザイナーやってるのね。主にマス向けのコンテンツだから、ボクが本当にやりたいニッチな嗜好とはかけ離れた所でのマターって感じかな。要するに非常にアンビバレントだよね。わはは」

無野(ムノ)「今日はおおきに!DJはうちがやりたい言い出したんちゃうねん!やがちゃんが今一番モテるんわDJやーゆうさかいに、ほなやってみよかゆうてな、かなわんなしかし思いながら始めた感じやわ!ほんまはやりたなかったんやで!そないチャラついたことできまへんわゆうて断ったんやで、始めは。でもやろうゆうて、モテたいんやろうゆうて。一回決めたら聞きまへんねん、この人。しゃあない、ほなやろかゆうて」

篠田「あのー、無野さんて関西の方でしたっけ?」

無野(ムノ)「東京やで!生まれ持っての江戸っ子や!こんなん言うたらまた後輩のタケトが馬鹿にしてくるんちゃうか言うて!」

夜蛾(ヤガ)「無野氏、今千原ジュニア目指してるから」

篠田「あ、そうですか…」

ソガケン「……。」


49.夜の街灯。自販機の前のベンチ。

篠田とソガケンがボーッとタバコを燻らしている。

篠田「なんかゴメン」

ソガケン「いや。別に。大丈夫」


50.翌日。仏滅町のライブハウスBUTZ-METZ。

篠田と沙知とカナと神が誰もいない客席からステージを見つめている。

神「ここって貸し切り?」

沙知「ヤンガス先輩がオーナーなんだって」

神「へぇー」


夜蛾(ヤガ)「曲を流すのは割とイージーだよ。ソガケンくんやってみる?」

ソガケン「あ、ハイ」

手こずりながら曲を流すソガケン。

無野(ムノ)「悪くないやんけ!その調子やで!」

夜蛾(ヤガ)「曲を繋いでみようか」

ソガケンが慣れない手つきで次の曲を流す。

銀杏BOYZの「あいどんわなだい」が流れ出す。


それから3日後。


51.ソガケンの家。テレビのニュース。

キャスター「昨夜、指定暴力団武田興業の組長、幹部、組員ら合わせて4名が暴力行為処罰法違反の罪で逮捕されました。昨夜、午後7時過ぎ、警視庁捜査員15名が家宅捜索に入り…」

蕎麦を啜っていた神が立ち上がり、蕎麦の入った器を豪快に落とす。

神「あ!」

3人が押し入った事務所が大きく映し出され、武田やスキンヘッド達が逮捕される映像が流れる。

篠田「捕まったじゃん!」

沙知「てか、私たちこんなことしてる場合じゃなかったよね?」

カナ「結果オーライじゃない?」

四人「やったーーーー!!!!!!」

篠田「ソガケンに知らせなくちゃ!」


52.ライブハウスBUTZ-METZ。

夜蛾(ヤガ)「ヤベーッスよ!ソガケンさん、もう本当のDJみたい!」

無野(ムノ)「いや!もうDJっしょ!スゲーいいよ!」

汗だくのソガケン。曲を止める。

ソガケン「いや、もうなんていうか二人の熱心な指導のおかげですよ!…ていうかアレ?夜蛾さん、憎たらしい喋り方じゃなくなってるし、無野さん、関西弁じゃなくなってるし!」

夜蛾(ヤガ)・無野(ムノ)「へ?」


53.居酒屋。

篠田「カンパーーーーイ!!!」

ソガケン・沙知・カナ・神・夜蛾(ヤガ)・無野(ムノ)「カンパーーーーイ!!!!!」

ソガケン「いやーマジでこんな嬉しいことないよね!奴らは逮捕されたし、俺のDJの腕も上がったし、来週の仏滅町の秋祭りでハルナに告白するから!あー楽しみだ!」

神「ていうかハルナさん来てくれんのかな?」

沙知「ハルナも秋祭りのDJやるのよ。だから必然的にその場にはいるってワケよ」

カナ「ラストにお兄ちゃんが登場してサプライズってワケだ」

篠田「何それ超かっこいいじゃん」

ソガケン「いや、やめてよ。ていうかスゲー緊張してきたし俺のDJだけでどうにかなるの?」

篠田「お前のDJだけじゃどうにもなんないかもな」

夜蛾(ヤガ)・無野(ムノ)「そうだね。ヒヒヒ」

篠田「ヒヒヒヒヒヒ」


ソガケン「何だ?あんたら、その薄気味悪い笑いは」


54.ライブハウスBUTZ-METZ。

夜蛾(ヤガ)「じゃあ、ラストの1個前から行こうか。フジファブのTEENAGER。そっからの銀杏あいどんわなだいで」

ソガケンが曲を流し出す。

フジファブのTEENAGERが流れる。

ノリノリで踊る沙知とカナ。神と篠田も音に合わせて静かに頭を振っている。

その刹那、銀杏BOYZのあいどんわなだいに繋ぐソガケン。軽快なイントロが流れ出す。

そこへボサボサの髪の毛でヨレヨレのTシャツ、短パンの男が走ってくる。

沙知・カナ「ええぇーーーーーーーーッッ!!!!」

女子達の絶叫。

神「み!み!峯田じゃん!!!」


峯田「純情可憐なキミをぉ〜〜〜〜〜!」

本物の峯田が歌っていた。ソガケンが号泣している。

ソガケン「ハルナ、好きやねん!銀杏、好きやねん!めっちゃ喜ぶと思うねん!」

涙目で喜ぶソガケン。

篠田「関西弁移ってる…」

沙知「隠し玉…コレか」



つづく


出演


篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮


ヤンガス先輩
夜蛾(やが)ー加藤諒

無野(むの)ー芹澤興人



峯田ー峯田和伸(本人)



挿入歌
銀杏BOYZ/あいどんわなだい


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# by youngas | 2017-10-29 18:43 | 仏滅町ネオンライツ