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2017年 01月 04日

俺アワード2016〜SHINODA後編〜

(続き)

【次点のコーナー】

ベスト10には入らなかったものの、シノダが2016年に愛した沢山の映画を一気に!一言寸評付きです。

『デッドプール』
"クズで下品だけど境遇は悲惨とか超愛せる!アメコミ映画にイマイチノレなかった俺でも文句なく楽しめた『ドント・ブリーズ』さえなければ完全にベスト10入りだった一本(笑)"
『ストレイト・アウタ・コンプトン』
"もう一つのヤンガス案件。邦画がこんなに豊作じゃなきゃこれも間違いなくランキング入りクラスだわな。ただしアイスキューブそんな好きじゃない問題はあり(笑)"
『ヘイトフル・エイト』
"タラちゃんの映画愛が暴発しちゃって日本のスクリーンで完璧なスタイルで上映できない事件勃発。それを抜きにしても充分面白かったけど。"
『コップ・カー』
"俺たちの観たいケヴィン・ベーコン堪能!悪徳警官vsクソガキってもう好き要素しかねーじゃん!"
『アイアムアヒーロー』
"国産ゾンビ映画としてはヘヴィー級の出来!しかし有村架純ちゃんの途中からの役立たずっぷりが残念!"
『日本で一番悪い奴ら』
"綾野剛ショー見せられてる感。前半楽しいのに後半失速って『凶悪』と同じだわ。惜しい。"
『イット・フォローズ』
"何じゃこりゃ珍品ホラー。SEXすると霊が移るって仕組みがクセがすごくて全然入ってこんのじゃ!(©千鳥ノブ)"
『SCOOP!』
"大根さん最新作が最高傑作更新ならず!福山はわりと良かったけど野火aka二階堂ふみとヤッちゃうのが生理的にめちゃ嫌でした(笑)"
『ボーダーライン』
"カルテルものを大好きなドゥニ・ヴィルヌーヴが撮って悪いわけねーだろうが!地獄のドキュメンタリー『カルテル・ランド』とパック見をオススメ!"
『マジカル・ガール』
"スペイン発超キテレツ珍味映画。トカゲの部屋って何?教えてGoogle!"
『クリード チャンプを継ぐ男』
"暑苦しそうで避けてたけど観たらスーパーいいでやんの!枯れすぎロッキーは賛否ありだったけど俺はそれがすごく良かったっす"
『ちはやふるー上の句ー』
"アイドル映画としても青春映画としてもかなりの拾いもの。広瀬すず力(りょく)であっという間に観れちゃう。とはいえ下の句観てない問題(笑)"
『ノック・ノック』
"やりたい放題イーライ・ロス、またしても嫁で遊ぶ!(ロブ・ゾンビと同じ)てか、こんなん自身でプロデュースするキアヌって相当なドM"
『君の名は。』
"日本人が好きな要素詰め放題な八方美人ヤリ◯ン映画ながら、良く出来てるから嫌いにもなれず。8割はRADの曲パワーだと思うけど"
『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』
"年末のレイア姫逝去でグッとこの映画の重みが増した感。強すぎドニー・イェンとか言いたいことはだいぶあるけどフェリシティ・ジョーンズがいい女だったから全て良し"
『オデッセイ』
"あれ?『インターステラ…そんなん言っちゃダメ!マット・デイモンが惑星取り残され顔だってこと!"
『知らない、ふたり』
"今泉史上最高爽やか!青柳文子を挟んだ日韓片思い合戦!あー楽しかった"

【総括とワースト】

最初にも書いた通り2016年は邦画イヤーでしたね、間違いなく。次点を見てもわかるけど決して洋画が良くなかったわけでもなく、ただただ面白い邦画がそれを上回ったという奇跡の一年でした。
「洋画しか観ない」とかいうつまんない若者もいるようなので、邦画に客が入ったり口コミで面白さが拡散することでそれが日本映画を見るきっかけになればと願います。

ワーストは3本!まずダントツで最悪だったのが『スーサイド・スクワッド』!!あの名作『エンド・オブ・ウォッチ』、『フューリー』のデヴィッド・エアー監督だと聞いたら期待すんなというほうがおかしいじゃないですか。マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインとジャレッド・レトのジョーカーの前出ビジュアルだけで失禁するぐらい楽しみで前売りムビチケまで買ってスタンバッてたのにまさかの糞クソくそつまんなさ!!!!!映画館にちゃぶ台あったらもう5億回はひっくり返してたろうし、久しぶりに「金返せ」って心から思いました。エアーとアメコミの相性の悪さが全面的に出ちゃってたのと、悪役たちがちっとも悪くないって所に悪寒すら走りました。しかしそれでもハーレイ・クインは可愛かったけどな(怒)
2本目は『ゴースト・バスターズ』
いかにオリジナル版を愛してる人たちがいるかってことをそもそもわかってないのか、わかった上でこのお粗末な出来なのかは知りませんが、とにかく退屈。女のバスターズにしたことには別に異論はないけど女になったからなんやねん状態で終わっちゃって、女性である意味を全く感じませんでした。唯一得したのはクリス・ヘムズワースファンだけでしょコレ(笑)
それでもホルツマンはかっこよかったけどな(怒)
3本目は『14の夜』
ヤンガス案件だって二人してクリスマスにわざわざ観に行ったってのに上映後のファミレスでダメ出しの嵐(笑)
やりたいことはわかるけど全てが惜しいって感じでした。ギャグも滑ってたし。そして個人的にたどり着いた結論はジャルジャル福徳似の主役の男子の顔が苦手なんだという(笑)
それでもメグミaka浅川梨奈のオッパイは最高だったけどな(怒)

というわけで2017年もいい映画に出会えますように。

2016年は音楽部門と書籍部門は割愛!

女子部門のみ更新します!(すんまへん!)

〈女子部門〉
ていうか2016はこの二人しか見てなかった!
吉岡里帆
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永野芽郁
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では2017年もYOUNGASちゃんをひとつよしなに。

YOUNGAS SHINODA
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by youngas | 2017-01-04 08:21 | 俺アワード
2017年 01月 04日

俺アワード2016〜SHINODA前編〜

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!

まさかの今回で8年目!末広がり!縁起いい!
いつまでやるんだ!やかましわ!もういいよ!まだやるわ!やめちまえ!うるせっ!アホか!アホちゃうわ!(幻聴と格闘)


ちなみに2016年にシノダが見聞き読みしたものなので発表やリリースが2016年じゃないものもアヌス!アナル!スカルファック!


〈映画部門〉

2016は邦画!そう言い切ってしまいたい!それぐらいどれもこれも良かった!まぁ、たまにハズレはあったんだけど、大ハズレは無かったぞ2016邦画。それも珍しい。大概は痰吐きかけた上から脱糞したいぐらいの駄作が一本くらいは混ざってるんだけど、今年は無かったなー。単純に『僕は明日、昨日の君にクンニする』とか『僕のペニスがこんなにムケてるわけがない』とかそんな感じのやつを避けていただけじゃん?という指摘には無視を決め込む所存ではありますが。(タイトルはイメージです)

というワケで今年もたっぷり濃厚なのぶっかけてやるぜ!精神に基づき、ベスト10圏外の次点も大量に発表(射精)!去年よりさらに大ボリューム、俺アワシノダ篇。紅白とガキの使い見終わって暇なだけのコタツで猫とうたた寝で、鼻クソほじって日が暮れて、ブクブク肥えたよ三が日、そんなあなたは是非どうぞ!!!



10位『クリーピー 偽りの隣人』


"「マックス!まだまだ行くぞぉ〜〜!」は俺内流行語大賞2016に決定!香川照之の狂人演技全開でジワジワとクリーピーに病んでく超楽しい隣人地獄にようこそ!"
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うれしい!たのしい!だいすき!実際隣に住んでたらそりゃーもう超最悪なんだけど、もう最高ですよね、西野!黒沢清映画に沢山登場するキチガイキャラクターのベスト3位内には確実に入るよね、西野!登場の不気味さとかたまんなかった!あれぐらいサイコパスに振り切って演じてくれたら人は不快をすっ飛ばして見てて清々しい気分になるんだなーって目からウロコダダ漏れ。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」って全身ゾクゾクが走りまくるキラーフレーズとか西島竹内夫婦の不味そうな晩餐シーンとか監禁部屋の唐突なディテール含め何もかも最高で観てる間ずっとニヤニヤしっ放しでした。(香川aka西野そっくりな顔つきで)
まあ、ハマれなかったとかいう意見にも首もげるほど頷けますし、そもそも何を見せられてんだ感は否めないけど黒沢清って投げっ放しそのものが作風だからもういいんです(笑)あー面白かった!!!!!!!!





9位『ズートピア』


"差別というネガティヴなテーマを笑わせて笑わせて考えさせる、もはやディズニー名人芸の域へ!「ザ・シンプソンズ」監督リッチ・ムーアの持つブラック要素もふんだんに盛り盛りで一秒も飽きない動物ものアニメの特大傑作"
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正直もうコレ入れるのとか野暮なんですよ。粋じゃない。だってどう考えても今年ベスト級だし、コレ入れるんなら他のマニアックな映画入れて玄人目線で悦に入って語ることだってできるんですよ。去年のマッドマックスと同じで、だけど、それでも、どうしても、絶対にハズせなかった。発売日にBlu-ray買いに行きましたよ。あいつらにまた会いたくて。そもそも「良くできてた」とかそんなの当たり前なんですよ。ディズニーって時点で当然良くできてるわけで、キャラやストーリーも見る前からハードルも上げ上げで挑んでも「超面白い」って思わせるってことの凄さ。ブラッシュアップって言葉があって、和訳すると精度を上げるってことな訳ですが、それを世界一のクリエイター達が寄ってたかって何年もかけてやるんだから、我々がイメージするブラッシュアップって言葉の5億倍はやってるってことなんだと思います。感性が違う人でも『ズートピア』見てつまんなかったとは絶対言わないでしょうね。(好みじゃなかった人はいたとしても。実際俺の周りの女子の不評っぷり(笑)やかましわ!)
それぐらいの完成度。ただ本当に頑張って頑張って血眼でツッコむとこ探すなら、あのキツネのニックがもうちょい悪い奴でも良かったかなーと。悪いことして生きてきたわりには途中からずーっといい奴なんですよね。あのジュデイと喧嘩して迎えに行った時とか……いや!もうそんなん野暮!たぶん俺みたいな意見した人もいてそれもブラッシュアップされたってこと!あれが正解なんだ!そう思ってまた見よう!(12回目)





8位『葛城事件』


"嬉々として狂気の親父を演じた三浦友和に日本映画界が震えた、これが「今日から出来る!家庭内殺人鬼の作り方」"
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映画映えのする三浦友和力(りょく)ってのがきっとあって近年の日本映画界の中心にいる監督達(北野武、山下敦弘、三木聡など)はそれをわかってるから、ど真ん中に割とどーんって持ってくるんだけど、今作はその究極版。三浦友和ショーですよ、はっきり言って。(『日本で一番悪い奴ら』は綾野剛ショーだった!)
百恵ちゃんと結婚したあたりの三浦友和ってイケメンではもちろんあったけど、演技派ってイメージはなかったと思うんですね。だけど、ここ数年の三浦友和ってキャストにいるってだけで「お!」ってなる存在になったし、何やらせてもハマって面白いよなー。だから「出てるなら見たい」と思う数少ない俳優さんの一人です。その彼が今回挑んだのは美しい妻と二人の息子、念願のマイホームを手に入れた理想の家族の大黒柱...と思い込んでるだけの悲しい男、葛城清。家庭崩壊のドラマってあるけどここまで最悪なのも今までなかったんじゃないすかねー(笑)もうほんと最悪。でもだからこそ最高。無差別殺人を起こして(あの駅での通り魔シーン最高でしょマジで!)死刑囚になっちゃった次男の稔と獄中結婚した田中麗奈演じる順子とのスナックのシーンとかいいよねー(つかあの女、2016映画キャラお前一体何がしたいねん大賞受賞でしょう)胸糞悪さでは今年見た中でダントツなんだけど「映画観てやった!」って感じがすごかった!これ観た池袋ロサがまたヤバイ空気でこの映画にピッタリだったなー

↓池袋シネマ・ロサ。since1968。どうかなくならないで欲しい。
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7位『シン・ゴジラ』


"2016映画の象徴になってしまった日本の業を背負ったまさに怪獣みたいな傑作。空前の大ヒットはゴジラ出現と同じぐらいの体験をした我々日本人へのストレート過ぎる鼓舞だったからなのか!"
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これもハードル上がりきった状態で見たのに「超面白い」で帰れた稀有な傑作でありながら、手放しで楽しかった!って言うよりも、日本人として色々考えさせられた、つまりは色んな人達と語りなくなる映画でした。映画にとってそれ以上の賛辞はないでしょう。俺は映画におけるいい作品の基準ってどっちかだと常々思っていて語りたくなるか、絶句するかだと思うんですね。前者は言わずもがなその作品が人を喋らす力を帯びてるからな訳で、後者も然り黙らせる力がある訳だと思うんです。どっちが凄いってこともないと思うけど、どっちかって言えば誰かと語り合いたいってなる映画の方が当然ヒット作になり得る可能性が高い訳ですよ。「見て!」ってなるから。
何か『シン・ゴジラ』は見た国民のほぼみんなが「見て!」って言いまくった久しぶりの邦画という感じがしました。だから絶望の権化でもあるゴジラという存在が、いつしか日本が一つになるための希望の象徴になっていくという、あの暑苦しいまでに真っ直ぐなラストに涙するし震えるんだと思います。オールスターキャストとか、やり過ぎな石原さとみとか、エヴァの庵野さんとか、軽く挙げてもその取り巻くファクターが多すぎてブレがちだけど、日本人が何十年も温めてきたゴジラというキャラクターがこの2016という年に更新されたことの素晴らしさに喜ぶってことだけでまずは充分だと思います。その上でこの先語るべき話は幾らでもある訳だから。邦画史にも明らかに残る何十年も耐えうる一本。言いすぎじゃなく。







6位『何者』


"卑屈な自分を映す鏡を見せられているようで目を背けたくなるシーンの連続。なのに背中を押されるようなラストにいつのまにか涙している。これは何者でもない僕たちの映画"
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三浦大輔映画だって気がつかないぐらいの宣伝のされ方だし何よりも「桐島」の朝井リョウのこの原作には少しだけトゥーマッチな気がしてたのですが、いやいや。見終わってからのザッツ三浦大輔映画だった感!最初の就活で苦悩する若者たちの青春群像劇から一転、後半モノスンゴく意地悪モードに突入するんだけど「お前はお前だ。行くしかねーだろ」って優しく背中を押すようなあのラスト。三浦映画が新たなバースに入った瞬間を見たような気がして鳥肌立ちました。SNSの便利さの裏返しにある誰にでもあり得る恐怖を三浦大輔の主戦場でもある舞台を使った演出で見事に見せるあのシーンの凄まじさ。あそこを大画面大音量で「自分が何者なのか?」絶賛悩み中の何万もの若者達が映画館で見たことをイメージしただけで震えが止まりません!だってどんな残虐なホラー映画よりも怖いシーンだから。見終わったある人は「日本映画史に残る不快なシーン」と怒りを露わに切り捨てたと聞きましたがそれって「思い当たる節があります!」って高らかに宣言してるのと同じなんであんまり大声で言わない方が良いと思います(笑)




5位『ドント・ブリーズ』


"元日に二人揃って観に行った、これぞヤンガス案件!(笑)めくらジジイvsヤング強盗団、勝つのはどっちだ!!?"

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映画終わって明るくなった瞬間に「プハー!!」って大きく息吐いたオヤジがいて「ちょ!おま!マジで息止めてたんか!」って思ったらオモロすぎました(笑)
話は至ってシンプルで90分以内だしスゲー見やすかったけど3時間映画見たクラスの疲労感(笑)プハーオヤジみたく前のめりの緊張感がずーーーっと続くのでまー疲れんだけどまー楽しいのなんの!
ロッキー役のジェーン・レヴィもいいけど何せジジイ、ステファン・ラングが最ッ高!!(役名すら無し(笑)「盲人/The Blind Man」だって!)いくら元軍人っつったって強すぎんだろ、あのジジイ(笑)
マイゴッドの一人サム・ライミ叔父貴の秘蔵っ子、フェデ・アルバレス監督、リメイク『死霊のはらわた』に続いてたいへんよくできました!ラストのタマフルでも話してた隣の女性客が「ニガッ」ってつぶやいちゃった【タイエキ軍人】シーン含め盛りだくさんで大満腹!ごっつあんでした!
200%ブルーレイ買うてまうやん!







4位『ディストラクション・ベイビーズ』


"剥き出しの暴力が目の前に現れた時、怯えるもの、加担するもの、挑むもの、巻き込まれるもの…そのそれぞれの生きざまにグッと息を呑む108分。静かなる暴力映画の誕生"
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とにかく何しろ柳楽優弥演じる泰良がエグい。あんな奴、『クリーピー』の西野以上に近くにいたら最悪だけど、映画という神視点からなら幾らでも見ていたい。無敵という訳では決してなくボコボコにされてるのに血だらけで殴り返してくるあの感じ。本当に怖い。ライブハウスのシーンとか鳥肌級の怖さ。暴力映画って痛いとか怖いとか如何に観客に体感させるかが重要で、その点近年の邦画の中でも群を抜いて痛いし怖いです。そして菅田将暉演じる北原のクズっぷりと巻き込まれ女子でありながら北原に負けないほどクズの那奈役、小松菜奈のキャラクターもいいすよね〜。『溺れるナイフ』でその後愛し合うことになる二人がこんなに憎しみ合ってるってのも面白いけど日本映画界は暫くはこの二人を頼っていくことになるんだろうなという納得の演技かましてます。あと弟将太もいいんだよなあ。兄ちゃんとの関係性が。
向井秀徳の荒い音楽と四国の港町と祭りの合いっぷりもエゲツナイし、しばらく消えないだろう腕に残った傷痕みたいな映画。




3位『この世界の片隅に』


"「あの日」に向かうヒロシマが舞台の話なのに何でこんなに笑えてホッコリするんだろう?世界のアニメ映画史に残るヒロインの誕生とのんの復活を祝うにはあまりにも最高のファンファーレ"
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映画って何時間か、もしくは何日間か、はたまた何年か経ってから「あーあれは傑作と呼べたかもしれない」ってなるものじゃないですか?少なくとも観終えるまでは当然ジャッジは出来ない訳ですよ、それが良かったかどうかすら。でもこの映画に関しては始まって数分で「うわー超いい」、中盤でもう「傑作確定」、後半で「あーコレ歴史に残るわ」、エンドロールで「絶対DVD買おう!」になってるという(笑)大袈裟じゃなくそういう映画です、以上。でもいいぐらいの(笑)

僕ら世代ってあからさまに戦争反対世代というか、国家が傷つけられようとももうあの過ちを犯してはいけないとずーっと耳打ちされながら育ったような世代で。
それはもちろんあの戦争を直に体感したおじいちゃんとかおばあちゃんがまだ生きてたからで、直接その体験を俺も小さい頃聞いたことがありました。
うちの祖母は両国界隈に住んでたことがあって東京大空襲のあの日、熱くて熱くてまだ赤ん坊の叔父さんをおぶって隅田川目指して走ったらしいんだけど、もうそこには熱さで逃げて飛び込んだ人の死体が川から溢れるぐらいあったって。子供心にトラウマになったし、隅田川花火大会を見るたびに複雑な思いをするという(笑)
『はだしのゲン』と原爆写真展に何回か学校の授業で行かされて、全身ケロイドで歩くあの姿を目に焼き付けるということは今考えても絶対大事だったし、トラウマ=戦争反対を植え付けるっていうやり方はストレートで間違ってないとは思うのですが、こういう日常を慎ましくも逞しく、しかも笑いを忘れずに生きた人達の姿を淡々と追ったことでそれが強烈に反戦メッセージになってるっていうのがヤラレタ!ってみんなが口を揃えて思うところだと思うのです。もちろん戦争は絶対起こしてはならないし、記憶も風化させてはいけないから悲惨でドギツイ体験こそを耳にして目にすることが大切だし、この家族よりも辛い思いをした人達もたくさんいるはずです。(すずさん一家も本人含め壮絶な体験をしているしその場面もたくさん出てくるけど)
それに作者のこうの史代さんも戦争体験者ではないし、フィクションの側面が多いことは否めません。だけど、それでも、観た人達に強烈に平和を願わせるこの映画のスゴさをまだ観てない人達に伝えていくことはとても大事だと思うのです。YOUNGASが揃って、まだ観てない人達が殆どの飲み会で唾を撒き散らしながら力説し合った久しぶりの映画でもあります。二人とも原作漫画も全巻買い揃えた程の熱量です(笑)
人が生きるってどういうことなのか?生きていくって何なのか?そのヒントがこの映画にはたくさんあると思います。
この映画がどうかこの世界の片隅にまで伝わりますように。
そう願って止みません。




2位『ヒメアノ〜ル』


"殺人鬼森田剛覚醒!不穏な空気が画面を覆い尽くした瞬間、浮かび上がるタイトルバックに全身悪寒必至!古谷実がネチネチと描いてきたダメ人間達の死のダンスを笑え!"
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いやー『この世界の片隅に』をわりとまともに真っ直ぐ褒めちぎった後にこの救いのない闇映画を語るのはちょっと気が引けます。というか『この世界〜』より上位にするんかい!と家のポストにマヨネーズ入れられても仕方ないぐらいの暴挙とは知りつつのこの映画が二位。わかってます。そんなことは(笑)
でもね。切り株映画万歳!と日頃からスプラッター系ホラー映画を愛でながら、MAD VIDEO復活やったー!って『ジャンク』とか『ギニーピッグ』とか『デスファイル』とかニヤニヤしながら見てビデマこと新宿ビデオマーケットに週一で通ってるYOUNGASのキチガイ担当(いや、あいつも相当キチガイだけど)としては、この猛烈な死臭が堪んないわけです!吉田恵輔監督ってコメディのイメージだけど、人と人との生理的に嫌〜なやり取りとか空気を切り取る天才ってことは傑作『さんかく』とか『ばしゃ馬さんとビッグマウス』で証明していたから、古谷実の原作が持つヤダ味を嫌ってほど見せられるんだろうなーという覚悟はしていたけど、ここまでとは!メンタルが安定してない人は本当に観ない方がいいってぐらい猛毒。
恐らく森田剛目当てで来たであろう親娘とか絶句して帰る姿を劇場で目撃して、そりゃー「剛く〜ん!」ってモードで来てコレ見せられたらたまったもんじゃないよなと心ん中でめっちゃサムズアップしてました(笑)でも!お母さん!お嬢さん!森田剛半端ないよ!森田剛がこんなに凄い役者だったってことに気づく、俺にとっては森田剛=スゲー役者って完全にしてくれた記念碑的作品となりました。少なくとも現役のジャニーズであそこまで過激な文字通り「人殺し」のシーンを本当に躊躇一切なくやった人はいないんじゃないすか?(『十三人の刺客』の吾郎ちゃんもヤバかったけど、実際の殺人シーンで言えば森田剛のが全然上)
YOUNGAS的には『SR サイタマノラッパー』の1&2の両主役駒木根くんと山田真歩が夫婦で登場にまず大加点!その後の二人の辿る結末にも二億点てことで。

さて次がいよいよ一位。お母さん、麦茶持ってきて〜!




1位『シング・ストリート 未来へのうた』


"全80s音楽とファッション好き、頭のてっぺんから稲妻ブッ刺さり状態!!オリジナル曲全部超絶最高の音楽映画の超超超超ド級大名作!『B◯CK』とか音楽映画とかほざいてる奴全員コレ観て即土下座しろ!!!!!!!!"
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ジョン・カーニーの過去二作もスンゲーいいけどこれまたスンゲーいいを更新しちゃったよね?本当凄まじくいいの!!元々80年代の音楽(デュラン・デュランとかA-haとかホール&オーツとか)とファッションとか好きな人たちは身悶えしちゃうシーンの連続だし、その辺よくわからなくても青春音楽映画として完璧だと思います。ラストあんな大袈裟な終わり方でもグッときちゃうし、久しぶりに映画館で声出して泣いちゃった2016唯一の映画でした。マジでホント良かった。オリジナル曲ができたからMV撮ろうぜっていうのがいかにも80年代でいいよねー。監督やるあの男の子の面(ツラ)もいいんだよなあ。
そして主人公コナーの兄貴ブレンダンね!マジでいいんだ。ラストのシーンだけで思い出し泣き100回できるレベル(笑)弟に自分の未来を託すあの時の兄貴の顔でおじさんもう号泣メーン!嗚咽が止まりませんでした。じゃあ湿っぽい映画なのかっていうとそんなことは全然ないです。
まあ、文化祭で彼女のために歌うとかそういう映画が好きな俺にとってはそのシーンだけでも「永久に観てたい」と思ったし、どこを切り取っても文句なく完全なる俺映画でした。一位当然。



というわけで、2016年の結果は以下の通り。

1位:『シング・ストリート 未来へのうた』
2位:『ヒメアノ〜ル』
3位:『この世界の片隅に』

4位:『ディストラクション・ベイビーズ』
5位:『ドント・ブリーズ』
6位:『何者』
7位:『シン・ゴジラ』
8位:『葛城事件』
9位:『ズートピア』
10位:『クリーピー 偽りの隣人』

(後編へ続く)
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by youngas | 2017-01-04 05:06 | 俺アワード
2017年 01月 03日

俺アワード2016 ~SGW編 10~4位~

この一年を振り返り、特に好きだった物を勝手に表彰しちゃう毎年恒例の俺アワード!!!


一昨年からバスフィッシングにどっぷりハマり倒して、身の回りのカルチャーがド反対の世界に数年おりましたが(笑)


今年の夏に二人目の子供が産まれた事がきっかけで、こちら側へ戻って参りました♪

元のカルチャーリハビリ中のワタクシが書く俺アワードですが、ちょっと面白い映画が異常にありすぎてもはや怖い2016。

『大好き映画BEST10』『大好き映画キャラBEST5』『大好き映画ワードBEST5』の三部門を勝手に表彰しちゃいます!!!!!

映画館には数えるほどしか行っていないのでランク内に去年案件があり、やや鮮度に欠ける部分があるかと思いますがそこはご勘弁。

逆にほぼTSUTAYAに並んでる作品なので、クソ暇で頭がスカスカになりそうな人はDVDですぐチェックできますwww

そんな感じで行ってみましょう!!!
大好き映画からだぞウェイヨ~(´・∀・)/





第10位
【ストレイト·アウタ·コンプトン】
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高校生の時にブラックミュージックを聞き始めたのは当時の彼女が遊びに来た時に、よりスケベっぽい空間を演出するためだったように思います。

ガンズとかメタリカじゃちょっとな。。。という年頃でした。

よく分からないながらRケリーを選択していたのは、いま考えてみればなかなかのエロセンスだと思います(笑)

当然アリーヤやメアリーJブライジ、TLCなんかを聞く流れになりながらも、メソッドマンやレッドマンなんかのウータン一派もチャリンコに股がりながら楽しんでいた17才。

周辺の友達の間ではエピタフやFATレックなどのいわゆるメロコア全盛期。

ゆっくりと展開されるビートに早口の歌唱法方はなにも知らないド田舎の男子にとってもフレッシュだったし、それまで聴いていたメロコアに比べて大人っぽく感じたんだと思います。


そんな青春時代の少し前の時代のアメリカをパッケージして、文字通りコンプトン地区を手元まで直送してくれたこちらの作品。
DVDに詰められているのはN.W.Aというヒップホップグループの自伝的な物語を通して、高校生の頃の自分がすごく知りたかった空気でした。

今でも“ブラック·ライヴス·マター”という運動が起こるほど、かの国では根深い人種差別があります。
N.W.Aとは【物言う黒人】の略。


2016年はアメリカ各地で白人警官による人種差別に対するデモが頻発しました。


そんな歓迎できない強いエナジーを感じた胸くそ悪い空気に鉄槌をくだす1本!!!
ギャングじゃないけどギャングスタラッパーではある彼らのパチ者感もパンクだし、ドレやアイスキューブの育ちの良さも垣間見れて心底楽しめました!!!






第9位
【私たちのハァハァ】
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地方に生まれた者にとって“東京”というのはどこか神格化されている部分があります。
すくなくとも自分は大いにありました(笑)


TVで活躍している芸能人がそこらじゅうに居るんじゃないか?
歌舞伎町はIWGPやトーキョートライヴに出てくるようなギャングだらけじゃないのか?

女の子は100%美人でオシャレ。
売ってないものは無くて、一晩中きらびやかで...



東京に行けば何かあるんじゃないか?何かになれるんじゃないか?


そしてそれは若年層ほど強い傾向にあるように思います。
裏づけのない自信と相まって痛い状況になりかねない。


なんなら、ちょい本気出せばAKBの端っこの人ぐらいならイケんじゃねーのか?
ぐらいに思ってたりしてwww


【私たちのハァハァ】は福岡在住の女子高生4人が、大好きなバンド“クリープハイプ”に会いに行く物語。

ほぼ演技経験の無い4人であり(うち一名はメジャーからデビューしたシンガー)、監督の意向により
今作ではヘアメイクスタッフも付けていないそうです。


それによりとても自然な田舎の女の子を見れましたし、自分が九州を出て東京に住み始めた時の事を思い出しました。

はじめてゼップTOKYOでガービッジを見た時には、普通にだいの大人でしたが『俺はこれでただの田舎のガービッジ野郎(ガラクタ、生ごみ)じゃねーぜ!!!』と胸を張ったものです(笑)


その精神性こそがガービッジ野郎とも知らずにw


女という武器を換金してみせたり、SNSという黒い渦に飲み込まれたり。
女同士の嫉妬や自己顕示欲で仲間割れしてみたり。。。
誰かれかまわず何だかイライラするし、かまわれたくないけど放ったらかしもちょっと...

みたいな、自分もその昔に通過した若さが口内に広がってちょっと苦い時間を頂きました。

ピッチパーフェクトやリンダリンダリンダ、ローラーガールズダイヤリーに代表される
【若い女の子が何人かで何かやるムービー】の最新版としてもフレッシュな1本でした!







第8位
【ルーム】

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限定された空間で少人数がなんかやるって映画自体が好きなんすよね。
そんな理由もあり8位は評判の高かったこれです。


とある理由で、とある場所に、監禁されてしまっている若い母親と5歳の少年のお話。


ここからは
ネタバレを含みますので、この作品を楽しみにしている方は見ない方が良いかも?


ある方法を使い、決死の覚悟で息子を外に出します。
産まれてからずっと二人で生活してきた親子にとって、離れ離れになるのは想像以上に大変だったと思うんです。

もし自分が子育てを経験していなかったら『普通離れられないでしょ、、、子供は使えないでしょ。』と思うと思うんです。でも、子育てをしていると分かるんですよね【子供ってこっちが思ってるより何倍もスゲー】って事が。

そして自分の子ならやってくれるんじゃないか?と思える。


言ったことを2秒で忘れるのも子供、言ってないことをずっとずっと覚えてるのも子供。


実際にオーストリアで起こってしまった事件をベースに作られているようです。

栄養不足で歯が抜けてしまったり、日照不足からビタミン剤を与えていたり。
そういうリアリティのある描写も実際の事件から着想しているのかもしれません。。。


犯人が狂気に満ち満ちたサイコパスかと思いきや、金が無いのに子供の誕生日にラジコンを買ってくる普通さを見て余計に頭がズキズキ痛くなったりして。


カメラワークやハラハラ展開も含め、平均点の高い作品でした!!










第7位
【マジカルガール】
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タイトルとジャケからイメージするものと、実際の中身が違いすぎるDE賞!!

獲得でございます!おめでとうございます!


日本語と英語、あとは韓国語以外の映画ってあんまり目にする機会が少ないですがこれは必見のイカレたスペイン映画!!!!!!


手に取りにくい雰囲気のパッケージかもしれませんが、普通のアート系ヨーロッパ映画ではないパンチのある内容に良くも悪くも必ずショックを受けるはず!!!


省略表現オンパレードのアート映画を見た時の消化不良なあの感じ...わかりますわかります(笑)
金はいいから時間返せなあの感じ...わかりますわかります(笑)

これは大丈夫なはず。
大きく三部構成になっているので、置いてけぼりにもなり難いですし。


日本大好きな南米出身のベルムト監督、来日の際は新宿ゴールデン街でいつも飲んでいるそうです(笑)
お酒のビンに『セーラームーン』と書いてあったり、音楽が日本人歌手のものであったり。

これを読んでくださっている日本人は、感謝の意味でも必ず見てください。
ある意味、今は無きクールジャパンかも。

こちらの解釈でいかようにも捉えられるストーリーは、いつしか刺さったまま抜けないトゲとなっているでしょう。


【ルーム】も、何はともあれ親との時間LOVEって子供の目線にグッとくるし、この作品も嫌なはずであろう病床での少女が一番いい顔をしている所に目頭が熱くなりました。

こんなの見せられたら、バス釣りに行かず子供と居ようと思うってば(笑)!!!









第6位
【ドントブリーズ】
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元日よりヤンガスちゃん揃って劇場に足を運びました通称ドンブリ!!!


盲目のおじいちゃんの家に大金があるらしいという噂を聞いた若い空き巣常習犯の男女3人。こいつらがじーさん眠らせといて、がっぽり根こそぎ頂いちゃおーよ!ってお話。



とにかくあらゆる場面で僕らの想像を遥かに上回ってくるし、予想を裏切ってくる。
しかも何分かに一度は『お化け屋敷的』に脅かしてくるもんだから、おじさん疲れる疲れる(笑)


こんな疲労感なら大歓迎!!!
映画館からの最高のお年玉!!!


なもんだから鑑賞後のサイゼリアでは激賞とマルゲリータが二人して止まらず、唾とチーズを撒き散らしながら熱く語りました。
口臭気にして息を止める、こんなヤンガスちゃんに最高のお年玉をくれるんだから、映画の神様はいますね!あざます!


普通に考えれば【盲目という社会的な弱者、しかも大切な家族を失っている退役軍人】から老後の貯蓄を盗むんだから、強盗がケチョンケチョンにやられる所にカタルシスがあるのかと思いきや、、、
強盗側にも8マイル的な悲しい家庭の事情が。。。


いつしか強盗を応援している自分に気がつく巧みさ(笑)
新しい応援上映の形かもしれません!
『後ろ!後ろ!逃げて!逃げて!』みたいな。


しかも盲目じーさんの地下室にある捻れまくったた闇の顔、、、


単純にルックだけ見てもキレイな画も多かったなー。

特に真っ暗闇の映像は、クリス·カニンガムのラバージョニーを彷彿させるほど美しかったっす!!

あと割りと序盤の顔面への発泡シーンやばかったっすね!
あそこマジでカッコ良かった。
相方シノダは常々笑いとは『間とテンポ』だってチ○ポが眼鏡かけたみたいな顔で言ってますが、この発泡シーンの間とテンポ完璧でしたよね!

一瞬ピカッと光るあのビジュアルも含め。



前にカップルが座ってましたので、パンチのあるデートムービーとしても良いかもしれませんね!!!

あのカップルはその夜、どういう物を口にぶちまけたのか。。。ドンブリプレイをしたのか。。。

それだけが気がかりな元日の夜でした。









第5位
【クリーピー 偽りの隣人】
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いや~これには参りましたね。
自分は鑑賞中、あまりに好みじゃない芝居や展開が多いので『はい減点、はい減点、はい東出減点』って感じで観ていたんですが、そのあと何日経っても香川照之さん演じる西野というオジさんが頭から消えなかったです(笑)

香川さんも最高すぎましたが、娘役の藤野涼子さんが大っ好きでした。

韓国映画『冬の小鳥』『アジョシ』期のキム・セロンみたいなパワーがありましたね。
『リリイ・シュシュ』で映画デビューした頃の蒼井優とも言えるような。
顔が似てるだけか(笑)


あれ?

あんまり書くことが出てこないな(笑)



あ、去年は香川照之さんの離婚報道があり奥様の安否が心配になったりしちゃいましたw
それぐらいこの作品での香川さんはヤバいっすよね!!!!!











第4位
【クリード チャンプを継ぐ男】
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ロッキー音痴とも言える自分がこの作品をパスする理由は多々あるんですが、クリードに関しては前のめりで鑑賞しました。

『フルートベール駅で』という映画にガツンとやられてしまっていますので、同じ監督ライアン・クーグラーであればそりゃ観ますわな。
フルートベール駅でを観てない方は、いつかチェックしてみても良いかもしれません!!!

10位のストレイト・アウタ・コンプトンでも書きましたがブラック・ライヴス・マター運動のまさにそれです。
重い内容を実にコンパクトにすっきり描いた極上の一本かと思います!


しかも主演のマイケルは、こちらも金字塔『クロニクル』のあいつですからね!!!



リング上で相手を倒すのがボクサーのミッションだと思います。


ここにいる主人公のアドニスも勿論そうなんですが、物語が進むにつれてそれよりも『過ちによって産まれてしまった偽エリートの自分』という大きな心の敵に落とし前をつけようとしているように見えてきます!!!

『不良じゃなくても強いんだ』って何度か出ますが、あの非アウトローコンプレックスの表れですよね。


ロッキーもリングではなく自分の中にある大きな強敵と戦う、いわば変則的なペアマッチ構造。
それによってお互いがお互いに好作用をもたらしています。
ロッキーは誰かのために戦うと強いんすね!


スポーツ映画にありがちな寸止めアクションは皆無で、なんならボクサーってこういう風に見えてるんだな~って感心しちゃうほど。

よく芸人さんが頭に付けてスカイダイビングしてますが、あのCCDカメラの映像ぐらいリアルで熱い!!


素晴らしいシーンの乱打戦ですが、自分的にはエイドリアンの墓前で新聞を読みながら墓に向かってしゃべってるあそこが大好きです。
背中が痛いな~なんていう伏線もチラつきますし。


あとは街のゴロツキを引き連れてアドニスがロッキーの所に走るシーン!!!
アングルやスピード感、カットのタイミングなんかのカメラワークこみこみで最っっっ高ですよね!

今年は同じ作品を何度も見返しましたが、この走るシーンは大好きで一番観たかもしれないです!!



とにかく充実しかないです。
クゥ~~~って言いながら映画の時間に浸りたい人はこれ!!!!!






3,2,1位は後半戦で!!!!




sogawa

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by youngas | 2017-01-03 17:25 | 俺アワード
2017年 01月 03日

俺アワード2016 ~SGW編 3.2.1位~

2016年の大好きだった映画BEST10!!!

そろそろ疲れてきましたがトップ3頑張ります(笑)








第3位
【ヒメアノ~ル】
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大好きな要素しかないモンスター級の1本!!!!!


そもそも原作マンガ大好きだし、『さんかく』『ばしゃ馬さんと~』大好きだから吉田恵輔監督うれしいし、サイタマノラッパーコンビ出てるし、なんか恐そうだし(笑)

そんなこんなで観てみたら、想像してたより何倍も面白くて『日本映画ヤベェ...マジヤベェ...』しか言えなかった。


正直これ1位でもいいですwww


刺さるポイントが山ほどあるんですが、やっぱ映画のオリジナルストーリーとして描かれる
『お母さ~ん、麦茶持ってきて~』
に全て持ってかれる。
終盤用意
胸をギューっと握りつぶされる思いでした。


あのトーン、あの感じ、ほんと経験ある。
友達にちょっとカッコつけたくて、いつもより少しだけお母さんに強く行く感じ、ほんとある。
あのファミコンしてる2人が可愛いすぎて。。。



学校での不幸な出来事で、そんな可愛い男の子が捻じ曲がっていく。


予告でも描かれていますが、前半のキャッチーな感じから後半のダークな感じに切り替わるピンポイントで出されるタイトル。
なんという神がかったタイミングでしょう。

後ろでは本当にエロい女の子の喘ぐ声、、、あの声よ。
そのエロい声が響く部屋をボンヤリ見上げるモリタの、、、あの顔よ。
なんとなくジメッとしたそんな暗~い風景のバックで流れる、、、あの音楽よ。


これからとんでもない事が起きて、話がドライヴしていくんだろうなぁ~っていう期待感がハンパじゃなかった!!!!!
いま思い返してもゾゾゾゾっとする。と同時にニヤッとしちゃう悪い自分も居たりして。


公園で清掃員のおじさんにタバコを注意されると、モリタは消すは消すけど『もう吸ってないんで...』の一点張り(笑)
負けずにおじさんも注意のおかわりを浴びせるも『もう吸ってないんで...』×4回。

あ、おじさん殺されるな。。。と思いましたが、無事で何より(笑)


あそこのモリタ最高でしたね!
うざいから殺すとか、鬱陶しいから逆恨みで殺すとかではないんですよねー。



森田剛と友達の人がいたら、あそこマジ最高だったって伝えてください。










第2位
【この世界の片隅に】

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原作マンガを含めて、もはやレガシーとなった可愛い顔した怪作。



年間何本も建つ金字塔なんかでは安すぎる!!!
興行収入という数字の羅列なんかでは到底測りきれない、文化的にも歴史的にも重要すぎる一作。


芸能界の暗黒帝王たちによって業界の一線から姿を消され、能年玲奈という本名さえも使えなくなってしまった『のん』ちゃんが主人公の声を担当しています。
アニメーションIQが低い自分にとって、はじめて声優さんが『俳優』なんだと認識させられました。それほどの実在感があったのんちゃん!
片淵監督も『この子しかいない!!!』というテンションでオファーしたっていう、そんな逸話すら感動的です(笑)



噂が噂を、観客が観客を呼び満員御礼!立ち見続出!クラウドファウンディングでの支援も後を絶たない!
取り扱いをためらう大手TV局を完全無視してSNSで広がりまくる、ある種オルタナティヴの完全勝利宣言!!!
TVの価値をさらに下げてしまったような2016年でした。


ざまみろバーニングって気分です(笑)
スポーツ新聞への『洗脳ネガティヴキャンペーン』も失敗に終わりましたね。




これを観た後から、ホントにしょっちゅうあるんですが『何がそんなにオススメなの?』と聞かれるたびに、自分の語彙力の無さを痛感しっぱなし。

上手くオススメポイントを話せない。
何に感動しているのかうまく言葉に出来ないん
です。


シノダに『ねぇねぇ、結局の所なにがそんなに好きなんだっけ??』って聞いちゃう始末w
掴めないんだよなーまだ。





劇場を出て歩いて駅に向かうんだけど、なんか思考がスムーズじゃない。
そのくせ世間の風景と空気が鑑賞前とは違って見えてる。気がする。


よく言われてますが、その掴みきれない感情こそが『今までに経験したことのない感動』なのかもしれないな~。


物語自体に大きな分かりやすい推進力は無いけど、エンドロール後すぐにまた観たいオカワリ作品。
大きな価値のある戦争映画としては『野火』もランクインさせたかったぐらいヤバかったんですが、あちらはどっちかって言うともう観たくないwww



そして主人公すずさんは絵を描くのが大好き!!って所も、自分ら的には親近感の湧くところ。

街をスケッチして思い出をパッケージしたり、風景を描いて人と繋がったりトラブルになったり。
怖がる子供を安心させたり。食べ物を描いて人を元気にしたり。


普通に絵を描くことも許されない時代に絶望するし、想像もした事なかった事実を反省したりするけど『絵』そのものがストーリー的にも時代考証的にも重要なクサビになってる。

本当にサラッとした表現ながら、その1つ1つが映画に強度を持たせてるんだよなぁ~。




そして主人公すずさんの心の変化や体の成長を丁寧に手抜き一切なしで描ききっている所に、コトリンゴの優しくて軽やかな音楽が乗るもんだからもうお手上げ降参っす(笑)
サントラ欲しい。




60館ちょっとの公開規模でのスタートでしたが、最終的には190館ぐらいまで広がるという見立てもあるようです。
得も言われぬパワーが充満した作品なので、映画館でかかっているうちに是非!!!




そして双葉社から出ている『劇場アニメ公式ガイドブック』の内容が素晴らしいので、こちらも併せてお楽しみください!!





すずさんに会いたい!!!!



『しのん』に改名しようかなって言ってた相方シノダにも会いたい!(笑)














第1位
【ディストラクションベイビーズ】

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どんだけ邦画おもろいんすか。。。



2016年、わたくしが一番好きになってしまったのは、こちら~!!!!!
※万人にはオススメしません!







あれは何年ぐらい前かなぁ.....


ナンバーガールの解散が決まってしまってからのラストツアー。
あとは東京と札幌を残すのみとなっていた。


ラスト2ステージのZepp東京の幕開けは『i dont know』だった。


イントロの轟音が鳴って最後のステージが始まった瞬間と
冒頭で描かれる商店街をうろつく主人公“泰良”が振り返った瞬間は
感覚としてすごく似ていた。



いわば主人公の最後のステージの幕開けなのかも。。。



はじまりに一瞬だけ描かれる弟“将太”とのふれあいシーン。


とにかく噛み付いたら離さない狂気の男“泰良”。
心を開くそぶりがない“泰良”。


そんな男が普通にお兄ちゃんっぽく振舞うあそこ、ほんと最高!!!


群れない媚びない、そんな“泰良”ですが、じつは弟の将太もそんな奴。
狂気に満ち溢れているけど、兄弟間での信頼関係はハンパない。


2002年のフジロック。
いろんなUKバンドが観たかった自分ですが、一番記憶しているのは苗場食堂から少し離れた木陰で缶ビールを飲むナンバーガール向井さんでした。ゆるいシャツと麦わら帽子、トレードマークの丸い眼鏡という姿で腰掛けていました。


どうしても話したかった自分は勇気を出して少しの間おしゃべりしたんですが、自分でもわかる位にひきつり倒し、膝はガクガク笑ってました(笑)

会話の内容なんて勿論おぼえて無いけど『みなぎってるなー!!!』という印象だけが強烈に今も残ってます。

優しいけどみなぎってて狂気を内包している男にヤラれてしまった、そんな夏を思い出しました。


そして何年かぶりに、またそういう男にやられてしまってという訳です。



何を隠そうこちらの作品は、その向井さんが音楽担当。


港の船溜りを向井さんのエッジーでメタリックなギターと共に映し出される様は、まさに冷凍都市。
ならぬ冷凍地方!!!
ほぼスタート数分で勝負ありでした!!!!


スクリーンに映える小松菜奈さんも良い感じに悪かったし、
ワガママなボンボン感でイラつく少年を演じた菅田将暉も良かった。


誰かとつるんでないと何も出来ない奴ら感が最高でした!!!


弟役の村上虹郎くんもハンパじゃなかったですね!!
2017年は彼の年になりそう。
またすぐに会いたいです。
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公園で付いた血を洗い流した後の泰良の顔が忘れられません!!!!!








2016年もありがとうございました!!!!!!!!!






sogawa

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by youngas | 2017-01-03 14:20 | 俺アワード