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2012年 02月 28日

XX KLUV 3

XX KLUV(チョメチョメクラブ)3とはyoungasの高校時代にホットドッグプレスを読み過ぎてこう言えばヤレると女子を偏見まみれの眼差しで今だに見てるほうshinodaが憧れのあの娘と全力で妄想恋愛をしてみるキモカワユスなコーナーです。

第9回〈満島ひかり〉

朝10時10分。
新松戸駅前。

上下真赤なジャージ姿の女がガムを噛みながらしゃがんでいる。イライラを隠せない様子で時折、舌打ちと「あーークソッ!!」と吐き捨てては周囲を睨みつけている。

そこへ男が走ってくる。僕だ。男は土下座をしたけど伝わらなかったみたいで脇腹を思い切り蹴られた。男がのたうちまわるのをニヤつきながら眺める女。ひかりだ。

数分後、ボロボロの車が走り出す。

脇腹を抑えながら運転する僕。

ひかりは眩しいのか僕のティアドロップのグラサンをいつのまにかかけていてタバコをくわえながら「何分?」と聞いてくる。

へ?

マヌケな声を出したらドアをグーパンしてひかりが怒鳴る。
「水戸まで何分!」


20分後、ひかりは寝ている。

少し平和な車内。田舎道が続いている。


「今どのへん?」

寝てたひかりが突然聞いてくる。

「牛久あたり」
「あ、そ」

ひかりは再び背中を向けて眠り始めた。

小さな音のBGMはイエローモンキー「JAM」。

田んぼ道が続いている。


僕はトイレに行きたくなってコンビニで車を停めた。グラサンがズレてひかりの目が覗いているが確実に瞑っている。小さな寝息も聞こえる。

今だ‼

音をたてないようにドアを開けると、そっと僕は外へ出た。

ひかりはまだ寝ている。


トイレを済ませて戻るとひかりが携帯を眺めている。急に汗が出てくる。

そっと車のドアを開ける。

「ごめん。ちょっとトイ…」
「チョコ」
「へ?」
「買ってきて。チョコ」

僕は走ってコンビニに戻っていった。


昼12時25分。
水戸市内。

車は目的地まで近づいてきてる。

ひかりはグラサンをはずして外を眺めている。

BGMは「おどるポンポコリン」。

「ぴーひゃらぴーひゃらぱっぱぱらぱ」

ひかりが小さく歌い出す。

車が住宅街の中へ入りこむ。小汚い一軒家が見えてくる。

「あれ」

僕が指差してそう言うとひかりが

「あ、そ」

とつぶやいた。


その家の前に車を停めて僕は車を出た。ひかりも後ろにやってくる。

ひと呼吸おいて呼び鈴を鳴らした。

はーい

年配の女性の声。

ひかりと僕は目を合わせてうなづいた。

扉が開く。

おばはんが立っている。満面の笑み。

「あら〜‼おかえり~‼あなたがひかりちゃん?」
「あ。はい‼お母様‼」

ひかりが聞いたことのない声を出す。そして満面の笑みでお辞儀をした。

「あんたの言う通りいい娘さんだこと‼さぁ‼上がって頂戴‼」

僕は苦笑いで実家の扉を閉めた。


※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
またこの小説を読んでメールで「お願いしたで有安ッ‼」とかおどけて入れたら相手が全然ももクロを知らなくて「どういう意味?」とリアルに聞かれちゃったなどのどうでもいいエピソードもお断りいたします。

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by youngas | 2012-02-28 02:31 | XX KLUV3
2012年 02月 22日

やんがすちゃんのYMO(Youngas Movie's Opinion) vol.12

やんがすちゃんのYMOとはYOUNGASが映画について勝手かつダラダラと語り散らかすコーナーです。
(大いにネタバレを含みます。鑑賞後に読まれることをおすすめいたします)

映画『人生はビギナーズ』を観ました

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簡単に言うとドストライクな作品なんです。「メタルヘッド」の時に書いたけど、観る前から+30点ぐらいはあげちゃってます。まず主演のメラニーロランが可愛すぎ殺人事件の実行犯ってとこで+15点。タランティーノの「イングロリアスバスターズ」で、その美貌にイスから転げ落ちちゃった人も多いと思うから、ここは説明不要。ちょっと不思議ちゃんやるには端正すぎるかもしれないけど、いやけどそれでもイスからまた落ちたし、めまいするよ。可愛すぎて。満島ひかり、エレンペイジは殿堂入りだとして、剛力彩芽とこのメラニーロランはほんと凄い。黒江ちゃん(漏れっつ)もすごいけど。
あとはファザコンの俺には父と子のストーリーは反則って事。そこで+5点。父と子っていうか年の差アリの男同士物か。そう、グラントリノで涙ドワァー。ビッグダディ(アダムサンドラーの)で涙ドワァー。パーフェクトワールドで涙ドワァー。その3作みたいな涙腺決壊大洪水物じゃないけど、方向として無条件に好き。
ずらずらたくさんあるけど、ボロい車、マイクミルズのアートワーク、赤黄色緑なんかの色使い。
決定的なぼさぼさ犬の出演。たぶんジャックラッセルテリアと何かのミックスだと思うんだけど、ぼさぼさ加減がもうまじ最高。このへん含めて+10点。

お話自体はサバービアの日常を映し出したゆるい数か月。自分は何か教訓めいた事を感じることは無かったけど、いつからでも伸び伸びと再スタートしちゃおーよっていうような前向きなストーリー。監督の実話をもとにしたオリジナル脚本らしいです。

最もグッときたのは、メラニーロランが店員さんに店に犬は入れないでと注意されてフランス語で反撃する数秒。ここまじたまんない。「この国はなんなの?犬ダメ煙草ダメって!!!どうかしてるわ!!!」みたいな事だったような。口汚いフランス語をあんな美人が!!!という楽しみ方をするのが正しい大人の嗜みです。店員さんはなにも間違ってないのにw

こう書いてきましたが、これ、ともすれば「たいくつなオシャレかぶれ映画」なんて事もいわれるのかな?とも思います。ユアンやメラニーがさほど好きじゃなく、10年以上前ですがマイクミルズが雑誌「リラックス」の表紙・特集を組まれるほど特別な人だって認識がない人なんかには。逆にサムサッカーが楽しめた人は見ても損はなさそう。けど西新宿や歌舞伎町のチケ屋に1500円の券がちょこちょこある作品だから、そちらでの購入が...オススメです!!!!!(宇多さん風)


あ、次の日にマイクミルズ監督「サムサッカー」観ました。エンドロールのスペシャルサンクスごいすー。スパイク・ジョーンズ、ホンマタカシ、ソフィアコッポラ、デヴィッド フィンチャー、AIR、ライアン・マッギンレイ、エド・テンプルトンなどなど。作品も大好きでした~。
人生はビギナーズをそうだったけど、白い花を「優しさの象徴」みたいな使い方をしている気が。
それって超美しい。

サムサッカー、プログラムの内容等々ふくめ77点!!!!!!!






youngas sogawa
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by youngas | 2012-02-22 00:28 | やんがすちゃんのYMO
2012年 02月 21日

XX KLUV 3

XX KLUV(チョメチョメクラブ)3とはyoungasのガキの固まり王が面白過ぎたのでプライベートで試すことを決めたほうshinodaが憧れのあの娘と全力で妄想恋愛をしてみるキモカワユスなコーナーです。


第8回〈早見あかり〉

退屈過ぎる高校生活。その日の授業中も俺はぼんやりと窓の外を眺めていた。

校庭に誰かいる。制服のショートカットの女の子。花壇のヘリを両手を広げてバランスを取りながら器用に歩いてる。落ちたら危ないのに。
その娘はうまく一周し終えるとゆっくり歩いて校門から外へ出て行った。

何だったんだろ?

その次の金曜日。またぼんやり校庭を見てたらあの娘がまた歩いてる。
俺は思わず手を挙げて「トイレ行ってきます」と教室を出た。

階段を駆け下りて校庭に出たけどあの娘の姿はない。

帰っちゃったのかな?

次の瞬間。俺の頭に小さな塊が当たった。

イテッ!

振り返ると、その娘が立っていた。
「どんぐりだよ!」と笑った顔を見てやっと思い出した。

「あかり‼」

幼なじみのあかりだった。小学校の高学年のクラス替えを境にして全く遊ばなくなっていた。中学も別の所に行ったからその後どうしたのか全く知らなかった。

「あかり、お前何してんの?学校は?」
「学校?行ってないよ」
「制服着てんじゃん。それ城南のだろ?」
「そんなことよりどっか行かない?お腹空いたし」
「お前相変わらず自由だな。俺授業中だよ?」
「じゃあ何でここにいるの?」
「そ、それは、お前が見えたから…」

言い終わらない内にあかりは俺の手を取って歩きだした。驚くほど冷たかったから俺はドキドキしていた。

10分後俺たちは電車に乗っていた。

「どこ行くの?俺確実に荷物そのままだけど」
「荷物なんて明日でいいじゃん」
「明日学校休みだし」
「男のくせにいちいちうるさいな〜」
そう言いながらもあかりは笑顔で楽しそうだ。

2回乗り換えて俺たちは横浜にいた。

「何で横浜?」
「海も見れるし中華食べれるから‼」

中華街を歩く。

「上着持ってくりゃ良かった。超さみー」
「学ランだと修学旅行みたいだもんね‼」
「お前楽しそうだな」
「え?楽しくないの?」
「いや。楽し…」
「あ!あれ食べようよ!ジャンボ豚まん‼‼」

あかりに言われるがままに二人並んでジャンボ豚まんを頬張った。すげーおいしかった。

その後くだらない話をしながら山下公園に向かった。制服の俺たちにはまだなんか大人な場所な気がして恥ずかしかったけど海だ海だとはしゃぐあかりはすげー可愛くて俺もいつのまにか笑っていた。

「綺麗だね海」

さっきまではしゃいでたのに突然あかりの声が曇った。

「どうしたんだよ?」
数秒の沈黙の後あかりがつぶやいた。

「嫌なことあっても負けんなよ」
「なんだよ。急に」
「キミが言ってくれたんだ。昔」
「え?」
「私がアヤとかにいじめられてて学校の階段でうずくまって泣いてたら、汗でビチョビチョのタオルを差し出してキミが言ってくれたの。嫌なことあっても負けんなよって」
その時の記憶が蘇り何だか恥ずかしくなって俺は「飲み物買ってくるわ」とその場を離れた。

あかりが背中越しに「ありがとう」と囁いた。


あったかい飲み物を両手に持って戻って来たけどあかりの姿はそこになかった。

公園中探したけどあかりはいなかった。もうすっかり日も暮れて夜の海があまりにも綺麗ですっかり冷めた紅茶を二杯飲み干すと俺もその場を後にした。



一年前にあかりが事故で死んだと聞いたのはその二日後のことだ。

俺は一人、自分の部屋で枯れるまで泣いた。わんわん泣いた。

窓を開けたら優しい日差しと冷たい風が部屋に入ってきて鼻の奥がツンとした。

負けるかよ。

空に向かって囁いた。

※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
またこの小説を読んで死んでんだろうと思った‼などの上から批評は絶対にお断りいたします。

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by youngas | 2012-02-21 20:34 | XX KLUV3
2012年 02月 21日

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埋火の見汐さん。うまく描けてお気に入りだからのっけとく。














youngas sogawa
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by youngas | 2012-02-21 20:30 | Drawing
2012年 02月 04日

XX KLUV 3

-節分ちゅーことは福は内SP-

第7回<ももいろクローバーZ-後編->

ドトールの中に笑顔で入ってくるれにちゃん。
俺の隣に来ると俺の腕に頭を寄せて「せんぱ〜い」と嬉しそうだ。
俺は焦ったフリをして時計を見ると「あ。もうこんな時間!詩織が待ってるなこりゃ!」と腕かられにちゃんを引き離そうと試みた。
しかし思いは届かず。
「詩織さんて妹さんですよね?夏菜子には聞いてます!挨拶しに行っていいですか?」
「私もしおりんに会いた〜い」
夏菜子ちゃんが続ける。

仕方なく三人で家へ向かう羽目になった。

頭が痛い。


家が近づいてきた。れにちゃんはまだ俺にベタベタしている。

と、家から笑い声。誰か来てるのか?

玄関の扉を開けた。

「あーりんだよ〜〜」
「わはははっ!!!!!!」
詩織の友達の佐々木さんがチアガールのコスプレで立っている。後ろで笑い転げる詩織。

と、夏菜子ちゃんの存在に気づいた詩織が叫ぶ。
「かなこ〜〜〜!!!!えーどしたの?」
「しおりん久しぶりっ!!いや二人の付き添いで…」
「あ!詩織さん!私高城です!高城れにです!」
「あ!どうも!妹の詩織です!お兄ちゃんいつのまにこんなかわいい彼女!」
「彼女じゃないっ」

言い終わらないうちにれにちゃんがかぶせる。
「今は彼女ではないですけど私たちは真実の愛に向かっていきますから詩織さんもご協力お願いしますね」
呆れて言葉が出ない。本当に熱っぽい。

テンション高く佐々木さんが続ける。

「高城さんも夏菜子ちゃんもお兄さんも!ピザ食べましょう!」
「ピザ?」
中に入るとテーブル中にピザの食べかけが。
「だってお兄ちゃん遅いんだも〜〜ん」

女子4人が並んで楽しそうにピザを食べている。軽い悪夢だ。夏菜子ちゃんがいるのに…。

本当に具合が悪くなってきた。

ピンポーン!

玄関のチャイムが鳴る。
「詩織!お前まだ何か頼んだのか?」
詩織を睨みつける。
「えー私ピザしか頼んでないよ。あーりん誰か呼んだ?」
ピザを頬張った佐々木さんが激しく首を横に振る。

ため息ひとつ扉を開けるとパーンッ!!とクラッカーの音。
「お誕生日おめでとうございま〜〜す!!!」
緑のTシャツの見覚えのある娘。え!??へっ!??

「あ〜っ!!!!ありやす〜〜!!!!!!!!」
夏菜子ちゃんの声で気がつく。ももいろクローバーZの有安杏果だ。
カメラクルーや多数のスタッフと近所の野次馬も大勢いる。

「こんばんは〜!!ももいろサプライズのコーナーに曽之川さんという方から依頼がありまして…」
「ありやす〜!!!」
「超かわいい〜」
「本物だ〜」
部屋にいた女子4人は興奮している。
「一人暮らしと聞いてたんですが可愛い女の子たちがいっぱいです!!」
有安がカメラに向かってレポートしている。
「どういうご関係ですか?」
マイクを向けられた詩織が嬉しそうに答える。
「まーあのー妹というか〜…」

本当に頭がクラクラしてきてる中曽之川に電話をかけた。
「もしも〜し」
「もしも〜しじゃねーよ!今ももクロの有安が来てんだけど!聞いてないぞ!」
「ははは!ていうか聞いてないからサプライズだからね?お前緑推しだろ?」
「そうだけどさ…なんというか…その…俺誕生日じゃないし!」
「バカだなぁ。誕生日で推しメンが押しかける企画だぜ?本当に誕生日かどうかじゃないから!」
「しかしだなっ…」

「お兄さ〜〜ん」
振り返ると有安以下全員がこっちを見ている。
「お電話中すいません!では記念撮影のコーナーなんでお兄さん真ん中へどうぞ!」
有安に誘導されるがまま真ん中にいく。
「じゃあ妹さんこちらへ。佐々木さんと百田さんこちらで彼女さんはお隣へ」
「か!彼女?」
俺の言葉は風にかき消され、れにちゃんが照れながら隣にやってくる。

「じゃあみんな笑顔で〜〜〜ハイッチーズッ」

女子5人に囲まれて俺の笑顔は完全に引きつっていた。


※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
またこの小説を読んであき竹城があきと竹城のコンビだと思っていたなどの苦情もお断りいたします。

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by youngas | 2012-02-04 01:36 | XX KLUV3
2012年 02月 03日

XX KLUV 3

XX KLUV(チョメチョメクラブ)3とはyoungasの浅野と仲はやはり解せないほうshinodaが憧れのあの娘と全力で妄想恋愛をしてみるキモカワユスなコーナーです。

-節分ちゅーことは福は内SP-

第6回<ももいろクローバーZ-前編->

「以上!私たち今会えるアイドル!週末ヒロインももいろクローバー!ゼーットッ!ありがとうございました〜〜〜」

PCの前。アイドルももいろクローバーZが汗だくの笑顔で観客に手を振っている。今日のUstも最高だった〜〜。にやけながら書き込みをしていると部屋のドアをがさつに叩く音。というよりも蹴ってるなこの音は。

ドンッ!!ドンッドンッ!!
「お兄ちゃ〜〜ん!!お兄ちゃ〜〜ん!!死んでんの?」

妹の詩織だ。

「腹へった〜〜!!開けろ〜〜」

やれやれという感じでドアを開けると詩織が走って飛び込んで来てベッドの上に寝転がる。
ベッドの上に置いていたCDや本ががさつに飛び散る。あ〜イライラする。

「ま〜たアイドル見てたの?お兄ちゃん本当キモイよ?」
「余計なお世話だ!ていうか今日は月曜日だからお前が飯当番だろ?」

ウチは詩織が幼い時に親が離婚。親父に引き取られたのだがすぐに単身赴任となり俺が詩織の父親兼母親ってわけだ。

「ていうかめんどくさいからお兄ちゃんのバイト先のお弁当もらってきてよ!」
「そっちのがめんどくさいだろ!俺は今日オフなんだぞ!」
「コンビニバイトとアイドルのライブばっかりのくせに何がオフよっ!」
「う…うるせーっ!!ていうかお前さっきレトルトカレー食ってなかった?」
「うん!」
「食べてばっかじゃん!」
「うぇへへへへ」

さすがに呆れたが仕方なく上着をはおると部屋を出た。
詩織が俺の漫画「GANTZ」を横になって読みながら「ハンバーグ弁当お願いしま〜〜す」と笑顔で手を振っている。



外に出るとさすがに寒い。

身を縮こませながらバイト先のコンビニへと小走りで急いだ。


青と白の灯りが見えてくる。

「いらっしゃいませ〜」
満面の笑顔。あ、そうだ。今日は愛しの夏菜子ちゃんの出勤日だった。夏菜子ちゃんも俺に気づいてくれて無言で小さく手を振っている。
バックルームに入ると同僚の曽之川がイヤホンをがっつりしたままDSをやっている。
「うーす」
「うーすってお前勤務中だろ?」
「堅いこと言うなよ。おかげで愛しの夏菜子ちゃんが出迎えてくれたろ?」
「う…うるせーなっ」
「どうせまた弁当だろ?そこ」
曽之川の指の先、廃棄の弁当を貰いに来るのが当たり前になっているから、もう二つ袋に入っている。
「わりーな」
「いつもここまでしてんだから今度詩織ちゃんとデートさせろよな?」
曽之川はいいやつなんだがプレイボーイが過ぎる。もちろん無視だ。
「じゃーなサンキュー」
DSにまた目を落とし曽之川は軽く手を振った。
売り場に出ると夏菜子ちゃんと目が合う。
お客さんは一人もいない。
夏菜子ちゃんが白と水色の制服で小走りに近づいてきた。
「今日丁度電話しようと思ってたんです!私あと10分で上がりなんですけどこの後少し時間ありますか?話があって」
体温が急激に上がる。
「いいよ」
俺は平静を装って頷いた。

弁当をぶら下げて外で待っているとブレザー姿の夏菜子ちゃんが現れた。赤いマフラーも可愛すぎる。
「ごめんなさ〜い。お待たせしました。ていうかしおりん待ってますかねお弁当」

詩織と夏菜子ちゃんは同級生だ。

「いや。大丈夫だよ。少しぐらい待たしときゃいいんだあんなヤツ」
「仲良しなくせにぃ!あ、じゃああそこのドトールでもいいですか?」


二つ並んだホットティーより自分の脳内が沸騰し始めている。
汗が止まらない。
「そんなに暑いですかここ」
夏菜子ちゃんが笑顔で聞いてくる。
「何だろう?風邪かなぁ。わはは」
「風邪引いてるんですか!ごめんなさいっ!じゃあ帰りましょう!」
「いやいやいやいやいやいや!大丈夫だから。話ってなーに?」
「あ。すいません…。えっと…高城のことなんですけど…」
「…れにちゃん。まさかまた曽之川に…フラれた?」

高城れにとはうちのコンビニバイト女子の一人で曽之川に何度も告白をしていて何度もフラれているらしいとの噂があった。
「曽之川さんはもういいみたいで……今あの娘がお熱なのは……」
そう言ったきり黙ったまま夏菜子ちゃんが俺を見つめている。

「へ…?お…俺?」
「俺…です!!!」
「え〜〜〜〜〜!!!!!!」
ドトール中に俺の汚い声が響いている。

「で…あの…」
「いや待った!!!来てるとか言わないよね??」

視線の先、ドトールのガラスの向こうに満面の笑顔で手を振るれにちゃんがいた。

つづく
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by youngas | 2012-02-03 21:42 | XX KLUV3
2012年 02月 01日

【January】

1月を振り返る。

【映画】

・塔の上のラプンツェル
・愛のむきだし(2回目)
・冷たい熱帯魚(2回目)
・息もできない
・サウダーヂ(2回目)
・メアリー&マックス
・ハングオーバー2
・終わってる
・その街のこども 劇場版
・モールス
・アウトレイジ
・デューデート
・ソーローなんてくだらない(2回観た)
・国道20号線
・127時間
・超・悪人
・わたしを離さないで
・恋の罪
・ヒミズ

計19本

お正月休みをまとめて取れたので多め。今月の王冠は『ソーローなんてくだらない』かな。
基本的に面白い作品に当たったし、2回観る時間もあって満足でした。


【マンガ】

・ジョジョリオン 1巻 / 荒木飛呂彦
・黄色い本 / 高野文子
・淀川ハートブレーカーズ 
・アイアムアヒーロー 8巻 / 花沢健吾
・グラゼニ 3巻
・PUNK 3巻 / 長尾謙一郎
・僕の姉ちゃん / 益田ミリ
・日本をゆっくり走ってみたよ / 吉本浩二
・赤灯えれじい(コンビニコミック さとしとチーコ編) / きらやかし

あんま読んでない。王冠は『淀川ハートブレーカーズ』と『僕の姉ちゃん』
人生ベスト級に好きすぎな2冊に出会えてラッキー。


【音楽】

・stillichimiya / one peach
・田我流 / JUST
・s.l.a.c.k. / THE MIX CD

3枚しか買ってないかも。新譜ないしw
忘れてるの無かったらこんだけ。王冠ダントツ田我流!!!!!!こちらも人生ベスト級のマスターピース。


【ライヴ】

・1/4 秋葉原バックステージパス / BiS
・1/23 暴走ラブレター2012 / BiS 、進行方向別通行区分
・1/30 第三回SHELTER異種格闘 2012 / BiS 、東京カランコロン 、バックドロップシンレデラ

BiSでしか動いてないw
1/24の『もしもし池尻』に行かなかった事を後悔してますが、Ustでも充分楽しかったし、いっか。
しいて言うなら王冠は1/30 第三回SHELTER異種格闘 2012 。ライヴ前後の時間も含め最高の1日だった。東京カランコロン、バックドロップシンレデラ、BiS研究員も最高だった。

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ユケがいなくなっての1月。3人のBiSも良いと思えてます。


友達のイベント「大気圏内」にかかわれた事も大きかったし、雑誌も沢山読みました。
目白の超おいしいレストランに可愛い子ちゃんとご飯に行ったり、映画好きな女の子と友達になったりと
時間にも心にも余裕のある一か月で楽しかったっす。










youngas sogawa
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by youngas | 2012-02-01 02:25