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2012年 01月 30日

XX KLUV 3

XX KLUV(チョメチョメクラブ)3とはyoungasの『ピラニア』を見てドクってまだ変な研究してんだと思ったほうshinodaが憧れのあの娘と全力で妄想恋愛をしてみるキモカワユスなコーナーです。


第5回<トリンドル玲奈>

僕が初めて君を見たのは駅前の小さな雑貨屋だった。

一人で小さいティーカップをすごく真剣に見ている女の子がいるなぁと思ったらとんでもなく可愛くって、カップを持ち上げたりして眺めているその姿に僕はしばらく見とれてしまっていてもしかしたら口が開きっぱなしだったかもしれない。ほとんどすっぴんだったけどポストカードにしたいぐらい可愛かった。

で、その2日後に近所のスーパーで夜一人で半額になった弁当コーナーにいたらカゴを持ったニットキャップをかぶった君が横へスッと入ってきてハンバーグ弁当をカゴに入れると僕に聞いたんだ。
「あ!もしかしてこれ買いますか?」
ラスト一個だったことを気遣ってくれたけど僕は「いや。大丈夫っす」としか言えなかったんだ。
「わざわざ聞いてくれてありがとう」とか「レディファーストだからどうぞどうぞ。このハンバーグ弁当うまいよね」とか会話を転がしてきっかけにすりゃあよかったとまー落ち込んだよね。その夜は。

そしてその一週間後。今度は駅ビルの中の携帯ショップで隣になったんだ。
僕はもうこれは運命だと勝手に言い聞かせて人生の全度胸を使って話しかけたんだ。
「あ、あの機種変ですか?」
最初ビックリした顔をして一瞬沈黙があったんだけど「何か調子良くないしスマホにしちゃおうかなぁって」と答えてくれたんだ。
「自分もスマホにしようかなぁって…」
と僕がつぶやいたと同時にピンポーンと音がして「18」と赤く電光掲示板が光ったんだ。
君は笑顔で軽く会釈した後、立ち上がってブースに行ってしまった。
僕もその後機種変をして先に帰る君を見送ったんだ。

それから約1ヶ月。君を見かけなくなった。まだ知り合ったとも言えない君を僕は勝手に探していた。


四回目。運命のいたずらは僕に不意に仕掛けてきた。


それは地元から遠く離れた渋谷の9FRONT。そこの6階にあるY-YARD CAFE。会社の先輩と軽く飯する流れになって何となくそこに行ったら「2名様ですか?」と制服で聞いてきたのが君だったんだ。

しばらく待って席に案内してくれたのも君だった。先輩が「ヤバいねキミ。カワイイね」と君に話しかけたのをいえいえと笑顔で交わして戻っていく後ろ姿は今でも覚えている。

「トリンドル玲奈」と胸の名札に書いてあって「あの娘ハーフなのか。ヤバくねぇか?」と興奮する先輩を苦笑いでかわしたけど内心は動揺してた。
先輩はイケメンだしモテるし営業中でもナンパするような人だからだ。
結局その日は君は僕たちのテーブルには現れなかった。


一週間後、先輩と食堂で一緒になった。
「覚えてるか?」の一言で僕は嫌な予感がしてた。
「こないだのカフェの娘。ハーフの。玲奈ちゃん」
「あ。あの娘すか…覚えてますけど…」
「あの娘とデートすることになったぜ!今度の土曜日!」
「マジすか…」
「毎日しつこく通ってさ。上玉だから無理かと思ったんだけど粘り勝ちで。一回だけならってさ」
「……。」
「何だよお前!ノリわりぃな!祝福してくれよ!」

僕は黙ってまだ二口ぐらいしか手をつけてなかったけど食器を下げてそこから立ち去った。


土曜日。静かに雨の降る、ものすごい寒い朝。
僕は先輩の家の前のコンビニにいた。
何度も出てはタバコを吸ったり先輩の部屋を見上げてみたりしたけど先輩はなかなか現れなかった。

待ち始めてから4時間半を過ぎた昼12時。カーテンからふぬけた寝起き面で顔を出した先輩。
さらに待つこと約1時間。決めた格好で先輩がやってきた。

傘で顔を隠して僕は後を追った。
電車に乗って渋谷で降りると先輩は携帯電話を取り出して耳に当てた。
数分後、君は現れた。短いスカートが揺れている。先輩が大きい傘を差し出すと君は躊躇なく自分の傘を閉じた。二人は一つの傘に入って雨の渋谷を歩き始めた。

その後二人はおしゃれなカフェでお茶をしてウィンドウショッピングを楽しんだ後、夕方からの回の映画を観て、夜は先輩が「女落とす時に行く飯屋」に消えていった。
僕はさすがに一人じゃ入りづらくって外で待ってた。
寒かったよ、とっても。
雨は降り止まないどころかますます雨足を増していたし。

約3時間後二人は笑いながら店から出てきた。


どうする?というようなやりとりをしているのかしばらく向き合って一つの傘の中しゃべっている僕の目に次に飛び込んできたのはキスをする二人だった。

辺りは真っ暗で街灯は一つしか無かった。

二人に向かって僕は走っていた。

雨粒が顔に当たる。先輩を刺した。両手でつかんだナイフで。
あの日君を初めて見つけた雑貨屋で買ったフルーツナイフだよ。

ギャーと女性が叫んで倒れ込んだ男性を見て僕はやっと気がついた。

キスしていたのは君でも先輩でも無かった。





「トリンドル…玲奈?」
「そうです。タレント。モデルさんかな?知らないんすか?」
「テレビなんて見ないからな」
「しかし大ファンだったんすね壁一面彼女の写真…」
刑事二人が眺めるその部屋の壁一面にトリンドル玲奈の写真が貼られている。
「渋谷の刺殺事件とこの娘と何の関係があるんだ?」
「思い入れって怖いすね。犯人の男、逮捕された時先輩先輩って言ってたらしいすけど職歴真っ白でした。つまり無職」
「どうなってるんだ?さっぱりわからない」

刑事の足元には「君と出逢うまで」と書かれたノートが何冊も落ちていた。


※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
またこの小説を読んでトリンドルと恋愛してる姿があまりにも思い浮かばないからって完全な猟奇小説になっちゃってんじゃん!などの苦情もお断りいたします。

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by youngas | 2012-01-30 22:35 | XX KLUV3
2012年 01月 29日

やんがすちゃんのYMO(Youngas Movie's Opinion) vol.11

やんがすちゃんのYMOとはYOUNGASが映画について勝手かつダラダラと語り散らかすコーナーです。
(大いにネタバレを含みます。鑑賞後に読まれることをおすすめいたします)

映画『127時間』を観ました。



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トレインスポッティング、ザ・ビーチ、スラムドッグ$ミリオネアなどで高い知名度を誇るダニーボイルの新作「127時間」。まず主演のジェームズ・フランコが俺好みの男前なので、監督+主演=合格ってのは観る前から決まってました。ほんとこの人かっこいい。ナチュラルなヒゲづらでサラッとアウトドアな格好をして、あの子供みたいな笑顔でウィットにとんだ会話をされたら映画の中の役とはいえ日本中の腐女子ガクガクしちゃうでしょ。っていうはじめの20分は自分的に最高でした。
まず映像作品として、単純に色がきれいだし疾走感が気持ちいい。主人公がどういう週末を楽しんでいて、家族とどういう関係を築いているかも簡単に伝わってくる。画面を縦に三分割させる手法も新しくはナイんだろうけど、なんだかワクワクするいつものボイル感がある気がしたし。人ごみヤダなぁ~って思わせる工夫も良いと思いました。
あと、決定的に大好きな要素、それは【登場人物が少ない】という事。笑われちゃうかもしれないけど、名前と顔を一致させなきゃいけない人物が多く出る洋画は自分のスペック的に楽しめないんです。『あれ・・・これ誰だっけ・・・』みたいなw その点において『アルカトラズからの脱走』なんかは、自分にとって名画中の名画。127時間も良い線いってました。

この作品、要はシュチュエーションパニックムービーです。ソウシリーズなんかは、目が覚めたら手錠かけられてたり足枷ついてたりしますでしょ?それの岩バージョン。誰も通らない山奥の深い深い谷の底で動けなくなっちゃった5日間(6日かも)を90分で描いたって事です。それだけのテーマだけど全く飽きなかった。そこはボイルの手腕だと思います。ハッピーエンドかバッドエンドか、はたまた夢オチかそもそも最初の段階で死んでたとか。幾通りにも想像できた。助けの人が見えても振り向かないんじゃないか?救助ヘリに乗った後でも墜落しちゃうんじゃねーか?痛みで気絶して死ぬんじゃねーか?など、疑心暗鬼になってハラハラしたなぁ。

あと、序盤で出会う女の子2人組とガイドの主人公だからこそ知り得るような水遊びをするんですが、しつこい位バシャバシャ遊ぶんです。あのシーンでたっぷりの『水』と『女』を刷り込まれる事で、水筒の水が底をついてからの焦燥感に拍車がかかるんですね、きっと。最後の一滴を飲んだ直後からのドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・っていう心音。あそこと繋がったところが最高到達点でした。

フィッシュ(バンド)を皮肉るところや、生還した喜びを綺麗なプールでまた泳がせて表現したりってのもよかったし、序盤で人ごみヤダなぁ~と思わせといて、これだけの時間「ぼっち」だとむしろ人ごみが温かく見えたりだとか(最初と最後付近に同じ映像を見せられるが感じ方が違う!!!)。痛さの表現も最高でした。



シンプルなアイデアと躁鬱な感情表現で飽きなかった最少キャスト作品!!!82点!!!おもしろかった!









youngas sogawa
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by youngas | 2012-01-29 01:53 | やんがすちゃんのYMO
2012年 01月 23日

XX KLUV 3

XX KLUV(チョメチョメクラブ)3とはyoungasの好きな田村正和ドラマは「パパはニュースキャスター」なほうshinodaが憧れのあの娘と全力で妄想恋愛をしてみるキモカワユスなコーナーです。


第4回<二階堂ふみ>

「美雪さんは左!!」
大学のキャンパス。観葉植物の影で男二人が屈みながら食堂で楽しく話す女子を眺めている。
「あー!!あの娘か!!」
「おい!忍田(しのびだ)!!お前記憶大丈夫か??前にも話しただろうが!!」
「ていうか曽之川(そのがわ)さぁ。ありゃあ無理だろうよ。高嶺の花過ぎる。バッグはたぶんヴィトンだし全身ブランドっぽいぜ。お嬢だなありゃあ」
「わかってるよ!!でもこうして見てるだけでいいんだよ!!」

「あ〜〜!!!変態っ!!!!ストーカーっっ!!!!!」
真後ろで声がする。二人が驚いて振り返る。
腕を組みにやにやとしている女子がいる。
「ふ…ふみっっ」

忍田の幼なじみで曽之川とも友達のふみだ。
ふみが大声で叫んだおかげで食堂中の人たちが三人を見ている。もちろん美雪も口アングリだ。

「な…何でもないす。ひひひひ」
忍田は引きつる顔でそう言うとふみと曽之川の手を無理矢理引っ張り食堂を後にした。


大学近くのファストフード店の二階。頭を抱える曽之川。心配そうにそれを見つめる忍田。関係ないという顔でケータイを眺めるふみ。
沈黙に耐えきれず忍田が切り出した。
「ていうかさぁ……ふみはデリカシーがないよな!」
強めの口調にふみが切り返す。
「あんな所から覗いてる連中のがデリカシーないんじゃない?正々堂々と一緒に食べませんかとか言えばいいじゃん!!」
「曽之川があの娘…えっと美雪ちゃんのことどんだけ好きかお前にはわからないのかよ!?そんな簡単な気持ちじゃないから簡単に誘えないんだ!」
「簡単かどうかじゃないわよ!きっかけを作んなきゃ先に進まないって言ってんの!」
「もういいよ」
曽之川が下を向いたままつぶやく。
「何?」
ふみが聞こえないというジェスチャーで耳に手を当てる。
「もういいっつってんだよ!!!!!!」
曽之川が机を叩いて立ち上がる。店内の人たちが三人を見つめている。
忍田がペコペコと周りにお辞儀をして謝っていると曽之川が叫んだ。
「告白すりゃあいいんだろ?おい!ふみ!お前の言うとおりに今から思いを伝えるからよく見とけ!!!!!」
曽之川は上着をはおり店を出ると走りはじめた。
「何なのよ!」
めんどくさそうにふみも着いていく。
「ちょ!待って」
忍田も追いかける。

三人が走る先に駅が見えてくる。
息切れしながらふみが忍田に聞く。
「な、な、何なの?そもそも告白ってどこ行くの?はぁ、はぁ」
「しっ!!知らない!!」
忍田が叫んだ。



ペースダウンしながらもしばらく走っているとオシャレという形容詞以外当てはまらないようなカフェが見えてくる。
「ま…まさか…」
忍田がつぶやく。そして忍田とふみ二人そろって叫んだ。
「バババッッ!!バイト先っっっ!!!!」

オープンカフェの円卓をカフェ店員の制服で拭いている美雪が見える。

かなりの息切れ状態で曽之川が美雪の近くで立ち止まった。
「ハァハァハァハァ…み…ハァ…ゆ…」
息切れし過ぎて言葉が出てこない。
汗だくの曽之川が真横に立っているのに気づき美雪はのけぞりながら「い…いらっしゃいませ」と小さくつぶやいた。

「お…ハァハァ…お客じゃないですハァハァ…美雪さん!!あの…俺マジです!!好きです!!付き合ってください!!!!!!」

またしてもカフェ中の人たちがその光景を見つめている。

一瞬の沈黙のあと美雪の眉間にありえないぐらいのシワが寄り般若のような顔になった。
「つーか何なの!!あんた!!食堂にもいた奴でしょ?つかずっと見られてんなーとは思ってたんだよね。マジキモイんだけど。付き合う??つか誰だよ。ハハ。ウケんだけどww」
美雪の言葉にじっと目をつむっていた曽之川の頬に涙が流れた。
「えー!!キモイキモイキモイ!!泣いてるの??超キモ〜イ!!」

その次の瞬間、忍田の隣にいたふみが走り出し美雪の胸ぐらをつかむと叫んだ。

「てめーのがキモイんだよ!!このブランドバカ!!てめーみたいのがいくら着飾ってもな汚ったねぇ魂までは隠せねんだよ!!」
ふみは叫びながら号泣している。
曽之川は何も出来ずただ目を閉じていた。
もらい泣きしていた忍田もゆっくりふみに近づきなだめるように肩を叩いた。
美雪が胸ぐらの手を払ってつぶやく。

「何なの??青春ごっこならよそでやって!」


5年後―。

リビングで年賀状を眺めて微笑むふみ。お腹が大きい。
後ろから忍田が声をかける。
「また年賀状見てんの?もう2ヶ月たってんだよ?」
「だって嬉しいんだもん」

年賀状には「二人目は女の子です!!早く新居に遊びに来て☆」と書かれている。
にっこりと笑う曽之川と小さな男の子、その隣にはお腹の大きい美雪がピースして写っていた。

※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
またこの小説を読んであゆ離婚にくぅちゃん結婚でavex的にどっちのテンションでいるべきか大変そうなどの苦情もお断りいたします。

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by youngas | 2012-01-23 21:28 | XX KLUV3
2012年 01月 16日

XX KLUV 3

XX KLUV(チョメチョメクラブ)3とはyoungasの光GENJIなら光派なほうshinodaが憧れのあの娘と全力で妄想恋愛をしてみるキモカワユスなコーナーです。


第3回<菜々緒>

週末が来れば菜々緒に逢える。

そう思えばこんなつらい営業だってつらくない。

俺はそう言い聞かせて土下座をし続けていた。冷たい手と膝、そしておでこ。


約12分後、俺は気の抜けた顔でおしゃれなオープンカフェに腰掛けていた。

何かやりきれなくって携帯を見るけど誰からもメールも来てやしない。

あーあ。思わずため息がもれる。

でも待ち受けの菜々緒の笑顔に微笑み返してやりきれなさをカフェオレで流し込むとまた営業先へと立ち上がった。



金曜日の夕方。

やっと一週間が終わり会社を出るとやさしい夕闇が俺を包んだ。

菜々緒がガードレールに座っている。

iPhoneを真面目な顔して眺めている。

俺には気づいてない。

それにしてもいい女だ。しばらく遠くから眺めてみる。

少しして視線に気づいた菜々緒が驚いたような笑顔で手を振る。
「おっそいっ」
「ごめんごめん。なかなか片づかなくってさ!」
菜々緒は立ち上がると俺の腕に手を回して「お腹空いた!」と口を膨らました。

しばらく歩いていると前から友達の曽之川が歩いてきた。

「おー!」
「おー何してんの?」
「曽之川こそ!仕事終わり?」
「そうそう!飯行かねー?」
「いや俺は…飯行くんだこれから」
「え?待ち合わせ?」
「いや…うん。まぁそんなとこ」
「そっか。じゃあまた今度!」
「じゃあまた!」


曽之川と別れてまた歩き出す。
肩にもたれながら菜々緒がつぶやく。
「曽之川くん変わらないね」
「うん」
「一緒に食べても良かったのに、ご飯」
「うん」
「どうしたの?機嫌悪くない?」
「いや何でもない」

俺はある橋の前でしゃがみこんだ。花束が置かれている。

菜々緒は俺をじっと見下ろしている。
「もう…いいよ」
「え?」
「もう忘れていいから」
「何をだよ?」
「私のこと」

そう言ったきり菜々緒はうずくまって泣き出した。

俺が…俺があの時、ハンドルをもっと早く切っていたら…。あんな事故にならずに済んだんだ。俺のせいだ。俺の……



曽之川が橋で泣き崩れる菜々緒の後ろに立っている。花束の横には男の遺影。

「ななちゃん。今日はもう帰ろう」
曽之川の言葉に耳を貸すこともなく菜々緒はじっと手を合わせて泣いていた。

川の水面に満月が揺れていた。


※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
またこの小説を読んで由紀さおりが由紀とさおりのコンビだと思っていたなどの苦情もお断りいたします。

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by youngas | 2012-01-16 23:54 | XX KLUV3
2012年 01月 11日

やんがすちゃんのYMO(Youngas Movie's Opinion) vol.10



やんがすちゃんのYMOとはYOUNGASが映画について勝手かつダラダラと語り散らかすコーナーです。
(大いにネタバレを含みます。鑑賞後に読まれることをおすすめいたします)

映画『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 』を観ました。


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ハングオーバー!!(以下2)を観ました。
これを観てそっかーって思ったのですが、シリーズ化する作品をどう楽しむかって見る側の腕が試されるのかもしれませんね。基本フォーマットが変わらないのは寅さんも釣りバカも、なんならドラゴンボールだってアンパンマンだって同じです。ある種その作品の「基本ルール」的な行動範囲の中で観る人がどれだけの事を発見できて、面白がれるかが鍵な気がしました。間違い探しをする様な目線で隠されたウィットを嗅ぎつける。
3コードを駆使してメロい曲を無数に産み出したパンクも、世界規格としてルールと広さなどが決まっているサッカーすらも縛りがあるから面白いんだもんなぁ。これを考えると「ハングオーバー2」破格に楽しめました。
1同様に、飲んで騒いで記憶なくして災難がおこってハッピーエンド。場所と人を少し変えて、この発明を濃くなぞってるだけじゃん。とも言えるんだけど、なぞってるからこその「はいキター」「出たいつもの」的な喜びは、遊びこんだ親友との再会みたいでホッとしちゃいます。そんなホッとしちゃう相手と新しい町で遊んでるみたい。
この作品で特筆すべきは愛すべきバカってジャンルの典型アランくんが1よりもダメになってる点。もう最高です。ダメな奴はだいたい内弁慶で、親兄弟にだけ強い傾向にあるでしょ?なまじ自尊心が強い男に多い。アランもその一派。部屋の入口にはご立派に『DANGER』なんて書いててマッチョイズム120%モロ出し、食事が終わったらインターホンのようなもので母親を呼びつけ食器をさげさせるだけじゃなく『デザートがねーぞ』ぐらい言ってやがる。アランの内面に、この中学男子特有のツッパリ至上主義がいまだ住み着いてる表現で自分的にはもうK点越えしてる作品だし、ハットトリックは決まってます。親兄弟には家の中限定でオラオラ系気取るくせに、サルはめっちゃ可愛がるっていうwどんだけよ、アラン。

開始10分ぐらいでキャストがKanye Westのstrongerをバックに歩くシーンやチャウの性器にはボカしがかからないあたりも最高だし、ルーシー・リューやデヴォン青木がもつアジア系ハリウッド女優の最高到達地点を「エンジェルウォーズ」で超えた(と僕は思っている)ジェイミー・チャンがもうこれゲロマブ。


このパターンで5作10作は無理だろうけど、あと2本ぐらいは頑張ってほしい!!!78点!!!










youngas SOGAWA
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by youngas | 2012-01-11 01:39 | やんがすちゃんのYMO
2012年 01月 09日

XX KLUV 3

XX KLUV(チョメチョメクラブ)3とはyoungasの真冬なのに怪談本(というかほとんどオールシーズン)を読んでいるほうshinodaが憧れのあの娘と全力で妄想恋愛をしてみるキモカワユスなコーナーです。


第2回<桐谷美玲>

その日曜日も僕は原宿の竹下通りのクレープ屋に並んでいた。

もちろん目的はクレープじゃない。スタッフの桐谷さんに会いに来たのだ。

僕の順番が次に迫ると決まって桐谷さんは僕に気がついて超笑顔で軽い会釈をしてくれる。

そして何も言わずとも「チョコバナナですよね」と言って作る人に「チョコバナナお願いしま〜す」と元気に伝えてくれるのだ。

本当のことを言うと僕はチョコもバナナも大して好きではない。出来たら甘くないツナシリーズ(ツナカレーかツナピザチーズあたり)をいきたいところだ。

でもチョコバナナの人という認識が桐谷さんにある以上はおいしく頂く以外の選択肢は僕にはない。

そもそも最初に注文を聞かれた時に桐谷さんの美貌に固まってしまった僕は数十秒の沈黙のあとド定番のチョコバナナの写真を指差してしまったのである。
それが桐谷さんに強烈なインパクトを与えて晴れて僕はチョコバナナの人となったのだ。

さぁまもなくあの笑顔が僕を迎える。

前まではクレープ屋に着くやいなや桐谷さんの顔を拝んでいた僕だけど、何だかそれってクリスマスが待ちきれない子供みたいでダサいと思うんだ。だから寸前まで中を覗きこまない。なんなら携帯電話を眺めて気のない素振りをしてやろう。それが大人の振る舞いというもんだ。「えーと…今日の東証の状況はと…」といかにも日本経済のことしか頭にない感じで行こう。その片手間で原宿に来たんだめんどくさいわーという雰囲気を出しちゃおう。桐谷さんが悲しむかもしれないからそこまでめんどくさくはないという微妙な感じにしておこう。

と、そんなことを考えていたらあっというまに次が僕だ。携帯をしまい顔を上げる。もちろん目は二重の決め顔で。(しゃべくりでホリケンがよくやるやつ)


その瞬間僕は凍りついた。お…お、男!!!!桐谷さんの立ち位置にいるのは男じゃないか!!!!!!!!!!!
しかもデブかつ丸眼鏡、そこに出っ歯という一人三銃士みたいなヤツ!!!!!!!!!!!オールフォーラブだって。やかましいわっ!!!!!!
幻覚なのか???いやもしかしたら桐谷さんが何かの罰で魔法をかけられてこのブ男に変身させられているとしたら???僕しか救えないんじゃないか!!!!???


「あのー…ご注文は?」

気の抜けたしょうもない声だ。名札には「長谷」と書いてある。「ながたに」なのか「はせ」なのか?いずれにしても桐谷さん、俺がこの魔法を何とかしますから!!!!!!!呪文がいるのか!?呪文呪文呪文呪文………そうか!!!!チョコバナナ!!!!!!

「チョコバナナ!!!」
「はい。チョコバナナお願いしま〜す」

ヤバい!!!これは普通にオーダーしただけなんじゃないか!!??

「350円で〜す」

ヤバいヤバい!!!!これで普通に金を出しチョコバナナを受け取ったらただの挙動不審の甘党男じゃないか!!!!

決死の思いで俺は聞いた。

「きききききききりたにさん…ききききききききりたに…きりたにきりたにたにたにきりたにたにたにたにたに桐谷さんはっっ??????」
「桐谷さん…あー!桐谷のお知り合いですか?」
「いや違いま…違わなくもないか…まー他人と言えば他人…いや、他人が一番近い関係かもしれない。他人です!!他人!!一番近い他人!!」
「た…他人…??まぁいいや。あの、桐谷ちゃん辞めました、おととい」
「あーなんだ辞めただけか…って!!!!!ちょ!!!!待て!!!!辞めたってどういうことですか!!!!てかどういうことだよ!!!ながたにっ!!!!!」
「どういうことって言われても…。ていうか僕ながたにじゃなくてはせですけどね」
「んなことどうだっていいんだこんにゃろ!!!!!!!」

「あ…あの…」
長谷の胸ぐらをつかんだまま振り返ったら桐谷さんがそこにいた。

「桐谷さん…ぼ、僕」
「チョコバナナですよねっ」

首をかしげてそう聞いた桐谷さんの超笑顔。

その顔がフリーズしてコンビニの雑誌コーナーに並んでいる。

「SEVENTEEN」と書かれたその雑誌を手に取る。
インタビューを読む。

―昔クレープ屋でアルバイトをしていたらしいね。印象に残ってることある?
美玲「チョコバナナばっかり頼む人がいました(笑)毎日みたく来てて。あの人元気かなぁ(笑)」

「元気…だよ」
超笑顔で答えると隣にいた女子高生が「キモ…」とつぶやいた。

※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
またこの小説を読んで「二回目なのにいきなり変化球か!」などのリアルな苦情もお断りいたします。

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by youngas | 2012-01-09 22:52 | XX KLUV3
2012年 01月 05日

迎春

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           新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。     -youngas-
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by youngas | 2012-01-05 22:57
2012年 01月 04日

XX KLUV 3

XX KLUV(チョメチョメクラブ)3とはyoungasの最近BiSののんちゃんのブログにおける自画撮りは日本一可愛いんじゃないかと思ってきてるほうshinodaが憧れのあの娘と全力で妄想恋愛をしてみるキモカワユスなコーナーです。



俺が受け持ったクラスの中でやっぱり印象深いのはスガヤ中学校3年1組。やんちゃなヤツが多かったけど明るくていつも笑顔が絶えない、そんなクラスだった。

修学旅行で東京に行った時、出逢いは不意に訪れた。

「みんなこれからはとバスちゅーもんに乗るからな。東京の観光名所を見て回るんや」
「先生お腹空いた〜」
「まー待っとき!もうすぐ昼飯やけ」
「3年1組の皆さんこちらで〜す」
バスガイドさんが呼び込んでくれている。

何とか全員着席させると先ほどのバスガイドさんが改めてマイクを握った。
「みなさんこんにちは〜。本日一日お付き合いさせて頂きます。バスガイドの武井と申します」

すでに俺の目は完全に釘付けになっていた。


第1回<武井咲>


なんてキレイな目。そして笑顔。透き通るような肌。こんな人がお嫁さんだったらな〜

「こんな人が嫁さんだったらな〜」
心の声がスピーカーのように両耳から聞こえる。しかも女性の声。
「先生!ポーッとしすぎ!」
椅子の真上から顔を出したのはクラス一のおせっかいでおてんばな夏子とフミだ。

バスガイドの武井さんがこちらを見てにっこりと微笑んだ。
「い…いや!誤解です!俺…ポッとなんてしてねっす!」
思わずそう叫ぶとバス内が笑いに包まれる。
「ふふふ。楽しい先生ですね。まもなく東京タワーです」

バスが東京タワーに着き自由時間になる。


他のクラスの先生と軽い打ち合わせを済ませてお土産コーナーに散らばる生徒たちに気を配りながらふと窓の外を見下ろす。
バスの前で数人のバスガイドが集まって話をしているのが見える。

武井さん…。一際目立つ笑顔。思わず顔がほころぶ。
と、次の瞬間、目の前を甘い匂いの鳩に支配されてのけぞる俺。
「先生見過ぎだから。ニヤニヤしちゃって〜」
両手に鳩サブレーを持った夏子だ。
「ニヤニヤしてねって!というかお土産は買うたんか?」
「東京の土産なんて必要ないもん。あたし高校卒業したら東京に来るけ」
「せやったな。でもお土産ちゅーんは家族に買って帰るもんや。弟の春男に何か探してこい。サブレばっか食っちょらんで」

「夏子〜」
フミの呼びかけに夏子がようやく去って行った。

一息ついてまた窓の外を見るともうバスガイドたちはおらず小さくため息をつく。

「先生、あの…」
背後から声がして振り返るとなんとバスガイドの武井さんだった。

「あ!はい!」
「実は…あの…私…今日でバスガイドを卒業するんです…。だから先生のクラスが最後のお客様になります。最後に勝手なお願いなんですが…みんなに一言言わせてもらえませんか?卒業して夢を選べるっていう幸せについて…」
「夢…を選べる幸せ…ですか?」
「私、昔からバスガイドに憧れていてやっとなれたんですけど…母親が去年倒れて、私一人しか身内がいないもので田舎に戻って介護することになったんです。…あ!私すいません。こんな個人的な話を…」
「いや!とんでもない!立派です!武井さん!それはさぞかしお辛いでしょう!でもきっとお母様は心強いでしょうから…」
俺はいつのまにか両目からドボドボと涙を流していた。
武井さんもウルウルしている。

次の瞬間突然フラッシュが焚かれ目をつむる。
「先生!泣いてる〜」
夏子とフミがカメラを持って笑っている。
さすがに怒り「お前ら!後でお仕置きや!」と怒鳴ってしまった。
「涙でぐちゃぐちゃやで先生!フラれて泣いとるん?」
フミがそう言うと武井さんが笑った。
「とっとと向こう行け!!」

あまりに大きい声を出したからか土産コーナーにいた人ほぼ全員がこちらを見た。

「あ。すいません…」
泣きはらした上に恥ずかしさで赤くなった顔で俺は頭を下げた。武井さんがまたクスッと笑った。



それから数時間、とうとうはとバス観光も終わりに近づく。
みんなはしゃぎすぎてぐったりして話しているヤツもいない。中には口を開けて寝ているヤツもいる。

武井さんがマイクを握りそっとお辞儀をした。
「今日はありがとうございました。おやすみになっている方もいらっしゃるので少し静かに話します。私は今日でバスガイドを卒業することになりました。」
何人かが「えー」と声をあげる。
「勝手に個人的なお話をしてごめんなさい。先生に許可を頂いてお話しています。私は小さい時からずっとバスガイドに憧れていました。実は私の母親がバスガイドをやっていたんです。一度その時のVTRを見る機会があって凛とした母の姿にいつのまにか幼い私は見とれていました。それから私もいつかバスガイドになろうと思い続けて2年前にようやくなることが出来ました。大変なことも多かったけど毎日本当に嬉しくて楽しくて。そしてずっと目標だった母親をいつか乗せたいと思い続けて来たんです。でも母は去年倒れて動けない体になってしまいました。だから私は…」
武井さんはそう言ったきり言葉をつまらせた。目には涙がにじんでいる。
「…私は……夢をあきらめて田舎に帰る決意をしました。母を私のガイドするバスに乗せてやることは出来なかったけれど…夢のような2年間のことは忘れません。皆さんもいつかこうなりたいと思う夢があるならそれを選べるという幸せというものを忘れないでいて欲しいんです。夢に立ち向かえる状況があるということがどれだけ幸せなことか、噛み締めて頑張ってください。…あ。何か熱く語っちゃってごめんなさい。皆さんの東京の旅が最後のガイドで本当に良かった。また東京に遊びに来てください。今日はありがとうございました!」

武井さんが深々と頭を下げるとなぜか夏子とフミが涙目で立ち上がって拍手をし始めた。俺も立ち上がって拍手する。そしてバス中が拍手で包まれた。



四年後―。

ピカピカに磨かれたバスが東京駅の前に停まっている。

「先生似合ってるやん」
夏子が笑って見上げる先に運転手の格好をした俺がいる。
「武井さんとなんやかんや付き合うことになったってのは聞いてたけど…」
フミが呆れ顔でつぶやく。
「観光バスでプロポーズなんて聞いたことないわ…」
夏子もため息をつく。

「まさかお前らがバスガイドになったなんて咲も知らんから喜ぶわ!バスありがとな。あさってには必ず返すから」
「運転手の立花さんしか知らないし見つかったらうちらもヤバいんだからね!早く行き!」
「ほいじゃーな」

バスの扉を閉める。咲からのメールを見返す。
「もうお母さんすっかり元気で「来るんだったらご馳走つくらなきゃ」って張り切ってます。新幹線で来るんでしょ?何時に着く予定?家にいていいよって言ってたけど駅までやっぱり迎えに行くよ。また近くなったら教えてね!気をつけて☆咲」

俺は笑顔で帽子を直して「出発!」と叫んだ。バスは少しずつ動き出し朝焼けの街を走り始めた。


※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
またこの小説を読んで「初回から長ッ!」などのリアルな苦情もお断りいたします。

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by youngas | 2012-01-04 15:54 | XX KLUV3
2012年 01月 04日

XX KLUV(チョメチョメクラブ) シーズン3!!!!!!!!!!!!!!!!!

ついに……



あの……


伝説の憧れのあの娘と勝手に妄想逢い引き小説が……


約2年半ぶりに……(特別編からも約1年3ヶ月ぶり)

帰ってきます!!!!!!!!!!!!!!!

今回ももちろん誰にも頼まれてない!!!!!!!!!!!!


ていうかタイトルから「やがちゃんの」が取れて『XX KLUV 3』として完全復活!!!!!!!!!!


更新は毎週月曜日の夜!!!!!!!!!


妄想はまだ終わっていなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


youngas shinoda
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by youngas | 2012-01-04 01:10