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2015年 01月 04日

チョメクラファイナル

一部の奇特なみなさん、おまんたせいたしました!

ついにチョメクラ復活!(最後の更新は2013年1月の橋本愛編だから約2年ぶり!)
2008年11月北乃きい編から始まったこの妄想恋愛プチ小説も今年で7年目!
そして、これでようやくファイナル!!!
シーズン3もちゃんと終わってないけど誰がなんと言おうとファイナルなのッ!

グランドフィナーレ一発目を飾るのはこの人!それではご覧ください。


XX KLUV(チョメチョメクラブ)ファイナルとはyoungasの女の子10人いたら8番目ぐらいの顔した子が実は一番ヤリマンなんだよなーと常日頃から思っているほうshinodaが憧れのあの娘とせめて夢の中では恋愛したりあんなことこんなことさせてよ!と真夜中に一人泣きながら書いている全力妄想恋愛プチ小説です。


「うぅ~~~わぁ~~~~!!!!!!この人痴漢~~~~~~~~ッ!!!!」
「ちょ!おばあちゃん!何叫んでるの!叫んだって誰も来ないよ!」
ダンボールの積まれた倉庫。その隅っこに小さなテーブル。それを挟んで婆さんと僕が向かい合ってこんなやりとりをしている。
僕は万引きGメン。全く12月のこんな年の瀬に何で婆さんに痴漢呼ばわりされてんだ?
「おばあちゃん!とにかくもうおとなしくその上着の中の物出して!」
「何も入っとらん!若い時から葛飾のマリリンモンロー呼ばれとったぐらい、乳がデカイんや!」
そこへあの娘が走ってきて婆さんの胸を鷲掴みにした。
「ぎや~~~!!!!」
次の瞬間、婆さんの服から林檎が二つ転がり落ちた。

彼女は満面の笑顔でダブルピースをした。
「あ、ありがとう。翼ちゃん…」

第1回〈本田翼〉

翼ちゃんはこのスーパー朝日屋のレジ係のアルバイト。僕はいつも彼女にこんな風に助けてもらっている。

すっかりおとなしくなった婆さんの肩を抱いて「おばあちゃん。もうこんなことしたらダメよ」と翼ちゃんが優しく笑った。

その日の帰り道。

「お疲れ様で~す!」
バイト終わりの翼ちゃんが駆けてくる。
赤いマフラーにブレザーの制服!そうか。まだ彼女、女子高生だったんだ。まだアオハル、いや、青春ど真ん中なんだなぁ。

「今、帰りですか?」
「うん。あ、さっきはありがとう」
「いえいえ!ていうかあのおばあちゃんいつも怪しかったんですよ!捕まえてくれてこちらこそありがとうございました!あ、これ。食べませんか?」
「ん?何?これ」
「焼きイモでーす!」
こんな可愛い焼きイモでーすがいまだかつて世界にあっただろうか?彼女は僕の脳内ミス焼きイモクイーンに今この瞬間選ばれました!
パチパチパチパチパチパチ!拍手とカメラのフラッシュの中焼きイモ型のトロフィーを抱いた翼ちゃんが手を振っている。

「あのー…」
翼ちゃんの声に我に帰る俺。
「あ!ごめん!」
「あそこに座って食べましょう!」
夕暮れの公園のベンチ。
二人で頬張る焼きイモ。その熱さより完全に僕の心の方がモアHOTだった。

「私…好きかもしれない」
「えッ?(急に告白?)」
「やっぱり好きです!」
「ちょっ!(何この展開!ファイナルだからって気合い入れすぎておかしくなってるの?)」
「私…万引きGメンのお仕事、やっぱり好きです!高校卒業したらやろうかなぁ」
「(ギャフン!)あ!万引きGメンね!うん。いいと思うなぁ~。翼ちゃん、正義感強いし、今うち若い女の子とかいないから、本当にやってみたら?社長に掛け合ってあげるよ!」
「プッ!」
翼ちゃんが吹き出した。
「わはははは!私が万引きGメンになりたいわけないじゃないですかぁ!」
「え?あ。いや、ま、そうだよね!」
「私が好きなのは…」
次の瞬間、目の前が暗くなって翼ちゃんの顔が僕に重なった。
食べかけの焼きイモを落としてしまった。

クリスマスの夜。

翼ちゃんと付き合うことになって一週間。仕事終わりに待ち合わせる約束をしていた。
レジの前を通ると翼スマイルで僕に合図をしてきた。

何て可愛いんだろう!

いや!しかし今は仕事中だ!
僕の今の使命は万引きを捕まえること!
クリスマスだからって万引きはお休みしてくれないんだ!

帯を締め直し辺りを見回す。野球帽にサングラスにマスクの怪しい男。ん?しかもかなり挙動不審だ。追いかける。見つからないようにそっとそっと後を追う。んん?惣菜売り場の前で立ち止まる。あいつ!キョロキョロしてる。やるな。やるぞ。僕の長年の勘が働き出す。そして!ついにヤツの手がポテトサラダに伸びた!それを!胸のポケットに!入れた!入れたぞ!足早に立ち去る男!小走りにレジの横を通り過ぎて出て行く!
男はそのまま出口から出て行った。

僕は全速力で追いかけた。男が振り返る。肩を掴んで押し倒した。
「おいッ!」

翼ちゃんが横にいた。
「キャーーーーーーー!!!!!!!!」

ん?翼ちゃん、何を絶叫して………るの?

男の手の中に包丁があった。僕はお腹を刺されていた。そのまま意識が遠のいていく。翼ちゃんが泣きながら僕を抱き起こしてくれた所で僕の意識は完全に無くなった。

クリスマスの雪が僕らの上に降り始めていた。


翌日ー。

病院のベッドの上で僕は目を覚ました。

それに気づいた翼ちゃんが乗り出して顔を覗いてくる。
「わかる?ねぇ!わかる?」
「…あ、うん」
中森明菜ばりの小声で返すと翼ちゃんの大きな目から涙が流れ出した。薄い目でボンヤリとそれを見て「泣くなよ」と僕がつぶやくと、翼ちゃんが僕に思いっきり抱きついた。
「イテテテテ!」
「あー!ごめーん!」
翼ちゃんが笑いながらまた泣いた。


数日後、僕は退院して翼ちゃんとすっかり年末ムードの夜の街を歩いていた。
また雪が散らついている。
「朝日屋、しばらくお休みだって~」
「あの万引き事件のせいだよな。何か申し訳ないな」
「何で謝ってんの?あんな目にあったのに!」
「結局翼ちゃんが捕まえたって聞いて驚いたよ」
「許せなかったんだもん!」
「やっぱり君向いてるよ、この仕事。本当にやってみたらどう?」
僕が笑ってそう言うと翼ちゃんが笑ってこう言った。

「もうやってるよ。私の心万引きした人捕まえたでしょ?」

雪の中で二人はちょっと遅めのクリスマスを祝ってキスをした。

※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
また、「おい7年もこんなん書いて独身ていよいよヤベエんじゃねえかあいつ」とか言ってるヤツはマジでサイバー攻撃します。

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by youngas | 2015-01-04 02:46 | チョメクラファイナル