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カテゴリ:俺アワード( 23 )


2018年 01月 14日

俺アワード2017SOGAWA後編 ~次点+各賞~


次点のコーナー

前編のトップ10に続き、惜しくもトップランキングには入れられなかったものの大好きだった作品を図々しくご紹介!!みんな大好き!!
おしりグイグイッていれてくるババアみたいにいっちゃおう!ごめんくださ~い。


20センチュリーウーマン
最後までトップ10に入れるか迷ったのがこの映画。ヤンガス揃って青年期に大きな影響を与えられた一人であるマイクミルズ(監督)。そんな監督のフィルモグラフィーを見ても、今作が一番“あの頃っぽい”と思った。車にされる落書きとかポラロイドとかいちいちrelaxっぽくて、ほんとあの頃に戻りたくなった。赤毛のお姉さんと部屋で踊るとこで爆死した。なんだかんだ日本人はDNAレベルで踊るのが苦手だから、ああいうの本当グッとくる。部屋の押し入れをDJブースにして夜な夜なヘドバンしたりツマミ絞ってた人は絶対好きなシーン。あとセーラム吸ってる女の人超好き。(COOLも良い)
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ベイビードライバー
オープニングのカッコよさは今年No.1!でかいiPodがめちゃくちゃカッコ良くて、いまだに真っ黒な音楽再生専用iPodを持ち歩いてる俺はエッヘンな気持ちになった。親子愛、恋愛、バイオレンス、カーアクション、ミュージカル、クライム…いろいろと要素が多すぎて、時間とともに感動がしぼんじゃった。レッチリのフリーがシレーっと出てたけど、彼の顔は絶対にホームレスの役が似合うと確信した。


ハクソーリッジ
ドスの眼がギン!!


メッセージ
面白い映画しか作れないドゥニ監督らしく、隙がない固い作りの良作。なのは間違いないんだけど、過去作に比べたら若干ノリ切れなかった。飛行物体とか文字のフォルムは文句なしでカッコいいし、音楽も作品に合ってて興奮した。ダンケルク同様、映画館で観た直後がテンションマックスで家に帰りつく頃にはスッカリ落ち着いちゃうタイプのやつだった(それは決して悪い意味ではなく)


アシュラ
コップ!フリチン!ファンジョンミン!


あゝ荒野
「ゝ」この記号は「くりかえし」を変換したら出ます。あ、関係ないか。これもメチャクチャおもしろかった、前編は。テンポよく新しいキャラがさくさく出てくるし、各自の生い立ちや背景が手に取るように分かって時間があっという間に過ぎる、前編は。ヤンイクチュン出てるだけで義務みたいなトコあるし、でんでんと高橋和也がハズす訳ないしでキャストも完璧。木下あかりもエロくて必要不可欠!今野杏奈からのボーナスもあり!ブラフのEDも良い!!前編だけならランクイン!!!


ムーンライト
行間をよみながら鑑賞する楽しみがある作品。なんだけど、そのよんだ行間がどんなんだったか忘れちゃった。


カーズ クロスロード
単純に「3」にしないコダワリがややウザいけど(笑)本当によく出来てた。子供向け感があるカーズ(実際子供ウケ抜群)だけど、各キャラクターの成長曲線を見て楽しいのはたぶん大人の方。クラッシュシーンは本当に息をのんだ(ドントブリーズみたいにリアル呼吸忘れる)


夜空はいつでも最高密度の青色だ
石橋静河!!


聲の形
オープニングのマイジェネレーションがハマッてて、ザ・フーに失礼のないバッチリな使い方だったと思う。劇中の音楽も浮遊感とか閉塞感があって好き。アニメってあんまり観ないけど、これはまた観たいと思ってる。でも主人公の女の子がイイ子すぎて胸が痛むんだよなー。


ケンとカズ
キャストだけ豪華に並べた怒りみたいな映画は荷物まとめて実家に帰りたくなると思う。そんぐらい役者が圧倒的だった。低予算だからこそのリアルさがあった。家のすぐ前とか、職場に行く途中の脇道とか、ほんとそこらへんの怖さ。小路監督とは長い付き合いになりそう(ただ俺がこれからずっとチェックするだけだけどw)


何者
レンタル期間中に3回半観た。グルディスでイキってた二階堂ふみちゃんが妙にエロかった。今年またふみちゃん好きになった。去年観てたらトップ3入れてたと思う。


淵に立つ
ふいに勃った(笑)だって筒井さんエロいんだもん!





各賞のコーナー

今年はやろう!思い出いっぱいの人たちを勝手に表彰台に上げちゃう迷惑企画!
たっぷりの愛情と、少しの毒で行ってみよう!



【ソガアワ2017ベスト男優賞】
ケイシーアフレック(マンチェスターバイザシー)

まぁこれは異論のないベタなトコですが、やっぱ他には譲る人いませんでした。
日本でリメイクするなら千鳥大悟かな。
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次点
ファンジョンミン(アシュラ・コクソン)
デイヴジョーンズ(わたしは、ダニエルブレイク)
カトウシンスケ(ケンとカズ)
國村隼(コクソン)




【ソガアワ2017ベスト女優賞】
ヘイリー・スタインフェルド(スウィート17モンスター)

ここが一番激戦で悩みに悩んだ(誰にも頼まれてないけどw)
まぁ惚れたっす、まじ惚れたっす。モサかわいいし、定点観測してても飽きないんじゃないか?って位に日常が可愛い。彼女とゲットアップキッズのライヴ行けたら死んでもいい。
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次点
リリージェームス(ベイビードライバー)
アンガーリーライス(ナイスガイズ)
松岡茉優(勝手にふるえてろ、カーズ)
エルファニング(パーティで女の子に話しかけるには、20センチュリーウーマン)





【ソガアワ2017ベストわき役男優賞】
ヤングダイス(日本で一番悪い奴ら)
サウダーヂで田我流が見せてくれたのと同じ目をしてた。
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【ソガアワ2017ベストわき役女優賞】
キム・ファニ(コクソン)
いやもう普通に怖いから!ウッギャァァァァァァァ!!!
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【最高タイトルだし大賞】
サバイバルファミリー
めちゃシンプルだけど「フォントの細さ」と「字と字の隙間の広さ」が妙に居心地悪くて不穏でよかった。
逆にワーストは湯を沸かすほどの...



【最高オープニング大賞】
ベイビードライバー
これは抗えない。真っ赤なスバルと映画館のお客さんがリンクするみたいにトップギアに入った。



【最高エンディング大賞】
パーティで女の子に話しかけるには
キックアスとかでも出てくる、オタクの溜まり場的な小さなコミックストアって何ていう名称なの?あそこ最高だよね。そこで物語を締めるって最高じゃない?
うれし涙が出そうになったのは大げさじゃない。


【いいセリフすぎる大賞】
全員死刑「ぶっ殺(さら)う」
勝手にふるえてろ「はぁ?!」




【ベストニュース賞】
松ちゃんワイドナショーでマギーの不倫に言及!
清水富美加、第二形態へ。
深夜番組の星、ヒムケン先生打ち切りに(涙)
松居一代ユーチューバーに。
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各局どこもマギーの不倫を扱わない中(事務所関係で。ググってみて)松ちゃんが触れてくれたの最高だった。政治家との食事会でどーのこーの言われてたりするけど、マギー斬りしてくれた人につける文句なんていっこもない。松ちゃんありがとう。




【ベストヘアスタイル賞】
金正恩「覇気ヘアー」
ま、普通に嘘でしょ?っていう(笑)形以上に名前が面白いってどんだけなんすか猪木さん。
かの国では指定なしなら自動的に覇気ヘアにされるっていうから驚き。え?細川たかし?あれは違う違う!!
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『なに?このドーナツが俺の頭に似てるって?はい、おまえ死刑!間違えた!粛清!!!』





【ベストアンセム】
宇多田ヒカル「道」
ビートにビビった。
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向井秀徳「CHE.R.RY」(YUIカバー)
しちゃったって響きに感動。YouTubeで観まくった。



【背景喰い大賞】
ノーエスケープ

有楽町にてyoungasで鑑賞。
上映前、前の列に座ってるオバさんがおもむろに「あのーちょっと頭が邪魔でスクリーンが見えないんですけどー」と更に前列のお姉さんにキッキン!お姉さん即座にアンサー「私も前に人がいて同じなんで」と的確な返しにオバさんクリティカル喰らってぐうの音も出ず即死(笑)一部始終を観ていたヤンガスちゃん必死に笑いをこらえる。当人同士含め気まずい空気が周囲に蔓延するも、サービスデイの為か席もそこそこに埋まっていて席移動もできず、まさにリアルノーエスケープ状態。
お姉さんにバトル仕掛けたオバさん、映画開始数分で寝始めるという奇行に(笑)どないなんすか!!!

肝心の映画はクソつまんなくて、銀座の歩行者天国を地獄みたいな酷評かましながら帰ったっていうイイ思い出。やっぱ映画館に行くと背景含めて面白い思い出になるから、みんな映画館に行きましょう。
あ、ノーエスケープなんか見ないで同時期のマンチェスターバイザシー観ればよかったし、バンコクナイツ観るぐらいだったら歩いて3分で到着する隣の映画館でやってたアシュラ観るべきだった。そんな思い出も2017。





【ヤンガス特別賞】
勝手に震えてろ

うっひょーメチャクチャ面白い。言いたい事は全部しのっぴが書いてくれてるので、そちらを参照いただいてですねw

毎年面白い日本映画はいっぱいあるけど、こんなに守ってあげたくて独占したい映画って久々な気がするな。主演の松岡茉優は『女版の八嶋智人』を目指してるだけあって本当に芝居に嫌味がなくて守備範囲広いなー好きだなー。どっちかっていうと好きじゃないサイドの芸能人って位置づけだったんだけど、こんなの見せられたら【ちはやふる下の句】も頑張って観てみようかなってなる。
芝居が自然すぎてこじらせ役もすげー上手いじゃんと思ってたら、彼女立派なハロヲタなんですね(笑)上手いも何も下地がバッチリな天然の人なんですやん。これが初主演、完全に持ってる人、松岡茉優。
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昨今、こじらせてるとかオタクってちょっとした「人と違う個性」みたいに言う人が散見されますね。『私こじらせてるから~』って言ってる奴は絶対こじれてないし、『オタクなんだよね~』なんて軽口を叩く奴はしのっぴの部屋に行って存分に引くといい。ついでに言うと『うちドMだから~』なんて気安く言う娘は、しのっぴに2リットルのペットボトルを入れてもらう事をオススメしてる。そういう事言う人って結局どこか満たされてるし充実してるんだ。
『人の信用は言葉より行動なり』なんていうけどほんとそうで、ヨシカ(松岡茉優)って間違っても『あたしコジらせちゃってー』なんていう根明なとこはない。上京組がタワーマンションで集まる夜。ベランダでイチと共通の趣味を見つけた時だけ早口になる。そう、ああいうトコなんだ、オタクっていうのは。マンガを描いてたあの時から何も変わってない、そう思わせた彼女は本当にすごい。
一般女性的なゼロ地点からは大きくかけ離れちゃってるって人、って何の説明セリフもなしで分かるもんな。

あとネットも頻繁に見てるけど、所謂ネットスラングとかは使わない人よ、ヨシカは。草生えるとか控えめに言ってとか絶対使わないと思う。(俺もこういうの大嫌い!!ファック!!)そういうネット上でのコミュニケーションもちょっとって感じでしょ。FBでニセアカウント作る知恵には驚いたけど。
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どこを切り取っても愛おしい場面ばっかだから、できればもう1回観て書きたい(笑)


そう、渡辺大知くんも良かったねー。あの犬感!!億円動かしてるとか言っちゃう軽いバカ感、同僚の女子から得た情報をなんのわるぎも伝えちゃうトロさ、ほんと好きだわー。タワーマンションに付いてくるとこは本気でイライラしたけどね。

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スマホとかSNSでコミュニケーション過多なのか、はたまた欠落してるのかよく分からない今の時代。寂しいけど面倒くさい、でもやっぱ居場所は欲しいのにプライバシーはしっかり守りたい。そんな優良物件みたいな難しい人が多いのも事実だけど、結局人間は人間にジンワリ沁みていたいんだ。ラストの付箋はそういう事すか大九監督??...なに?違うって?は?え?違うの?ファックファックファックファックファック!!!
(ちなみに会社の飲み会で席を外してヨシカがFUCKを連呼するんだけど、たぶん27回だと思うw 30は行ってないはず。DVD出たら検証して報告します。)

PS.名曲『アンモナイト』ダウンロードで良いので、ぜひ販売してください。控えめに言って最高すぎる名曲で、作詞が監督って神すぎて草生えるw



【2017ワースト映画大賞】

湯を沸かすほどの熱い愛
これは本当に酷かった。生涯ワースト級。虫唾2億リッターでた。この監督と俺は、これまで感じて来たものが決定的に全く違うと思う。そして今ある差は生きてる間どんどん広がっていく気がする。良い悪いって話ではないレベル。見始めて30分でもう吐くものないってぐらいゲボ出しつくしたし、1時間経つ頃には体中の穴から反吐が出た。まじ頭湧いてくるかと思った。だいたいあのお母さんにやたら人が寄ってくるんだけど、そもそもそれが分からない。どこにそんな魅力があるかね?【東京タワー】のオカンに人が集まるのは、そりゃーまー良くわかるけど。あとイジメを描くのなら、もっと真剣に誠意をもって向かい合わないとダメだ。酷いイジメっぽく撮ってはいるけど、イジメられてる子の裂けるような心の痛みが伝わらない。あれはイジメの被害者にも加害者にも伝わらないと思う。これで感動したとか言ってる多くの人が【ヒメアノ~ル】観たらどう思うんだろう。もう中野量太監督の作品は一生観ません。あ、役者さんはみんな良いです!!!


怒り
出たーヤンガスちゃんが嫌いなやつ(笑)これも監督とDNAレベルで感性が合わない。観てるこっちが怒っちゃう驚異のブーメラン映画
まぁ出だしのデッカイ血文字「怒」ね、ダッッッサ!!!勘弁してよ。そもそも血に見えないし、怒ってる奴が「怒」って書かねーよ。湯を沸かすほどの~でも教室で吐いちゃった女子を見て隣の男子が『先生!!牛乳です!!』って言わされてんだけど、どこの世界に吐瀉物の成分を言う奴いるんだよっていう。『先生!!ラーメンです!こいつ昨日飲みの帰りに大勝軒でシメるって言ってました』なら笑ってやったけど。
あと決定的にダメなのは殺人犯の指名手配写真ね。キーになる三人(松山ケンイチ、綾野剛、森山未來)をご丁寧に合成させてやんの。絶対誰にもわからないようにしてるセンスがマジ卍(笑)答えのないクイズ大会みたいな映画だった。


ギフテッド
これはワーストとはちょっと違うんだけど。。。鑑賞後ヤンガスで名付けたのは『でしょうね映画』。全部が想定内、だからオモしろくもないしツマんなくもない。これって実は最悪なんだなって改めて思った。【(500)日のサマー】では斬新な演出とアイデアで世界を魅了したマーク・ウェブ監督。これが本当に彼が撮りたかった作品だとはとても思えない。。。スパイダーマンを2作もやったから、色んなしがらみでも出来たのかな?
またいつか(500)日のサマーはまだまだ序章だったんだ!!って唸るような作品を届けてください。たぶん僕らはマーク・ウェブ、マシューボーン、ジョンカーニーって字が書いてあるだけでシッポ振ってついてっちゃうんで(笑)
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今年はもう少しブログ書こうと思います。
ま、僕としのっぴの交換日記だろって事ぐらい俺らが一番わかってるからもう言うな(涙)それ以上言うとマジ卍
モテそうでモテない方と、モテなそうでモテない方で頑張ります!!!では読んでくれてありがとう。



youngas sogawa





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by youngas | 2018-01-14 00:17 | 俺アワード
2018年 01月 10日

俺アワード2017 SOGAWA編 ~映画TOP10~

【俺アワード2017 映画TOP10

この一年の大好きムービーを勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!


今年も旧作含め大好き映画TOP10+その他次点など+各賞をドバっと発表!!!


話題性や社会への貢献度、他人にどう見られるかっていうカッコつけ要素と戦いながら、背伸びなしのフリチン僕ちゃん(ファンジョンミン)で選べたぞ!


映画評論家の町山さんは『映画に順位をつけるのが嫌い』とかメンドクセー事を毎年言ってますが(笑)我々はゴリゴリに順位付け。

良いんです、単なる個人の好みなんで。

と言いつつ誰にも頼まれてないのに何時間もかけて毎年やってるので、誰かしらに何かしら届いたら嬉しいぞ!

そんな感じで今年も行ってみよ~~~ごめんくださいませ~~~。

(しのっぴ、また俺の方が遅くなってゴメン!でも待ち合わせは大体俺の方が早いから許せ!)


今年は1月から12月まで、年間通してコンスタントに観れた気がする。まぁパワー有りすぎ男児4歳&1歳がいるので、そこまでボコスカ観れないけど楽しい映画ライフだったぞ2017。


気持ちよい映画ライフだったのは『アメコミ&SFは観ない』って割り切れたことが大きかったな。ボコスカ観れないくせに話題作はチェックするオサセな俺は、あれこれ付き合いで(三角絞めさん風)手を出しちゃうトコあって。結局『やっぱアメコミだめだわ俺...』ってなる。ローガンもガーディアンズもダメだったから諦めつきました。

そしたら逆に精査されたのかストレスが減った。なんだこれ、断捨離ってスゲーな。

『それらのジャンルはゼッテー観ねーぞ!』って訳でもないので、今年のメッセージみたいに気になるものは観ていくぞ2018!でもスターウォーズとかパシフィックリムは観ねーぞ2018!って感じっす。



我々ヤンガスちゃん夫妻も今年でスウィート10!今年もケガと病気には気を付けます(中年期障害出気味)







第10位【サバイバルファミリー】

年末のタマフルを聴いて急いで観た結果、めちゃくちゃ好きだった。

矢口監督の前作【ウッジョブ!】も大好きだったけど、映画館で見た予告が『ウォーターボーイズ!スウィングガールズ!の矢口監督最新作~♪』っていうクソな感じだったから何となくサバイバルファミリーはスルー案件だった。(予告は今見てもナイわぁ~w)


テレビ局主導の時代劇コメディみたいな軽い作品と見下す事なかれ!!

ある意味では【アイ・アム・ア・ヒーロー】並みに怖い。。。ディザスター・パニックムービーとしてもシッカリ機能しつつ、ハゲネタなんかでもベタに笑わせてくれる非常にバランスの取れた1本!!!

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最近は身の回りでも地震が多いし、やりすぎ都市伝説では関に『氷河期が来る』だの『AIに乗っ取られる』だの脅され続けてるし、何かあったらどうしよう…なんて考える割には非常食とか用意しないし、家族で連絡取れる用の緊急災害用伝言板なんかも活用できてない意識低い系の俺。そして3.11が完全に過去の出来事になってしまった俺&世間様。
そんなヌルい層にもシッカリ届く作りに監督のセンスを感じた。

とことんビビらせたり、これでもかって勢いで問題提起してくるのは簡単なんだろうけどそれはしない。

誰でも頭では分かってるキングオブ正論みたいな事も言ってこない。

こんな感じで電気・電池を東京が失ったらこうなるだろうな・・・ヤだな・・・みんなどうするかな・・・ヤだな・・・みたいなアプローチ。そが妙に怖い。ていうかバッチリ恐ろしい。


駅のホームにパンパンの人があふれてるカットとかも3.11を想い出したし、高速道路を人がゾロゾロ歩いてるのも疲労からか生気がなくゾンビみたいにも見えて恐ろしかった。(また韓国で撮ったんでしょ?と思ったら国内らしい!すごっ!)

この手の作品なんて何だかんだ言っても商業的に成功させないと意味ない訳だから、どんな層にでも楽しんでもらえるように工夫されてる。そこが凄い。伝える部分はシッカリ伝えて、ふざける所はシッカリふざけて、悲しい所はシッカリ悲しい。

今の時代やガジェットを否定することなく、これからの人間や家族のありかたを指し示すようなラストに大満足!!!!!


映画とかアートとか音楽とかって、有事の際には真っ先に消される娯楽。有事をテーマに全年代に届かせ、製作委員会や上層部も納得させる娯楽作品を作るってメチャ大変そう。それを豪華すぎないキャストでシッカリ作った監督のセンスと努力に脱帽!!(脱ヅラ)







第9位【ザ・ギフト】

遠ーーくに居るのに『絶対おまえやんっ!なんかする奴やんっ!』ってオーラをまとった主人公ゴードン。遠くにいても怖い(遠いから怖いのか)って意味では【イットフォローズ】みたいに鳥肌立ったし、引っ越した先に超痛い隣人って意味では【クリーピー】へのアメリカからの模範解答だった。


まず登場人物が少なくてカメラの行動範囲が狭いのが最高!

そして運悪くハイスタが久々に出したアルバムとタイトルが丸被ってしまい、画像検索するとハイスタに占拠されてしまっているという悲しみ(笑)そんな運命も加味してのランクイン!

B級ド真ん中!低予算で地味ながら俺の秘宝的1本!!!引き出しの奥の小さな宝箱に入れときたい。

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アメリカ的な後ろからワッッ!てのもあり(ゼログラですらやってきたからね)、日本的なただそこに居てゾワァァみたいなのもあり、全く飽きなかった。
シンプルな話ながら展開は早い。過去の出来事を丁寧に見せてジワジワ詰めていくってよりは、パパッと現代の時系列で見せていく。重要なファクターながら過去の描写に関しては一切なし。(ヒメアノ~ルの学生時代みたいなあれ)

要は大人になったイジメられっ子がイジメっ子に復讐する話なんだけど、やっぱ大人になってもイジメっ子はイジメっ子のままでイジメられっ子はイジメられっ子。学生時代の忌まわしいヒエラルキーには逆らえない。ここが今作の最大の特徴じゃないかな?

復讐ものと言えばマッチョに魔改造した大人になったイジメられっ子がズドンザクッゴチンって銃や刃物を出して終い(しまい)や!!って話が多い中で、このゴードンはやっぱ静かで気弱な目をしてる。大人だからそれっぽく振る舞ってるけど、どこか自信なさそうにしてる。


長いこと積み重ねた怨み辛みをぶつけるも、やっぱ目の奥は優しい。殺しても殺しきれないほど怨んだ奴を目の前にしても、やっぱり水に流してあげたかった。そんな優しいけど暴発しそうな悲しい眼をしたゴードンはやったのか、やってないのか。否、挿れたのか?挿れてないのか?


ドントブリーズもそうだけど、これも前半と後半で味方する人が変わっちゃうやつ。あれ?結局どっちが悪くてどっちが可哀そうなんだ?って思ったりしながら観てると、常識人でメチャ優しくて当事者たちとは関係ない美人な奥さんが一番の被害者になっちゃう。間接的にカマすってのもフレッシュでした。



『お前は過去を忘れても、過去はお前を忘れない』



やっぱゴードンは挿(や)ってないですよ。最後にギプスを外すシーンで確信した。

ま、不法侵入はガシガシやってるけども(笑)






第8位【君が生きた証】

ホットケーキを裏返すようにガラっと印象が変わる大!ドン!デン!がえし!(タカさん)に、目と耳を疑いまくったこれ。

内容に触れられないのが歯がゆいから、とりあえず観てくださいオネシャス。

ぶっちゃけ表目線(被害者側)で観るか裏目線(加害者側)で観るかで印象も感想も全然違う、アメリカでしか産まれなかったであろうモラルも問われる問題作。完全に旧作ながら俺への求心力がハンパじゃなかったので文句なしのランクイン!!!


俺がロックバンドをずっと好きな理由が分かった気がした。自分好みのメロディが耳から入ってきて体中を駆け抜ける。

モミアゲのあたりに鳥肌が立って、ちょい目頭が熱くなって、喉の奥がクッとなる。初めて大好きなバンドとかお気に入りの曲を見つけた時の喜びに満ち満ちた生涯の1本!!!

R.I.Pアントン!!お前が生きた証は俺が一生見続けるぜ!!安らかに!!

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メチャクチャな親父のメチャクチャな話っていえばそれまでなんだけど、まー面白いのなんのっ!!

デスキャブとかウィルコの名前が出たり(この2バンドってホントにアメリカ人に愛されてるな)、ちょっと本物にも似てるピーチズって奴がステージに登場したり、部屋にはリップスとかソニックユースのポスターが貼られてたり、何なら本物のベン・クウェラー(写真左)がバンドメンバーだったりで、オッ!と思える小ネタを見れば信用できる監督ってのはすぐわかる。


そんなこっち側な監督が作った音楽が主人公の映画。まず曲が良くないと映画として成立しない作品なんだけど、これはバリバリに成立してる。シングストリート級に。すなわち曲がめっちゃくちゃ良い。映画のサントラとして及第点ってレベルじゃなく、普通にストロークスのNEWシングルですって言われても納得する仕上がり。

その曲がカッコ良ければカッコ良いほど悲しいし切ない。人気が出れば出るほど罪深い。もらったプレゼントを開けずに仕舞い込んでた息子よ、、、ヤンガスとサイゼリヤに良ければよかったかもな。


なにげにセレーナゴメスも出ててちょっぴりお得。あぁ今すぐにでもまた観たい(笑)






第7位【裏切りの街】

こいつがこいつを裏切って、そいつがそいつを裏切って、、、まさに裏切りのムカデ人間状態!え?ここってドブの中なの?(笑)

去年の【何者】も金字塔クラスの出来だった三浦大輔監督。ハズさない男だけど作品規模からしてセンターへのクリーンヒットぐらいかな?なんて思ってたら、いやいや全然場外ホームランでやんの!やっぱ彼の群像劇は最最最高!サイサイサイコ!

池松君のひっぱりダコっぷりを堂々と証明してる作品。こりゃ映画監督なら誰でも一緒に仕事したいわなー。


全部ジョーカーのトランプでババ抜きやってるみたいで逆に笑えてくる。

これ素でしょ?って言いたくなるほどの芝居を見せる池松壮亮。

寺島しのぶのBBA感には萎え~を禁じ得ないけど、リアル時間ある主婦ってあんな感じだよなって妙に納得。

ゲスを極めた痛快すぎる1本!!!

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池松君の『はい、ちょちょ、はいすいませ~ん、はい、ちょ、すいませ~ん』と言いながらキスするちゃらさ。そんなしたいか??(笑)クタクタのTシャツであれ、最低だけど最高。あの雑にグイッていく感じが、いかにも「出会い系で釣れたオバさんを下」に見ててだらしないし、ボール球だけどチョットいっとくかって感じが「まーお金も少し使ったし、手ぶらで帰るのもなんだから」臭がプンプンしててセコい。
そんなクズを心の底から軽蔑しきれないのは、ここにいる池松君が俺であり男達だから。こうはなりたくないんだが、完全に理解できるし心当たりしかないっていう(笑)
そんなクズヒモ男を養ってしまってる彼女(中村映里子)もまたまた最高で最低!一定数いますね~ダメ男が好きな女子。ダメ男のN極にだけ以上に反応しちゃうS極でもあるのかな。そんな養ってくれてる彼女にも、自分の立場が不利になるや否や舌鋒鋭く詰め寄るクズ池松。心当たりあるわ~(笑)
あの彼女、見てるこっちもすげーイライラしてくるw
んだけど流石に頑張ってオシャレした結果、ひどい野沢直子化してたのは可愛かった。
後半にかけて裏切りの渦が加速していって、膝カックンのコンボをかまされてるみたいでウラギリーズハイになった。ボーイズオンザライかよ。

なにげに名優駒木根さんも出てるし、音楽は銀杏ボーイズだしでちょっぴりお得。





第6位【ララランド】
世間では賛否が分かれてるらしいけど、否定してる人の言ってる意味が全く分からないほど目くらまし喰らった。そういうと映画IQの低さを露呈しちゃってるみたいで恥ずかしいけど、どんな正論や筋の通った理屈もキラキラの魔法でヘリクツに変えちゃうぐらい多幸感にあふれた時間だった。

これをレイトショーで観た俺グッジョブ!!駐車場への道も、見慣れたマイカー(古い軽)も、さびれた国道も、よくある街灯も、目に映るすべてをキラキラにしてくれた夢見心地な1本!!!
幼稚な二人、君たちだけで世界は回ってないんだぞ!まぁまぁ皆まで言うな。それを稚拙美と呼ぶんだぜ!!
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美しい映像と綺麗な原色・すばらしい音楽の乱れ撃ちに感受性の器から色々びちゃびちゃこぼれた。

それもオープニングで即こぼれ始めて、音楽に合わせて『バンッッ!!』って出てくるタイトルでどっばぁーんと綺麗に決壊。
そこのバンッッ!!が催眠術師が目の前で指を鳴らす瞬間みたいに魔法スタートだったのかも。
次のクラクションからは夢の世界だった

『あなたの指は、もうくっついて離れないゼッタイ離れない。固く固く接着されました。3.2.1.パチン!』って言われても『は?ん?ソッコー離れますけど何言ってんのオッサン。鼻ホジホジ』みたいな感じだった方はここ読み飛ばしてもらってですね、、、(笑)

俺は映画館のベロアみたいな椅子が大好き。そこにざっばーんって座る。座ったら2時間、日常のクサクサと距離が置きたい。
100人100通りの好みがあるけど、映画には最低限そこのミッション(クサクサとの離別)はクリアしてほしい。あまりにも没入できずに『あ、明日あれ発注しなきゃな』みたいなのは勘弁してほしい(お前だぞバンコクナイツ笑)。

そういう意味で軽々とそのミッションをクリアしたセブとミアがやっぱ大好き。

休日のサービスデイでもガラガラな事が珍しくない昨今の洋画スクリーン。
そんな中で『ひさびさ映画館に行った』『TSUTAYAでDVDをレンタルした』『サントラ予約した』『ゴズリンの過去作観たくなった』なんて声を多く聞いた気がしたし、テレビCMでも大勢で踊ってキメる明らかなフォロワー(今のソフトバンクも絶対そう)もたくさん見かけた。世界中に魔法をかけてくれたんだな。なんか久々に堂々と日本のお茶の間まで入ってきた洋画だった気がする!






第5位【コクソン(哭声)】
今年は久々に韓国の良作が大津波のように押し寄せましたね!!!
アシュラ、お嬢さん、新感染、トンネル、善悪の刃、ザ・ネットなどなど。今年はオールタイムベストに入れたいほど好きなシバラマ映画だらけだったけど、そのなかでもコクソンのカロリーは頭ひとつ抜けてた!!!

圧倒的にどうかしてる。こっちの完全な理解を拒むような難解さ。いや、完全な答えなんかなくて良い、感じながら考え、考えながら感じる、あなたも國村隼&ファン・ジョンミン&クァク・ドウォンとの4Pを!!!マッコリを一升瓶ごと鼻から注入されるような、神と悪魔に認められたドラッギーな1本!!!
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レイトショーで観終わった後は体ポカポカ、頭から湯気が昇っちゃってる状態で出てきたデトックス効果すら望める怪作。
途中の祈祷シーンは完全にキマッてる奴らのレイヴだった。映画館の大きな音で聴かされると、普通に踊りたくなるトライバルビート。あれで踊れて汗かけたら更にデトックス(笑)
あのファン・ジョンミン、どっかのバンマスみたいでかっこよかった。

哭声(こくせい)って書くように、登場人物たちの断末魔のごとき絶叫の数々。主人公ジョングが怒り狂う叫び、ジョングの娘が悪魔に憑依されたかのように泣きわめく叫び、通訳さんが猛犬に襲われる叫び、悪なのか善なのかも曖昧な祈祷師の叫び。。。そのどれもがショッキング。耳からも存分にホラーを感じた。普通に山でゾンビ化した村人が襲ってくるの怖かったし、赤目の國村隼もゾワゾワしたから目からもモチロンびびり倒した。

小さな村に一人だけ日本人を配置した巧妙さ。たぶん日本人以外だと、国民感情的に物足りないんだと思う。そこのエッジがあるからこそ、群集心理の恐ろしさが出てたし人種問題のメタファーとしてもキッチリ成立してたんだと思う。

韓国映画といえば金属のハシでの食事シーンが鉄板だけど、あれ奥歯にかぶせてる銀歯がしんしんするからそろそろ勘弁してほしいしん(笑)





第4位【スウィート17モンスター】
きゃーーー何これ!ありえないぐらい面白いんですけど!今年1番ヤンガスっぽい!!
PKさん(プチ鹿島さん)が『10代は恥ずかしい』って何かで言ってたけど、ほんとそう思う。でもその恥ずかしさって、その年代限定の輝きでもあり可愛らしさなんだよね。

関心事が身の回り半径5メートル!その範囲とスマホの中で起こる事にのみ頭を抱える、近視眼的な苦悩と喜び。

そうそう、こういう映画が観たいんだ俺は。ヤンガスが光を当てないで誰が当てる!!!!!

元少年&元少女は見えにくくなってきた眼をカッぴらいて観るべし!!!とにかく気持ちよくてチャーミングな1本!!!

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ゆるく小さな起承転結しかないし、特に学ぶこともないかもしれない。考えさせられる事も…たぶんない。社会に貢献するなにかもないと思う。だけど絶対に必要なんだよね、こういう作品。たまらなく愛おしいとしか言いようがない。


あれは小6だったと思うけど、早熟気味だった俺は同じくマセガキだったシンゴとちょこちょこWデートしてた。デートっつっても4人で小学校の裏の森に行くだけなんだけど。それでも森に行く前には二人で風呂に入って、バクチクを聴きながらドライヤーとムースでスポ刈りをセットしてた。行き道にはスーパーで安物コロン(ギャッツビー)のサンプルを吹き付けたりして。

そんなんだから、主人公ネイディーンが着ていく服を選ぶとことか風呂場でムダ毛処理してるとことか可愛すぎて泣けた。できるだけ清楚な服選んでんのとか最高じゃん。


色々あって辛い1日を乗り越えた清々しい翌日は、とびっきり美人になってて椅子から転げ落ちるほどビックリ。

自分の未来を期待できてる目をしてた。ラストカットなんて全盛期の瀬戸朝香を凌ぐ美しさに感動すら覚えた。少女から大人の女性になった瞬間(エッジ)を最高の形でとらえてる。



そしてまー周囲を固める仲間もナイスキャラ揃い。

アメリカのティーンドラマに出てくる手本みたいな親友、片思いしてるデインデハーンのB面みたいな男子、いかにもスクールカースト上位のお兄ちゃん(きんにくバカ)、導火線短めYOUのB面みたいなお母さん、ナチュラルボーンキラーな優しい先生、いつもカマってくれるアジア系ぼっちゃん。どいつもこいつも最高かよ。


そして主演のヘイリースタンフィールド!!そのオルタナでエモくてモサい雰囲気は、10年前のエレンペイジ!

【はじまりのうた】でもラモーンズばりのダウンピッキングを見せてヤンガスちゃんを失禁させた彼女。


今1番ウィーザーのファーストを持たせて画になる女優さんなのは間違いないでしょう。


彼女とカラオケ行って一緒にバディホリーを歌えたら死んでもいい。






第3位【わたしは、ダニエルブレイク】
我慢ならん時に『あぁ!もう我慢ならん!!』って叫びながら立ち上がれる頑固ジジイの愛と尊厳の物語。超怒りっぽいし口も悪い。ダニエルが同じ職場だったら、絶対陰口たたきながら老害扱いする自信ある(笑)でも間違ったことは言ってない。
そんな老害ジジイの優しいことよ。会社のおじいちゃんにも明日からもっと優しくしよ!

媚びないい、ブレない、ゴマすらない。ズッシリ重く1ミリたりとも揺るがない、フガジのごとき硬派で渋いハーコームービー!
人間としての尊厳を守ることにこだわり続けた結末。
鑑賞後、何分かはソファーから立ち上がれない級の破壊力にぶっ飛んだ。ボディにドスンとくる誠実すぎる1本!!!
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嘘か本当か分からないけど、イギリスの労働党首がメイ首相に「ダニエルブレイクを観ろ」って言ったとか。どんなに真面目に納税しても、どんなに誠実に生活しても追い風に乗れないとドン詰まっちゃう低所得者層。さきの逸話が本当であれ嘘であれ、ドン詰まっちゃってるイギリスの曇天は困ってる人たちに光を届けてくれない。

困っている人に手を差し伸べても、隣人にやさしくしても、国はそんなもの見てくれない。。。


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ハローワークみたいなトコで職員とバトるも、真っ当なルールという正論と公務然とした冷ややかな職員の対応に100-0で完敗それも連敗。あらかじめ持参したスプレー缶で、バンクシーもビックリなどでかいダギングで応戦www応用の利かない制度ごと塗りつぶす、魂のメッセージに町行く市民もサムズアップ!

めちゃめちゃ讃えてくるオッサン(写真右)にもゲラゲラ笑わされた。あいつ目立ちすぎやろ(笑)

当たり前に連行された後はこっぴどく絞られたのか、シュンとして出てくるダニエルの姿に萌えた。


いや~しかし戦わなきゃならないものが多すぎるぞ不景気よ。

大工一筋40年、心臓を悪くして一線を離れてからはなかなか元のレールに戻れない。

救済措置なのか妨害なのか分からない役所のルールや規則と戦い、役所仕事の冷たい対応とも戦い。なんならガタがくる体や心、容赦なく追い込んでくる時間とも戦わなきゃいけない。


そしてロンドンから弾きだされるように引っ越してきた母子家庭のモーガン一家。この一家も逆風を遮るものがなく転がり落ちて行く。その描写が痛いのなんの。。。配給所でのシーンなんかはほんと直視できなかった。先進国って呼ばれる場所でこの格差。子供を育えるには犯罪を犯すか、性を売るしかないよなぁ。

『子供たちに申し訳なくて。。。』自分だけなら何でもいいけど、子供に何を提供してやれるかは親次第だもんな。

ダニエルとモーガン一家が支えあいながら戦う姿を、死ぬまでには必ず観て締め付けられるべし!!!


『人生には追い風が必要だろ?』






第2位【パーティで女の子に話しかけるには】

日本語タイトル&ポスターイメージと内容のギャップがデカ過ぎる気がする(笑)

どういう邦題でどういうアートワークだったら良かったの?って聞かれても困るけど、この感じのポスターとタイトルだけ見て【500日のサマー】とか【ララランド】が好きな人が来たら目玉飛び出ると思う。


そのオシャレで洗練された見た目とは裏腹に「現在の世界情勢(主にアメリカ、いやほぼアメリカ)に対する鋭く尖った警鐘」と「ゲロとツバと涙にまみれた純愛」をガブリと呑み込むメタファーの数々。

今年唯一、うれし涙を搾り取られそうになった最高すぎる俺の1本!!!

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何を隠そう高円寺のクラブイベント(パーティ)でわたくしから話しかけて射止めたのが現在の妻なのです。パーティで女の子に話しかける方法は知っているつもりなので、そもそも『この映画に教わることないな』『童貞がウジウジしてるオタク映画だろ?』ぐらいに軽く下に見つつニヤニヤ気味で見始めたんだけど、ダムドバックのせわしないオープニングを見た時点でそんなキモうすら笑いの俺はビンタ2~30発喰らってリモコンで殴られて流血した。
SFなの?ミュージカルなの?音楽ものなの?普通に立ち尽くした(座ってるけど)

話全体もちろん好きなんだけど、漫画の1コマを愛するように好きなシーンが多すぎた。
『規則ばっかりでウンザリ!』とコロニーを飛び出して自分の洋服をハサミ切り刻みながらエンに『Do more punk to me』(もっとパンクして)とお願いするあそこ。イイ!

今思えば何てことない規則も、中学とか高校の時ってとにかく気に入らなかった。社会に出ても、、、いや恥ずかしながら今もそうだ。ここにいるザンは異星人だから知らないけど、そんな『ウンザリだ!気に入らない!』をぶつけるのが地球ではパンクだ。
銀杏ボーイズの峯田は中学生の時に自宅裏の竹林で夜な夜なバットを振り回してたって銀杏ショックか何かに書いてあった気がする。峯田のバットはザンのハサミだ。何かをブツけたい時にパンクが迎えに来た。世界中のパンクスはきっとそうだ。

そんな反抗心をぶつけるべく叫んでたライブシーンも良かった!お姉ちゃんダコタファニングが熱演した『ザ・ランナウェイズ』も参考にしたかな?(チェリーボムと比べるのは酷だけど)曲自体はそんなに好きじゃなかったけど、熱々の初期衝動・破壊衝動がパックされてて気持ち良かった。
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あとはエイフェックスツインのMVに出てきそうな荒廃したデカい団地。そのロケーション自体も良かったけど、二人の想いがたかぶっていくスピード感が好きだった。イギリスっぽい曇天と灰色の団地、その寂しげな暗い背景もキャンバスとして素晴らしかった。ホッペをベロンチョ舐めるとこは吐きそうになったけど(笑)

そしてぶっちぎり今年のベストエンディングだったラスト。
全くパンクを通ってこなかった人は『xが付くスージー』『ディーディー』なんて言われてもピンと来ないかもしれないけど(そんなつまらない事は知らなくてOK!)それ無しにしたって子孫を送り込むって事は、地球での二人での時間も、ザンの選択も間違いじゃなかったって言ってるようなもんだ。全肯定!!オールオッケー!!涙ばっしゃー!!
ノーフューチャーな恋心が最高の形で結実した締め。

去年のクリスマスは【14の夜】でヤンガス揃ってクソすべったけど、今年はディズニーランドまで二人そろって観に行って本当によかった。リベンジにも成功したぜ!





第1位【マンチェスターバイザシー】
2017年そんなに沢山は観れてないけど、一番刺さった映画はこれ!マンシー!!
生と死の物語。
この題材をこう描くか!製作陣の手腕にただただ唸った1本!!!!!
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ある『ものすごく悲しい出来事』が主人公リーチャンドラーを襲う物語。それが超ド級の重い十字架で、考え得る限り最上級にキツい運命。残りの人生どーせいっつうの。。。『だめだ、乗り越えられない』ってハッキリ言葉にしているように、上映時間中たぶん1ミリも癒えていない。すぐにでも向こう側に行きたい眼をしてる。

誰かに出会って前向きになるとか、何かのキッカケで明るくこれからの人生を見つめ直そうみたいな話じゃない。かといって誰かの生や死をドラスティックに描いたり、同情を誘って観客から涙を搾り取ろうとも一切しない。

ただ無理。ほんとひたすら無理。それも仕方ないこと。そう言ってるよう。『心が壊れた』そのセリフが全て。
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物語の終盤、元奥さんにできた赤ちゃんに会う。涙ながらに謝罪される。甥との未来をボール遊びしながら話す。一緒に釣りをする。

これまでは大雪で寒々しい街。大風で荒れた海。冷えきった世界を見せられてきたのに、この終盤はどこか穏やかな雰囲気が全体を包む。人間には与えられた持ち時間内ではどうしても解決できない、深い悲しみと自責の念があるらしい。

ただ同時に、僅かながら希望の光も必ずさすよ。。。と囁いてるみたい。

作品全体のボリュームに対して、その『悲しすぎる、ある事実』を描いてる時間は驚くほど少ない。
なんなら甥っ子のイチャイチャの方が多いぐらい。でも観終わるとドーンと重くのしかかる後味。それもこれも主演ケイシーアフレックの存在感と寒々しい空気感、それと程よい長回しを交えたカメラワークによるもの。方々で言われてることをあえてなぞらなくても良いけど、ケイシーの芝居が本当に凄い。瞬きの回数、眼球の動かし方、首のもたげ方、そのどれもが素晴らしい。

今年一番深く刺さって、いつまでも抜けなかった。
マンチェスターバイザシー、町の名前をそのままタイトルにしてるとこも改めて泣けてくる。





1位:マンチェスターバイザシー
2位:パーティで女の子に話しかけるには
3位:わたしは、ダニエルブレイク
4位:スウィート17モンスター
5位:コクソン
6位:ララランド
7位:裏切りの街
8位:君が生きた証
9位:ザ・ギフト
10位:サバイバルファミリー


では続きは後編で!!



youngas sogawa


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by youngas | 2018-01-10 23:29 | 俺アワード
2018年 01月 07日

俺アワード2017〜SHINODA後編〜

(続き)



【次点のコーナー】

ベスト10には入らなかったものの、シノダが2017年に愛した映画を一気にご紹介!

主にシノダツイッターから引用した一言寸評付きです。


『淵に立つ』

最っ高ッ!映画界における浅野忠信の異物感がそのままこの映画のインモラルな魅力に繋がってて、後半全く登場しないのに後半の方が浅野忠信存在感増し増し。古舘筒井の丁度いい疲弊感も良いし太賀の真っ直ぐな眼力も◎。これぞ厭な映画の新たな傑作。是非とも『無垢の祈り』と同時上映を!


『ヘドローバ』

ヤバッ!超楽しっ!iPhoneで撮影したという手軽さとお得意のヤンキー抗争に宗教にモンスターに包茎チ○コまで!()映画っていつのまにか高尚な顔してるけどそもそもただの娯楽だったんだよなってことを思い出させるバカみたいな傑作。


『ベイビー・ドライバー』

こりゃ~ウケるわ。音楽好きも刺激しながら、カーアクションもぬかりなしでデートムービーとして完璧。でも何よりもデボラのキュートさが失禁クラス!あの娘が待っててくれんならそらームショ耐えれるわ。ちなみにBABYがガリットチュウ福島に見えて仕方ありませんでした()


SHARING

どこがどうヤバくて問題作だったのか、説明するのは難しいしむしろ羅列していくことしか出来ない。で、一日中あのシーンとあのシーンとってパズルをしてたけどやっぱりわからなかった。このモヤつきがリピーターを呼んでる理由だと思う。間違いなく言えるのは超面白いということ!


『スウィート17モンスター』

超愛しい一本に出会っちゃった!もうネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)がずーっと可愛くて可愛くてたまんない!よくあるティーンムービーではあるんだけど、先生との関係性とかめちゃいいよなぁ。アメリカ青春映画の金字塔『バス男』へのオマージュも忘れてないし『ゴーストワールド』のヒリヒリも『ジュノ』とか『ローラーガールズ・ダイアリー』的エレン・ペイジライクな笑いもある。嫌いなシーンが1シーンもなくて続けて2回見ました。あー劇場で見るべきだった!ちゃんと笑えるししっかり泣ける。傑作だと思います。


『退屈な日々にさようならを』

わわ!思いがけず涙!主にダメな男女の片想いの交差を独特な長回しで見せてきた天才の会話劇の向こう側=すなわち死に挑んだ作品なのに重くならないとこが今泉節。現実とも妄想ともつかないシーンが多いけどその委ね方にも愛がある。140分あっというまなのも凄いなー。


『ナイスガイズ!』

新しいゴズリンが見れちゃうし、超楽しくて応援上映並みに手叩いて笑った!娘ちゃん(アンガーリー・ライス)可愛すぎた!


『オーバー・フェンス』

少し歪(いびつ)だけど愛されたい人達のそれぞれの求愛の映画。オダギリが好演だが壊れたキャバ嬢役の蒼井優が強烈な後味。松田翔太を始め訓練校のメンバーもみんな完璧。それにしてもタイトルの深さよ。ラストカットでボロ泣き!山下敦弘まだまだヤベーな。参りました。


『ザ・ギフト』

勝手な想像で玄関に置かれたサイコパスからの贈り物がどんどんヤバくなっていく話かと思ってたけど、理由も目的もしっかりとしてるかなりシリアスな復讐譚でビックリ。このタイトルの意味が静かに浮かび上がるラストにゾゾゾ。


『エブリバディ・ウォンツ・サム‼︎ 世界はボクらの手の中に』

女も酒も覚えて一番粋がってる時期の自分を見てるようでだいぶイタイんだけど超超超大好き。 何も起こらなくて退屈とか途中で飽きちゃったって意見はわかるけどそれでも愛すべきダメなヤツなんで愛してやってってお節介したくなる感じの映画()


『ワンダーウーマン』

ガルガドットガルガドットガルガドット!!!とにかくガルちゃんの色んな表情を大スクリーンで堪能ってだけで「どうぞ、1800円お納めください」な至福の時間。この人CGみたいな綺麗さなのにのんちゃん同様見てて全く飽きない奇跡の顔!あー可愛かった!(ガルちゃんの活躍ちょい少なめの『ジャスティス・リーグ』はMX4Dで見て単純に疲れました…)


『薄氷の殺人』

ものスんゲー好き!描かれる中国の闇!闇!闇!どこまでいっても漆黒の闇!凍てつくような寒い風景と変なダンスと齧り付くスイカと飲茶、そして白昼の花火。もう全シーン猛烈に好み!


『サウルの息子』

主人公サウルの肩越しに憑依した霊的目線のその先々でショッキングな光景が延々と続くのでとにかく観終わってグッタリ。ホロコーストものとして新たな金字塔と呼ばざるを得ないまさに体験型拷問映画。ゾンダーコマンド以上に辛い仕事はこの世にないので自分の悩みの小ささに笑いすら。


『ケンとカズ』

ヒリヒリヒリヒリ。『キッズリターン』のバディ感と『息もできない』の切迫感に通じる千葉(浦安市川船橋界隈)産ノワールの名作だわこりゃ。タイトルダサイと思うなかれ。観終わってこのタイトル以外ないと絶対思うから。本当に怒ってもないのに『怒り』と名乗る映画よりよっぽど誠実。


『ハードコア』

楽しっ!ゼログラみたく完全にアトラクションなんで映画としてどうかとかはさておいて全編一人称視点で人殺しまくる96分なんて最高でしかないやん!でも当然観終わってグッタリですけど()赤い画面でムチャかっこいいオープニングと大好物ヘイリー・ベネットも無駄にエロくてよし。


『わたしは、ダニエル・ブレイク』

ドッス~ン。名匠ケン・ローチが80になっても英国の福祉制度の煩雑さと妻を愛し隣人を愛しひたすら真面目に生きてきた男も国によって殺されることを訴えることの重みよ!ラストのグラフィティとスピーチで号泣。観なきゃダメ!


『君が生きた証』

中盤に急に訪れる「えー!どんでん返しってそういうことなの!」とツッコまざるをえない、まさしくラダーレス(原題)な展開に口アングリながらも、最後の曲がじんじん傷跡に沁みまくり。それだけにただの感動作と言い切ってはいけない話し合う余地のたくさんある一本。故アントンもいい仕事。


T2/トレインスポッティング』

想像以上!全然最高!結局この映画はDNAレベルであの時から自分の体内にいたんだということを実感。「未来を選べ」なかったおっさん達の、時を経ても超~クズな現在の姿はドイヒーなんだけど涙ちょちょぎれ。ただリアルタイムで1観てない世代にどう届くのか心配。


『ネオン・デーモン』

どこを切り刻んでも変態が漏れてきちゃうデルモびんびん物語!全編を不穏に覆うクリフ・マルティネスの電子音楽もいいし、ジョン・ウィックがいるモーテルの佇まいに何と言ってもエル・ファニング嬢のド綺麗さ!どんどんハリウッドが遠ざかってくけど()やっぱりレフンが好き!(旧作も観まくったけど『プッシャー3』が最高でした)


20センチュリー・ウーマン』

スケボーで少年が走ってくとこのマイク・ミルズらしさよ!とにかくエル・ファニングが今何やらせてもキラキラしてて眩しい。まぁ、パンクキッズ出身から言わせてもらうと、トーキングヘッズなんてアート野郎の聴くやつですけどね() 最高でした!


『メッセージ』

ヨハン・ヨハンソンの『ボーダーライン』でもあったあの不穏なブーンて音がまた沢山聴けるだけでいいね!感動作って括りじゃ浅い気もするなかなかに深い、文字通りメッセージがたくさん詰まったヴィルヌーヴ版未知との遭遇てな感じ。


IT/イット~それが見えたら、終わり。~』

やっぱすっきゃねん、暗黒のスタンドバイミー!

ペニーワイズの造形が1990年のドラマ版の方が圧倒的に好み問題はあるものの、ドラマ版よりもじっくりと丁寧に積み重ねられた恐怖描写がこの物語が長く愛されてる理由をゾクゾクしながら教えてくれる。しかし「ん?少年少女時代だけで終わり?」と思ったラストのラストに出てくる「PART1」の文字には「そこ何で隠してたんや!」とツッコミいれること間違いなし()


『パーティで女の子に話しかけるには』

ヤンガス案件として二人でクリスマスムードのシネマイクスピアリに観に行ってどう考えてもそっちのカップルにしか見えなかったであろう状況下で鑑賞。相方SOGAWAのテンションに対して最初は「う~む」と唸ってたけど、日が経つにつれて「あ。やっぱり良かったなーあのシーンとかこのシーンとか」と徐々に評価が上がった不思議な一本。恐らくタイトルが野暮った過ぎてスルーされてる感強し。『ゲボキッス』にすべき!←もっと観ねーか。そしてこれもエル・ファニング!俺アワシノダ2017女優賞は君だ!


『ジョン・ウィック:チャプター2

犬を愛する殺し屋ジョンの1以上に狂った世界観がたまんなかったこの続編。いよいよ世界中が敵になったラストで、3を想像するだけで頭クラクラ!ずーっと観てたいわー!


『アトミック・ブロンド』

セロン姉さん体張りすぎッス()キアヌもトムもだけど、もはやスターという看板に胡座をかく時代は終わったの?ってぐらいスンゴイアクションをご本人がやっててこりゃー杉作氏の熱も頷けるわ。ただ、話が複雑でちょっと邪魔になるし、過剰なPOP感も鼻につくと言えばつくかも。




【特別賞のコーナー】

今回、ベスト10と大量の次点を発表しましたが、今のテンションなら1位にしてもいい作品に2018年の元日(恒例になってきた(高齢にもなってきた)ヤンガス二人で行った錦糸町楽天地シネマにて)に出会ってしまい、いやー次点のとこの寸評でとりあえず片付けようと思っていましたが、どうしても抑えきれず、ここは特別賞(宇多丸で言うところのチャンピオン枠)を誠に勝手ながら急遽ぶち込まさせて頂きますことを今回のみ(かどうかはわからないけど)お許しください。


『勝手にふるえてろ』

"松岡茉優満を持しての初主演作にして大名作爆誕!!40おじさん二人がまさしく勝手にふるえた、この映画の持つ磁力とは???"

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FUCKFUCKFUCK(最高最高最高と同義)!!!(:劇中ヒロインヨシカが連呼するのはそのままの意味)

脳内片思いvsリアル恋愛だの、こじらせ女子ラブコメだの、いつもなら鼻クソほじって中指立ててスルーな題材なのに観終わってそそくさとパンフレットを並んで買うSOGAWAと俺()観終わってすぐに10コ星中何点かって言い合いするんだけど(改めて書き出すと仲良すぎて気持ち悪いな)二人揃って「8」!!しかも二人とも10にのし上がる可能性が限りなくありうる8!!何と言ってもその一番の理由は松岡茉優!無茶苦茶可愛いのに地味なモテないこじらせ女子にちゃんと見えるし、言ってることとか行動とか最悪なのにずーっと愛しいという謎!それはほぼ彼女の表現力と演技力の賜物なのであって彼女じゃなかったら観てられなかったかもしれない。(実際、次点にあげた『オーバー・フェンス』の蒼井優もキ○ガイ女役だったけど、ムカついたもんな、普通に()あと『少年メリケンサック』の宮崎あおいも全然面白くなくて腹立った←ヤンガスブログ参照)

つまりコメディエンヌになれる人なれない人って確実にいて松岡茉優は完全になれる人ってことなんだと思う。(最近だと清水富美加もそうだったんだけど残念)

で、脳内片思い中の彼女が自問自答を繰り返す姿をあんな斬新なやり方で見せてくれたのは楽しかったし、後半唐突に歌い出す(監督作詞の「アンモナイト」!これも名曲!)のとかも全くウザくなかった!全然楽しい!可愛い!とすんなり受け入れられたんですよね。やっぱり、お話を2時間なり見る上で主人公に感情移入できるかって絶対大事でヨシカはその点100でのめり込めたというか。

あと、片思いの相手のイチ(北村匠海)もクールで良かったんだけど、二を演じた渡辺大知が本当最高。まぁ、彼は『色即ぜねれいしょん』とかでも最高だったんですけど、ヨシカを思う目線がずーっと優しくてねー。だから相方隣にいなかったら号泣もののラストとか、見事でしたよね、切れ味。今回初めて見た大九明子作品ですけど、頑張って全部見ようと思います。ガッキーの『恋するマドリ』あたりから。大九監督の脚本と演出力も確かだったと思うので。

まぁ、あっけらかんと明るい奴より、鬱屈した暗い奴の方が100倍共感出来るんで、ヨシカに対して年齢と性別を超えてドップリ共感しちゃったってことですね。要するに。

日本映画まだまだ舐めんな!と、胸を張っていい一本だと思います。今回は特別賞ですが今後も度々見返しそうなんでオールタイムベストに入りそうな予感。


ていうかヤンガスそろそろ絶滅すべきでしょうか?



【総括とワースト】

今年は何と言っても韓国映画の123位独占でしょう。いやーマジでヤバイ3本でした。韓国映画って精神的にクるものが多いんで体調悪い時に見たくないんですけど、2017はそんなに体調も良くなく、ましてや厄年だったんでだいぶ私生活も最悪だったんですけど、そんな時だからこそ引き寄せたんですかねー。この3本を。いろんな意味でトラウマ映画となりました。

そして2016年の邦画大豊作に対して今年は特別賞はおいといてベスト10では2本だけだったんで、今年はイチオシの小林勇貴監督(『全員死刑』イマイチだったなー)はじめ、もっと頑張って欲しいと思います。日本映画が元気じゃなくちゃこの世界は終わりですから!というわけで、2018年もゲロ楽しみにしてます!



さて、今年も恒例のワーストを3本紹介。

ココが楽しみという悪い人たちもおりますので()


『怒り』

そもそも怒りって何に対して誰が怒ってんの?って根本的にそこがわからないんですけど()

わからない俺がアホなんでしょうか?

三人のうち誰が犯人だろうと「もうええて」って途中で飽きちゃってるから、そこからがマジで地獄。広瀬すずちゃんがレイプされるシーンとかホントに嫌悪感しかない無駄無駄無駄100乗のクソクソクソ100億乗シーン!ことあるごとに役者がビービービービー泣きすぎなのも不快!マジでやかましかったわ。

ひさびさに見てるこっちが怒りで震えたポンコツ日本映画!こんなもんシネコンでやって「満足度80点」とか言ってるバカがいるから日本映画のレベルがなかなか上がらねーんだよ!エセヒューマンと糞ラブコメばっかりで。

ていうか「オールスターで描く!」とかうっせーんだよ!「オールスターに頼った!」って書け!

「最後まで犯人がわからない」とかそりゃそうでしょうね!ご丁寧にわからないようにしてんだから!こちとらその手前でとっくに飽きとんねん!アホが!

ラストの広瀬すずちゃんぐらい見終わって泣き叫びたいのこっちだから!

これ良いって言ってる奴しばいてやるから前出てこいよ!


『フリー・ファイヤー』

これに関しては期待値の問題なんで自己責任もあるんですけど、銃撃戦だけで一本はやっぱり辛い。それと何らかのオチというかカタルシスがないとキツイ。あと暗すぎて誰が誰とやり合ってんのかわかんない。はっきり言って超駄作だと思います。

『レザボア・ドッグス』と並ぶ密室銃撃戦と評したお前、レザボア見たことあんのか?

これ良いって言ってる奴撃ち殺すから前出てこいよ!


『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』

わー、ついに出ちゃった!ダメな大根監督作が。大根仁に絶大な信頼を寄せていた俺でもコレは全然ダメ!ていうか渋谷直角の原作が面白すぎるっていうのもあるけどさー。(『全員死刑』も原作が最高過ぎて映画がスベってるようにしかみえない)

にしても、水原希子が全然かわいくないんだよね。水原希子嫌いじゃないんだけど、嫌な女にしか見えないの。出会う男すべて狂わせる設定だから、水原希子が可愛くなきゃ終わりでしょ?

それと奥田民生に憧れて業界に飛び込むってのも、2017に公開するなら多少のアップデートが必要だったかなーと。

ちょっと古いよね。民生のことはそりゃー俺も大好きだし、神の一人だけど、民生をアイデンティティにしてる編集者って20年前のマガジンハウスでしょ?relaxでしょ、要するに。いやー古いよね。だから若い客はポッカーンで、一番若い妻夫木聡だってもう37歳とかで、あと松尾スズキとリリーフランキーで水原希子を取り合う話のどこに感情を持ってけばいいのか正直全くわかんないよね?()

だからおっさんが「おっさん達が女を取り合うって話」を「おっさん達が喜ぶように」撮ったってだけの映画で、おっさんの俺ですら見てて恥ずかしかったよ()

少なくとも渋谷直角の原作はソレ込みで笑うっていう作り方(その時オシャレだと思ってた自分ごと笑うリストカット的自嘲)だったけど、ソレをそのままやっても、ただの失笑で終わっちゃうんだよね。

いやー難しいなー映画って。

とりあえずこれ良いって言ってる奴気ィ狂うぐらいタコ殴りしてやるから前出てこいよ!


あースッキリした!


あ。あと『スターウォーズ/最後のジェダイ』も「別に」(©︎沢尻エリカ)って感じでした。

ま、いっか!


というわけで2018年もいい映画に出会えますように!!!



それでは映画部門がいつも以上に白熱しましたので、2018年も女子部門のみ更新します!


〈女子部門〉

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では2018年もヤンガスちゃんを一つよしなに!


YOUNGAS SHINODA


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by youngas | 2018-01-07 00:38 | 俺アワード
2018年 01月 07日

俺アワード2017〜SHINODA前編〜

【俺アワード2017

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!(とか言いながら2016から映画と女子のみ!)


今回で何と俺アワ9年目!youngas結成は2018年で10周年!活動といえばTwitterでのじゃれ合いと俺アワのみになってきた感、非常に強めではありますが2018年はなんかやるかもよ!(2017年はほとんどの人がめんどくさくて途中で読むのを止めたヤンガス10周年記念小説「仏滅町ネオンライツ」もあったんだけどね。あ、うん。もう忘れてるよね?知ってる!もう何も言わないで!泣)


というわけでyoungasの糞重い腰が2018年はついに上がるのか、お見逃しなく!(201740sBOYSに揃ってなりましたので、リアルギックリ腰で上がらない可能性あり)



ちなみに2017年にシノダが見聞き読みしたものなので発表やリリースが2017年じゃないものもあり馬富士!貴ノ岩バックリ!貴乃花親方無表情!



〈映画部門〉

2017強烈な俺映画が多く、その洗礼をずーーーっと放射能の如く浴び続けていたような一年でした。(例えが悪い)

そして寝る間も惜しんで何かしら毎日見てるような状況で寝不足には苦しまされたものの、ここ数年で一番映画を見た年となりました。あーアレ見逃したなーとか見ときゃ良かったなーとか毎年末、10本以上はあるんですが、201723本だったのでわりかし観たいものは観れた気がします。(いや、56本はあるかな?ん。もっとあるかも)



というワケで今回もこのハゲ~~~!的言いたいこと全部言う道に基づき、ベスト10圏外の次点もいっぱいおっぱい揉みしだきたい俺アワシノダ篇。ロメロとフーパーのホラー映画二大巨匠が死んだり、とろサーモンみたいな日陰の芸人が日本一になったり、ミサイルが日常的に空を飛び回ったり、めちゃイケとみなおか終了が発表されて、ホント何が起こるかわかんねー=てか今年死んでるかも!今年の生存確認、今年のうちに!お暇なら見て見て!



10位『ラ・ラ・ランド』

"このライトなミュージカル感と主役二人にハマれなければただの地獄()『セッション』同様クセはすごいけど、やっぱりデミアン・チャゼルが好き! "

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ベスト10に入れるべきかってことで一番悩んだ映画ではあったのですが、2017を振り返った時にラ・ラ・ランド』という熱(FEVER)は確かにあったなーという「振り返り」として絶対外せない、コレは入れとくべきだという、ちょい義務感強めのランクイン。

単純に俺はセバスチャンとミアa.k.a.ライアンとエマがずっと愛しかったので、そこにハマれたからいい映画だったなーと思い込んでるだけなのかもしれません。思い返してもオープニングの派手さに比べてどんどん尻つぼみにあまりにも個人的な話になっていくわけですけど、俺もあの時にああしてたらって女々しく思い返すタイプなんで、賛否あった、あの「もしも」シーンに激しく持っていかれたのかもしれません。

でも実際の恋も好き好き言い合ってるだけのファンタジーな時期と、現実が押し寄せて急に目が覚めちゃってお互いを罵り合ったりしちゃうリアルな時期ってあると思うんで、それがないまぜになってるって点でラブストーリーとして信用できるなーと感じました。人のレビューを見てると『セッション』と同じでこんなにも賛否両論分かれるものなのかってぐらい、意見が真っ二つの映画で、俺は特にそういう映画が好きなんですよね。アートもそうなんだけど、否定されてナンボってとこが映画にはあると思ってて、否定されない、みんな薄ら笑いで「悪くないよね」って言われるような映画は最終的に忘れられちゃうと思うんで、『ラ・ラ・ランド』ぐらいクソミソに言う人と、愛する人が半々でいるぐらいの方が後々「傑作」って呼ばれる気がするんですね。(酷くても語る余地がある映画はやっぱり何かしら残るものだしね)

映画は個人で楽しむものでもあるけど、アート同様「開けた娯楽」だから、そこで誰も傷つけなかったり、優しさだけを全面に差し出してくる映画は結局面白くないし、いつか見た人と意見をぶつけ合うことも映画本来の目的の一つだというのが持論。

(「何が伝えたかったのかわかりませんでした」ってレビューとかで平気で言う奴いるけど、「いや!ソレをお前が考えるんだよ!」っていつも思う)

だからこの映画は意見をぶつけあえるという点ではこれぞザ・映画と呼べるんじゃないでしょうかね?


『セッション』もJAZZ=スパルタ論争で良識派の皆さんから叩かれまくったデミアンだけど、こんなミュージカル仕立てのラブストーリーでも叩かれんだから、作家性としては相当エッジが効いてるってことかもしれません。現映画界一のひねくれ者から今後も目が離せません!



9位『ハクソー・リッジ』

"メルギブ監督復活の狼煙(のろし)はまたしても真っ赤っか!残酷描写はかなりのもんなのに反戦メッセージはエグいほど入ってる!これぞメルギブ流ルドヴィコ療法!"

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イェーイ!もうメルギブが沖縄戦を描いた戦争映画で10年ぶりに監督として再降臨されるという噂を聞いた時から胸は高鳴りっぱなしでした!そして実際に見て改めてイェーイ!まるで『フルメタル・ジャケット』ミーツ『プライベート・ライアン』な俺たちの好きな戦争映画のエッセンスがドロドロに詰まってる上にメルギブ様の容赦しない、手加減しない、遠慮しないの3しないの法則はちゃんと生きていてとにかくもう最高でした。で、トラウマ級の人体破壊描写をしているくせに「主人公のデズモンドは人を助けることを選びました。しかも実話です」なんて言われたら誰もメルギブひでーなーとは言えないわけで、そこも良く考えられてるというか、メルギブって結局切株とか流血が大好きな変態お爺ちゃんなのに「事実がこうだったんだからしゃあないやん!」って歴史の殻を被って好き放題する映画ばっかりな印象なんで、いやぁーやっぱりメルギブはこうでなきゃな!と思った次第です、今回も()

それでもきちんと戦争は愚かであるってことは伝わってくるわけで時計じかけのアレックスのルドヴィコ療法ですよ、こんなもん()

くしくも同時期に公開された『ダンケルク』が極力エグい描写を避けたのに対してここまでやるメルギブってのを世界は再評価しなくてはいけない。本人主演の『ブラッド・ファーザー』は娘に激甘のただのいい親父であんまり面白くなかったけど()



8位『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

"過去の壮絶な悲劇に立ち向かわざる得なくなった男の微かな再生の物語。色んなことから逃げて生きてきた俺みたいな人間にとっては魂にぶっ刺さって抜けない錆びたナイフみたいな映画"

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ズッシ~ンときました。見終わってしばらく立ち上がれないレベル。とはいえ劇中で起こった悲劇はそれはそれは壮絶なんだけど、笑いも散りばめてあるし決してずーっと眉間にしわを寄せて見るような重さは一見ないんです。だけど、何だろう。重た~い鉛(ナマリ)が観終わってからも胸にずっと乗ってるようなこの感じ。「いい映画」って感想も違うし、「感動作」って言い切りも違う。いい映画だし感動作なんだけど、それだけじゃ決してないというか。それは人を評する時に「この人はいい人です」ってだけでは終われないじゃんていうのと同じというか。良い面もあって悪い面もあって人間なんだという、そう、これこそ「人間の映画」なんだなーと時間が経ってやっと思えたという。

ケイシー・アフレック演じる主人公リーがなぜ故郷に帰りたくないのか?そこがこの映画の肝で、その理由は人によっては生きていけないぐらいの重圧なんだけど、そこへ戻る、戻らざるを得なくなる理由も、スゲーよく出来てました。

ラストのラストでもうね、滝のようとはこのことってぐらいオイオイ言って泣きましたよ。

でもリーは立ち上がり始めたってだけで、またいつ塞ぎ込むかわからないと思うし、悲しみって一生十字架みたいに背負うものだから、いつかそれに押し潰されて自殺しちゃうかもしれないなと思うので、その先のリーを思って泣けたんですよね。今のリーではなくて、未来のリーを思って。

上質な映画体験って人生に少なからず影響を与えるものだと思ってて、この映画はジワジワと体に染みていって、これから先も人生の節目で思い出すんじゃないかなーと思います。



7位『ブレードランナー2049

"パート1を愛してた人達の意見真っ二つも全然納得なヴィルヌーヴの攻めた続編!しかしこれを愛した理由が二つあります!"

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続編てヒットする反面、パート1を愛してる人達から反感を買うというリスクが当然つきまとうわけで、それを超えたか超えなかったかなんて議論はハナから意味がないというか、パート1が良かったから2があるわけで、単純に自分が「(そのパート2と呼ばれる映画が)好きだったか嫌いだったか」という問題な気がするわけです。オリジナルファンへの媚びとかパート1オマージュとかに注力し過ぎるとオリジナリティがないと言われ、オリジナリティが過ぎると続編である理由がないと叩かれる。パート2の背負う業は相当なものです。

そして今流行りのアメコミ映画のユニバース化による「まだまだ続くんで今回はこのへんで(テヘペロ)」的な感じとか、よくわかんない知らないキャラの唐突な登場も「そいつの素性はスピンオフでどうぞ(ニヤリ)」的な感じは映画としてどうなんだ問題は大アリだと思います。つまり、約2時間に1800円払う映画というメディアにおいて続編ありきで考えてるものを見せられたって基本ムカつくだけって話です。(その点スターウォーズサーガに関しては真逆な気もしますが)

長くてもとりあえずオチまで全部見せろや的前編・後編にしてるけどいらないシーン超あったから3時間とかでいいから一本にしろや問題とか、後編が全然ダメ問題(コレ意外と多い!)とか映画ってそのあたり難しいんですけど、とりあえず続編とか言われても「パート1で話は終わってるし!」「別に頼んでねーし!」って、ほぼ半分の人はなるわけですよね。特に今回の『ブレードランナー』みたいなSFの金字塔みたいなレジェンド映画の続編の25年ぶりの「30年後の続きです」に対して、すぐに「了解しました」とはならないわけです。それがパート1への思い入れ十分な人ほど受け入れるまでに時間がかかる。少なくとも俺は通称ブレランと呼ばれるこの映画に中学の童貞達みんなで団地の友達の家に集まって興奮してVHS で見たあの日から、大人になって度々見返すなどそれなりに思い入れがありました。だから変な続編に汚されたくないなーとお尻に力を入れて決意(これが本当のケツイってやかましわ!)を持って見たんですね。

そしたらコレがスンゴイ良かった!中学生で見た時も大人になって見た時も同様に「哀しい話」って印象は強くて、俺スピルバーグの『A.I.』が大好きなんですけど、機械が人間に憧れるっていうピノキオ的話に心が持ってかれる節があるんですね。で、ブレランのレプリカントもその話じゃないですか?その話を軸足にした続編だったから、いきなり持ってかれちゃったんですよね。お!コレはわかってる続編だぞと。まぁ、オリジナルの監督であるリドリー・スコットが指揮をとって、オリジナルの主役であるハリソン・フォードも出てるんだから「間違った続編」というレッテルが貼られることはないとはわかってたけど、想像以上にきちんと「哀しい話」だった。そこがまず一つ。それとちゃんとドゥニ・ヴィルヌーヴ作品だったという点!俺は何と言ってもカナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴが大好きで今ソフトになってる作品はほぼ観てる。(どれもこれも傑作という天才)この人の持つ一見バラバラに見えるフィルモグラフィーに通底する「自己の闇との対峙」という作家性と独自の映像美に魅了されてきたから、ブレランの続編というお題に正面からバッターボックスに立って打ち返せる監督は今はこの人しかいないかなってぐらいに思ってたんでホントに満足したしホッとしました。ハリウッドに呼び出されて急に大作をやらされたインディー出身監督が魂売っただけの悲しい続編て感じのやつは絶対見たくなかったんでちゃんと作家性が出てる「ドゥニ・ヴィルヌーヴのブレードランナー」が見れて、ただただ上がった!という訳です。あとはライアンね、ゴズリングね。もう『ラ・ラ・ランド』のとこで一回告ってるからもういいか()



6位『アウトレイジ 最終章』

"北野映画の中でも過剰なブラックジョークと残虐描写でエンタメに振り切った「ヤクザ映画ビヨンド」な人気シリーズ、ついに完結!そして辿り着くキタノブルーと『ソナチネ』な終焉"

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北野映画が好きで見続けてる人達にとってこのアウトレイジシリーズってたぶん求めてるベクトルとちょっと違うんですよね。それはすごく色んなところで色んな人が言ってるけど、一言で言えば「北野映画にエンタメを求めてない」ってことで、もちろん広義でエンターテイメントではあるんだけどエンタメと略されるような軽さとか余興感はいらないと。

初期作品に漂う強烈な死の匂いとか諦念とか虚無感とか、北野映画には一定の痛みを抱えた人達が必ず出てきて、その悪魔を振り払うように暴力に身を投じるって図式があって、それ自体が抽象画的なアートでもあるし、全部が白昼夢のようでもある。まぁ、そこが世界の映画通たちを唸らせてきた所以であって、そこは本人も充分過ぎるぐらいわかってるんだろうけど、振り切った娯楽作品としてのヤクザ映画を撮りたくなったんだろうと理解して「全員悪人」のキャッチフレーズのついた第1作目を観たのが7年前。そしてこれが予想を超えて超~~面白かったんですね。もちろん北野武は映画監督である前に天才芸人なわけだから、挟み込むジョークの間とテンポはそりゃあ言わずもがな天才的なわけですけど、絶妙な話運びとか何と言っても個性豊かなキャラクター達の勢いも手伝って最高に楽しかったわけです。で、ヒットを受けて作られたビヨンド(2)も実は死んでなかった大友(たけし)という驚愕の展開を孕みながら怒号が飛び交う全面戦争になっていき、ラストで。いやーこれも最高でした。

そして今回の最終章(3)。海で子分と遊んでるっていうのがもうすでに代表作『ソナチネ』感満載で「あれ?これアウトレイジだよね?」な始まり。今回は古参の幹部を演じた役者達(西田&塩見)がリアル病み上がりだったためにほとんど「顔芸」ともいえる怖い顔博覧会なんだけど、こちらもツラで選ばれたであろう我らがピエール瀧も無茶苦茶な役で登場するわ(たけし信者であることを公言し続けて来た電気グルーヴだけに電気ファンとしてもこの起用は嬉しかった!)、お金の倍返しだの、大杉漣埋められたりだの、ファンへの過剰なサービス(接待)「最後のHANA-BIなノリで繰り広げられてて、どう回収すんだ?と思ってるとこへあの静かなオチですよ。初期北野映画への回帰と言ったら大げさだけど、あのオチは涙腺を刺激しました。「そうそう。コレが俺が見たかった北野映画の終わり方だよ」と。こんだけのヒットシリーズでたくさんの人たちが見るわけだし、怒号が飛び交うような話だったからまぁ仕方ないんだけど、台詞による説明がとにかく多かったんですよね、このシリーズは。「あーそこも説明してくれんのか」ってぐらい。北野映画には静寂の凄みってのがあって主人公が超無口だったり、ポツンと二人でいる長回しに会話が全然なかったりする、その余白に打ちのめされるってのが初期作品には少なからずあったので、静寂がふいに訪れたあのラストにはグッとクるものがありました。

ヤクザ映画好きにとっては『仁義なき戦い』以来の次も絶対見たいシリーズだったので最終章は悲しくもありますが、次作にて初期のテイストの北野映画リターンが見れたらこんなに嬉しいことはありません。



5位『ゲット・アウト』

"黒人のコメディアンであるジョーダン・ピール監督による人種差別ホラーコメディ風刺も皮肉も満載だけど、それでも単純に映画として超面白いってのが凄い!"

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この映画の凄いところは映画を観ればorそこら中に落ちてるレビューを見てもらえればわかるんで、あんまり今さら言うこともないっちゃないんですが()

まぁ、まず「確実にトップ5には入るな」って観てる途中で思ってたとことか、去年の『この世界の片隅に』と同じで、まだ観終わってないのにそのジャッジくだせるってのがこの映画の恐ろしさを物語るエピソードではあるんですが。

黒人の男子が白人の彼女の両親に挨拶に行くっていう一見なんてことないストーリーなんですけど、どんどん「おや?」が増えて行くんですね。で、「おや?」「あれ?」「ん?」「どゆこと?」「はて?」とやってる内に話が怒涛の展開になってって放心状態でいつのまにか終わってるって感じです。エンドロールが終わってからも『マンチェスター~』とは違う立ち上がれなさが襲ってきて映画館側から「早くゲットアウトしろ」ってなるという。←うまい。

ネタバレなしに語るのは無理な映画なんで中身には触れないけど、いわゆる人種差別問題に対してこういう切り口で、ホラーとして成立させた映画って他にないんじゃないですかね。それだけで偉いし凄い。しかもところどころでがっつり笑えるし。(なんとなくじゃなくて声出してがっつり笑えるってとこがポイント)

好きか嫌いかは分かれたとしても、つまんなかったとは恐らく誰もならないと思います。

あと、これは色んなレビューでも触れてますけど、もう一つのエンディングについて。

もう出てる海外版のDVDとかには収録されてるらしいんですが、そっちのエンディングじゃなくて心から良かった!だいぶブラックなんだけど本編は一応ハッピーエンドなんですが、もう一つの方は救いがないバッドエンドで。

それはそれでこの映画の本当の怖さみたいなのがジワーッと伝わってはくるけど、そのエンディングで見てたらランクインさせなかったかもしれません。いずれにせよこの切り口のホラーをまたさらに何本か観たい!ジョーダンピール監督に期待をこめて。



4位『無垢の祈り』

"映像化不可能と呼ばれた平山夢明による反道徳的傑作短編が自主映画の殻を纏って最恐映画化!(2015年作品)本気で痛てぇ痛てぇ痛てぇーーーッ!!!平山曰く「もう少し手加減しないと、観て死ぬ人が出るなと思った」"

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R18+ 本作では暴力描写、10歳の少女に対する性的虐待の描写などが含まれます〉、〈内容の過激さにより絶対にソフト化されません〉、〈体調の優れない方は注意して視聴してください〉など胸焼けするような注意書きが並ぶ中、深夜の映画祭で観たコレ。

壮絶でした。衝撃でした。ホントにデカイハンマーで頭ゴッチーンてヤラレました。

今までも過激な描写の映画は山ほど(何百本も)観てきているけど、少女への暴力と性的虐待を目の前で見せられるのは想像以上にドギツくって(手足バラバラ血塗れ切株流血プッシャー描写のほうがまだマシ!)、しかもその性的虐待の描写が、もちろん書きませんが、直接じゃなくて間接的に実に巧妙に描かれるんですけど、ソレの嫌悪感ね!稲川淳二モノマネのBBゴローが暴力義父のクスオを演じてるんだけど、もう二度と笑えないな、この人でと思ったもんね()ホントにキツかった。義父の虐待や学校のいじめや宗教狂いの母親から逃げ場のない主人公フミが見つける一筋の光、タイトル通りの無垢の祈りには涙さえ溢れてきて、この映画一体なんなんだ、何を見せられてるんだと思ったのは事実。

深夜だったのもあったけど、マジで放心状態でため息が100回ぐらい出ました()

精神的には2017で一番「食らった」映画でした。

倫理観とかって人それぞれだと思うけど、自分の倫理観というのをわかっておくためにも、コレもっとソフト化して見られるべき映画だと思ったなー。

万人にお勧めして回るような映画じゃないことは確かだけど、これから先も《無垢の祈りショック》を心許せる人には説いて回りたいとは思っています。平山夢明信者としてもね。




3位『アシュラ』

"パク市長(ファン・ジョンミン)のイカレっぷりに心の中の俺全員総立ちで「マンセー(万歳)」!!!!雑魚キャラ史上最高の愛称「棒切れ」を始め、登場人物「全員クズ」!!最高最高最高最高最高!!!"

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あー!もう!好き要素しかなかった!韓国の汚職バイオレンスモノが大好物なんですが呆れるぐらい同情するキャラが一人もいない()

キム・ソンス監督が「映画内ですぐ死ぬようなクズにクローズアップしたくて作った」って言うんだから、そりゃークズしか出てこないわけだわ!()

主人公の汚職刑事ドギョン(チョン・ウソン)からして「重病の妻の治療費を稼ぐため」という一応の大義名分は用意されているものの、犬以下の扱いとそれに抗う無様な姿が、救いようがない見切り発車っぷりも手伝ってマジで目も当てられない始末。パク市長だけでなく登場する検事や班長や弟分ももれなくクズ!ホントにクズしか出てこないんです()

実生活でも先生に懐くクラスの人気者が大っ嫌いで「クズに光を!」と常日頃から思ってた俺からしたらこんなに最高な映画なかったです。

マジでハラハラするカーチェイスシーンとか、ドギョンがトチ狂ってコップをバリバリ頬張るシーン(ここ最高)とか、印象的過ぎる名シーンの乱れ打ちですが、やっぱり何と言ってもラストの葬儀場での凄惨なドンパチの最高っぷり!!!ここを見るためにだけでも1800円払ってもいいぐらいのとんでもない修羅場ラバンバでなんというか、こういうのを見るために俺は映画を見ているんだなーと改めて思わされました。それぐらい最高でした。かなりグチャグチャで壮絶な殺し合いなんですが、韓国バイオレンスの凄味がダイレクトに伝わるという点において絶対に映画ファンは見ておかないといけないシーンだと思います。

とにかくファン・ジョンミン演じるパク市長の腐れ外道ぶりとキム・ウォネ演じる情報屋・棒切れのカスカスのカス感が本当に楽しいので是非見てください。

いつかアシュラ好きだけのアシュラ会やりたい!



2位『新感染 ファイナル・エクスプレス』

"「韓国のゾンビパニックもの」という情報とこのダジャレな邦題でなんとなくスルーしたならあなたの負け!笑って怒って震えて泣ける118分、身体ごと五感で味わう全く新しい圧倒的大大大傑作エンターテインメントの誕生!!!!"

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俺の鼻息に引かないで!()実際この鼻息もだいぶ落ち着いてコレなんです。もう、見終わった直後とかもっと酷かった!知らない人のウチのドアを片っ端からノックして「今から見に行ったほうがいい」って言って回りたいぐらいの()完全にどうかしてるヤバイテンションでした。

その理由はちゃんとあって、親子の絆に感動したとかこの映画はゾンビ映画なのに一番そっちのベクトルで語られるんですけど、いや、そこも当然素晴らしいんですけども(現にラストは涙で画面が見えないぐらい号泣しましたけども)、俺的には俺みたいな根っからのゾンビ映画ファンをも唸らすゾンビ描写の巧みさに驚愕したんですよ!何と言っても!ていうかそこが肝だから!そこが疎かなくせに親子愛とか言われても「知るかよ!」ってなる訳で、そこがスゲーし、ちゃんとキモいし、ちゃんと怖いから、この映画は後世に語り継がれるぐらいの特大傑作と思ってる訳でして。

で、もう一つ言っておかなきゃいけないのはタイトルについてね。ファイナル・エクスプレスはいいとしても新感染て!ってツッコミはわかるんですけど、でも俺、実はそんなに嫌いじゃないんですよね、この邦題。バカバカしいけど確かに新しい感染だしなーとか。いや、しかしそれにしても実は話しておかなきゃいけないのは実は秀逸な原題なんですよ!『釜山(ぷさん)行き』ってタイトルなんですね、原題は。釜山行きって!すごくないすか!こんな「めかしこまない」タイトルってここ最近でも聞いたことないなーって()いや、そりゃ釜山行きだけどさ!釜山行きの列車で超超超超超超超超超超超色んなこと起きてるやん!っていう()

タイトルなんて関係ねーんだなーって、タイトルとかネーミングにばっかりこだわってきた自分への顔面右フックみたいなタイトルでした。いつも職場でメガネかけてあいさつしかしてなかった娘がメガネ外したらのんだったみたいなもんでしょ、コレ()違うと思う。

とにかく『釜山行き』ってシンプルなタイトルでこの内容ってスゲーかっこいいなーと思ったって話です。『マッドマックス 怒りのデスロード』が『往復』ってタイトルだったみたいな()いや、そりゃー往復だけどさー()

で、お父さんのソグを演じたコン・ユも、『殺されたミンジュ』の怪演も記憶に新しいサンファを演じたマ・ドンソクも、美人過ぎるソンギュンを演じたチョン・ユミもみんないいんですが、特筆すべきは娘ちゃんスアンを演じたキム・スアンちゃんの大大大大名演!!!!スアンちゃんの成長物語でもあるんだけど、この娘がマジで凄まじく素晴らしい!!!日本の子役は全員DVDが割れるほど見て何が演技というものかを正座して学びなさい!!!

監督のヨン・サンホはそもそもアニメーション監督だから、アニメ的躍動感が随所にあったなー。前日譚のアニメーション『ソウル・ステーション/パンデミック』も観なくちゃ!

というわけでこんなもんあと2万字は語っちゃいそうだからこのへんで。

あとハリウッドリメイクが決定したみたいだけど、絶対しょうもなさそう()



1位『哭声/コクソン』

"キャラ、ストーリー、画力、全てが超特濃!!!田舎町での連続殺人からのエクソシストからの神vs悪魔!出てくるのは警察官親子に祈祷師に謎の女にフンドシ赤目で四つん這いで森を行く國村隼!!!何が正しくて何がおかしいのか疑って疑って結局惑わされるこれこそ映画体験な至福の156分!!!!!!"

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わー!まさかの韓国映画123位独占!!!俺アワ史上初の大事件です!ていうか、新感染のテンションを持ってしてもコッチが上っていうのが我ながらビックリしてます。

きっとこの映画の持ってる禍々しさというか、邪悪な気(エネルギー)みたいな物に当てられてしまったってことなんですよね。何回見てもつまんない箇所がないってことがもうその証明みたいなもんで。

最初のダメ親父警察官(『アシュラ』では検事役のクァク・ドウォン!)とその娘(キム・ファニちゃん。新感染のキム・スアンちゃん並みのバケモノ子役!)のノホホンとしたやりとりから山に住む怪しい日本人・國村隼の登場で一変する空気!謎の女(名作『サニー 永遠の仲間たち』でサンミ役だったチョン・ウヒ!)からの祈祷師(『アシュラ』のパク市長役のファン・ジョンミン!パク市長とは別人にしか見えないから凄い!)からの、トライバル感が尋常じゃないあのヤバイ祈祷シーン!好きなシーンを羅列するだけでも楽し過ぎる映画なんですが、キリスト教になぞらえたという独特なストーリーテリングがどこに着地すんのか全くわからないとこも魅力だと思います。そして何しろ國村隼!俺アワとかわざわざ読んでるヤンガス周辺の人達の中で國村隼が嫌いという人はいないと思いますが、ど真ん中の韓国映画のマジでど真ん中に俺たちの國村隼が堂々といてその異物感含めて怪演してるさまには震えが止まりませんでした。マジでカッコ良すぎで鼻血出そうでした()

『チェイサー』と『哀しき獣』っていう傑作の先にまだこんなモンスター映画を作ってしまえるナ・ホンジン監督のスゴさを痛感すると同時に韓国映画が益々好きになる素晴らしい一年でした。新感染もアシュラもコレも基本的にはどれも一位です。邪悪さがズバ抜けてた分の哭声が鼻差の一位ということで。


というわけで、2017年の結果は以下の通り。


1:『哭声/コクソン』

2:『新感染 ファイナル・エクスプレス』

3:『アシュラ』

4:『無垢の祈り』

5:『ゲット・アウト』

6:『アウトレイジ 最終章』

7:『ブレードランナー2049

8:『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

9:『ハクソー・リッジ』

10:『ラ・ラ・ランド』


(後編へ続く)



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by youngas | 2018-01-07 00:35 | 俺アワード
2017年 01月 04日

俺アワード2016〜SHINODA後編〜

(続き)

【次点のコーナー】

ベスト10には入らなかったものの、シノダが2016年に愛した沢山の映画を一気に!一言寸評付きです。

『デッドプール』
"クズで下品だけど境遇は悲惨とか超愛せる!アメコミ映画にイマイチノレなかった俺でも文句なく楽しめた『ドント・ブリーズ』さえなければ完全にベスト10入りだった一本(笑)"
『ストレイト・アウタ・コンプトン』
"もう一つのヤンガス案件。邦画がこんなに豊作じゃなきゃこれも間違いなくランキング入りクラスだわな。ただしアイスキューブそんな好きじゃない問題はあり(笑)"
『ヘイトフル・エイト』
"タラちゃんの映画愛が暴発しちゃって日本のスクリーンで完璧なスタイルで上映できない事件勃発。それを抜きにしても充分面白かったけど。"
『コップ・カー』
"俺たちの観たいケヴィン・ベーコン堪能!悪徳警官vsクソガキってもう好き要素しかねーじゃん!"
『アイアムアヒーロー』
"国産ゾンビ映画としてはヘヴィー級の出来!しかし有村架純ちゃんの途中からの役立たずっぷりが残念!"
『日本で一番悪い奴ら』
"綾野剛ショー見せられてる感。前半楽しいのに後半失速って『凶悪』と同じだわ。惜しい。"
『イット・フォローズ』
"何じゃこりゃ珍品ホラー。SEXすると霊が移るって仕組みがクセがすごくて全然入ってこんのじゃ!(©千鳥ノブ)"
『SCOOP!』
"大根さん最新作が最高傑作更新ならず!福山はわりと良かったけど野火aka二階堂ふみとヤッちゃうのが生理的にめちゃ嫌でした(笑)"
『ボーダーライン』
"カルテルものを大好きなドゥニ・ヴィルヌーヴが撮って悪いわけねーだろうが!地獄のドキュメンタリー『カルテル・ランド』とパック見をオススメ!"
『マジカル・ガール』
"スペイン発超キテレツ珍味映画。トカゲの部屋って何?教えてGoogle!"
『クリード チャンプを継ぐ男』
"暑苦しそうで避けてたけど観たらスーパーいいでやんの!枯れすぎロッキーは賛否ありだったけど俺はそれがすごく良かったっす"
『ちはやふるー上の句ー』
"アイドル映画としても青春映画としてもかなりの拾いもの。広瀬すず力(りょく)であっという間に観れちゃう。とはいえ下の句観てない問題(笑)"
『ノック・ノック』
"やりたい放題イーライ・ロス、またしても嫁で遊ぶ!(ロブ・ゾンビと同じ)てか、こんなん自身でプロデュースするキアヌって相当なドM"
『君の名は。』
"日本人が好きな要素詰め放題な八方美人ヤリ◯ン映画ながら、良く出来てるから嫌いにもなれず。8割はRADの曲パワーだと思うけど"
『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』
"年末のレイア姫逝去でグッとこの映画の重みが増した感。強すぎドニー・イェンとか言いたいことはだいぶあるけどフェリシティ・ジョーンズがいい女だったから全て良し"
『オデッセイ』
"あれ?『インターステラ…そんなん言っちゃダメ!マット・デイモンが惑星取り残され顔だってこと!"
『知らない、ふたり』
"今泉史上最高爽やか!青柳文子を挟んだ日韓片思い合戦!あー楽しかった"

【総括とワースト】

最初にも書いた通り2016年は邦画イヤーでしたね、間違いなく。次点を見てもわかるけど決して洋画が良くなかったわけでもなく、ただただ面白い邦画がそれを上回ったという奇跡の一年でした。
「洋画しか観ない」とかいうつまんない若者もいるようなので、邦画に客が入ったり口コミで面白さが拡散することでそれが日本映画を見るきっかけになればと願います。

ワーストは3本!まずダントツで最悪だったのが『スーサイド・スクワッド』!!あの名作『エンド・オブ・ウォッチ』、『フューリー』のデヴィッド・エアー監督だと聞いたら期待すんなというほうがおかしいじゃないですか。マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインとジャレッド・レトのジョーカーの前出ビジュアルだけで失禁するぐらい楽しみで前売りムビチケまで買ってスタンバッてたのにまさかの糞クソくそつまんなさ!!!!!映画館にちゃぶ台あったらもう5億回はひっくり返してたろうし、久しぶりに「金返せ」って心から思いました。エアーとアメコミの相性の悪さが全面的に出ちゃってたのと、悪役たちがちっとも悪くないって所に悪寒すら走りました。しかしそれでもハーレイ・クインは可愛かったけどな(怒)
2本目は『ゴースト・バスターズ』
いかにオリジナル版を愛してる人たちがいるかってことをそもそもわかってないのか、わかった上でこのお粗末な出来なのかは知りませんが、とにかく退屈。女のバスターズにしたことには別に異論はないけど女になったからなんやねん状態で終わっちゃって、女性である意味を全く感じませんでした。唯一得したのはクリス・ヘムズワースファンだけでしょコレ(笑)
それでもホルツマンはかっこよかったけどな(怒)
3本目は『14の夜』
ヤンガス案件だって二人してクリスマスにわざわざ観に行ったってのに上映後のファミレスでダメ出しの嵐(笑)
やりたいことはわかるけど全てが惜しいって感じでした。ギャグも滑ってたし。そして個人的にたどり着いた結論はジャルジャル福徳似の主役の男子の顔が苦手なんだという(笑)
それでもメグミaka浅川梨奈のオッパイは最高だったけどな(怒)

というわけで2017年もいい映画に出会えますように。

2016年は音楽部門と書籍部門は割愛!

女子部門のみ更新します!(すんまへん!)

〈女子部門〉
ていうか2016はこの二人しか見てなかった!
吉岡里帆
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永野芽郁
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では2017年もYOUNGASちゃんをひとつよしなに。

YOUNGAS SHINODA
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by youngas | 2017-01-04 08:21 | 俺アワード
2017年 01月 04日

俺アワード2016〜SHINODA前編〜

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!

まさかの今回で8年目!末広がり!縁起いい!
いつまでやるんだ!やかましわ!もういいよ!まだやるわ!やめちまえ!うるせっ!アホか!アホちゃうわ!(幻聴と格闘)


ちなみに2016年にシノダが見聞き読みしたものなので発表やリリースが2016年じゃないものもアヌス!アナル!スカルファック!


〈映画部門〉

2016は邦画!そう言い切ってしまいたい!それぐらいどれもこれも良かった!まぁ、たまにハズレはあったんだけど、大ハズレは無かったぞ2016邦画。それも珍しい。大概は痰吐きかけた上から脱糞したいぐらいの駄作が一本くらいは混ざってるんだけど、今年は無かったなー。単純に『僕は明日、昨日の君にクンニする』とか『僕のペニスがこんなにムケてるわけがない』とかそんな感じのやつを避けていただけじゃん?という指摘には無視を決め込む所存ではありますが。(タイトルはイメージです)

というワケで今年もたっぷり濃厚なのぶっかけてやるぜ!精神に基づき、ベスト10圏外の次点も大量に発表(射精)!去年よりさらに大ボリューム、俺アワシノダ篇。紅白とガキの使い見終わって暇なだけのコタツで猫とうたた寝で、鼻クソほじって日が暮れて、ブクブク肥えたよ三が日、そんなあなたは是非どうぞ!!!



10位『クリーピー 偽りの隣人』


"「マックス!まだまだ行くぞぉ〜〜!」は俺内流行語大賞2016に決定!香川照之の狂人演技全開でジワジワとクリーピーに病んでく超楽しい隣人地獄にようこそ!"
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うれしい!たのしい!だいすき!実際隣に住んでたらそりゃーもう超最悪なんだけど、もう最高ですよね、西野!黒沢清映画に沢山登場するキチガイキャラクターのベスト3位内には確実に入るよね、西野!登場の不気味さとかたまんなかった!あれぐらいサイコパスに振り切って演じてくれたら人は不快をすっ飛ばして見てて清々しい気分になるんだなーって目からウロコダダ漏れ。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」って全身ゾクゾクが走りまくるキラーフレーズとか西島竹内夫婦の不味そうな晩餐シーンとか監禁部屋の唐突なディテール含め何もかも最高で観てる間ずっとニヤニヤしっ放しでした。(香川aka西野そっくりな顔つきで)
まあ、ハマれなかったとかいう意見にも首もげるほど頷けますし、そもそも何を見せられてんだ感は否めないけど黒沢清って投げっ放しそのものが作風だからもういいんです(笑)あー面白かった!!!!!!!!





9位『ズートピア』


"差別というネガティヴなテーマを笑わせて笑わせて考えさせる、もはやディズニー名人芸の域へ!「ザ・シンプソンズ」監督リッチ・ムーアの持つブラック要素もふんだんに盛り盛りで一秒も飽きない動物ものアニメの特大傑作"
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正直もうコレ入れるのとか野暮なんですよ。粋じゃない。だってどう考えても今年ベスト級だし、コレ入れるんなら他のマニアックな映画入れて玄人目線で悦に入って語ることだってできるんですよ。去年のマッドマックスと同じで、だけど、それでも、どうしても、絶対にハズせなかった。発売日にBlu-ray買いに行きましたよ。あいつらにまた会いたくて。そもそも「良くできてた」とかそんなの当たり前なんですよ。ディズニーって時点で当然良くできてるわけで、キャラやストーリーも見る前からハードルも上げ上げで挑んでも「超面白い」って思わせるってことの凄さ。ブラッシュアップって言葉があって、和訳すると精度を上げるってことな訳ですが、それを世界一のクリエイター達が寄ってたかって何年もかけてやるんだから、我々がイメージするブラッシュアップって言葉の5億倍はやってるってことなんだと思います。感性が違う人でも『ズートピア』見てつまんなかったとは絶対言わないでしょうね。(好みじゃなかった人はいたとしても。実際俺の周りの女子の不評っぷり(笑)やかましわ!)
それぐらいの完成度。ただ本当に頑張って頑張って血眼でツッコむとこ探すなら、あのキツネのニックがもうちょい悪い奴でも良かったかなーと。悪いことして生きてきたわりには途中からずーっといい奴なんですよね。あのジュデイと喧嘩して迎えに行った時とか……いや!もうそんなん野暮!たぶん俺みたいな意見した人もいてそれもブラッシュアップされたってこと!あれが正解なんだ!そう思ってまた見よう!(12回目)





8位『葛城事件』


"嬉々として狂気の親父を演じた三浦友和に日本映画界が震えた、これが「今日から出来る!家庭内殺人鬼の作り方」"
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映画映えのする三浦友和力(りょく)ってのがきっとあって近年の日本映画界の中心にいる監督達(北野武、山下敦弘、三木聡など)はそれをわかってるから、ど真ん中に割とどーんって持ってくるんだけど、今作はその究極版。三浦友和ショーですよ、はっきり言って。(『日本で一番悪い奴ら』は綾野剛ショーだった!)
百恵ちゃんと結婚したあたりの三浦友和ってイケメンではもちろんあったけど、演技派ってイメージはなかったと思うんですね。だけど、ここ数年の三浦友和ってキャストにいるってだけで「お!」ってなる存在になったし、何やらせてもハマって面白いよなー。だから「出てるなら見たい」と思う数少ない俳優さんの一人です。その彼が今回挑んだのは美しい妻と二人の息子、念願のマイホームを手に入れた理想の家族の大黒柱...と思い込んでるだけの悲しい男、葛城清。家庭崩壊のドラマってあるけどここまで最悪なのも今までなかったんじゃないすかねー(笑)もうほんと最悪。でもだからこそ最高。無差別殺人を起こして(あの駅での通り魔シーン最高でしょマジで!)死刑囚になっちゃった次男の稔と獄中結婚した田中麗奈演じる順子とのスナックのシーンとかいいよねー(つかあの女、2016映画キャラお前一体何がしたいねん大賞受賞でしょう)胸糞悪さでは今年見た中でダントツなんだけど「映画観てやった!」って感じがすごかった!これ観た池袋ロサがまたヤバイ空気でこの映画にピッタリだったなー

↓池袋シネマ・ロサ。since1968。どうかなくならないで欲しい。
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7位『シン・ゴジラ』


"2016映画の象徴になってしまった日本の業を背負ったまさに怪獣みたいな傑作。空前の大ヒットはゴジラ出現と同じぐらいの体験をした我々日本人へのストレート過ぎる鼓舞だったからなのか!"
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これもハードル上がりきった状態で見たのに「超面白い」で帰れた稀有な傑作でありながら、手放しで楽しかった!って言うよりも、日本人として色々考えさせられた、つまりは色んな人達と語りなくなる映画でした。映画にとってそれ以上の賛辞はないでしょう。俺は映画におけるいい作品の基準ってどっちかだと常々思っていて語りたくなるか、絶句するかだと思うんですね。前者は言わずもがなその作品が人を喋らす力を帯びてるからな訳で、後者も然り黙らせる力がある訳だと思うんです。どっちが凄いってこともないと思うけど、どっちかって言えば誰かと語り合いたいってなる映画の方が当然ヒット作になり得る可能性が高い訳ですよ。「見て!」ってなるから。
何か『シン・ゴジラ』は見た国民のほぼみんなが「見て!」って言いまくった久しぶりの邦画という感じがしました。だから絶望の権化でもあるゴジラという存在が、いつしか日本が一つになるための希望の象徴になっていくという、あの暑苦しいまでに真っ直ぐなラストに涙するし震えるんだと思います。オールスターキャストとか、やり過ぎな石原さとみとか、エヴァの庵野さんとか、軽く挙げてもその取り巻くファクターが多すぎてブレがちだけど、日本人が何十年も温めてきたゴジラというキャラクターがこの2016という年に更新されたことの素晴らしさに喜ぶってことだけでまずは充分だと思います。その上でこの先語るべき話は幾らでもある訳だから。邦画史にも明らかに残る何十年も耐えうる一本。言いすぎじゃなく。







6位『何者』


"卑屈な自分を映す鏡を見せられているようで目を背けたくなるシーンの連続。なのに背中を押されるようなラストにいつのまにか涙している。これは何者でもない僕たちの映画"
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三浦大輔映画だって気がつかないぐらいの宣伝のされ方だし何よりも「桐島」の朝井リョウのこの原作には少しだけトゥーマッチな気がしてたのですが、いやいや。見終わってからのザッツ三浦大輔映画だった感!最初の就活で苦悩する若者たちの青春群像劇から一転、後半モノスンゴく意地悪モードに突入するんだけど「お前はお前だ。行くしかねーだろ」って優しく背中を押すようなあのラスト。三浦映画が新たなバースに入った瞬間を見たような気がして鳥肌立ちました。SNSの便利さの裏返しにある誰にでもあり得る恐怖を三浦大輔の主戦場でもある舞台を使った演出で見事に見せるあのシーンの凄まじさ。あそこを大画面大音量で「自分が何者なのか?」絶賛悩み中の何万もの若者達が映画館で見たことをイメージしただけで震えが止まりません!だってどんな残虐なホラー映画よりも怖いシーンだから。見終わったある人は「日本映画史に残る不快なシーン」と怒りを露わに切り捨てたと聞きましたがそれって「思い当たる節があります!」って高らかに宣言してるのと同じなんであんまり大声で言わない方が良いと思います(笑)




5位『ドント・ブリーズ』


"元日に二人揃って観に行った、これぞヤンガス案件!(笑)めくらジジイvsヤング強盗団、勝つのはどっちだ!!?"

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映画終わって明るくなった瞬間に「プハー!!」って大きく息吐いたオヤジがいて「ちょ!おま!マジで息止めてたんか!」って思ったらオモロすぎました(笑)
話は至ってシンプルで90分以内だしスゲー見やすかったけど3時間映画見たクラスの疲労感(笑)プハーオヤジみたく前のめりの緊張感がずーーーっと続くのでまー疲れんだけどまー楽しいのなんの!
ロッキー役のジェーン・レヴィもいいけど何せジジイ、ステファン・ラングが最ッ高!!(役名すら無し(笑)「盲人/The Blind Man」だって!)いくら元軍人っつったって強すぎんだろ、あのジジイ(笑)
マイゴッドの一人サム・ライミ叔父貴の秘蔵っ子、フェデ・アルバレス監督、リメイク『死霊のはらわた』に続いてたいへんよくできました!ラストのタマフルでも話してた隣の女性客が「ニガッ」ってつぶやいちゃった【タイエキ軍人】シーン含め盛りだくさんで大満腹!ごっつあんでした!
200%ブルーレイ買うてまうやん!







4位『ディストラクション・ベイビーズ』


"剥き出しの暴力が目の前に現れた時、怯えるもの、加担するもの、挑むもの、巻き込まれるもの…そのそれぞれの生きざまにグッと息を呑む108分。静かなる暴力映画の誕生"
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とにかく何しろ柳楽優弥演じる泰良がエグい。あんな奴、『クリーピー』の西野以上に近くにいたら最悪だけど、映画という神視点からなら幾らでも見ていたい。無敵という訳では決してなくボコボコにされてるのに血だらけで殴り返してくるあの感じ。本当に怖い。ライブハウスのシーンとか鳥肌級の怖さ。暴力映画って痛いとか怖いとか如何に観客に体感させるかが重要で、その点近年の邦画の中でも群を抜いて痛いし怖いです。そして菅田将暉演じる北原のクズっぷりと巻き込まれ女子でありながら北原に負けないほどクズの那奈役、小松菜奈のキャラクターもいいすよね〜。『溺れるナイフ』でその後愛し合うことになる二人がこんなに憎しみ合ってるってのも面白いけど日本映画界は暫くはこの二人を頼っていくことになるんだろうなという納得の演技かましてます。あと弟将太もいいんだよなあ。兄ちゃんとの関係性が。
向井秀徳の荒い音楽と四国の港町と祭りの合いっぷりもエゲツナイし、しばらく消えないだろう腕に残った傷痕みたいな映画。




3位『この世界の片隅に』


"「あの日」に向かうヒロシマが舞台の話なのに何でこんなに笑えてホッコリするんだろう?世界のアニメ映画史に残るヒロインの誕生とのんの復活を祝うにはあまりにも最高のファンファーレ"
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映画って何時間か、もしくは何日間か、はたまた何年か経ってから「あーあれは傑作と呼べたかもしれない」ってなるものじゃないですか?少なくとも観終えるまでは当然ジャッジは出来ない訳ですよ、それが良かったかどうかすら。でもこの映画に関しては始まって数分で「うわー超いい」、中盤でもう「傑作確定」、後半で「あーコレ歴史に残るわ」、エンドロールで「絶対DVD買おう!」になってるという(笑)大袈裟じゃなくそういう映画です、以上。でもいいぐらいの(笑)

僕ら世代ってあからさまに戦争反対世代というか、国家が傷つけられようとももうあの過ちを犯してはいけないとずーっと耳打ちされながら育ったような世代で。
それはもちろんあの戦争を直に体感したおじいちゃんとかおばあちゃんがまだ生きてたからで、直接その体験を俺も小さい頃聞いたことがありました。
うちの祖母は両国界隈に住んでたことがあって東京大空襲のあの日、熱くて熱くてまだ赤ん坊の叔父さんをおぶって隅田川目指して走ったらしいんだけど、もうそこには熱さで逃げて飛び込んだ人の死体が川から溢れるぐらいあったって。子供心にトラウマになったし、隅田川花火大会を見るたびに複雑な思いをするという(笑)
『はだしのゲン』と原爆写真展に何回か学校の授業で行かされて、全身ケロイドで歩くあの姿を目に焼き付けるということは今考えても絶対大事だったし、トラウマ=戦争反対を植え付けるっていうやり方はストレートで間違ってないとは思うのですが、こういう日常を慎ましくも逞しく、しかも笑いを忘れずに生きた人達の姿を淡々と追ったことでそれが強烈に反戦メッセージになってるっていうのがヤラレタ!ってみんなが口を揃えて思うところだと思うのです。もちろん戦争は絶対起こしてはならないし、記憶も風化させてはいけないから悲惨でドギツイ体験こそを耳にして目にすることが大切だし、この家族よりも辛い思いをした人達もたくさんいるはずです。(すずさん一家も本人含め壮絶な体験をしているしその場面もたくさん出てくるけど)
それに作者のこうの史代さんも戦争体験者ではないし、フィクションの側面が多いことは否めません。だけど、それでも、観た人達に強烈に平和を願わせるこの映画のスゴさをまだ観てない人達に伝えていくことはとても大事だと思うのです。YOUNGASが揃って、まだ観てない人達が殆どの飲み会で唾を撒き散らしながら力説し合った久しぶりの映画でもあります。二人とも原作漫画も全巻買い揃えた程の熱量です(笑)
人が生きるってどういうことなのか?生きていくって何なのか?そのヒントがこの映画にはたくさんあると思います。
この映画がどうかこの世界の片隅にまで伝わりますように。
そう願って止みません。




2位『ヒメアノ〜ル』


"殺人鬼森田剛覚醒!不穏な空気が画面を覆い尽くした瞬間、浮かび上がるタイトルバックに全身悪寒必至!古谷実がネチネチと描いてきたダメ人間達の死のダンスを笑え!"
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いやー『この世界の片隅に』をわりとまともに真っ直ぐ褒めちぎった後にこの救いのない闇映画を語るのはちょっと気が引けます。というか『この世界〜』より上位にするんかい!と家のポストにマヨネーズ入れられても仕方ないぐらいの暴挙とは知りつつのこの映画が二位。わかってます。そんなことは(笑)
でもね。切り株映画万歳!と日頃からスプラッター系ホラー映画を愛でながら、MAD VIDEO復活やったー!って『ジャンク』とか『ギニーピッグ』とか『デスファイル』とかニヤニヤしながら見てビデマこと新宿ビデオマーケットに週一で通ってるYOUNGASのキチガイ担当(いや、あいつも相当キチガイだけど)としては、この猛烈な死臭が堪んないわけです!吉田恵輔監督ってコメディのイメージだけど、人と人との生理的に嫌〜なやり取りとか空気を切り取る天才ってことは傑作『さんかく』とか『ばしゃ馬さんとビッグマウス』で証明していたから、古谷実の原作が持つヤダ味を嫌ってほど見せられるんだろうなーという覚悟はしていたけど、ここまでとは!メンタルが安定してない人は本当に観ない方がいいってぐらい猛毒。
恐らく森田剛目当てで来たであろう親娘とか絶句して帰る姿を劇場で目撃して、そりゃー「剛く〜ん!」ってモードで来てコレ見せられたらたまったもんじゃないよなと心ん中でめっちゃサムズアップしてました(笑)でも!お母さん!お嬢さん!森田剛半端ないよ!森田剛がこんなに凄い役者だったってことに気づく、俺にとっては森田剛=スゲー役者って完全にしてくれた記念碑的作品となりました。少なくとも現役のジャニーズであそこまで過激な文字通り「人殺し」のシーンを本当に躊躇一切なくやった人はいないんじゃないすか?(『十三人の刺客』の吾郎ちゃんもヤバかったけど、実際の殺人シーンで言えば森田剛のが全然上)
YOUNGAS的には『SR サイタマノラッパー』の1&2の両主役駒木根くんと山田真歩が夫婦で登場にまず大加点!その後の二人の辿る結末にも二億点てことで。

さて次がいよいよ一位。お母さん、麦茶持ってきて〜!




1位『シング・ストリート 未来へのうた』


"全80s音楽とファッション好き、頭のてっぺんから稲妻ブッ刺さり状態!!オリジナル曲全部超絶最高の音楽映画の超超超超ド級大名作!『B◯CK』とか音楽映画とかほざいてる奴全員コレ観て即土下座しろ!!!!!!!!"
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ジョン・カーニーの過去二作もスンゲーいいけどこれまたスンゲーいいを更新しちゃったよね?本当凄まじくいいの!!元々80年代の音楽(デュラン・デュランとかA-haとかホール&オーツとか)とファッションとか好きな人たちは身悶えしちゃうシーンの連続だし、その辺よくわからなくても青春音楽映画として完璧だと思います。ラストあんな大袈裟な終わり方でもグッときちゃうし、久しぶりに映画館で声出して泣いちゃった2016唯一の映画でした。マジでホント良かった。オリジナル曲ができたからMV撮ろうぜっていうのがいかにも80年代でいいよねー。監督やるあの男の子の面(ツラ)もいいんだよなあ。
そして主人公コナーの兄貴ブレンダンね!マジでいいんだ。ラストのシーンだけで思い出し泣き100回できるレベル(笑)弟に自分の未来を託すあの時の兄貴の顔でおじさんもう号泣メーン!嗚咽が止まりませんでした。じゃあ湿っぽい映画なのかっていうとそんなことは全然ないです。
まあ、文化祭で彼女のために歌うとかそういう映画が好きな俺にとってはそのシーンだけでも「永久に観てたい」と思ったし、どこを切り取っても文句なく完全なる俺映画でした。一位当然。



というわけで、2016年の結果は以下の通り。

1位:『シング・ストリート 未来へのうた』
2位:『ヒメアノ〜ル』
3位:『この世界の片隅に』

4位:『ディストラクション・ベイビーズ』
5位:『ドント・ブリーズ』
6位:『何者』
7位:『シン・ゴジラ』
8位:『葛城事件』
9位:『ズートピア』
10位:『クリーピー 偽りの隣人』

(後編へ続く)
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by youngas | 2017-01-04 05:06 | 俺アワード
2017年 01月 03日

俺アワード2016 ~SGW編 10~4位~

この一年を振り返り、特に好きだった物を勝手に表彰しちゃう毎年恒例の俺アワード!!!


一昨年からバスフィッシングにどっぷりハマり倒して、身の回りのカルチャーがド反対の世界に数年おりましたが(笑)


今年の夏に二人目の子供が産まれた事がきっかけで、こちら側へ戻って参りました♪

元のカルチャーリハビリ中のワタクシが書く俺アワードですが、ちょっと面白い映画が異常にありすぎてもはや怖い2016。

『大好き映画BEST10』『大好き映画キャラBEST5』『大好き映画ワードBEST5』の三部門を勝手に表彰しちゃいます!!!!!

映画館には数えるほどしか行っていないのでランク内に去年案件があり、やや鮮度に欠ける部分があるかと思いますがそこはご勘弁。

逆にほぼTSUTAYAに並んでる作品なので、クソ暇で頭がスカスカになりそうな人はDVDですぐチェックできますwww

そんな感じで行ってみましょう!!!
大好き映画からだぞウェイヨ~(´・∀・)/





第10位
【ストレイト·アウタ·コンプトン】
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高校生の時にブラックミュージックを聞き始めたのは当時の彼女が遊びに来た時に、よりスケベっぽい空間を演出するためだったように思います。

ガンズとかメタリカじゃちょっとな。。。という年頃でした。

よく分からないながらRケリーを選択していたのは、いま考えてみればなかなかのエロセンスだと思います(笑)

当然アリーヤやメアリーJブライジ、TLCなんかを聞く流れになりながらも、メソッドマンやレッドマンなんかのウータン一派もチャリンコに股がりながら楽しんでいた17才。

周辺の友達の間ではエピタフやFATレックなどのいわゆるメロコア全盛期。

ゆっくりと展開されるビートに早口の歌唱法方はなにも知らないド田舎の男子にとってもフレッシュだったし、それまで聴いていたメロコアに比べて大人っぽく感じたんだと思います。


そんな青春時代の少し前の時代のアメリカをパッケージして、文字通りコンプトン地区を手元まで直送してくれたこちらの作品。
DVDに詰められているのはN.W.Aというヒップホップグループの自伝的な物語を通して、高校生の頃の自分がすごく知りたかった空気でした。

今でも“ブラック·ライヴス·マター”という運動が起こるほど、かの国では根深い人種差別があります。
N.W.Aとは【物言う黒人】の略。


2016年はアメリカ各地で白人警官による人種差別に対するデモが頻発しました。


そんな歓迎できない強いエナジーを感じた胸くそ悪い空気に鉄槌をくだす1本!!!
ギャングじゃないけどギャングスタラッパーではある彼らのパチ者感もパンクだし、ドレやアイスキューブの育ちの良さも垣間見れて心底楽しめました!!!






第9位
【私たちのハァハァ】
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地方に生まれた者にとって“東京”というのはどこか神格化されている部分があります。
すくなくとも自分は大いにありました(笑)


TVで活躍している芸能人がそこらじゅうに居るんじゃないか?
歌舞伎町はIWGPやトーキョートライヴに出てくるようなギャングだらけじゃないのか?

女の子は100%美人でオシャレ。
売ってないものは無くて、一晩中きらびやかで...



東京に行けば何かあるんじゃないか?何かになれるんじゃないか?


そしてそれは若年層ほど強い傾向にあるように思います。
裏づけのない自信と相まって痛い状況になりかねない。


なんなら、ちょい本気出せばAKBの端っこの人ぐらいならイケんじゃねーのか?
ぐらいに思ってたりしてwww


【私たちのハァハァ】は福岡在住の女子高生4人が、大好きなバンド“クリープハイプ”に会いに行く物語。

ほぼ演技経験の無い4人であり(うち一名はメジャーからデビューしたシンガー)、監督の意向により
今作ではヘアメイクスタッフも付けていないそうです。


それによりとても自然な田舎の女の子を見れましたし、自分が九州を出て東京に住み始めた時の事を思い出しました。

はじめてゼップTOKYOでガービッジを見た時には、普通にだいの大人でしたが『俺はこれでただの田舎のガービッジ野郎(ガラクタ、生ごみ)じゃねーぜ!!!』と胸を張ったものです(笑)


その精神性こそがガービッジ野郎とも知らずにw


女という武器を換金してみせたり、SNSという黒い渦に飲み込まれたり。
女同士の嫉妬や自己顕示欲で仲間割れしてみたり。。。
誰かれかまわず何だかイライラするし、かまわれたくないけど放ったらかしもちょっと...

みたいな、自分もその昔に通過した若さが口内に広がってちょっと苦い時間を頂きました。

ピッチパーフェクトやリンダリンダリンダ、ローラーガールズダイヤリーに代表される
【若い女の子が何人かで何かやるムービー】の最新版としてもフレッシュな1本でした!







第8位
【ルーム】

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限定された空間で少人数がなんかやるって映画自体が好きなんすよね。
そんな理由もあり8位は評判の高かったこれです。


とある理由で、とある場所に、監禁されてしまっている若い母親と5歳の少年のお話。


ここからは
ネタバレを含みますので、この作品を楽しみにしている方は見ない方が良いかも?


ある方法を使い、決死の覚悟で息子を外に出します。
産まれてからずっと二人で生活してきた親子にとって、離れ離れになるのは想像以上に大変だったと思うんです。

もし自分が子育てを経験していなかったら『普通離れられないでしょ、、、子供は使えないでしょ。』と思うと思うんです。でも、子育てをしていると分かるんですよね【子供ってこっちが思ってるより何倍もスゲー】って事が。

そして自分の子ならやってくれるんじゃないか?と思える。


言ったことを2秒で忘れるのも子供、言ってないことをずっとずっと覚えてるのも子供。


実際にオーストリアで起こってしまった事件をベースに作られているようです。

栄養不足で歯が抜けてしまったり、日照不足からビタミン剤を与えていたり。
そういうリアリティのある描写も実際の事件から着想しているのかもしれません。。。


犯人が狂気に満ち満ちたサイコパスかと思いきや、金が無いのに子供の誕生日にラジコンを買ってくる普通さを見て余計に頭がズキズキ痛くなったりして。


カメラワークやハラハラ展開も含め、平均点の高い作品でした!!










第7位
【マジカルガール】
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タイトルとジャケからイメージするものと、実際の中身が違いすぎるDE賞!!

獲得でございます!おめでとうございます!


日本語と英語、あとは韓国語以外の映画ってあんまり目にする機会が少ないですがこれは必見のイカレたスペイン映画!!!!!!


手に取りにくい雰囲気のパッケージかもしれませんが、普通のアート系ヨーロッパ映画ではないパンチのある内容に良くも悪くも必ずショックを受けるはず!!!


省略表現オンパレードのアート映画を見た時の消化不良なあの感じ...わかりますわかります(笑)
金はいいから時間返せなあの感じ...わかりますわかります(笑)

これは大丈夫なはず。
大きく三部構成になっているので、置いてけぼりにもなり難いですし。


日本大好きな南米出身のベルムト監督、来日の際は新宿ゴールデン街でいつも飲んでいるそうです(笑)
お酒のビンに『セーラームーン』と書いてあったり、音楽が日本人歌手のものであったり。

これを読んでくださっている日本人は、感謝の意味でも必ず見てください。
ある意味、今は無きクールジャパンかも。

こちらの解釈でいかようにも捉えられるストーリーは、いつしか刺さったまま抜けないトゲとなっているでしょう。


【ルーム】も、何はともあれ親との時間LOVEって子供の目線にグッとくるし、この作品も嫌なはずであろう病床での少女が一番いい顔をしている所に目頭が熱くなりました。

こんなの見せられたら、バス釣りに行かず子供と居ようと思うってば(笑)!!!









第6位
【ドントブリーズ】
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元日よりヤンガスちゃん揃って劇場に足を運びました通称ドンブリ!!!


盲目のおじいちゃんの家に大金があるらしいという噂を聞いた若い空き巣常習犯の男女3人。こいつらがじーさん眠らせといて、がっぽり根こそぎ頂いちゃおーよ!ってお話。



とにかくあらゆる場面で僕らの想像を遥かに上回ってくるし、予想を裏切ってくる。
しかも何分かに一度は『お化け屋敷的』に脅かしてくるもんだから、おじさん疲れる疲れる(笑)


こんな疲労感なら大歓迎!!!
映画館からの最高のお年玉!!!


なもんだから鑑賞後のサイゼリアでは激賞とマルゲリータが二人して止まらず、唾とチーズを撒き散らしながら熱く語りました。
口臭気にして息を止める、こんなヤンガスちゃんに最高のお年玉をくれるんだから、映画の神様はいますね!あざます!


普通に考えれば【盲目という社会的な弱者、しかも大切な家族を失っている退役軍人】から老後の貯蓄を盗むんだから、強盗がケチョンケチョンにやられる所にカタルシスがあるのかと思いきや、、、
強盗側にも8マイル的な悲しい家庭の事情が。。。


いつしか強盗を応援している自分に気がつく巧みさ(笑)
新しい応援上映の形かもしれません!
『後ろ!後ろ!逃げて!逃げて!』みたいな。


しかも盲目じーさんの地下室にある捻れまくったた闇の顔、、、


単純にルックだけ見てもキレイな画も多かったなー。

特に真っ暗闇の映像は、クリス·カニンガムのラバージョニーを彷彿させるほど美しかったっす!!

あと割りと序盤の顔面への発泡シーンやばかったっすね!
あそこマジでカッコ良かった。
相方シノダは常々笑いとは『間とテンポ』だってチ○ポが眼鏡かけたみたいな顔で言ってますが、この発泡シーンの間とテンポ完璧でしたよね!

一瞬ピカッと光るあのビジュアルも含め。



前にカップルが座ってましたので、パンチのあるデートムービーとしても良いかもしれませんね!!!

あのカップルはその夜、どういう物を口にぶちまけたのか。。。ドンブリプレイをしたのか。。。

それだけが気がかりな元日の夜でした。









第5位
【クリーピー 偽りの隣人】
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いや~これには参りましたね。
自分は鑑賞中、あまりに好みじゃない芝居や展開が多いので『はい減点、はい減点、はい東出減点』って感じで観ていたんですが、そのあと何日経っても香川照之さん演じる西野というオジさんが頭から消えなかったです(笑)

香川さんも最高すぎましたが、娘役の藤野涼子さんが大っ好きでした。

韓国映画『冬の小鳥』『アジョシ』期のキム・セロンみたいなパワーがありましたね。
『リリイ・シュシュ』で映画デビューした頃の蒼井優とも言えるような。
顔が似てるだけか(笑)


あれ?

あんまり書くことが出てこないな(笑)



あ、去年は香川照之さんの離婚報道があり奥様の安否が心配になったりしちゃいましたw
それぐらいこの作品での香川さんはヤバいっすよね!!!!!











第4位
【クリード チャンプを継ぐ男】
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ロッキー音痴とも言える自分がこの作品をパスする理由は多々あるんですが、クリードに関しては前のめりで鑑賞しました。

『フルートベール駅で』という映画にガツンとやられてしまっていますので、同じ監督ライアン・クーグラーであればそりゃ観ますわな。
フルートベール駅でを観てない方は、いつかチェックしてみても良いかもしれません!!!

10位のストレイト・アウタ・コンプトンでも書きましたがブラック・ライヴス・マター運動のまさにそれです。
重い内容を実にコンパクトにすっきり描いた極上の一本かと思います!


しかも主演のマイケルは、こちらも金字塔『クロニクル』のあいつですからね!!!



リング上で相手を倒すのがボクサーのミッションだと思います。


ここにいる主人公のアドニスも勿論そうなんですが、物語が進むにつれてそれよりも『過ちによって産まれてしまった偽エリートの自分』という大きな心の敵に落とし前をつけようとしているように見えてきます!!!

『不良じゃなくても強いんだ』って何度か出ますが、あの非アウトローコンプレックスの表れですよね。


ロッキーもリングではなく自分の中にある大きな強敵と戦う、いわば変則的なペアマッチ構造。
それによってお互いがお互いに好作用をもたらしています。
ロッキーは誰かのために戦うと強いんすね!


スポーツ映画にありがちな寸止めアクションは皆無で、なんならボクサーってこういう風に見えてるんだな~って感心しちゃうほど。

よく芸人さんが頭に付けてスカイダイビングしてますが、あのCCDカメラの映像ぐらいリアルで熱い!!


素晴らしいシーンの乱打戦ですが、自分的にはエイドリアンの墓前で新聞を読みながら墓に向かってしゃべってるあそこが大好きです。
背中が痛いな~なんていう伏線もチラつきますし。


あとは街のゴロツキを引き連れてアドニスがロッキーの所に走るシーン!!!
アングルやスピード感、カットのタイミングなんかのカメラワークこみこみで最っっっ高ですよね!

今年は同じ作品を何度も見返しましたが、この走るシーンは大好きで一番観たかもしれないです!!



とにかく充実しかないです。
クゥ~~~って言いながら映画の時間に浸りたい人はこれ!!!!!






3,2,1位は後半戦で!!!!




sogawa

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by youngas | 2017-01-03 17:25 | 俺アワード
2017年 01月 03日

俺アワード2016 ~SGW編 3.2.1位~

2016年の大好きだった映画BEST10!!!

そろそろ疲れてきましたがトップ3頑張ります(笑)








第3位
【ヒメアノ~ル】
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大好きな要素しかないモンスター級の1本!!!!!


そもそも原作マンガ大好きだし、『さんかく』『ばしゃ馬さんと~』大好きだから吉田恵輔監督うれしいし、サイタマノラッパーコンビ出てるし、なんか恐そうだし(笑)

そんなこんなで観てみたら、想像してたより何倍も面白くて『日本映画ヤベェ...マジヤベェ...』しか言えなかった。


正直これ1位でもいいですwww


刺さるポイントが山ほどあるんですが、やっぱ映画のオリジナルストーリーとして描かれる
『お母さ~ん、麦茶持ってきて~』
に全て持ってかれる。
終盤用意
胸をギューっと握りつぶされる思いでした。


あのトーン、あの感じ、ほんと経験ある。
友達にちょっとカッコつけたくて、いつもより少しだけお母さんに強く行く感じ、ほんとある。
あのファミコンしてる2人が可愛いすぎて。。。



学校での不幸な出来事で、そんな可愛い男の子が捻じ曲がっていく。


予告でも描かれていますが、前半のキャッチーな感じから後半のダークな感じに切り替わるピンポイントで出されるタイトル。
なんという神がかったタイミングでしょう。

後ろでは本当にエロい女の子の喘ぐ声、、、あの声よ。
そのエロい声が響く部屋をボンヤリ見上げるモリタの、、、あの顔よ。
なんとなくジメッとしたそんな暗~い風景のバックで流れる、、、あの音楽よ。


これからとんでもない事が起きて、話がドライヴしていくんだろうなぁ~っていう期待感がハンパじゃなかった!!!!!
いま思い返してもゾゾゾゾっとする。と同時にニヤッとしちゃう悪い自分も居たりして。


公園で清掃員のおじさんにタバコを注意されると、モリタは消すは消すけど『もう吸ってないんで...』の一点張り(笑)
負けずにおじさんも注意のおかわりを浴びせるも『もう吸ってないんで...』×4回。

あ、おじさん殺されるな。。。と思いましたが、無事で何より(笑)


あそこのモリタ最高でしたね!
うざいから殺すとか、鬱陶しいから逆恨みで殺すとかではないんですよねー。



森田剛と友達の人がいたら、あそこマジ最高だったって伝えてください。










第2位
【この世界の片隅に】

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原作マンガを含めて、もはやレガシーとなった可愛い顔した怪作。



年間何本も建つ金字塔なんかでは安すぎる!!!
興行収入という数字の羅列なんかでは到底測りきれない、文化的にも歴史的にも重要すぎる一作。


芸能界の暗黒帝王たちによって業界の一線から姿を消され、能年玲奈という本名さえも使えなくなってしまった『のん』ちゃんが主人公の声を担当しています。
アニメーションIQが低い自分にとって、はじめて声優さんが『俳優』なんだと認識させられました。それほどの実在感があったのんちゃん!
片淵監督も『この子しかいない!!!』というテンションでオファーしたっていう、そんな逸話すら感動的です(笑)



噂が噂を、観客が観客を呼び満員御礼!立ち見続出!クラウドファウンディングでの支援も後を絶たない!
取り扱いをためらう大手TV局を完全無視してSNSで広がりまくる、ある種オルタナティヴの完全勝利宣言!!!
TVの価値をさらに下げてしまったような2016年でした。


ざまみろバーニングって気分です(笑)
スポーツ新聞への『洗脳ネガティヴキャンペーン』も失敗に終わりましたね。




これを観た後から、ホントにしょっちゅうあるんですが『何がそんなにオススメなの?』と聞かれるたびに、自分の語彙力の無さを痛感しっぱなし。

上手くオススメポイントを話せない。
何に感動しているのかうまく言葉に出来ないん
です。


シノダに『ねぇねぇ、結局の所なにがそんなに好きなんだっけ??』って聞いちゃう始末w
掴めないんだよなーまだ。





劇場を出て歩いて駅に向かうんだけど、なんか思考がスムーズじゃない。
そのくせ世間の風景と空気が鑑賞前とは違って見えてる。気がする。


よく言われてますが、その掴みきれない感情こそが『今までに経験したことのない感動』なのかもしれないな~。


物語自体に大きな分かりやすい推進力は無いけど、エンドロール後すぐにまた観たいオカワリ作品。
大きな価値のある戦争映画としては『野火』もランクインさせたかったぐらいヤバかったんですが、あちらはどっちかって言うともう観たくないwww



そして主人公すずさんは絵を描くのが大好き!!って所も、自分ら的には親近感の湧くところ。

街をスケッチして思い出をパッケージしたり、風景を描いて人と繋がったりトラブルになったり。
怖がる子供を安心させたり。食べ物を描いて人を元気にしたり。


普通に絵を描くことも許されない時代に絶望するし、想像もした事なかった事実を反省したりするけど『絵』そのものがストーリー的にも時代考証的にも重要なクサビになってる。

本当にサラッとした表現ながら、その1つ1つが映画に強度を持たせてるんだよなぁ~。




そして主人公すずさんの心の変化や体の成長を丁寧に手抜き一切なしで描ききっている所に、コトリンゴの優しくて軽やかな音楽が乗るもんだからもうお手上げ降参っす(笑)
サントラ欲しい。




60館ちょっとの公開規模でのスタートでしたが、最終的には190館ぐらいまで広がるという見立てもあるようです。
得も言われぬパワーが充満した作品なので、映画館でかかっているうちに是非!!!




そして双葉社から出ている『劇場アニメ公式ガイドブック』の内容が素晴らしいので、こちらも併せてお楽しみください!!





すずさんに会いたい!!!!



『しのん』に改名しようかなって言ってた相方シノダにも会いたい!(笑)














第1位
【ディストラクションベイビーズ】

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どんだけ邦画おもろいんすか。。。



2016年、わたくしが一番好きになってしまったのは、こちら~!!!!!
※万人にはオススメしません!







あれは何年ぐらい前かなぁ.....


ナンバーガールの解散が決まってしまってからのラストツアー。
あとは東京と札幌を残すのみとなっていた。


ラスト2ステージのZepp東京の幕開けは『i dont know』だった。


イントロの轟音が鳴って最後のステージが始まった瞬間と
冒頭で描かれる商店街をうろつく主人公“泰良”が振り返った瞬間は
感覚としてすごく似ていた。



いわば主人公の最後のステージの幕開けなのかも。。。



はじまりに一瞬だけ描かれる弟“将太”とのふれあいシーン。


とにかく噛み付いたら離さない狂気の男“泰良”。
心を開くそぶりがない“泰良”。


そんな男が普通にお兄ちゃんっぽく振舞うあそこ、ほんと最高!!!


群れない媚びない、そんな“泰良”ですが、じつは弟の将太もそんな奴。
狂気に満ち溢れているけど、兄弟間での信頼関係はハンパない。


2002年のフジロック。
いろんなUKバンドが観たかった自分ですが、一番記憶しているのは苗場食堂から少し離れた木陰で缶ビールを飲むナンバーガール向井さんでした。ゆるいシャツと麦わら帽子、トレードマークの丸い眼鏡という姿で腰掛けていました。


どうしても話したかった自分は勇気を出して少しの間おしゃべりしたんですが、自分でもわかる位にひきつり倒し、膝はガクガク笑ってました(笑)

会話の内容なんて勿論おぼえて無いけど『みなぎってるなー!!!』という印象だけが強烈に今も残ってます。

優しいけどみなぎってて狂気を内包している男にヤラれてしまった、そんな夏を思い出しました。


そして何年かぶりに、またそういう男にやられてしまってという訳です。



何を隠そうこちらの作品は、その向井さんが音楽担当。


港の船溜りを向井さんのエッジーでメタリックなギターと共に映し出される様は、まさに冷凍都市。
ならぬ冷凍地方!!!
ほぼスタート数分で勝負ありでした!!!!


スクリーンに映える小松菜奈さんも良い感じに悪かったし、
ワガママなボンボン感でイラつく少年を演じた菅田将暉も良かった。


誰かとつるんでないと何も出来ない奴ら感が最高でした!!!


弟役の村上虹郎くんもハンパじゃなかったですね!!
2017年は彼の年になりそう。
またすぐに会いたいです。
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公園で付いた血を洗い流した後の泰良の顔が忘れられません!!!!!








2016年もありがとうございました!!!!!!!!!






sogawa

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by youngas | 2017-01-03 14:20 | 俺アワード
2016年 01月 01日

俺アワード2015〜SHINODA後編〜

(続き)

【次点のコーナー】
ベスト10には入らなかったものの、シノダが2015年に愛した沢山の映画を一気に!一言寸評付きです。

『フォックスキャッチャー』
"マザコンとブラコンのアイデンティティクライシスをじっくり低温弱火でコトコト!ゾックゾク!主役3人の演技に度肝を抜かしてる内に考えさせられる「家族って何?」たいへんよくできました!"
『キングスマン』
"マシュー・ヴォーンやりたい放題の映画史に残る教会大虐殺!コリン・ファースも最高じゃん!ただちょっと鼻に付くPOPでしょ?感"
『007 スペクター』
"クレイグボンドもこれで見納め?オープニングの格好良さはハンパなし。んー、ただスカイフォール感どこへ?"
『グリーン・インフェルノ』
"食人族リブートは悪意も描写も五割増し。言葉通り人を食うイーライ・ロスらしい仕事ぶりでのちの奥さん(主役)も酷い目に(笑)"
『海街diary』
"広瀬すずという少女が女優になったことを祝う花火のような映画。あとは綾瀬はるかに見惚れてたら終わってました"
『メビウス』
"キム・ギドクの男女の業映画の究極版!息子のチ○コを切り取ってムッシャムシャ頬張るお母さん。ってホラーかよ!(笑)"
『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』
"祭り感。俺の総てのトラウマ映画体験の総本山を4Kだか包茎だかわかんないけども、凄まじい音圧で鑑賞。心ん中じゃ正座で号泣。耐え難い不快感もここまで度を越すと人はそれを痛快と呼ぶ。爺のハンマーのくだりの愛しさたるや!俺のオールタイムベスト3の3本の内の1本。あとは「時計じかけ」と「ゾンビ」です"
『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』
"変態おじさん電気の伝記!まりんの発言の貴重さ!これもかなりの祭り感。劇場でファン大勢と観れた楽しさたるや!一生電気グルーヴ!"
『ブルー・リベンジ』
"あっけなく果たされたかに見えた人生を賭けた復讐劇が予想外の方向に暴力的に転がり出す後半の救いのなさと画面を覆う独特な青い色味が北野映画にも似て激好み。にしてもあの友達いいキャラだったなぁ"
『フューリー』
"元海軍の体育会系エアーらしいブッとい戦争モノで主役5人が共同生活と殴り合いで深めたという絆が画面に出まくり!こだわりまくったモノホン戦車もド迫力&唯一のヒロインエマの可愛さと儚さよ!ブラピvsナチス映画の傑作更新。特にラストの緊張感はここ最近でも白眉の出来"
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』
"トム様のライフワーク。にしても体張りすぎ!てかあんた死ぬよ?(笑)ラストシーンのざまーみろ感は2015ナンバーワン"
『アメリカン・スナイパー』
"イーストウッド爺の戦争反対映画。やっぱりあの歳でこれ撮れちゃうのってスゲー"

【総括とワースト】
2015年はまとめきれないぐらい、大作、良作、傑作の乱れ打ちでしたけど、総括すると「狂気と興奮」って言葉がぴったりだった気がします。振り返れば映画館で触れた狂気にずっと興奮してたなぁと。
マッドマックスとかセッションとかバードマンみたいな狂人登場映画も多かったし、スターウォーズに関しては観客達の熱狂がどれだけの大作の帰還だったのかを思い知らされる結果となりました。完全にその狂気に感染してたくさんのニワカな人達も興奮して映画館に押しかけていたように感じました。いずれにせよ、映画にとって特別な一年だったと思います。
そしてダントツワーストは2月に見た『さよなら歌舞伎町』でした。染谷将太と前田敦子を主演に据えた歌舞伎町のラブホテルを舞台にした群像劇なんてこれ以上ないぐらいの豪華さと面白げなカードを揃えておきながら、無駄遣いもいいとこ!全然ダメでした。全部言葉で説明させる演出とツッコミどころ満載の殺人現場!最終的に彼女に甘えて生きてきたあいつがふてくされて実家帰っただけで、それのどこがさよなら歌舞伎町だよ!あいつすぐ帰ってくるよ!って納得いかないしょうもないオチまでとにかく全部不快でした。強いて言うならあの朝の自転車二人乗りのオープニングはすごい良かったんであそこで終わってれば良かったのに。あ、あと『幕が上がる』もだいぶもったいなかったなー…って、もういいや。
というわけで2016年もいい映画に出会えますように!

…で、2015年は映画部門で出し切った…というわけではありませんが、他の部門は触れたり買ったりした中で良かったと思うものをとりあえずズラーッと並べてみることにします!

〈音楽部門〉
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・The Shrine「BLESS OFF」
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・Sleaford Mods「KEY MARKETS」
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・SAKEROCK「SAYONARA」
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・Tyler,The Creator「CHERRY BOMB」
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・スチャダラパー「1212」
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・思い出野郎Aチーム「WEEKEND SOUL BAND」
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・NATURE DANGER GANG「THE INFERNO」
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・星野源「YELLOW DANCER」
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・リミエキ×ハバナイスプリット
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・おやホロ×ハバナイスプリット
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・どついたるねん「生きてれば/精神」
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・BiSH「Brand-new idol SHiT」
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・BILLIE IDLE®「ROCK"N"ROLL IDLE」
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・トリプルファイヤー「エピタフ」
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・MITCH MURDER「INTERCEPTOR」
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・せのしすたぁ「I'm sick too!!!」
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・ECD「THREE WISE MONKEYS」
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・水曜日のカンパネラ「ジパング」
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・アカバネ「アカバネ」
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・前野健太「今の時代がいちばんいいよ」

2015年の音楽部門は個人的に80s US PUNKリバイバル(BLACK FLAG、MINOR THREAT、BAD BRAINSなど)が何度目かの津波のように再び押し寄せてきてしまったりして、基本一年通してその辺はずーーーっと聴いてました。(今もBGMはBLACK FLAG「DAMAGED」)
洋楽だとThe Shrineはスケーターパンクの匂いがちゃんとしてて良かったし、おっさん2人のUK発毒舌ラップユニットSleaford Modsのアルバム、Tyler,The Creatorのニューアルバムは割と聴いていたかなぁ。日本だとBiSの後継者BiSHちゃんがすんばらしかった!ウイカ&のぞしゃん所属のNOT IDOL・BILLIE IDLEの2nd.も最高でした。ウイぽん本人から「ちゃんと売れるの作りました」って言葉聞いて本当納得しました。まぁやっぱり松隈ケンタが好き!ってことですけども。
あとはNATURE DANGER GANGのやっと出た新作(内容的には期待値上回らず)に興奮。それからトリプルファイヤーの新作!あ!トリプルファイヤー超良かったすね!あと、ブレイクした水曜日のカンパネラも攻めの姿勢で好感持てたし、ECDの新作もバッチリだったなー。後半は何しろあとは星野源ちゃんのイエロー・ダンサー!踊れるし歌えるしでほぼ無敵状態でしょ、彼。紅白にも出ちゃってどこまでデカくなるんだろ。SAKEROCK解散はちと哀しかったけど(言わずもがなラストアルバム傑作だった)
アンセム部門があるなら今年はLimited Express(has gone?)Have A Nice Day!に加えてECDとかヤンサンのモリカワアツシとかも参加した「ゾンビパーティー」のリミエキver.とBiSHの「BiSH-星の瞬く夜に-」かなぁ。メチャ元気づけられました。
ライブ部門は2015年は四ツ谷OUTBREAK!が熱かった!知り合い主催の自家発電(五箇さん、まさかのアカバネ名義で殺害塩化ビニールからデビューも驚いた!)での猛毒とかサ上とロ吉!あとNDGせのしすたぁのツーマンも最高でした。それから2月は渋谷WWWで見た大森靖子どついたるねんも良かったし、5月は真心ブラザーズキングオブロック20周年記念のリキッドルーム、酸欠寸前だったBiSHの記念すべき1st.ワンマン@中野ヘビーシック、夏はソニックマニアのPerfumeからのマンソン様BOYS NOIZE電気グルーヴ、ラスト12月には何と言ってもフラワーカンパニーズの武道館!こう書いたら充実してたんだなー音楽部門も。


〈書籍部門〉
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・村井香/銀杏BOYZ写真集「純血」
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・渋谷直角「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」
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・大橋裕之「太郎は水になりたかった」
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・松尾スズキ「現代、野蛮人入門」
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・九龍ジョー「メモリースティック」
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・樋口毅宏「さよなら小沢健二」
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・ECD「人生は電気グルーヴ」
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・「別冊映画秘宝 戦慄のスラッシャー映画伝説‼︎」,「厭な映画」他
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・「VICE」伊藤政則表紙音楽イシュー
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・POPEYE6月号 映画特集
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・映画雑誌「南海」
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・高橋ヨシキ 「悪魔が憐れむ歌」二部作+白昼シリーズ三部作
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・「東京異景散歩 昭和20〜30年代の東京の闇を歩く!」
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・金城宗幸・原作/荒木光・漫画「僕たちがやりました」

書籍部門、今年も映画秘宝と映画秘宝MOOKを中心に(偏ってんなぁw)本棚が溢れ出す一年でした。大賞は無料なのにアドレナリン出まくりだった「VICE」かなぁ。ヘンリー・ロリンズとかイアン・マッケイの写真とか現行のフリーペーパーにどどーんってカラーであの紙質ってどうかしてるけど嬉しすぎたなー。あとは見ながら静かに涙した銀杏写真集「純血」!光って曲のPVにも登場した写真とか見たことあるのもいっぱいあったけど、見たことなかった写真も満載で村井香さんの銀杏愛がページから零れ落ちてた!樋口毅宏のサブカルアーカイヴ「さよなら小沢健二」も楽しかったし、九龍ジョー「メモリースティック」も面白かった!高橋ヨシキはもうどれもこれも最狂で大好きでした。
漫画だと相変わらずの大橋裕之先生と渋谷直角先生の鋭利さにヤラレたのと、当然のクオリティ宮崎夏次系二冊、アイアムアヒーローも転がり始めたし(映画化どうなんだ?)、新しい悪意の込められた「僕たちがやりました」も良かった!
あとはポパイの映画特集とかブルータスも毎号攻めてて、老舗雑誌達が看板に甘えずにいたのもだいぶ刺激になりました。

〈女子部門〉
清水富美加
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新川優愛
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中島愛里
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中条あやみ
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三戸なつめ
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武田玲奈
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矢川葵(Maison book girl)
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秋篠宮佳子様
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アイナ・ジ・エンド(BiSH)
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桜井日奈子
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岡本夏美
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荻野可鈴(夢みるアドレセンス)
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ほないこか(ゲスの極み乙女。)
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煌めく女子達は写真でチェック!やっぱり大賞は佳子様ですわな。あのバックボーン(と書くまでもないけど)に比例する上品さと可愛さ!あの青年の主張みたいなやつに出席して真剣に聞いてる顔とか何なんだ!どうやったら皇室に入れるんだ!と全シノダが総動員して本気で悩んだ一年でした。
あともう一人の大賞は清水富美加!この娘の芸達者ぷりね。SICKSヤバかった!すぐに天下取るだろうな。もっとバラエティーにも出てほしい。


てなわけで2015年の俺アワードいかがでしたか?あ、やっぱ長かった?(笑)では今年もyoungasをよろしくお願いします!てへぺろっ!(白眼で失禁&卒倒)

youngas SHINODA
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by youngas | 2016-01-01 18:31 | 俺アワード
2016年 01月 01日

俺アワード2015〜SHINODA前編〜

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!

ワーイ!やったー!ラッキー7!

そうです!俺アワード、誰にも頼まれてないのに7年目の発表DEATHってYO〜〜〜ッッ!!!

我々ヤンガスちゃんの唯一の活動(笑)俺アワード、2015年も無事発表と相成りました!(俺アワーダーズに改名検討中)

ちなみに2015年にシノダが見聞き読みしたものなので発表やリリースが2015年じゃないものもありまーす!


〈映画部門〉2015年は鬼ヤバッ!2014年もかなりの豊作でしたけど、2015年はそれを上回る異常な豊作ぶり!(特に後半)
スターウォーズやマッドマックス、007など伝説映画の続編が続々と登場、マスターピースと呼ばれるべき親指立てまくり傑作も二度と見たくない中指立てまくり糞映画も組んず解れつ盛りだくさんで結果映画史に残る級の一年となりました!
というわけで良かったんだったらその分発表してやろうぜ!精神に基づき、今回はベスト10圏外の次点も大量に発表します!史上最大ボリュームの俺アワシノダ篇。おせちと長いだけのダラダラテレビに飽き飽きした年始の暇つぶしにぜひどうぞ!!!



10位『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
"超絶ドラムと驚異の長回しワンカットで綴られる落ち目俳優の悲哀と幻覚に脳がユッサユサ、音をたてて揺れる!"
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マイケル・キートン演じる主人公・リーガンの「夢と現実がつかない虚構の世界」=「バードマンとしての超能力」に結びつけて一発屋の苦悩を表現したイニャリトゥの術中にハマれるかどうか?つまりはそこにハマれなきゃずっと何じゃこりゃ?結論何じゃこりゃ⁈もあるでしょうねぇと、そちらの意見もごもっとも。で、もちろん自分は前者で、ずーっと楽しかったです。ていうか、何しろアントニオ・サンチェスの渋いドラム!無駄にエロいヤク中の娘(エマ・ストーン)!ブリーフ一丁でブロードウェイを闊歩するマイケル・キートン!この3つだけで親指が自然と立ってたっつーの!
小難しいだけで意味不明だった『バベル』は嫌いだけどこれは最高。ラストの賛否は勿論わかるけど『スーパー!』のコテンパンからの静かな希望的余白に泣いた俺からしたら号泣でしたよ。うん。あのラスト、本当に良かった。最初っから後半までガチャガチャうるさい映画だからあのシーンがたまんなくクるんですよね。
元バットマンのマイケル・キートンに重ねたアイロニーや共演のエドワード・ノートンやナオミ・ワッツとかの絶妙な枯れっぷりなんかも見所。正直アカデミー賞とか星の数なんてどうでもいいし、むしろそんなもんに唾を吐くような映画だと思うから、実際4部門とか違和感ありまくりだけど、俺にとっては特別な一本になりました。



9位『孤高の遠吠』
"ホンモノの不良達が演じる、これぞ〈ヤンキー版アクト・オブ・キリング〉⁈良くも悪くもこの鼻息の荒さ、認めざるを得ません!"
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ロードサイドとROUND1とシャッター通りの空虚さを埋めるスマホの軽薄な繋がり。今の地方のヤンキーってこうなんだろうなーというリアル感。フザケた地名は井上三太以降のセンスを彷彿。後半登場する過剰でやりすぎなキャラクターなんかはビーバップやガキ帝国など不良映画からの遺伝子も歪(いびつ)ながら引き継いでいたりして、日本不良モノのエッセンスを節操なく詰め込んだ感強めのまさしく「不良品」だけど、とにかく鼻息だけは荒い!
とっ散らかりぶりや本物達の拙い演技で苦手な人は最初っからダメだと思うけど、こういうインディーズ映画特有の匂いと「いてまえ!」的勢いが今の日本映画をぶっ壊してくれると願ってのランクイン!(ある意味でぶっちぎり圏外とも言えるけど)
シリアスさは殆どないけど夜の闇の中をバイクで走るオープニングとか熊切和嘉の『鬼畜大宴会』に似た不穏な空気も感じました。何よりみんないい顔!あの顔だけは役者じゃ無理だわなー。その時点で勝ち!てか、エンドロールの選曲、ムカつくぐらい最高。空っぽに響いてた(笑)





8位『バクマン。』
"大根仁監督最高傑作またしても更新!全ジャンプ世代が泣いたあのエンドロールだけでも余裕のトップ10入り!"
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佐藤健と神木隆之介がコンビで漫画って無理ねーか?という大方の予想に対して、「うん、無理はあった。けど無理なく楽しめた!」というのが感想。現代版まんが道ともいえる「バクマン。」をギュッと二時間でこの二人主役で撮らしたら、スポ根的理論で無駄に暑苦しくやるぐらいしか手立てはないだろうと思ってたけど(ジャンプのスローガン「友情・努力・勝利」だし)、そこは大根さん。元々漫画愛が強い上にPOPさの配分が絶妙にわかってる人だから、押し付けのない「飽きない作り」にしっかりなってました。
原作では多めだった恋愛要素を凝縮して小松菜奈だけに担わせたのも勝ちの要因。今、画面越しにこっちを観てるだけでも画になる女優は彼女しかいません。
他にも編集者に山田孝之、ライバルに染谷将太、佐藤健の叔父さんに宮藤官九郎、編集長にリリーフランキー、仲間の漫画家に桐谷健太、皆川猿時、新井浩文ってオールスターにも程がある!しかもちゃんとそれぞれが見せ場ありで無駄にしてない!時々あるオールスター出したってだけの無駄遣い映画とは一線を画す出来。まぁ、もちろん、二人がピンチの時にあんなに手伝いにくる不自然さ(あんたらも連載抱えてんだろ!)とか色んな人が言ってた相当な売れっ子になってんのにアシスタント不在とかツッコミどころもそれなりにはあるけど、リアルさとファンタジーのバランスがさすが大根さんとしか言いようがないし、あのライバルとのバトルシーンの高揚感よ!ああいう少し恥ずかしいぐらいの描き方を真っ正面からあえてやってくれるから信用できるんですよ、大根さんは!そしてそんな好きじゃなかったサカナクションの音楽がすんごく良かった!
で、何しろエンドロール!見て欲しいから言いませんが御多分に漏れずアレにはヤラレました!全ジャンプ世代号泣必至のエンドロール。2015エンドロール部門ぶっちぎりで一位です!




7位『ナイトクローラー』
"主人公はスーパー下衆野郎!Jギレンホールのハイエナのような眼差しにヤラレていつのまにか「もっとやれ!」と思ってる自分に戦慄しろ!"
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ジェイク・ギレンホールが大好物な我らヤンガスの下衆な方担当(もちろん両方下衆だけど超の付く方)としては、この映画、見に行かないという選択肢は一切ございませんでした。まぁ、下馬評通りの下衆さで最高だった訳ですが。
この映画って「人として」のモラルを問うとか、現代社会の闇に切り込んだ問題作とか、そんな小難しいこと考えたり、意味みたいなものを汲み取ろうとかせずに見たほうが絶対いい!下衆野郎の下衆な行いを単純に「人として」楽しむだけでいいんですよ。だってわかりやすくムカつくあいつが酷い目にあった時「ざまみろ!」って思ったでしょ?あのアシスタントくんのあのシーンで「ダサッ!」って思わず笑っちゃったでしょ?結局自分以外がどんな酷い目に遭ってもどうでもいいのが俺たちじゃん!ってニヤニヤしながら言われてるような映画。当然不快な人は不快だろうなーと思いながら俺は終始ニヤニヤ観てました。
裁かれずに終わっていく感じとかもいい!本物の下衆野郎は裁かれずに延々とのさばって生きていくものだっていう悪者のしぶとさとしつこさのセオリー。ゴキブリってなかなか死なないもんね。ていうか悪の教典てこの映画のことだよな。
あと、これ見た劇場も良かった!千葉劇場っていうクソ寂れたとこで、おっさん4〜5人しかいない環境だったんだけど、この映画観るには最高なシチュエーションだった!どこが入口かもわからなかったけどどうか無くならないで欲しい、千葉劇場!
                         
                             千葉劇場↓
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6位『インサイド・ヘッド』
"悲しみの大切さを喜びが知るなんて上手すぎ&出来過ぎ!全子供に見せたくなるピクサー史上指折りの大傑作!"
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これをスッとベスト10に入れる俺、大人になったというべきか、単純に老けたのか、昔なら考えらんない感じです。(とか言いつつモンスターズ・ユニバーシティ入れてるけどね、2013)流血ドバーッで切り株最高!って自分も当然死んじゃいないんだけど、こういうキッズ向けの映画に素直に感動→号泣が近年超高速ハイスピードで自分を脅かしつつあって「丸くなるな!俺!」と常に言い聞かせながらの毎日の中、もうコレ序盤から涙腺をあまりにデッカイ斧でぶった切ってきやがりまして、最終よくわかんない彼方までぶっ飛ばされた級の、とにかく凄まじく素晴らしい映画でした。
だってヨロコビやカナシミ達、感情が主人公を幸せにしたくて脳内を駆けずり回る(もう書いてるだけで泣けてくるけど)ってそれだけでも面白いのに、その主人公の女の子ライリーが可愛過ぎて(美少女過ぎないとこもよし)こんなに時間の経過を感じない映画も今年なかったです。俺はカナシミにビジュアル含めてだいぶヤラレました。本当に愛おしかった!あと、ビンボンね。あいつも最高。夢スタジオの所とかはモンスターズ・インク感あったけど、まぁ、最高すよね。あのユニコーンとか。
というわけで見てない人はすぐに見た方がいいです。あ、あとキッズ向けと書いたけど、これ子供も楽しくて大人ほど響く話です。ピクサーはトイストーリーん時からその路線の手を緩めないけど、これがほぼ到達点だと思います。本当傑作。





5位『スターウォーズ フォースの覚醒』
"溜飲下げまくりのあのシーンで世界中の熱狂的信者もほぼ納得⁈過去と現在を見事に繋ぎ未来へも投げて見せたJJエイブラムスの手腕にただ拍手"
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スターウォーズについて語る時はやっぱりどうしても所謂ルーク三部作と言われる4・5・6にどれだけ思い入れがあるかって所から話さなくてはならない気がして、そこに思い入れもなければ見たこともないって人は2015年の異様なまでの狂乱をどう見たのか興味あります。で、俺は20年ぐらい前の特別編の公開の時、当時付き合ってた彼女と一緒にドッパマリしちゃって、レッドカード、グリーンカードと呼ばれるブリスターをフルコンプはもちろん、あらゆるフィギュアを買い漁り、スーファミのゲームもやりまくり、彼女はイウォークマニアだったから、ウィケットが描いてあるって理由でジェダイの復讐のドゥルー・ストゥルーザンの何十万もするサイン入りジクレーとか買っちゃったりとか、とにかく狂ってるってぐらい大好きでした。
今までの映画人生であんなに毎日繰り返して見た映画もありません。
というぐらい思い入れの強いシリーズではあるので、当然7(今作フォースの覚醒)についての不安は山のようにありました。(プリクエル(アナキン3部作と呼ばれる1・2・3)の失敗による傷もあり)
しかし、それを軽々と超えた(相当大変だったろうけど軽々と見えるとこもまた素晴らしい)親指立ちまくり、鳥肌立ちまくりの大傑作になってやがったぜ、今作!本当に面白かった!皆が気にしていた女主人公⁈ってとこがまず及第点どころか超合格点。レイを演じたデイジー・リドリーがマジでいい!その誠実さとか迷いとか喜びとか表情が超豊か!(この子のインサイド・ヘッド、感情達大変そう)そしてフィンのツラもいいすね〜。ずっと汗かいて困り顔だし。ポー・ダメロンだけ顔は好き嫌いで言うとダメロン(こういう使い方何千人にされてんだろう)だったけど、キャラとしてはすんごくいい。BB-8もゲロ吐くカワイさだったな。て、ことでわかるようにハン・ソロのハリソン・フォードとレイア姫のキャリー・フィッシャーの老いっぷりやチューイも相変わらず最高だったけど、新キャラにこそ胸揺さぶられたっていうことからして、もう「俺のスターウォーズ」をぶっ壊してくれた感というのか、これぞまさしく新たなる希望=ニュー・ホープ!と思えた訳でそれが本当に心底嬉しかったです。
そしてネタバレだから何にも言わないけど、オールドファンが溜飲を下げたあのシーン!もうね。オールドファンにもちゃんと仁義かましてきましたよJJは。だから正直8・9がアチャーッでもいいんです、俺。たぶん7が一番ドデカい重圧の作品だったと思うんでそれがこれだけ最高だったらもういいす。今はとにかくJJにありがとう。うー、大画面でまた見たい(発作)





4位『百円の恋』
"安藤サクラの天才女優っぷり、これでもかとスクリーンからダダ漏れ!クズを演らせたら日本一巧い新井浩文も史上最高のクズ演技でギラギラ!今この二人を大画面でたっぷり観れる幸せたるや"
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安藤サクラって所謂二世じゃないですか?奥田瑛二と安藤和津の娘で、お姉ちゃんが映画監督の安藤桃子で。で、本人が何かで言ってたけど芸能一家って言われるのが嫌で一時期は女優の夢も封印してたらしいんですよね。でも本当にその封印が解かれたことを感謝しなきゃいけないと思うんです、日本映画界は。それぐらい素晴らしかった百円の恋の安藤サクラ。
オープニングの怠惰な体つきと太々しいツラからのボクサーになってからのソレを見ただけでも「うわ!ヤバッ」て即わかると思うんだけど、マジでどのシーンも素晴らしいとしか言いようがないし、マジでどのシーンも奇跡。
特に百円ショップのバイトシーン大好き。(あそこのウザすぎる元ジョビジョバの坂田聡も最低で最高)
で、新井浩文。クズやらせたら天下一の彼も俺が見た中では全キャリアで一番の演技でした。とにかくサクラと新井の二人をずっとスクリーンで眺めてられる贅沢な時間よ!ベッドシーンとご飯食べるとことか最高だよね。観てる間「終わらないでくれ!」とすら思ったもんな。
とにかく今年見た邦画ではダントツでした。オールタイムベスト級かも。
ミリオンダラー・ベイビーにかけたであろうタイトルもいい。






3位『ヴィジット』
"この不穏な空気と無駄な怖さと笑いのバランスに「お帰りシャマラン!」と叫んだ人多数。激・愛らしい姉弟と一緒に恐怖の一週間を体験せよ!"
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シャマラニストって呼ばれるM・ナイト・シャマラン信者では決してなく、『シックス・センス』と『ハプニング』が大好きってぐらいな自分が言うのもなんですが、コレシャマラン最高傑作じゃないですか?いやー、ホント最高に面白かった!
まず特筆すべきはベッカ(オリヴィア・デヨング)とタイラー(エド・オクセンボールド)姉弟の可愛さ!「この二人を守りたい!」って感情が殆どの観客に芽生えるから、異常な祖父母の恐怖がどんどん高まっていく訳です。その辺、考えつくされてるんだろうけどホントお見事でした。
お姉ちゃんが映画監督志望で常にカメラを回してることでPOVの説得力もグッと増していました。(よーく見ると…?とか整合性のことも気にならないぐらい)あと、あの曜日の文字の色とフォント激好みでした。
そしてやっぱり弟タイラーakaTダイアモンドのかますラップのキレ具合!あいつ最高!結果一番酷い目に合うくせに(その酷い目もここには書かないけど見てない人の想像を軽く超える酷さw)、あんな最高なオチ付けられたらさー。悔しいぐらいグッジョブだったぞ、弟よ!あとはババアの半ケツ!ていうか改めて思い返しても見所ありすぎる!(あの家の下のかくれんぼの怖さ!)書き連ねるとコメディなのにちゃんとホラーになってるバランス!でも幽霊は出てきません。ホラーとして100点。早くブルーレイ出ないかなー





2位『セッション』
"これのどこがJAZZやねん!その通り!しかし何の高揚感にも似ていないスパルタの彼方にみつけた獰猛で歪なカタルシスに震える本気で映画史に残るラスト10分!"
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ラスト10分を見逃すな!とかいうコピーが虫唾が走るほど嫌いです。だって、映画ってトータルで見るものだし、ラスト10分だけでいいならそれだけ見せてくれよって言いたくなるし、そこにしか自信がないのかよって思っちゃう。(あとどんでん返しなのに先に言うことで薄くネタバレしてるのとかもホントイヤ)そんなラスト10分アンチクラスタな俺がそれでもラスト10分を見逃すな!と声高らかに言ってしまうのはこの映画が全身全霊、本気でそこに向かっていく為の映画だから。106分の内の前半90分を大いなる前振りと言ってしまってもいいと思う。それぐらいラストシーンが衝撃的かつ最高過ぎて映画館で失禁寸前だった。
この映画がJAZZを冒涜しているという意見があって、それも全然否定しないけど、もはやこれが音楽映画かという話にもなってしまうので正直めんどくさい。
原題がWHIPLASH、つまり鞭打ちな訳で(曲名でもあるけど)鬼教師フレッチャーとニーマンのスパルタレッスンの話なのだから、それがスポーツでもいいっちゃいいのだ。だが音楽によるカタルシスを得るという点においてはまごうことなき音楽映画と呼べる訳でこれがJAZZか論にまた戻っていかなくてはならないという無限ループのような業を背負った映画です。何かそうなると難しい映画なのか?って思っちゃいそうだけど、こんなにわかりやすい映画もないってぐらいシンプル。だから熱が伝わりやすい。映画館で脈が早くなっていくのを感じることってそうないけど、この映画は心臓の音が隣の人に聞こえちゃうんじゃないかってぐらいでした。文句なく面白かった。
蛇足ですがニーマンが事故に遭うシーンでリアル地震が映画館であってスンゴイ座席が揺れててめっちゃくちゃ怖かったです。色んな意味で脈が早くなってたのかな(笑)






1位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
"オールタイムでもベストワン級!「男なら観るべき、バイオレンス映画の超ド級の大傑作誕生!」って糞つまんない当たり前のキャッチすらストレートに当てはまる!2015、この映画に敵う映画なし!"
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でしょうね!(©千原ジュニア)
もう、これ一位に関しては「しょうがねーだろ!」って逆ギレして声を荒げるぐらいのことしかできません!だって本当にしょうがねーぐらいの大大傑作だから!端くれと言えども男の子として産まれて来たからにはこれ一位にしなくてどうすんの?な、ワケでして…。
と、前フリ多めにしたのは、2015映画ランキングで恐らくどこもコレが一位だからです。つまんなくて、す、すみません。
でも元々旧マッドマックス三部作自体に思い入れはそこまでなくて、サンダードームのティナ・ターナー今見てもパンチ効いてんなーとか、北斗の拳のモチーフになったんだってねとか、監督のジョージ・ミラーはその後、豚の「ベイブ」とかペンギンの「ハッピー・フィート」撮った人だよねとか、それぐらいの、あくまで一般的な知識と熱量でした。
だけどいざ観たら面白いのなんの。確かに行って帰ってくるだけの話なんだけど、そこにずっとガチのアクションを放り込んで常に強火って感じで興奮が途切れない。だから見終わってグッタリなんだけどそれもいい余韻と疲労感なの。
トム・ハーディのマックスも良かったけど、やっぱりフュリオサだよね、シャーリーズ・セロン。もうとにかく惚れ惚れする格好良さ。セロン史上最高の名演だと思うなー。あと、ウォーボーイズのニュークス(ニコラス・ホルト)!あいつのカワイさ!
劇場で見終わってからも男どもは「イモーターン!」「V8!V8!」とかガチではしゃいでたりとかして、純粋に男子たちの中の男子成分を引き出す映画なんだなーと思ったりしました。
結論。男の血が騒ぐ映画の決定版!(血を抜かれたりもする)そりゃ、無条件に一位だわな。これ以上言うことなし(笑)



というわけで、2015年の結果は以下の通り。

1位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
2位:『セッション』
3位:『ヴィジット』

4位:『百円の恋』
5位:『スターウォーズ フォースの覚醒』
6位:『インサイド・ヘッド』
7位:『ナイトクローラー』
8位:『バクマン。』
9位:『孤高の遠吠』
10位:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』


(後編へ続く)
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by youngas | 2016-01-01 18:29 | 俺アワード