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2014年 01月 27日

銀杏BOYZが新譜出したから記念に何か言っときたい。

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【はじめに】

銀杏BOYZというバンドがCDを出した。このCDを聴く日の為にYouTubeに上がる新しいMVなどは見ないように我慢してきた。インタビューなども見ないようにしてきた。そして発売から数日後の休日に川崎のタワーレコードでCDを買って一気に何度か聴いて、思った事をiPhoneに書いた。間違った捉え方や解釈の仕方ばっかりかもしれない。答えはとっくに雑誌なんかに書いてあるかもしれない。正誤は問わず書きたい事を書いてみようと思った。



【1】

自分の事は「にわか」銀杏ファンだと思っている。だって激烈に銀杏BOYZを、峯田和伸という男を愛するファンが星の数ほどいる。各メンバーを神格化する者も珍しくないし、ライブ中に感極まりステージに向かって泣いちゃってる人もよく見かける。知っている限りではスピッツやミスチル、くるりやブランキー、スーパーカーやナンバガなんかも永く深くハートを掴まれている(信者)が多くいると思うけど、なんだか銀杏ファンはまたちょっと違う気がする。(どっちが偉いとかそういう話ではなく、僕から見た銀杏BOYZファンは少し異質でやりすぎで痛いと思っている。)銀杏ファンはその全てを本人たちのアイデンティティそのものにしてしまっている気がする。アイデンティティとは「ID」という単語に略されるように、自分を照合するものという意味と取れる。あなたが銀行ATMの暗証番号を持っているように、銀杏ファンには銀杏BOYZがある様に思う。
つまり「自分とは何なんだ?」と自問自答した時のIDナンバーが銀杏BOYZの表現全てで合点がいくのである。鍵と鍵穴の関係とも言えるかもしれない。
僕はそこまでフルスロットルではない自覚がある。ライブも5回ぐらいしか行った事ないし峯田が出てる映画で観てないものもある。そのライヴ全てが相方SHINODAにチケットを手配してもらったという他力本願っぷり。従って「にわか」なんです。相方SHINODAもそうだけど、古株ファンの先輩を差し置いてファンと名乗るのはあまりに恐れ多い。そもそもゴイステも青春パンクシーンも嫌いだった。スタイリッシュな大人を目指していた当時の僕は、童貞とは恋とかションベン臭くて面倒臭かった。ファーストアルバム二枚同時発売の時もリアルタイムでファンではなかった。

そんな「にわか」でも今回はリアルタイムで新作発売に立ち会えた。聴いたらやっぱり無性に目頭が熱くなったし、理由もなく地団駄を踏みたくなった。喜怒哀楽のダムが決壊するような感覚もあった。ミッションをクリアーするためのツールとしての「ノイズ」や「打ちこみ」をチョイスした銀杏BOYZを僕は今まで以上に好きになった。
だから書く。ファン歴や熱量に関係なく書く。



【2】

聴いた。カメラのフラッシュを顔に浴びせられた時、太陽光を直視してしまった時、目の前が真っ白になる。次に視界の中心から少しずつ少しずつ、ジワリジワリと見える円が大きくなっていく。その白いボンヤリの中心に最初に見えるものが銀杏BOYZのメロディーだと思った。
冒頭の17才というカヴァー曲は「誰もいない海、二人の愛を確かめたくて」という歌詞から始まる。この曲はもしかしたらアカペラでも良いのかもしれない。僕の古いiPodがいよいよ壊れたか?って思わせるようなカジガジのノイズでコーティングする必要はないのかもしれない。でもどうだろう?誰もいない海は無音なんだろうか?静寂とは無音だけを意味するものでは無いと思う。二人の愛の熱量が高ければ高いほど、海は荒れ狂っていてほしい。このノイズに芸術性を感じるし、なによりも誠意を感じて仕方が無い。さらに続けると「光の中へ溶け込んでみたの」となる。締めは「私は今、生きている」である。そう、二人の愛は実感として海と空の下で溶け合っている。生を、もしかしたら精を実感している至極ロマンティックな原曲の本質を、より人間くさく誠実に表現してみせたように感じる。
フジロックで観たマイブラッディヴァレンタインも、稀代のキラーチューン『You Made Me Realise』で例のノイズをグワングワンと反復させながら苗場の夜をトランス状態に誘(いざな)った。なにも違いやしない。間違いなくオーディエンスは新潟の夜とノイズを介して溶け合った。
少し脱線すると、産まれたばかりの僕の息子は耳元でスーパーの買い物袋をシャカシャカやると驚くほどの確率で泣き止む。いわゆるホワイトノイズというやつで、少し前まで羊水の中にいた彼はそのノイズに安心するそうだ。やや強引に話を繋げてみたい、新米パパとして。

破天荒を装うため、奇を衒った表現のためのノイズだと感じる人がいても良いと思う。ただ僕にはいつでも愛やロックの素晴らしさを伝える彼ら銀杏BOYZの優しさにしか聴こえない。この「優しさ」や「中学生や高校生をロックで感動させたい」というミッションから少しもブレないところに痺れる。馬鹿やってチャラく感じる人がいるかもしれないけど、よーく観察すると銀杏BOYZが産まれた時から言っている事、やっている事は驚くほど一貫している。

続く2曲目は銀杏BOYZのフィルターを通したチルウェーヴ・グロウファイな表現で、何とも言えない甘美なムードをまとっている。ここでも「沈むよベッド つなぐよ手 紡ぐ夢 幽霊みたいになって」と歌う。YOU AND MEでベッドに溶け、つないだ手も一つになり、幽霊みたいな半透明な二人が同化した夢を見るようだ。。。金輪際というこの曲は日本語の「金輪際=とことん、徹底的に」と置き換えると、永遠の二人が浮かび上がってこないかな?光の中に立っていてねというアルバムタイトルに、より筋が通る。
3曲目も新曲。ブックレットの最後を見るとこの曲では峯田がKORGカオシレーターを使っていてアビちゃんがプログラミングしているとある。この分野には極めて疎いのでカオシレーターを使ってどの音のパーツを作ってるのかはサッパリだけども、もの凄くアーバンでオシャレな旋律がノイズと同居している。この旋律が峯田によるものだとしたら彼のメロディーメイカーっぷりはゲロスゲーと思う。この歌詞も引き続き凄い。言葉遊び程度の軽いラップがある上にノイバウテンの名前を使って韻を踏んでいらっしゃる。ノイバウテンとは言わずもがなドイツのインダストリアル・ノイズミュージックバンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン。「壊して創り直す」というような意味を持つバンド名のノイバウテンを出すあたりも好きだわぁ。サビでも『なにもしなくて良いから生きとけ。なにもない奴は全てが可能性なんだ。』と歌う。いつか愛してると言い合うであろう少年少女の未来を照らし出す。
1~2~3~ときて次の4曲目までの流れが本当にポップで最高!少々古いがDHR(デジタル・ハードコア・レコーディングス)全盛期のAtari Teenage Riotを彷彿とさせる殺人ビートで幕を開けるドPOP僕らのアンセムI DON'T WANNA DIE。チンくんがオッペケペーオッペケペーと歌いながら踊る姿がもう見れないのかと、どうしても感傷に浸ってしまう。『あークソ!もう1回あの瞬間のチンくん見たい!!』と思う僕の気持を代弁してくれるように、そこの歌詞が『ジーザスクライスト!!』にアルバムヴァージョンとして変わっている。そう、この言葉はスラング的解釈だとクソッ!とかなんてこった!だから。。。銀杏のチン君がもう見れないなんて!くそっ!なんてこった!と、なる。
そしてハイライトとしてあげる人も多そうな新曲『ぽあだむ』。
この曲のMVには長澤まさみが起用されている。余談ですが僕が初めて銀杏BOYZをみた風とロックfesでも彼女はビデオレターという形で出た。銀杏にショックを受けたあの夜。GINN NANG SHOCKふたたび。
話を戻すと彼らには「べろちゅー」という曲がある。この曲は物凄く美しいメロディに乗せて『ふいていいよ 潮』と物凄く美しいスカトロの歌詞をあてる。ここのギャップがなんともシャイでキュンとくる。ただの下ネタじゃない、高尚な下ネタだw この『ぽあだむ』では「いっぱいあれ出しちゃいそうなの。こぼれたらキッスしてね 苦いディストーションファズ」と歌う。あれは精液だし、キッスは口淫、ディストーションファズはDICKでしょう。キラキラの泣けてくるほど綺麗なメロディにのせて、またもゴリゴリの下ネタをシャイにぶっこんでくるあたり、好きだわぁ。長澤まさみを使ってソレするあたり、すきだわぁ。


【終わりに】


もう4時間ぐらいこれ書いてる。何してんだ俺はw
でもまだ書き足りない。
続きも絶対書くぞ!誰も読むな!!!また長々書くぞ!!

誤字脱字、もろもろスミマセン!
















youngas sogawa
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by youngas | 2014-01-27 21:21


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