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2017年 12月 31日

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※ごあいさつの下に最新ポストは更新しています↓↓↓↓↓



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# by youngas | 2017-12-31 00:00
2017年 02月 04日

2017年1月はこれを観た!!!

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【シング・ストリート】10★
自分史上最大の汚点は、ジョンカーニー監督をただのオシャクソ映画を撮ってるだけの人だと勝手に誤解していたこと。
自分史上最高の友人からの助言は、そんなジョンカーニー監督作を『メチャクソ良いから観ろ‼』って教えてくれたヤンガス篠田の新宿での一言。

小5の時にBOOWYを聴いて以来、ずっと音楽を好きな自分のための作品。
そんな音楽にまみれた人生を送っている奴らみんなの作品。
誰もが夢見る学園祭での最高のGIG!!!あそこは映画史に残る神シーン。
両親が仲良く踊り、兄貴は最高にかっこよく妄想するんだからどんだけ良いやつなんだオマエ。

死ぬ前に必ず観ろ!!!ゴーナウ!!!


【はじまりのうた】10★
うだつの上がらない奴らのワンスアゲインを描かせたら世界一だなカーニーさん。
グレかけてる娘のギターソロシーンに鳥肌ボツボツになっちゃうのは、洗練されてない奴がカマす一撃だからだな。
パンクはいつでもそうだ。ピックの持ち方もタドタドしいあの右手のダウンピッキングにラモーンズをみた。
大切なのは環境やツールや経験じゃない、お前自身だ!!!!!
娘にあの体験をさせたヒゲおやじは、それだけで父親の仕事を終えてもいい。


【once ダブリンの街角で】10★
低予算なら低予算なりに、キーラを使うなら使うなりに最高の仕事すんのね。
とにかく男女でユニゾンかます楽曲が大好きなので、楽器屋さんでのセッションでシッカリ失禁かましときました。
その後コンビニに電池買いに行って歌いながら帰ってくる長回しシーンで、もうワン失禁。
スタジオでレコーディング中、PE卓にテキトーに座る野口五郎似が演奏を聴いて『えっ?やばっ!超いいじゃんこいつら。』って顔をした瞬間にオカワリ失禁。
最後にお父さんの『母さんに良いとこ見せてやれ』『行け』で気絶。翌朝、フナバシの街角で目が覚めたら朝でした。


【ドントブリーズ】8
いやー疲れたよ、これは(笑)ビビり疲れたし逃げつかれた。
元旦の映画の日にyoungas篠田と観に行ったほど待ち望んでいたドンブリ。どっちもどっちっていうキャラ設定もトホホで最高だし、真暗なとこをジジイが追っかけてくるドキドキ感に手汗もブッシャー。

韓国の【息もできない】と並んで無呼吸ムービーの超名作認定!!!


【葛城事件】8
『自分の正義は当然全員の正義』みたいな顔で振る舞う奴って、僕らの一般社会にもいるんすよね。。。
そういう奴とは適当に距離をとって、なんかたまたま聞こえませんでしたって雰囲気で無視できるんだけどここの家はよりによって家長がそれっていうオーマイガ案件。
見栄と理想だけに縛られてしまった家庭の誕生から崩壊までの一部始終。
ある加害者の家庭内を覗き見れる(かもしれない)傑作。

あの田中麗奈のゲロが出るような気持ち悪さ何なんでしょうか(笑)


【日本で一番悪い奴ら】6
ナメて観ると毎度その遥か上の映画体験をさせてくれる綾野剛。
シャブ注入のドドスコスコスコ顔は今作の白眉であり一生忘れられない顔になったな~。
濃い役者陣の中でもラッパーのヤングダイスがめっちゃ良かった。サウダーヂの田我流バリでした。
あのヤングダイスを中心にしたスピンオフ観たい。
綾野剛にめっちゃイラついて、デニスのゆきおちゃんとずーっと愚痴ってそう(笑)


【スポットライト 世紀のスクープ】6
とりあえずレイチェル・マクアダムスが可愛い!!!んだけど、フークア監督の『サウスポー』で演じるセクシーレイチェルを知ると余計に記者レイチェルに萌えるという事が分かった事が今年最初の俺グッジョブ。
超巨大な権力に新聞記者数人で立ち向かうジャイアントキリングを気持ちよく見せてるし、昨今の芸能界を見てるようでもあって気持ち良かった。
文春、フライデーどうした!!!マギーは事務所が怖くて書けないのか!!!


【サウルの息子】6
この圧迫感と硬い切迫感は異常!!!
情緒不安定気味な人は観るべからず。
ラストの笑顔一発で強烈な反戦メッセージにもなってるもんなぁ。あの笑顔が頭にこびりついて離れん!!!


【ちはやふる 上の句】3
コンタックEXのCMにおけるにおける広瀬すずの笑顔は、薬の効き目以上の治癒能力があると思いますが【ちはやふる】でも正にそう!!!
けど、それが★3つ分だし彼女の光しか良くなかったっす。
テレビ局主導の作品って、やっぱ効果音がやたら多いし音量もデカい。行動に字幕が付いてるみたいなんだよなぁ。。。
もうこの手のメジャー作品はやめとこうと誓いました。




youngas sogawa



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# by youngas | 2017-02-04 21:39 | やんがすちゃんのYMO
2017年 01月 04日

俺アワード2016〜SHINODA後編〜

(続き)

【次点のコーナー】

ベスト10には入らなかったものの、シノダが2016年に愛した沢山の映画を一気に!一言寸評付きです。

『デッドプール』
"クズで下品だけど境遇は悲惨とか超愛せる!アメコミ映画にイマイチノレなかった俺でも文句なく楽しめた『ドント・ブリーズ』さえなければ完全にベスト10入りだった一本(笑)"
『ストレイト・アウタ・コンプトン』
"もう一つのヤンガス案件。邦画がこんなに豊作じゃなきゃこれも間違いなくランキング入りクラスだわな。ただしアイスキューブそんな好きじゃない問題はあり(笑)"
『ヘイトフル・エイト』
"タラちゃんの映画愛が暴発しちゃって日本のスクリーンで完璧なスタイルで上映できない事件勃発。それを抜きにしても充分面白かったけど。"
『コップ・カー』
"俺たちの観たいケヴィン・ベーコン堪能!悪徳警官vsクソガキってもう好き要素しかねーじゃん!"
『アイアムアヒーロー』
"国産ゾンビ映画としてはヘヴィー級の出来!しかし有村架純ちゃんの途中からの役立たずっぷりが残念!"
『日本で一番悪い奴ら』
"綾野剛ショー見せられてる感。前半楽しいのに後半失速って『凶悪』と同じだわ。惜しい。"
『イット・フォローズ』
"何じゃこりゃ珍品ホラー。SEXすると霊が移るって仕組みがクセがすごくて全然入ってこんのじゃ!(©千鳥ノブ)"
『SCOOP!』
"大根さん最新作が最高傑作更新ならず!福山はわりと良かったけど野火aka二階堂ふみとヤッちゃうのが生理的にめちゃ嫌でした(笑)"
『ボーダーライン』
"カルテルものを大好きなドゥニ・ヴィルヌーヴが撮って悪いわけねーだろうが!地獄のドキュメンタリー『カルテル・ランド』とパック見をオススメ!"
『マジカル・ガール』
"スペイン発超キテレツ珍味映画。トカゲの部屋って何?教えてGoogle!"
『クリード チャンプを継ぐ男』
"暑苦しそうで避けてたけど観たらスーパーいいでやんの!枯れすぎロッキーは賛否ありだったけど俺はそれがすごく良かったっす"
『ちはやふるー上の句ー』
"アイドル映画としても青春映画としてもかなりの拾いもの。広瀬すず力(りょく)であっという間に観れちゃう。とはいえ下の句観てない問題(笑)"
『ノック・ノック』
"やりたい放題イーライ・ロス、またしても嫁で遊ぶ!(ロブ・ゾンビと同じ)てか、こんなん自身でプロデュースするキアヌって相当なドM"
『君の名は。』
"日本人が好きな要素詰め放題な八方美人ヤリ◯ン映画ながら、良く出来てるから嫌いにもなれず。8割はRADの曲パワーだと思うけど"
『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』
"年末のレイア姫逝去でグッとこの映画の重みが増した感。強すぎドニー・イェンとか言いたいことはだいぶあるけどフェリシティ・ジョーンズがいい女だったから全て良し"
『オデッセイ』
"あれ?『インターステラ…そんなん言っちゃダメ!マット・デイモンが惑星取り残され顔だってこと!"
『知らない、ふたり』
"今泉史上最高爽やか!青柳文子を挟んだ日韓片思い合戦!あー楽しかった"

【総括とワースト】

最初にも書いた通り2016年は邦画イヤーでしたね、間違いなく。次点を見てもわかるけど決して洋画が良くなかったわけでもなく、ただただ面白い邦画がそれを上回ったという奇跡の一年でした。
「洋画しか観ない」とかいうつまんない若者もいるようなので、邦画に客が入ったり口コミで面白さが拡散することでそれが日本映画を見るきっかけになればと願います。

ワーストは3本!まずダントツで最悪だったのが『スーサイド・スクワッド』!!あの名作『エンド・オブ・ウォッチ』、『フューリー』のデヴィッド・エアー監督だと聞いたら期待すんなというほうがおかしいじゃないですか。マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインとジャレッド・レトのジョーカーの前出ビジュアルだけで失禁するぐらい楽しみで前売りムビチケまで買ってスタンバッてたのにまさかの糞クソくそつまんなさ!!!!!映画館にちゃぶ台あったらもう5億回はひっくり返してたろうし、久しぶりに「金返せ」って心から思いました。エアーとアメコミの相性の悪さが全面的に出ちゃってたのと、悪役たちがちっとも悪くないって所に悪寒すら走りました。しかしそれでもハーレイ・クインは可愛かったけどな(怒)
2本目は『ゴースト・バスターズ』
いかにオリジナル版を愛してる人たちがいるかってことをそもそもわかってないのか、わかった上でこのお粗末な出来なのかは知りませんが、とにかく退屈。女のバスターズにしたことには別に異論はないけど女になったからなんやねん状態で終わっちゃって、女性である意味を全く感じませんでした。唯一得したのはクリス・ヘムズワースファンだけでしょコレ(笑)
それでもホルツマンはかっこよかったけどな(怒)
3本目は『14の夜』
ヤンガス案件だって二人してクリスマスにわざわざ観に行ったってのに上映後のファミレスでダメ出しの嵐(笑)
やりたいことはわかるけど全てが惜しいって感じでした。ギャグも滑ってたし。そして個人的にたどり着いた結論はジャルジャル福徳似の主役の男子の顔が苦手なんだという(笑)
それでもメグミaka浅川梨奈のオッパイは最高だったけどな(怒)

というわけで2017年もいい映画に出会えますように。

2016年は音楽部門と書籍部門は割愛!

女子部門のみ更新します!(すんまへん!)

〈女子部門〉
ていうか2016はこの二人しか見てなかった!
吉岡里帆
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永野芽郁
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では2017年もYOUNGASちゃんをひとつよしなに。

YOUNGAS SHINODA
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# by youngas | 2017-01-04 08:21 | 俺アワード
2017年 01月 04日

俺アワード2016〜SHINODA前編〜

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!

まさかの今回で8年目!末広がり!縁起いい!
いつまでやるんだ!やかましわ!もういいよ!まだやるわ!やめちまえ!うるせっ!アホか!アホちゃうわ!(幻聴と格闘)


ちなみに2016年にシノダが見聞き読みしたものなので発表やリリースが2016年じゃないものもアヌス!アナル!スカルファック!


〈映画部門〉

2016は邦画!そう言い切ってしまいたい!それぐらいどれもこれも良かった!まぁ、たまにハズレはあったんだけど、大ハズレは無かったぞ2016邦画。それも珍しい。大概は痰吐きかけた上から脱糞したいぐらいの駄作が一本くらいは混ざってるんだけど、今年は無かったなー。単純に『僕は明日、昨日の君にクンニする』とか『僕のペニスがこんなにムケてるわけがない』とかそんな感じのやつを避けていただけじゃん?という指摘には無視を決め込む所存ではありますが。(タイトルはイメージです)

というワケで今年もたっぷり濃厚なのぶっかけてやるぜ!精神に基づき、ベスト10圏外の次点も大量に発表(射精)!去年よりさらに大ボリューム、俺アワシノダ篇。紅白とガキの使い見終わって暇なだけのコタツで猫とうたた寝で、鼻クソほじって日が暮れて、ブクブク肥えたよ三が日、そんなあなたは是非どうぞ!!!



10位『クリーピー 偽りの隣人』


"「マックス!まだまだ行くぞぉ〜〜!」は俺内流行語大賞2016に決定!香川照之の狂人演技全開でジワジワとクリーピーに病んでく超楽しい隣人地獄にようこそ!"
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うれしい!たのしい!だいすき!実際隣に住んでたらそりゃーもう超最悪なんだけど、もう最高ですよね、西野!黒沢清映画に沢山登場するキチガイキャラクターのベスト3位内には確実に入るよね、西野!登場の不気味さとかたまんなかった!あれぐらいサイコパスに振り切って演じてくれたら人は不快をすっ飛ばして見てて清々しい気分になるんだなーって目からウロコダダ漏れ。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」って全身ゾクゾクが走りまくるキラーフレーズとか西島竹内夫婦の不味そうな晩餐シーンとか監禁部屋の唐突なディテール含め何もかも最高で観てる間ずっとニヤニヤしっ放しでした。(香川aka西野そっくりな顔つきで)
まあ、ハマれなかったとかいう意見にも首もげるほど頷けますし、そもそも何を見せられてんだ感は否めないけど黒沢清って投げっ放しそのものが作風だからもういいんです(笑)あー面白かった!!!!!!!!





9位『ズートピア』


"差別というネガティヴなテーマを笑わせて笑わせて考えさせる、もはやディズニー名人芸の域へ!「ザ・シンプソンズ」監督リッチ・ムーアの持つブラック要素もふんだんに盛り盛りで一秒も飽きない動物ものアニメの特大傑作"
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正直もうコレ入れるのとか野暮なんですよ。粋じゃない。だってどう考えても今年ベスト級だし、コレ入れるんなら他のマニアックな映画入れて玄人目線で悦に入って語ることだってできるんですよ。去年のマッドマックスと同じで、だけど、それでも、どうしても、絶対にハズせなかった。発売日にBlu-ray買いに行きましたよ。あいつらにまた会いたくて。そもそも「良くできてた」とかそんなの当たり前なんですよ。ディズニーって時点で当然良くできてるわけで、キャラやストーリーも見る前からハードルも上げ上げで挑んでも「超面白い」って思わせるってことの凄さ。ブラッシュアップって言葉があって、和訳すると精度を上げるってことな訳ですが、それを世界一のクリエイター達が寄ってたかって何年もかけてやるんだから、我々がイメージするブラッシュアップって言葉の5億倍はやってるってことなんだと思います。感性が違う人でも『ズートピア』見てつまんなかったとは絶対言わないでしょうね。(好みじゃなかった人はいたとしても。実際俺の周りの女子の不評っぷり(笑)やかましわ!)
それぐらいの完成度。ただ本当に頑張って頑張って血眼でツッコむとこ探すなら、あのキツネのニックがもうちょい悪い奴でも良かったかなーと。悪いことして生きてきたわりには途中からずーっといい奴なんですよね。あのジュデイと喧嘩して迎えに行った時とか……いや!もうそんなん野暮!たぶん俺みたいな意見した人もいてそれもブラッシュアップされたってこと!あれが正解なんだ!そう思ってまた見よう!(12回目)





8位『葛城事件』


"嬉々として狂気の親父を演じた三浦友和に日本映画界が震えた、これが「今日から出来る!家庭内殺人鬼の作り方」"
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映画映えのする三浦友和力(りょく)ってのがきっとあって近年の日本映画界の中心にいる監督達(北野武、山下敦弘、三木聡など)はそれをわかってるから、ど真ん中に割とどーんって持ってくるんだけど、今作はその究極版。三浦友和ショーですよ、はっきり言って。(『日本で一番悪い奴ら』は綾野剛ショーだった!)
百恵ちゃんと結婚したあたりの三浦友和ってイケメンではもちろんあったけど、演技派ってイメージはなかったと思うんですね。だけど、ここ数年の三浦友和ってキャストにいるってだけで「お!」ってなる存在になったし、何やらせてもハマって面白いよなー。だから「出てるなら見たい」と思う数少ない俳優さんの一人です。その彼が今回挑んだのは美しい妻と二人の息子、念願のマイホームを手に入れた理想の家族の大黒柱...と思い込んでるだけの悲しい男、葛城清。家庭崩壊のドラマってあるけどここまで最悪なのも今までなかったんじゃないすかねー(笑)もうほんと最悪。でもだからこそ最高。無差別殺人を起こして(あの駅での通り魔シーン最高でしょマジで!)死刑囚になっちゃった次男の稔と獄中結婚した田中麗奈演じる順子とのスナックのシーンとかいいよねー(つかあの女、2016映画キャラお前一体何がしたいねん大賞受賞でしょう)胸糞悪さでは今年見た中でダントツなんだけど「映画観てやった!」って感じがすごかった!これ観た池袋ロサがまたヤバイ空気でこの映画にピッタリだったなー

↓池袋シネマ・ロサ。since1968。どうかなくならないで欲しい。
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7位『シン・ゴジラ』


"2016映画の象徴になってしまった日本の業を背負ったまさに怪獣みたいな傑作。空前の大ヒットはゴジラ出現と同じぐらいの体験をした我々日本人へのストレート過ぎる鼓舞だったからなのか!"
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これもハードル上がりきった状態で見たのに「超面白い」で帰れた稀有な傑作でありながら、手放しで楽しかった!って言うよりも、日本人として色々考えさせられた、つまりは色んな人達と語りなくなる映画でした。映画にとってそれ以上の賛辞はないでしょう。俺は映画におけるいい作品の基準ってどっちかだと常々思っていて語りたくなるか、絶句するかだと思うんですね。前者は言わずもがなその作品が人を喋らす力を帯びてるからな訳で、後者も然り黙らせる力がある訳だと思うんです。どっちが凄いってこともないと思うけど、どっちかって言えば誰かと語り合いたいってなる映画の方が当然ヒット作になり得る可能性が高い訳ですよ。「見て!」ってなるから。
何か『シン・ゴジラ』は見た国民のほぼみんなが「見て!」って言いまくった久しぶりの邦画という感じがしました。だから絶望の権化でもあるゴジラという存在が、いつしか日本が一つになるための希望の象徴になっていくという、あの暑苦しいまでに真っ直ぐなラストに涙するし震えるんだと思います。オールスターキャストとか、やり過ぎな石原さとみとか、エヴァの庵野さんとか、軽く挙げてもその取り巻くファクターが多すぎてブレがちだけど、日本人が何十年も温めてきたゴジラというキャラクターがこの2016という年に更新されたことの素晴らしさに喜ぶってことだけでまずは充分だと思います。その上でこの先語るべき話は幾らでもある訳だから。邦画史にも明らかに残る何十年も耐えうる一本。言いすぎじゃなく。







6位『何者』


"卑屈な自分を映す鏡を見せられているようで目を背けたくなるシーンの連続。なのに背中を押されるようなラストにいつのまにか涙している。これは何者でもない僕たちの映画"
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三浦大輔映画だって気がつかないぐらいの宣伝のされ方だし何よりも「桐島」の朝井リョウのこの原作には少しだけトゥーマッチな気がしてたのですが、いやいや。見終わってからのザッツ三浦大輔映画だった感!最初の就活で苦悩する若者たちの青春群像劇から一転、後半モノスンゴく意地悪モードに突入するんだけど「お前はお前だ。行くしかねーだろ」って優しく背中を押すようなあのラスト。三浦映画が新たなバースに入った瞬間を見たような気がして鳥肌立ちました。SNSの便利さの裏返しにある誰にでもあり得る恐怖を三浦大輔の主戦場でもある舞台を使った演出で見事に見せるあのシーンの凄まじさ。あそこを大画面大音量で「自分が何者なのか?」絶賛悩み中の何万もの若者達が映画館で見たことをイメージしただけで震えが止まりません!だってどんな残虐なホラー映画よりも怖いシーンだから。見終わったある人は「日本映画史に残る不快なシーン」と怒りを露わに切り捨てたと聞きましたがそれって「思い当たる節があります!」って高らかに宣言してるのと同じなんであんまり大声で言わない方が良いと思います(笑)




5位『ドント・ブリーズ』


"元日に二人揃って観に行った、これぞヤンガス案件!(笑)めくらジジイvsヤング強盗団、勝つのはどっちだ!!?"

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映画終わって明るくなった瞬間に「プハー!!」って大きく息吐いたオヤジがいて「ちょ!おま!マジで息止めてたんか!」って思ったらオモロすぎました(笑)
話は至ってシンプルで90分以内だしスゲー見やすかったけど3時間映画見たクラスの疲労感(笑)プハーオヤジみたく前のめりの緊張感がずーーーっと続くのでまー疲れんだけどまー楽しいのなんの!
ロッキー役のジェーン・レヴィもいいけど何せジジイ、ステファン・ラングが最ッ高!!(役名すら無し(笑)「盲人/The Blind Man」だって!)いくら元軍人っつったって強すぎんだろ、あのジジイ(笑)
マイゴッドの一人サム・ライミ叔父貴の秘蔵っ子、フェデ・アルバレス監督、リメイク『死霊のはらわた』に続いてたいへんよくできました!ラストのタマフルでも話してた隣の女性客が「ニガッ」ってつぶやいちゃった【タイエキ軍人】シーン含め盛りだくさんで大満腹!ごっつあんでした!
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4位『ディストラクション・ベイビーズ』


"剥き出しの暴力が目の前に現れた時、怯えるもの、加担するもの、挑むもの、巻き込まれるもの…そのそれぞれの生きざまにグッと息を呑む108分。静かなる暴力映画の誕生"
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とにかく何しろ柳楽優弥演じる泰良がエグい。あんな奴、『クリーピー』の西野以上に近くにいたら最悪だけど、映画という神視点からなら幾らでも見ていたい。無敵という訳では決してなくボコボコにされてるのに血だらけで殴り返してくるあの感じ。本当に怖い。ライブハウスのシーンとか鳥肌級の怖さ。暴力映画って痛いとか怖いとか如何に観客に体感させるかが重要で、その点近年の邦画の中でも群を抜いて痛いし怖いです。そして菅田将暉演じる北原のクズっぷりと巻き込まれ女子でありながら北原に負けないほどクズの那奈役、小松菜奈のキャラクターもいいすよね〜。『溺れるナイフ』でその後愛し合うことになる二人がこんなに憎しみ合ってるってのも面白いけど日本映画界は暫くはこの二人を頼っていくことになるんだろうなという納得の演技かましてます。あと弟将太もいいんだよなあ。兄ちゃんとの関係性が。
向井秀徳の荒い音楽と四国の港町と祭りの合いっぷりもエゲツナイし、しばらく消えないだろう腕に残った傷痕みたいな映画。




3位『この世界の片隅に』


"「あの日」に向かうヒロシマが舞台の話なのに何でこんなに笑えてホッコリするんだろう?世界のアニメ映画史に残るヒロインの誕生とのんの復活を祝うにはあまりにも最高のファンファーレ"
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映画って何時間か、もしくは何日間か、はたまた何年か経ってから「あーあれは傑作と呼べたかもしれない」ってなるものじゃないですか?少なくとも観終えるまでは当然ジャッジは出来ない訳ですよ、それが良かったかどうかすら。でもこの映画に関しては始まって数分で「うわー超いい」、中盤でもう「傑作確定」、後半で「あーコレ歴史に残るわ」、エンドロールで「絶対DVD買おう!」になってるという(笑)大袈裟じゃなくそういう映画です、以上。でもいいぐらいの(笑)

僕ら世代ってあからさまに戦争反対世代というか、国家が傷つけられようとももうあの過ちを犯してはいけないとずーっと耳打ちされながら育ったような世代で。
それはもちろんあの戦争を直に体感したおじいちゃんとかおばあちゃんがまだ生きてたからで、直接その体験を俺も小さい頃聞いたことがありました。
うちの祖母は両国界隈に住んでたことがあって東京大空襲のあの日、熱くて熱くてまだ赤ん坊の叔父さんをおぶって隅田川目指して走ったらしいんだけど、もうそこには熱さで逃げて飛び込んだ人の死体が川から溢れるぐらいあったって。子供心にトラウマになったし、隅田川花火大会を見るたびに複雑な思いをするという(笑)
『はだしのゲン』と原爆写真展に何回か学校の授業で行かされて、全身ケロイドで歩くあの姿を目に焼き付けるということは今考えても絶対大事だったし、トラウマ=戦争反対を植え付けるっていうやり方はストレートで間違ってないとは思うのですが、こういう日常を慎ましくも逞しく、しかも笑いを忘れずに生きた人達の姿を淡々と追ったことでそれが強烈に反戦メッセージになってるっていうのがヤラレタ!ってみんなが口を揃えて思うところだと思うのです。もちろん戦争は絶対起こしてはならないし、記憶も風化させてはいけないから悲惨でドギツイ体験こそを耳にして目にすることが大切だし、この家族よりも辛い思いをした人達もたくさんいるはずです。(すずさん一家も本人含め壮絶な体験をしているしその場面もたくさん出てくるけど)
それに作者のこうの史代さんも戦争体験者ではないし、フィクションの側面が多いことは否めません。だけど、それでも、観た人達に強烈に平和を願わせるこの映画のスゴさをまだ観てない人達に伝えていくことはとても大事だと思うのです。YOUNGASが揃って、まだ観てない人達が殆どの飲み会で唾を撒き散らしながら力説し合った久しぶりの映画でもあります。二人とも原作漫画も全巻買い揃えた程の熱量です(笑)
人が生きるってどういうことなのか?生きていくって何なのか?そのヒントがこの映画にはたくさんあると思います。
この映画がどうかこの世界の片隅にまで伝わりますように。
そう願って止みません。




2位『ヒメアノ〜ル』


"殺人鬼森田剛覚醒!不穏な空気が画面を覆い尽くした瞬間、浮かび上がるタイトルバックに全身悪寒必至!古谷実がネチネチと描いてきたダメ人間達の死のダンスを笑え!"
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いやー『この世界の片隅に』をわりとまともに真っ直ぐ褒めちぎった後にこの救いのない闇映画を語るのはちょっと気が引けます。というか『この世界〜』より上位にするんかい!と家のポストにマヨネーズ入れられても仕方ないぐらいの暴挙とは知りつつのこの映画が二位。わかってます。そんなことは(笑)
でもね。切り株映画万歳!と日頃からスプラッター系ホラー映画を愛でながら、MAD VIDEO復活やったー!って『ジャンク』とか『ギニーピッグ』とか『デスファイル』とかニヤニヤしながら見てビデマこと新宿ビデオマーケットに週一で通ってるYOUNGASのキチガイ担当(いや、あいつも相当キチガイだけど)としては、この猛烈な死臭が堪んないわけです!吉田恵輔監督ってコメディのイメージだけど、人と人との生理的に嫌〜なやり取りとか空気を切り取る天才ってことは傑作『さんかく』とか『ばしゃ馬さんとビッグマウス』で証明していたから、古谷実の原作が持つヤダ味を嫌ってほど見せられるんだろうなーという覚悟はしていたけど、ここまでとは!メンタルが安定してない人は本当に観ない方がいいってぐらい猛毒。
恐らく森田剛目当てで来たであろう親娘とか絶句して帰る姿を劇場で目撃して、そりゃー「剛く〜ん!」ってモードで来てコレ見せられたらたまったもんじゃないよなと心ん中でめっちゃサムズアップしてました(笑)でも!お母さん!お嬢さん!森田剛半端ないよ!森田剛がこんなに凄い役者だったってことに気づく、俺にとっては森田剛=スゲー役者って完全にしてくれた記念碑的作品となりました。少なくとも現役のジャニーズであそこまで過激な文字通り「人殺し」のシーンを本当に躊躇一切なくやった人はいないんじゃないすか?(『十三人の刺客』の吾郎ちゃんもヤバかったけど、実際の殺人シーンで言えば森田剛のが全然上)
YOUNGAS的には『SR サイタマノラッパー』の1&2の両主役駒木根くんと山田真歩が夫婦で登場にまず大加点!その後の二人の辿る結末にも二億点てことで。

さて次がいよいよ一位。お母さん、麦茶持ってきて〜!




1位『シング・ストリート 未来へのうた』


"全80s音楽とファッション好き、頭のてっぺんから稲妻ブッ刺さり状態!!オリジナル曲全部超絶最高の音楽映画の超超超超ド級大名作!『B◯CK』とか音楽映画とかほざいてる奴全員コレ観て即土下座しろ!!!!!!!!"
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ジョン・カーニーの過去二作もスンゲーいいけどこれまたスンゲーいいを更新しちゃったよね?本当凄まじくいいの!!元々80年代の音楽(デュラン・デュランとかA-haとかホール&オーツとか)とファッションとか好きな人たちは身悶えしちゃうシーンの連続だし、その辺よくわからなくても青春音楽映画として完璧だと思います。ラストあんな大袈裟な終わり方でもグッときちゃうし、久しぶりに映画館で声出して泣いちゃった2016唯一の映画でした。マジでホント良かった。オリジナル曲ができたからMV撮ろうぜっていうのがいかにも80年代でいいよねー。監督やるあの男の子の面(ツラ)もいいんだよなあ。
そして主人公コナーの兄貴ブレンダンね!マジでいいんだ。ラストのシーンだけで思い出し泣き100回できるレベル(笑)弟に自分の未来を託すあの時の兄貴の顔でおじさんもう号泣メーン!嗚咽が止まりませんでした。じゃあ湿っぽい映画なのかっていうとそんなことは全然ないです。
まあ、文化祭で彼女のために歌うとかそういう映画が好きな俺にとってはそのシーンだけでも「永久に観てたい」と思ったし、どこを切り取っても文句なく完全なる俺映画でした。一位当然。



というわけで、2016年の結果は以下の通り。

1位:『シング・ストリート 未来へのうた』
2位:『ヒメアノ〜ル』
3位:『この世界の片隅に』

4位:『ディストラクション・ベイビーズ』
5位:『ドント・ブリーズ』
6位:『何者』
7位:『シン・ゴジラ』
8位:『葛城事件』
9位:『ズートピア』
10位:『クリーピー 偽りの隣人』

(後編へ続く)
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# by youngas | 2017-01-04 05:06 | 俺アワード
2017年 01月 03日

俺アワード2016 ~SGW編 10~4位~

この一年を振り返り、特に好きだった物を勝手に表彰しちゃう毎年恒例の俺アワード!!!


一昨年からバスフィッシングにどっぷりハマり倒して、身の回りのカルチャーがド反対の世界に数年おりましたが(笑)


今年の夏に二人目の子供が産まれた事がきっかけで、こちら側へ戻って参りました♪

元のカルチャーリハビリ中のワタクシが書く俺アワードですが、ちょっと面白い映画が異常にありすぎてもはや怖い2016。

『大好き映画BEST10』『大好き映画キャラBEST5』『大好き映画ワードBEST5』の三部門を勝手に表彰しちゃいます!!!!!

映画館には数えるほどしか行っていないのでランク内に去年案件があり、やや鮮度に欠ける部分があるかと思いますがそこはご勘弁。

逆にほぼTSUTAYAに並んでる作品なので、クソ暇で頭がスカスカになりそうな人はDVDですぐチェックできますwww

そんな感じで行ってみましょう!!!
大好き映画からだぞウェイヨ~(´・∀・)/





第10位
【ストレイト·アウタ·コンプトン】
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高校生の時にブラックミュージックを聞き始めたのは当時の彼女が遊びに来た時に、よりスケベっぽい空間を演出するためだったように思います。

ガンズとかメタリカじゃちょっとな。。。という年頃でした。

よく分からないながらRケリーを選択していたのは、いま考えてみればなかなかのエロセンスだと思います(笑)

当然アリーヤやメアリーJブライジ、TLCなんかを聞く流れになりながらも、メソッドマンやレッドマンなんかのウータン一派もチャリンコに股がりながら楽しんでいた17才。

周辺の友達の間ではエピタフやFATレックなどのいわゆるメロコア全盛期。

ゆっくりと展開されるビートに早口の歌唱法方はなにも知らないド田舎の男子にとってもフレッシュだったし、それまで聴いていたメロコアに比べて大人っぽく感じたんだと思います。


そんな青春時代の少し前の時代のアメリカをパッケージして、文字通りコンプトン地区を手元まで直送してくれたこちらの作品。
DVDに詰められているのはN.W.Aというヒップホップグループの自伝的な物語を通して、高校生の頃の自分がすごく知りたかった空気でした。

今でも“ブラック·ライヴス·マター”という運動が起こるほど、かの国では根深い人種差別があります。
N.W.Aとは【物言う黒人】の略。


2016年はアメリカ各地で白人警官による人種差別に対するデモが頻発しました。


そんな歓迎できない強いエナジーを感じた胸くそ悪い空気に鉄槌をくだす1本!!!
ギャングじゃないけどギャングスタラッパーではある彼らのパチ者感もパンクだし、ドレやアイスキューブの育ちの良さも垣間見れて心底楽しめました!!!






第9位
【私たちのハァハァ】
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地方に生まれた者にとって“東京”というのはどこか神格化されている部分があります。
すくなくとも自分は大いにありました(笑)


TVで活躍している芸能人がそこらじゅうに居るんじゃないか?
歌舞伎町はIWGPやトーキョートライヴに出てくるようなギャングだらけじゃないのか?

女の子は100%美人でオシャレ。
売ってないものは無くて、一晩中きらびやかで...



東京に行けば何かあるんじゃないか?何かになれるんじゃないか?


そしてそれは若年層ほど強い傾向にあるように思います。
裏づけのない自信と相まって痛い状況になりかねない。


なんなら、ちょい本気出せばAKBの端っこの人ぐらいならイケんじゃねーのか?
ぐらいに思ってたりしてwww


【私たちのハァハァ】は福岡在住の女子高生4人が、大好きなバンド“クリープハイプ”に会いに行く物語。

ほぼ演技経験の無い4人であり(うち一名はメジャーからデビューしたシンガー)、監督の意向により
今作ではヘアメイクスタッフも付けていないそうです。


それによりとても自然な田舎の女の子を見れましたし、自分が九州を出て東京に住み始めた時の事を思い出しました。

はじめてゼップTOKYOでガービッジを見た時には、普通にだいの大人でしたが『俺はこれでただの田舎のガービッジ野郎(ガラクタ、生ごみ)じゃねーぜ!!!』と胸を張ったものです(笑)


その精神性こそがガービッジ野郎とも知らずにw


女という武器を換金してみせたり、SNSという黒い渦に飲み込まれたり。
女同士の嫉妬や自己顕示欲で仲間割れしてみたり。。。
誰かれかまわず何だかイライラするし、かまわれたくないけど放ったらかしもちょっと...

みたいな、自分もその昔に通過した若さが口内に広がってちょっと苦い時間を頂きました。

ピッチパーフェクトやリンダリンダリンダ、ローラーガールズダイヤリーに代表される
【若い女の子が何人かで何かやるムービー】の最新版としてもフレッシュな1本でした!







第8位
【ルーム】

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限定された空間で少人数がなんかやるって映画自体が好きなんすよね。
そんな理由もあり8位は評判の高かったこれです。


とある理由で、とある場所に、監禁されてしまっている若い母親と5歳の少年のお話。


ここからは
ネタバレを含みますので、この作品を楽しみにしている方は見ない方が良いかも?


ある方法を使い、決死の覚悟で息子を外に出します。
産まれてからずっと二人で生活してきた親子にとって、離れ離れになるのは想像以上に大変だったと思うんです。

もし自分が子育てを経験していなかったら『普通離れられないでしょ、、、子供は使えないでしょ。』と思うと思うんです。でも、子育てをしていると分かるんですよね【子供ってこっちが思ってるより何倍もスゲー】って事が。

そして自分の子ならやってくれるんじゃないか?と思える。


言ったことを2秒で忘れるのも子供、言ってないことをずっとずっと覚えてるのも子供。


実際にオーストリアで起こってしまった事件をベースに作られているようです。

栄養不足で歯が抜けてしまったり、日照不足からビタミン剤を与えていたり。
そういうリアリティのある描写も実際の事件から着想しているのかもしれません。。。


犯人が狂気に満ち満ちたサイコパスかと思いきや、金が無いのに子供の誕生日にラジコンを買ってくる普通さを見て余計に頭がズキズキ痛くなったりして。


カメラワークやハラハラ展開も含め、平均点の高い作品でした!!










第7位
【マジカルガール】
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タイトルとジャケからイメージするものと、実際の中身が違いすぎるDE賞!!

獲得でございます!おめでとうございます!


日本語と英語、あとは韓国語以外の映画ってあんまり目にする機会が少ないですがこれは必見のイカレたスペイン映画!!!!!!


手に取りにくい雰囲気のパッケージかもしれませんが、普通のアート系ヨーロッパ映画ではないパンチのある内容に良くも悪くも必ずショックを受けるはず!!!


省略表現オンパレードのアート映画を見た時の消化不良なあの感じ...わかりますわかります(笑)
金はいいから時間返せなあの感じ...わかりますわかります(笑)

これは大丈夫なはず。
大きく三部構成になっているので、置いてけぼりにもなり難いですし。


日本大好きな南米出身のベルムト監督、来日の際は新宿ゴールデン街でいつも飲んでいるそうです(笑)
お酒のビンに『セーラームーン』と書いてあったり、音楽が日本人歌手のものであったり。

これを読んでくださっている日本人は、感謝の意味でも必ず見てください。
ある意味、今は無きクールジャパンかも。

こちらの解釈でいかようにも捉えられるストーリーは、いつしか刺さったまま抜けないトゲとなっているでしょう。


【ルーム】も、何はともあれ親との時間LOVEって子供の目線にグッとくるし、この作品も嫌なはずであろう病床での少女が一番いい顔をしている所に目頭が熱くなりました。

こんなの見せられたら、バス釣りに行かず子供と居ようと思うってば(笑)!!!









第6位
【ドントブリーズ】
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元日よりヤンガスちゃん揃って劇場に足を運びました通称ドンブリ!!!


盲目のおじいちゃんの家に大金があるらしいという噂を聞いた若い空き巣常習犯の男女3人。こいつらがじーさん眠らせといて、がっぽり根こそぎ頂いちゃおーよ!ってお話。



とにかくあらゆる場面で僕らの想像を遥かに上回ってくるし、予想を裏切ってくる。
しかも何分かに一度は『お化け屋敷的』に脅かしてくるもんだから、おじさん疲れる疲れる(笑)


こんな疲労感なら大歓迎!!!
映画館からの最高のお年玉!!!


なもんだから鑑賞後のサイゼリアでは激賞とマルゲリータが二人して止まらず、唾とチーズを撒き散らしながら熱く語りました。
口臭気にして息を止める、こんなヤンガスちゃんに最高のお年玉をくれるんだから、映画の神様はいますね!あざます!


普通に考えれば【盲目という社会的な弱者、しかも大切な家族を失っている退役軍人】から老後の貯蓄を盗むんだから、強盗がケチョンケチョンにやられる所にカタルシスがあるのかと思いきや、、、
強盗側にも8マイル的な悲しい家庭の事情が。。。


いつしか強盗を応援している自分に気がつく巧みさ(笑)
新しい応援上映の形かもしれません!
『後ろ!後ろ!逃げて!逃げて!』みたいな。


しかも盲目じーさんの地下室にある捻れまくったた闇の顔、、、


単純にルックだけ見てもキレイな画も多かったなー。

特に真っ暗闇の映像は、クリス·カニンガムのラバージョニーを彷彿させるほど美しかったっす!!

あと割りと序盤の顔面への発泡シーンやばかったっすね!
あそこマジでカッコ良かった。
相方シノダは常々笑いとは『間とテンポ』だってチ○ポが眼鏡かけたみたいな顔で言ってますが、この発泡シーンの間とテンポ完璧でしたよね!

一瞬ピカッと光るあのビジュアルも含め。



前にカップルが座ってましたので、パンチのあるデートムービーとしても良いかもしれませんね!!!

あのカップルはその夜、どういう物を口にぶちまけたのか。。。ドンブリプレイをしたのか。。。

それだけが気がかりな元日の夜でした。









第5位
【クリーピー 偽りの隣人】
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いや~これには参りましたね。
自分は鑑賞中、あまりに好みじゃない芝居や展開が多いので『はい減点、はい減点、はい東出減点』って感じで観ていたんですが、そのあと何日経っても香川照之さん演じる西野というオジさんが頭から消えなかったです(笑)

香川さんも最高すぎましたが、娘役の藤野涼子さんが大っ好きでした。

韓国映画『冬の小鳥』『アジョシ』期のキム・セロンみたいなパワーがありましたね。
『リリイ・シュシュ』で映画デビューした頃の蒼井優とも言えるような。
顔が似てるだけか(笑)


あれ?

あんまり書くことが出てこないな(笑)



あ、去年は香川照之さんの離婚報道があり奥様の安否が心配になったりしちゃいましたw
それぐらいこの作品での香川さんはヤバいっすよね!!!!!











第4位
【クリード チャンプを継ぐ男】
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ロッキー音痴とも言える自分がこの作品をパスする理由は多々あるんですが、クリードに関しては前のめりで鑑賞しました。

『フルートベール駅で』という映画にガツンとやられてしまっていますので、同じ監督ライアン・クーグラーであればそりゃ観ますわな。
フルートベール駅でを観てない方は、いつかチェックしてみても良いかもしれません!!!

10位のストレイト・アウタ・コンプトンでも書きましたがブラック・ライヴス・マター運動のまさにそれです。
重い内容を実にコンパクトにすっきり描いた極上の一本かと思います!


しかも主演のマイケルは、こちらも金字塔『クロニクル』のあいつですからね!!!



リング上で相手を倒すのがボクサーのミッションだと思います。


ここにいる主人公のアドニスも勿論そうなんですが、物語が進むにつれてそれよりも『過ちによって産まれてしまった偽エリートの自分』という大きな心の敵に落とし前をつけようとしているように見えてきます!!!

『不良じゃなくても強いんだ』って何度か出ますが、あの非アウトローコンプレックスの表れですよね。


ロッキーもリングではなく自分の中にある大きな強敵と戦う、いわば変則的なペアマッチ構造。
それによってお互いがお互いに好作用をもたらしています。
ロッキーは誰かのために戦うと強いんすね!


スポーツ映画にありがちな寸止めアクションは皆無で、なんならボクサーってこういう風に見えてるんだな~って感心しちゃうほど。

よく芸人さんが頭に付けてスカイダイビングしてますが、あのCCDカメラの映像ぐらいリアルで熱い!!


素晴らしいシーンの乱打戦ですが、自分的にはエイドリアンの墓前で新聞を読みながら墓に向かってしゃべってるあそこが大好きです。
背中が痛いな~なんていう伏線もチラつきますし。


あとは街のゴロツキを引き連れてアドニスがロッキーの所に走るシーン!!!
アングルやスピード感、カットのタイミングなんかのカメラワークこみこみで最っっっ高ですよね!

今年は同じ作品を何度も見返しましたが、この走るシーンは大好きで一番観たかもしれないです!!



とにかく充実しかないです。
クゥ~~~って言いながら映画の時間に浸りたい人はこれ!!!!!






3,2,1位は後半戦で!!!!




sogawa

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# by youngas | 2017-01-03 17:25 | 俺アワード
2017年 01月 03日

俺アワード2016 ~SGW編 3.2.1位~

2016年の大好きだった映画BEST10!!!

そろそろ疲れてきましたがトップ3頑張ります(笑)








第3位
【ヒメアノ~ル】
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大好きな要素しかないモンスター級の1本!!!!!


そもそも原作マンガ大好きだし、『さんかく』『ばしゃ馬さんと~』大好きだから吉田恵輔監督うれしいし、サイタマノラッパーコンビ出てるし、なんか恐そうだし(笑)

そんなこんなで観てみたら、想像してたより何倍も面白くて『日本映画ヤベェ...マジヤベェ...』しか言えなかった。


正直これ1位でもいいですwww


刺さるポイントが山ほどあるんですが、やっぱ映画のオリジナルストーリーとして描かれる
『お母さ~ん、麦茶持ってきて~』
に全て持ってかれる。
終盤用意
胸をギューっと握りつぶされる思いでした。


あのトーン、あの感じ、ほんと経験ある。
友達にちょっとカッコつけたくて、いつもより少しだけお母さんに強く行く感じ、ほんとある。
あのファミコンしてる2人が可愛いすぎて。。。



学校での不幸な出来事で、そんな可愛い男の子が捻じ曲がっていく。


予告でも描かれていますが、前半のキャッチーな感じから後半のダークな感じに切り替わるピンポイントで出されるタイトル。
なんという神がかったタイミングでしょう。

後ろでは本当にエロい女の子の喘ぐ声、、、あの声よ。
そのエロい声が響く部屋をボンヤリ見上げるモリタの、、、あの顔よ。
なんとなくジメッとしたそんな暗~い風景のバックで流れる、、、あの音楽よ。


これからとんでもない事が起きて、話がドライヴしていくんだろうなぁ~っていう期待感がハンパじゃなかった!!!!!
いま思い返してもゾゾゾゾっとする。と同時にニヤッとしちゃう悪い自分も居たりして。


公園で清掃員のおじさんにタバコを注意されると、モリタは消すは消すけど『もう吸ってないんで...』の一点張り(笑)
負けずにおじさんも注意のおかわりを浴びせるも『もう吸ってないんで...』×4回。

あ、おじさん殺されるな。。。と思いましたが、無事で何より(笑)


あそこのモリタ最高でしたね!
うざいから殺すとか、鬱陶しいから逆恨みで殺すとかではないんですよねー。



森田剛と友達の人がいたら、あそこマジ最高だったって伝えてください。










第2位
【この世界の片隅に】

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原作マンガを含めて、もはやレガシーとなった可愛い顔した怪作。



年間何本も建つ金字塔なんかでは安すぎる!!!
興行収入という数字の羅列なんかでは到底測りきれない、文化的にも歴史的にも重要すぎる一作。


芸能界の暗黒帝王たちによって業界の一線から姿を消され、能年玲奈という本名さえも使えなくなってしまった『のん』ちゃんが主人公の声を担当しています。
アニメーションIQが低い自分にとって、はじめて声優さんが『俳優』なんだと認識させられました。それほどの実在感があったのんちゃん!
片淵監督も『この子しかいない!!!』というテンションでオファーしたっていう、そんな逸話すら感動的です(笑)



噂が噂を、観客が観客を呼び満員御礼!立ち見続出!クラウドファウンディングでの支援も後を絶たない!
取り扱いをためらう大手TV局を完全無視してSNSで広がりまくる、ある種オルタナティヴの完全勝利宣言!!!
TVの価値をさらに下げてしまったような2016年でした。


ざまみろバーニングって気分です(笑)
スポーツ新聞への『洗脳ネガティヴキャンペーン』も失敗に終わりましたね。




これを観た後から、ホントにしょっちゅうあるんですが『何がそんなにオススメなの?』と聞かれるたびに、自分の語彙力の無さを痛感しっぱなし。

上手くオススメポイントを話せない。
何に感動しているのかうまく言葉に出来ないん
です。


シノダに『ねぇねぇ、結局の所なにがそんなに好きなんだっけ??』って聞いちゃう始末w
掴めないんだよなーまだ。





劇場を出て歩いて駅に向かうんだけど、なんか思考がスムーズじゃない。
そのくせ世間の風景と空気が鑑賞前とは違って見えてる。気がする。


よく言われてますが、その掴みきれない感情こそが『今までに経験したことのない感動』なのかもしれないな~。


物語自体に大きな分かりやすい推進力は無いけど、エンドロール後すぐにまた観たいオカワリ作品。
大きな価値のある戦争映画としては『野火』もランクインさせたかったぐらいヤバかったんですが、あちらはどっちかって言うともう観たくないwww



そして主人公すずさんは絵を描くのが大好き!!って所も、自分ら的には親近感の湧くところ。

街をスケッチして思い出をパッケージしたり、風景を描いて人と繋がったりトラブルになったり。
怖がる子供を安心させたり。食べ物を描いて人を元気にしたり。


普通に絵を描くことも許されない時代に絶望するし、想像もした事なかった事実を反省したりするけど『絵』そのものがストーリー的にも時代考証的にも重要なクサビになってる。

本当にサラッとした表現ながら、その1つ1つが映画に強度を持たせてるんだよなぁ~。




そして主人公すずさんの心の変化や体の成長を丁寧に手抜き一切なしで描ききっている所に、コトリンゴの優しくて軽やかな音楽が乗るもんだからもうお手上げ降参っす(笑)
サントラ欲しい。




60館ちょっとの公開規模でのスタートでしたが、最終的には190館ぐらいまで広がるという見立てもあるようです。
得も言われぬパワーが充満した作品なので、映画館でかかっているうちに是非!!!




そして双葉社から出ている『劇場アニメ公式ガイドブック』の内容が素晴らしいので、こちらも併せてお楽しみください!!





すずさんに会いたい!!!!



『しのん』に改名しようかなって言ってた相方シノダにも会いたい!(笑)














第1位
【ディストラクションベイビーズ】

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どんだけ邦画おもろいんすか。。。



2016年、わたくしが一番好きになってしまったのは、こちら~!!!!!
※万人にはオススメしません!







あれは何年ぐらい前かなぁ.....


ナンバーガールの解散が決まってしまってからのラストツアー。
あとは東京と札幌を残すのみとなっていた。


ラスト2ステージのZepp東京の幕開けは『i dont know』だった。


イントロの轟音が鳴って最後のステージが始まった瞬間と
冒頭で描かれる商店街をうろつく主人公“泰良”が振り返った瞬間は
感覚としてすごく似ていた。



いわば主人公の最後のステージの幕開けなのかも。。。



はじまりに一瞬だけ描かれる弟“将太”とのふれあいシーン。


とにかく噛み付いたら離さない狂気の男“泰良”。
心を開くそぶりがない“泰良”。


そんな男が普通にお兄ちゃんっぽく振舞うあそこ、ほんと最高!!!


群れない媚びない、そんな“泰良”ですが、じつは弟の将太もそんな奴。
狂気に満ち溢れているけど、兄弟間での信頼関係はハンパない。


2002年のフジロック。
いろんなUKバンドが観たかった自分ですが、一番記憶しているのは苗場食堂から少し離れた木陰で缶ビールを飲むナンバーガール向井さんでした。ゆるいシャツと麦わら帽子、トレードマークの丸い眼鏡という姿で腰掛けていました。


どうしても話したかった自分は勇気を出して少しの間おしゃべりしたんですが、自分でもわかる位にひきつり倒し、膝はガクガク笑ってました(笑)

会話の内容なんて勿論おぼえて無いけど『みなぎってるなー!!!』という印象だけが強烈に今も残ってます。

優しいけどみなぎってて狂気を内包している男にヤラれてしまった、そんな夏を思い出しました。


そして何年かぶりに、またそういう男にやられてしまってという訳です。



何を隠そうこちらの作品は、その向井さんが音楽担当。


港の船溜りを向井さんのエッジーでメタリックなギターと共に映し出される様は、まさに冷凍都市。
ならぬ冷凍地方!!!
ほぼスタート数分で勝負ありでした!!!!


スクリーンに映える小松菜奈さんも良い感じに悪かったし、
ワガママなボンボン感でイラつく少年を演じた菅田将暉も良かった。


誰かとつるんでないと何も出来ない奴ら感が最高でした!!!


弟役の村上虹郎くんもハンパじゃなかったですね!!
2017年は彼の年になりそう。
またすぐに会いたいです。
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公園で付いた血を洗い流した後の泰良の顔が忘れられません!!!!!








2016年もありがとうございました!!!!!!!!!






sogawa

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# by youngas | 2017-01-03 14:20 | 俺アワード
2016年 01月 01日

俺アワード2015〜SHINODA後編〜

(続き)

【次点のコーナー】
ベスト10には入らなかったものの、シノダが2015年に愛した沢山の映画を一気に!一言寸評付きです。

『フォックスキャッチャー』
"マザコンとブラコンのアイデンティティクライシスをじっくり低温弱火でコトコト!ゾックゾク!主役3人の演技に度肝を抜かしてる内に考えさせられる「家族って何?」たいへんよくできました!"
『キングスマン』
"マシュー・ヴォーンやりたい放題の映画史に残る教会大虐殺!コリン・ファースも最高じゃん!ただちょっと鼻に付くPOPでしょ?感"
『007 スペクター』
"クレイグボンドもこれで見納め?オープニングの格好良さはハンパなし。んー、ただスカイフォール感どこへ?"
『グリーン・インフェルノ』
"食人族リブートは悪意も描写も五割増し。言葉通り人を食うイーライ・ロスらしい仕事ぶりでのちの奥さん(主役)も酷い目に(笑)"
『海街diary』
"広瀬すずという少女が女優になったことを祝う花火のような映画。あとは綾瀬はるかに見惚れてたら終わってました"
『メビウス』
"キム・ギドクの男女の業映画の究極版!息子のチ○コを切り取ってムッシャムシャ頬張るお母さん。ってホラーかよ!(笑)"
『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』
"祭り感。俺の総てのトラウマ映画体験の総本山を4Kだか包茎だかわかんないけども、凄まじい音圧で鑑賞。心ん中じゃ正座で号泣。耐え難い不快感もここまで度を越すと人はそれを痛快と呼ぶ。爺のハンマーのくだりの愛しさたるや!俺のオールタイムベスト3の3本の内の1本。あとは「時計じかけ」と「ゾンビ」です"
『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』
"変態おじさん電気の伝記!まりんの発言の貴重さ!これもかなりの祭り感。劇場でファン大勢と観れた楽しさたるや!一生電気グルーヴ!"
『ブルー・リベンジ』
"あっけなく果たされたかに見えた人生を賭けた復讐劇が予想外の方向に暴力的に転がり出す後半の救いのなさと画面を覆う独特な青い色味が北野映画にも似て激好み。にしてもあの友達いいキャラだったなぁ"
『フューリー』
"元海軍の体育会系エアーらしいブッとい戦争モノで主役5人が共同生活と殴り合いで深めたという絆が画面に出まくり!こだわりまくったモノホン戦車もド迫力&唯一のヒロインエマの可愛さと儚さよ!ブラピvsナチス映画の傑作更新。特にラストの緊張感はここ最近でも白眉の出来"
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』
"トム様のライフワーク。にしても体張りすぎ!てかあんた死ぬよ?(笑)ラストシーンのざまーみろ感は2015ナンバーワン"
『アメリカン・スナイパー』
"イーストウッド爺の戦争反対映画。やっぱりあの歳でこれ撮れちゃうのってスゲー"

【総括とワースト】
2015年はまとめきれないぐらい、大作、良作、傑作の乱れ打ちでしたけど、総括すると「狂気と興奮」って言葉がぴったりだった気がします。振り返れば映画館で触れた狂気にずっと興奮してたなぁと。
マッドマックスとかセッションとかバードマンみたいな狂人登場映画も多かったし、スターウォーズに関しては観客達の熱狂がどれだけの大作の帰還だったのかを思い知らされる結果となりました。完全にその狂気に感染してたくさんのニワカな人達も興奮して映画館に押しかけていたように感じました。いずれにせよ、映画にとって特別な一年だったと思います。
そしてダントツワーストは2月に見た『さよなら歌舞伎町』でした。染谷将太と前田敦子を主演に据えた歌舞伎町のラブホテルを舞台にした群像劇なんてこれ以上ないぐらいの豪華さと面白げなカードを揃えておきながら、無駄遣いもいいとこ!全然ダメでした。全部言葉で説明させる演出とツッコミどころ満載の殺人現場!最終的に彼女に甘えて生きてきたあいつがふてくされて実家帰っただけで、それのどこがさよなら歌舞伎町だよ!あいつすぐ帰ってくるよ!って納得いかないしょうもないオチまでとにかく全部不快でした。強いて言うならあの朝の自転車二人乗りのオープニングはすごい良かったんであそこで終わってれば良かったのに。あ、あと『幕が上がる』もだいぶもったいなかったなー…って、もういいや。
というわけで2016年もいい映画に出会えますように!

…で、2015年は映画部門で出し切った…というわけではありませんが、他の部門は触れたり買ったりした中で良かったと思うものをとりあえずズラーッと並べてみることにします!

〈音楽部門〉
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・The Shrine「BLESS OFF」
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・Sleaford Mods「KEY MARKETS」
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・SAKEROCK「SAYONARA」
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・Tyler,The Creator「CHERRY BOMB」
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・スチャダラパー「1212」
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・思い出野郎Aチーム「WEEKEND SOUL BAND」
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・NATURE DANGER GANG「THE INFERNO」
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・星野源「YELLOW DANCER」
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・リミエキ×ハバナイスプリット
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・おやホロ×ハバナイスプリット
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・どついたるねん「生きてれば/精神」
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・BiSH「Brand-new idol SHiT」
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・BILLIE IDLE®「ROCK"N"ROLL IDLE」
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・トリプルファイヤー「エピタフ」
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・MITCH MURDER「INTERCEPTOR」
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・せのしすたぁ「I'm sick too!!!」
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・ECD「THREE WISE MONKEYS」
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・水曜日のカンパネラ「ジパング」
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・アカバネ「アカバネ」
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・前野健太「今の時代がいちばんいいよ」

2015年の音楽部門は個人的に80s US PUNKリバイバル(BLACK FLAG、MINOR THREAT、BAD BRAINSなど)が何度目かの津波のように再び押し寄せてきてしまったりして、基本一年通してその辺はずーーーっと聴いてました。(今もBGMはBLACK FLAG「DAMAGED」)
洋楽だとThe Shrineはスケーターパンクの匂いがちゃんとしてて良かったし、おっさん2人のUK発毒舌ラップユニットSleaford Modsのアルバム、Tyler,The Creatorのニューアルバムは割と聴いていたかなぁ。日本だとBiSの後継者BiSHちゃんがすんばらしかった!ウイカ&のぞしゃん所属のNOT IDOL・BILLIE IDLEの2nd.も最高でした。ウイぽん本人から「ちゃんと売れるの作りました」って言葉聞いて本当納得しました。まぁやっぱり松隈ケンタが好き!ってことですけども。
あとはNATURE DANGER GANGのやっと出た新作(内容的には期待値上回らず)に興奮。それからトリプルファイヤーの新作!あ!トリプルファイヤー超良かったすね!あと、ブレイクした水曜日のカンパネラも攻めの姿勢で好感持てたし、ECDの新作もバッチリだったなー。後半は何しろあとは星野源ちゃんのイエロー・ダンサー!踊れるし歌えるしでほぼ無敵状態でしょ、彼。紅白にも出ちゃってどこまでデカくなるんだろ。SAKEROCK解散はちと哀しかったけど(言わずもがなラストアルバム傑作だった)
アンセム部門があるなら今年はLimited Express(has gone?)Have A Nice Day!に加えてECDとかヤンサンのモリカワアツシとかも参加した「ゾンビパーティー」のリミエキver.とBiSHの「BiSH-星の瞬く夜に-」かなぁ。メチャ元気づけられました。
ライブ部門は2015年は四ツ谷OUTBREAK!が熱かった!知り合い主催の自家発電(五箇さん、まさかのアカバネ名義で殺害塩化ビニールからデビューも驚いた!)での猛毒とかサ上とロ吉!あとNDGせのしすたぁのツーマンも最高でした。それから2月は渋谷WWWで見た大森靖子どついたるねんも良かったし、5月は真心ブラザーズキングオブロック20周年記念のリキッドルーム、酸欠寸前だったBiSHの記念すべき1st.ワンマン@中野ヘビーシック、夏はソニックマニアのPerfumeからのマンソン様BOYS NOIZE電気グルーヴ、ラスト12月には何と言ってもフラワーカンパニーズの武道館!こう書いたら充実してたんだなー音楽部門も。


〈書籍部門〉
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・村井香/銀杏BOYZ写真集「純血」
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・渋谷直角「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」
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・大橋裕之「太郎は水になりたかった」
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・松尾スズキ「現代、野蛮人入門」
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・九龍ジョー「メモリースティック」
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・樋口毅宏「さよなら小沢健二」
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・ECD「人生は電気グルーヴ」
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・「別冊映画秘宝 戦慄のスラッシャー映画伝説‼︎」,「厭な映画」他
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・「VICE」伊藤政則表紙音楽イシュー
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・POPEYE6月号 映画特集
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・映画雑誌「南海」
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・高橋ヨシキ 「悪魔が憐れむ歌」二部作+白昼シリーズ三部作
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・「東京異景散歩 昭和20〜30年代の東京の闇を歩く!」
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・金城宗幸・原作/荒木光・漫画「僕たちがやりました」

書籍部門、今年も映画秘宝と映画秘宝MOOKを中心に(偏ってんなぁw)本棚が溢れ出す一年でした。大賞は無料なのにアドレナリン出まくりだった「VICE」かなぁ。ヘンリー・ロリンズとかイアン・マッケイの写真とか現行のフリーペーパーにどどーんってカラーであの紙質ってどうかしてるけど嬉しすぎたなー。あとは見ながら静かに涙した銀杏写真集「純血」!光って曲のPVにも登場した写真とか見たことあるのもいっぱいあったけど、見たことなかった写真も満載で村井香さんの銀杏愛がページから零れ落ちてた!樋口毅宏のサブカルアーカイヴ「さよなら小沢健二」も楽しかったし、九龍ジョー「メモリースティック」も面白かった!高橋ヨシキはもうどれもこれも最狂で大好きでした。
漫画だと相変わらずの大橋裕之先生と渋谷直角先生の鋭利さにヤラレたのと、当然のクオリティ宮崎夏次系二冊、アイアムアヒーローも転がり始めたし(映画化どうなんだ?)、新しい悪意の込められた「僕たちがやりました」も良かった!
あとはポパイの映画特集とかブルータスも毎号攻めてて、老舗雑誌達が看板に甘えずにいたのもだいぶ刺激になりました。

〈女子部門〉
清水富美加
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新川優愛
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中島愛里
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中条あやみ
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三戸なつめ
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武田玲奈
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矢川葵(Maison book girl)
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秋篠宮佳子様
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アイナ・ジ・エンド(BiSH)
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桜井日奈子
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岡本夏美
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荻野可鈴(夢みるアドレセンス)
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ほないこか(ゲスの極み乙女。)
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煌めく女子達は写真でチェック!やっぱり大賞は佳子様ですわな。あのバックボーン(と書くまでもないけど)に比例する上品さと可愛さ!あの青年の主張みたいなやつに出席して真剣に聞いてる顔とか何なんだ!どうやったら皇室に入れるんだ!と全シノダが総動員して本気で悩んだ一年でした。
あともう一人の大賞は清水富美加!この娘の芸達者ぷりね。SICKSヤバかった!すぐに天下取るだろうな。もっとバラエティーにも出てほしい。


てなわけで2015年の俺アワードいかがでしたか?あ、やっぱ長かった?(笑)では今年もyoungasをよろしくお願いします!てへぺろっ!(白眼で失禁&卒倒)

youngas SHINODA
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# by youngas | 2016-01-01 18:31 | 俺アワード
2016年 01月 01日

俺アワード2015〜SHINODA前編〜

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!

ワーイ!やったー!ラッキー7!

そうです!俺アワード、誰にも頼まれてないのに7年目の発表DEATHってYO〜〜〜ッッ!!!

我々ヤンガスちゃんの唯一の活動(笑)俺アワード、2015年も無事発表と相成りました!(俺アワーダーズに改名検討中)

ちなみに2015年にシノダが見聞き読みしたものなので発表やリリースが2015年じゃないものもありまーす!


〈映画部門〉2015年は鬼ヤバッ!2014年もかなりの豊作でしたけど、2015年はそれを上回る異常な豊作ぶり!(特に後半)
スターウォーズやマッドマックス、007など伝説映画の続編が続々と登場、マスターピースと呼ばれるべき親指立てまくり傑作も二度と見たくない中指立てまくり糞映画も組んず解れつ盛りだくさんで結果映画史に残る級の一年となりました!
というわけで良かったんだったらその分発表してやろうぜ!精神に基づき、今回はベスト10圏外の次点も大量に発表します!史上最大ボリュームの俺アワシノダ篇。おせちと長いだけのダラダラテレビに飽き飽きした年始の暇つぶしにぜひどうぞ!!!



10位『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
"超絶ドラムと驚異の長回しワンカットで綴られる落ち目俳優の悲哀と幻覚に脳がユッサユサ、音をたてて揺れる!"
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マイケル・キートン演じる主人公・リーガンの「夢と現実がつかない虚構の世界」=「バードマンとしての超能力」に結びつけて一発屋の苦悩を表現したイニャリトゥの術中にハマれるかどうか?つまりはそこにハマれなきゃずっと何じゃこりゃ?結論何じゃこりゃ⁈もあるでしょうねぇと、そちらの意見もごもっとも。で、もちろん自分は前者で、ずーっと楽しかったです。ていうか、何しろアントニオ・サンチェスの渋いドラム!無駄にエロいヤク中の娘(エマ・ストーン)!ブリーフ一丁でブロードウェイを闊歩するマイケル・キートン!この3つだけで親指が自然と立ってたっつーの!
小難しいだけで意味不明だった『バベル』は嫌いだけどこれは最高。ラストの賛否は勿論わかるけど『スーパー!』のコテンパンからの静かな希望的余白に泣いた俺からしたら号泣でしたよ。うん。あのラスト、本当に良かった。最初っから後半までガチャガチャうるさい映画だからあのシーンがたまんなくクるんですよね。
元バットマンのマイケル・キートンに重ねたアイロニーや共演のエドワード・ノートンやナオミ・ワッツとかの絶妙な枯れっぷりなんかも見所。正直アカデミー賞とか星の数なんてどうでもいいし、むしろそんなもんに唾を吐くような映画だと思うから、実際4部門とか違和感ありまくりだけど、俺にとっては特別な一本になりました。



9位『孤高の遠吠』
"ホンモノの不良達が演じる、これぞ〈ヤンキー版アクト・オブ・キリング〉⁈良くも悪くもこの鼻息の荒さ、認めざるを得ません!"
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ロードサイドとROUND1とシャッター通りの空虚さを埋めるスマホの軽薄な繋がり。今の地方のヤンキーってこうなんだろうなーというリアル感。フザケた地名は井上三太以降のセンスを彷彿。後半登場する過剰でやりすぎなキャラクターなんかはビーバップやガキ帝国など不良映画からの遺伝子も歪(いびつ)ながら引き継いでいたりして、日本不良モノのエッセンスを節操なく詰め込んだ感強めのまさしく「不良品」だけど、とにかく鼻息だけは荒い!
とっ散らかりぶりや本物達の拙い演技で苦手な人は最初っからダメだと思うけど、こういうインディーズ映画特有の匂いと「いてまえ!」的勢いが今の日本映画をぶっ壊してくれると願ってのランクイン!(ある意味でぶっちぎり圏外とも言えるけど)
シリアスさは殆どないけど夜の闇の中をバイクで走るオープニングとか熊切和嘉の『鬼畜大宴会』に似た不穏な空気も感じました。何よりみんないい顔!あの顔だけは役者じゃ無理だわなー。その時点で勝ち!てか、エンドロールの選曲、ムカつくぐらい最高。空っぽに響いてた(笑)





8位『バクマン。』
"大根仁監督最高傑作またしても更新!全ジャンプ世代が泣いたあのエンドロールだけでも余裕のトップ10入り!"
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佐藤健と神木隆之介がコンビで漫画って無理ねーか?という大方の予想に対して、「うん、無理はあった。けど無理なく楽しめた!」というのが感想。現代版まんが道ともいえる「バクマン。」をギュッと二時間でこの二人主役で撮らしたら、スポ根的理論で無駄に暑苦しくやるぐらいしか手立てはないだろうと思ってたけど(ジャンプのスローガン「友情・努力・勝利」だし)、そこは大根さん。元々漫画愛が強い上にPOPさの配分が絶妙にわかってる人だから、押し付けのない「飽きない作り」にしっかりなってました。
原作では多めだった恋愛要素を凝縮して小松菜奈だけに担わせたのも勝ちの要因。今、画面越しにこっちを観てるだけでも画になる女優は彼女しかいません。
他にも編集者に山田孝之、ライバルに染谷将太、佐藤健の叔父さんに宮藤官九郎、編集長にリリーフランキー、仲間の漫画家に桐谷健太、皆川猿時、新井浩文ってオールスターにも程がある!しかもちゃんとそれぞれが見せ場ありで無駄にしてない!時々あるオールスター出したってだけの無駄遣い映画とは一線を画す出来。まぁ、もちろん、二人がピンチの時にあんなに手伝いにくる不自然さ(あんたらも連載抱えてんだろ!)とか色んな人が言ってた相当な売れっ子になってんのにアシスタント不在とかツッコミどころもそれなりにはあるけど、リアルさとファンタジーのバランスがさすが大根さんとしか言いようがないし、あのライバルとのバトルシーンの高揚感よ!ああいう少し恥ずかしいぐらいの描き方を真っ正面からあえてやってくれるから信用できるんですよ、大根さんは!そしてそんな好きじゃなかったサカナクションの音楽がすんごく良かった!
で、何しろエンドロール!見て欲しいから言いませんが御多分に漏れずアレにはヤラレました!全ジャンプ世代号泣必至のエンドロール。2015エンドロール部門ぶっちぎりで一位です!




7位『ナイトクローラー』
"主人公はスーパー下衆野郎!Jギレンホールのハイエナのような眼差しにヤラレていつのまにか「もっとやれ!」と思ってる自分に戦慄しろ!"
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ジェイク・ギレンホールが大好物な我らヤンガスの下衆な方担当(もちろん両方下衆だけど超の付く方)としては、この映画、見に行かないという選択肢は一切ございませんでした。まぁ、下馬評通りの下衆さで最高だった訳ですが。
この映画って「人として」のモラルを問うとか、現代社会の闇に切り込んだ問題作とか、そんな小難しいこと考えたり、意味みたいなものを汲み取ろうとかせずに見たほうが絶対いい!下衆野郎の下衆な行いを単純に「人として」楽しむだけでいいんですよ。だってわかりやすくムカつくあいつが酷い目にあった時「ざまみろ!」って思ったでしょ?あのアシスタントくんのあのシーンで「ダサッ!」って思わず笑っちゃったでしょ?結局自分以外がどんな酷い目に遭ってもどうでもいいのが俺たちじゃん!ってニヤニヤしながら言われてるような映画。当然不快な人は不快だろうなーと思いながら俺は終始ニヤニヤ観てました。
裁かれずに終わっていく感じとかもいい!本物の下衆野郎は裁かれずに延々とのさばって生きていくものだっていう悪者のしぶとさとしつこさのセオリー。ゴキブリってなかなか死なないもんね。ていうか悪の教典てこの映画のことだよな。
あと、これ見た劇場も良かった!千葉劇場っていうクソ寂れたとこで、おっさん4〜5人しかいない環境だったんだけど、この映画観るには最高なシチュエーションだった!どこが入口かもわからなかったけどどうか無くならないで欲しい、千葉劇場!
                         
                             千葉劇場↓
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6位『インサイド・ヘッド』
"悲しみの大切さを喜びが知るなんて上手すぎ&出来過ぎ!全子供に見せたくなるピクサー史上指折りの大傑作!"
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これをスッとベスト10に入れる俺、大人になったというべきか、単純に老けたのか、昔なら考えらんない感じです。(とか言いつつモンスターズ・ユニバーシティ入れてるけどね、2013)流血ドバーッで切り株最高!って自分も当然死んじゃいないんだけど、こういうキッズ向けの映画に素直に感動→号泣が近年超高速ハイスピードで自分を脅かしつつあって「丸くなるな!俺!」と常に言い聞かせながらの毎日の中、もうコレ序盤から涙腺をあまりにデッカイ斧でぶった切ってきやがりまして、最終よくわかんない彼方までぶっ飛ばされた級の、とにかく凄まじく素晴らしい映画でした。
だってヨロコビやカナシミ達、感情が主人公を幸せにしたくて脳内を駆けずり回る(もう書いてるだけで泣けてくるけど)ってそれだけでも面白いのに、その主人公の女の子ライリーが可愛過ぎて(美少女過ぎないとこもよし)こんなに時間の経過を感じない映画も今年なかったです。俺はカナシミにビジュアル含めてだいぶヤラレました。本当に愛おしかった!あと、ビンボンね。あいつも最高。夢スタジオの所とかはモンスターズ・インク感あったけど、まぁ、最高すよね。あのユニコーンとか。
というわけで見てない人はすぐに見た方がいいです。あ、あとキッズ向けと書いたけど、これ子供も楽しくて大人ほど響く話です。ピクサーはトイストーリーん時からその路線の手を緩めないけど、これがほぼ到達点だと思います。本当傑作。





5位『スターウォーズ フォースの覚醒』
"溜飲下げまくりのあのシーンで世界中の熱狂的信者もほぼ納得⁈過去と現在を見事に繋ぎ未来へも投げて見せたJJエイブラムスの手腕にただ拍手"
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スターウォーズについて語る時はやっぱりどうしても所謂ルーク三部作と言われる4・5・6にどれだけ思い入れがあるかって所から話さなくてはならない気がして、そこに思い入れもなければ見たこともないって人は2015年の異様なまでの狂乱をどう見たのか興味あります。で、俺は20年ぐらい前の特別編の公開の時、当時付き合ってた彼女と一緒にドッパマリしちゃって、レッドカード、グリーンカードと呼ばれるブリスターをフルコンプはもちろん、あらゆるフィギュアを買い漁り、スーファミのゲームもやりまくり、彼女はイウォークマニアだったから、ウィケットが描いてあるって理由でジェダイの復讐のドゥルー・ストゥルーザンの何十万もするサイン入りジクレーとか買っちゃったりとか、とにかく狂ってるってぐらい大好きでした。
今までの映画人生であんなに毎日繰り返して見た映画もありません。
というぐらい思い入れの強いシリーズではあるので、当然7(今作フォースの覚醒)についての不安は山のようにありました。(プリクエル(アナキン3部作と呼ばれる1・2・3)の失敗による傷もあり)
しかし、それを軽々と超えた(相当大変だったろうけど軽々と見えるとこもまた素晴らしい)親指立ちまくり、鳥肌立ちまくりの大傑作になってやがったぜ、今作!本当に面白かった!皆が気にしていた女主人公⁈ってとこがまず及第点どころか超合格点。レイを演じたデイジー・リドリーがマジでいい!その誠実さとか迷いとか喜びとか表情が超豊か!(この子のインサイド・ヘッド、感情達大変そう)そしてフィンのツラもいいすね〜。ずっと汗かいて困り顔だし。ポー・ダメロンだけ顔は好き嫌いで言うとダメロン(こういう使い方何千人にされてんだろう)だったけど、キャラとしてはすんごくいい。BB-8もゲロ吐くカワイさだったな。て、ことでわかるようにハン・ソロのハリソン・フォードとレイア姫のキャリー・フィッシャーの老いっぷりやチューイも相変わらず最高だったけど、新キャラにこそ胸揺さぶられたっていうことからして、もう「俺のスターウォーズ」をぶっ壊してくれた感というのか、これぞまさしく新たなる希望=ニュー・ホープ!と思えた訳でそれが本当に心底嬉しかったです。
そしてネタバレだから何にも言わないけど、オールドファンが溜飲を下げたあのシーン!もうね。オールドファンにもちゃんと仁義かましてきましたよJJは。だから正直8・9がアチャーッでもいいんです、俺。たぶん7が一番ドデカい重圧の作品だったと思うんでそれがこれだけ最高だったらもういいす。今はとにかくJJにありがとう。うー、大画面でまた見たい(発作)





4位『百円の恋』
"安藤サクラの天才女優っぷり、これでもかとスクリーンからダダ漏れ!クズを演らせたら日本一巧い新井浩文も史上最高のクズ演技でギラギラ!今この二人を大画面でたっぷり観れる幸せたるや"
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安藤サクラって所謂二世じゃないですか?奥田瑛二と安藤和津の娘で、お姉ちゃんが映画監督の安藤桃子で。で、本人が何かで言ってたけど芸能一家って言われるのが嫌で一時期は女優の夢も封印してたらしいんですよね。でも本当にその封印が解かれたことを感謝しなきゃいけないと思うんです、日本映画界は。それぐらい素晴らしかった百円の恋の安藤サクラ。
オープニングの怠惰な体つきと太々しいツラからのボクサーになってからのソレを見ただけでも「うわ!ヤバッ」て即わかると思うんだけど、マジでどのシーンも素晴らしいとしか言いようがないし、マジでどのシーンも奇跡。
特に百円ショップのバイトシーン大好き。(あそこのウザすぎる元ジョビジョバの坂田聡も最低で最高)
で、新井浩文。クズやらせたら天下一の彼も俺が見た中では全キャリアで一番の演技でした。とにかくサクラと新井の二人をずっとスクリーンで眺めてられる贅沢な時間よ!ベッドシーンとご飯食べるとことか最高だよね。観てる間「終わらないでくれ!」とすら思ったもんな。
とにかく今年見た邦画ではダントツでした。オールタイムベスト級かも。
ミリオンダラー・ベイビーにかけたであろうタイトルもいい。






3位『ヴィジット』
"この不穏な空気と無駄な怖さと笑いのバランスに「お帰りシャマラン!」と叫んだ人多数。激・愛らしい姉弟と一緒に恐怖の一週間を体験せよ!"
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シャマラニストって呼ばれるM・ナイト・シャマラン信者では決してなく、『シックス・センス』と『ハプニング』が大好きってぐらいな自分が言うのもなんですが、コレシャマラン最高傑作じゃないですか?いやー、ホント最高に面白かった!
まず特筆すべきはベッカ(オリヴィア・デヨング)とタイラー(エド・オクセンボールド)姉弟の可愛さ!「この二人を守りたい!」って感情が殆どの観客に芽生えるから、異常な祖父母の恐怖がどんどん高まっていく訳です。その辺、考えつくされてるんだろうけどホントお見事でした。
お姉ちゃんが映画監督志望で常にカメラを回してることでPOVの説得力もグッと増していました。(よーく見ると…?とか整合性のことも気にならないぐらい)あと、あの曜日の文字の色とフォント激好みでした。
そしてやっぱり弟タイラーakaTダイアモンドのかますラップのキレ具合!あいつ最高!結果一番酷い目に合うくせに(その酷い目もここには書かないけど見てない人の想像を軽く超える酷さw)、あんな最高なオチ付けられたらさー。悔しいぐらいグッジョブだったぞ、弟よ!あとはババアの半ケツ!ていうか改めて思い返しても見所ありすぎる!(あの家の下のかくれんぼの怖さ!)書き連ねるとコメディなのにちゃんとホラーになってるバランス!でも幽霊は出てきません。ホラーとして100点。早くブルーレイ出ないかなー





2位『セッション』
"これのどこがJAZZやねん!その通り!しかし何の高揚感にも似ていないスパルタの彼方にみつけた獰猛で歪なカタルシスに震える本気で映画史に残るラスト10分!"
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ラスト10分を見逃すな!とかいうコピーが虫唾が走るほど嫌いです。だって、映画ってトータルで見るものだし、ラスト10分だけでいいならそれだけ見せてくれよって言いたくなるし、そこにしか自信がないのかよって思っちゃう。(あとどんでん返しなのに先に言うことで薄くネタバレしてるのとかもホントイヤ)そんなラスト10分アンチクラスタな俺がそれでもラスト10分を見逃すな!と声高らかに言ってしまうのはこの映画が全身全霊、本気でそこに向かっていく為の映画だから。106分の内の前半90分を大いなる前振りと言ってしまってもいいと思う。それぐらいラストシーンが衝撃的かつ最高過ぎて映画館で失禁寸前だった。
この映画がJAZZを冒涜しているという意見があって、それも全然否定しないけど、もはやこれが音楽映画かという話にもなってしまうので正直めんどくさい。
原題がWHIPLASH、つまり鞭打ちな訳で(曲名でもあるけど)鬼教師フレッチャーとニーマンのスパルタレッスンの話なのだから、それがスポーツでもいいっちゃいいのだ。だが音楽によるカタルシスを得るという点においてはまごうことなき音楽映画と呼べる訳でこれがJAZZか論にまた戻っていかなくてはならないという無限ループのような業を背負った映画です。何かそうなると難しい映画なのか?って思っちゃいそうだけど、こんなにわかりやすい映画もないってぐらいシンプル。だから熱が伝わりやすい。映画館で脈が早くなっていくのを感じることってそうないけど、この映画は心臓の音が隣の人に聞こえちゃうんじゃないかってぐらいでした。文句なく面白かった。
蛇足ですがニーマンが事故に遭うシーンでリアル地震が映画館であってスンゴイ座席が揺れててめっちゃくちゃ怖かったです。色んな意味で脈が早くなってたのかな(笑)






1位『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
"オールタイムでもベストワン級!「男なら観るべき、バイオレンス映画の超ド級の大傑作誕生!」って糞つまんない当たり前のキャッチすらストレートに当てはまる!2015、この映画に敵う映画なし!"
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でしょうね!(©千原ジュニア)
もう、これ一位に関しては「しょうがねーだろ!」って逆ギレして声を荒げるぐらいのことしかできません!だって本当にしょうがねーぐらいの大大傑作だから!端くれと言えども男の子として産まれて来たからにはこれ一位にしなくてどうすんの?な、ワケでして…。
と、前フリ多めにしたのは、2015映画ランキングで恐らくどこもコレが一位だからです。つまんなくて、す、すみません。
でも元々旧マッドマックス三部作自体に思い入れはそこまでなくて、サンダードームのティナ・ターナー今見てもパンチ効いてんなーとか、北斗の拳のモチーフになったんだってねとか、監督のジョージ・ミラーはその後、豚の「ベイブ」とかペンギンの「ハッピー・フィート」撮った人だよねとか、それぐらいの、あくまで一般的な知識と熱量でした。
だけどいざ観たら面白いのなんの。確かに行って帰ってくるだけの話なんだけど、そこにずっとガチのアクションを放り込んで常に強火って感じで興奮が途切れない。だから見終わってグッタリなんだけどそれもいい余韻と疲労感なの。
トム・ハーディのマックスも良かったけど、やっぱりフュリオサだよね、シャーリーズ・セロン。もうとにかく惚れ惚れする格好良さ。セロン史上最高の名演だと思うなー。あと、ウォーボーイズのニュークス(ニコラス・ホルト)!あいつのカワイさ!
劇場で見終わってからも男どもは「イモーターン!」「V8!V8!」とかガチではしゃいでたりとかして、純粋に男子たちの中の男子成分を引き出す映画なんだなーと思ったりしました。
結論。男の血が騒ぐ映画の決定版!(血を抜かれたりもする)そりゃ、無条件に一位だわな。これ以上言うことなし(笑)



というわけで、2015年の結果は以下の通り。

1位:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
2位:『セッション』
3位:『ヴィジット』

4位:『百円の恋』
5位:『スターウォーズ フォースの覚醒』
6位:『インサイド・ヘッド』
7位:『ナイトクローラー』
8位:『バクマン。』
9位:『孤高の遠吠』
10位:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』


(後編へ続く)
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# by youngas | 2016-01-01 18:29 | 俺アワード
2015年 01月 11日

俺アワード2014 ~SOGAWA前編~

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!2014年、映画以外は餓死する程に少食でしたので申し訳ないけど今年もMOVIEオンリー!!!多分来年もw!!

けど内容詰め込みすぎてエキサイトに多すぎて無理って言われたので、
今年は前・後編(ボリュームうざい)でお届けだっ!

篠田麻里子情報によると、これも今年で6年目だそうで!!
毎年見てくれてる人が関東以外に居てくれる気が全くしません。

さて行こう!と2人乗りでバイクにまたがり、エンジンをかけたままアイドリングしっぱなしの6年が経過した感の強い我々ヤンガスちゃんですが、
それで良いんです!!!
ほぼ何もやらないという表現を突き詰めている最中だということをご理解ください。



余談ですが2014年俺トピックス賞は「電気がセカオワのパクリである事が遂にバレてしまった事件」です。
着火させた人も便乗した人も最高に好きです。



さて、話はもどりまして、まず6月までの前半は70作品程観る事ができたのですが、後半はW杯ブラジル大会開催、引越し、転職、子育てと環境が変わった事で20作品弱と激減しましたw
なもんで前半に観た作品が多くランクインしており、記憶が曖昧すぎて内容を忘れている作品もチラホラあるって噂です笑
それでも僭越ながら大好きな作品を紹介させていただきます。




私も2014年は篠田麻里子同様に超オモレ~じゃん!!
と唸る作品が大変多かったな~いう印象です。


そして

「サディスティック」

「親目線」

「夢」

というキーワードを大変強く反映させざるを得ない年でした。






そんな感じで新設の特別賞を含む16作品に絞りました。

こちらも新設、俺トピックス賞は「電気がセカオワのパクリである事が遂にバレてしまった事件」でしたw































特別賞  「アナと雪の女王」



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言わずもがな社会現象となったアナ雪。

とりあえず我が家での再生回数はブッちぎりの1位です。生涯1位でしょう。

相方篠田麻里子にも来てもらって、真夏に我が家で開催した「アナ雪上映会」。
表の商店街は夏まつりの真っ最中。上映中は常に祭囃子が鳴り響いているというケイオスなロケーションでした。そんな素敵な想い出も含めた受賞とさせて頂きます。


脚本にツッコミ所や矛盾点は多々あるものの、ここにある「歌の力や声優を含むキャラクターの魅力」はそれらを簡単に塗りつぶすほどのパワーがあると思います。

ジョンラセター云々の話もありますが、理屈抜きに我が息子が画面にカジリ付き大人しくしているという事が何よりの証明かな。

すべてを肯定的に受け入れる事ができるか否かだけだと思います。
細かいトコを突っ込むなんてYABOってもんです!

どちらかというとアンチディズニー寄りな私も、さすがのリピート攻撃に自然とセリフを叩き込まれましたw

両親がいなくなった幼い姉妹はもっと甘えたいだろーなーと「親目線」でついつい見てしまったりw




神田沙也加の歌声、自分好きっすハイッ(*゜▽゜*)

松っちゃんも素晴らしいですね!ありの~ままの~を口ずさまなかった日本人いるのかな??

















第15位   「ハッスル&フロウ」



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2005年の作品、完全なる旧作なんですがどーしてもランクインさせたかったコレ。

一面霧がかかった風景に突風が吹いて視界がパアーッと開けるような、真っ暗な部屋のカーテンをシャーーーッて開けたら朝日が部屋の隅から隅までを照らすような、暗→明、1→100、そんな神々しい突風の吹く風景を今作は見せてくれました。

観た人は100%「あ~あそこだね!」と言って親指を立ててくれるでしょう。
はい、まさかのあの人の美声っぷりに鳥肌全員起立っっっ!!!!!!!!

「ハッスル」はオヤジが言うとこの♪よし!今夜はハッスルしちゃうぞぉ~♪的に頬を赤らめる熱燗よろしくなアレではなく、麻薬の売買や買春の元締めなどを指すハスリングの方です。「フロウ」はヒップホップ用語で言い回しや流れを指します。楽あり苦ありの人生をダブルミーニング的に意味しているタイトルではないでしょうか?

人は生きていると「やりたい事」と「やらなければならない事」でバランスを取らなければなりません。
目標や現実と常に隣り合わせな僕たちに、儚くも眩しい「夢」を見せてくれた一作。
あの日の俺に落とし前をつける今の俺よ、どんだけできんだ?おお?みたいな映画。

ヒップホップ文化に疎遠な人ほどチェックしとけぇ~ヨォ~ヨォ~。















第14位  「麦子さんと」




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堀北真希という人の美しさや可愛さを世間の皆さんほど理解できていなかった僕チン。
う~ん、なんか目と目が近いしそんなにか??とか暗くねーか??とか、なんなら悪口すら言ってしまってたんですがw

ところがココではですよ、まぁ~可愛いのなんのって。
そんなキレイな顔立ちなもんだから、隣でチョケる温水の寂しさと愛らしさが倍増して何とも言えない居心地の良さがありました。

若い女の子特有のすぐやりたい事が変わっちゃう感じとか、部屋にスロット台がある若い男の子のクズさとか、母親の事を好きなのにどーしても糞ババァにしか見えない胸のモヤモヤしたサグ感とか、鑑賞後結構な時間が経過して振り返っても好きなシーンが多かったな~と思えた一作。

温水が堀北真希にガツンと愛ある説教をカマしてるとこ、たまらなかったっす!!!!!

あにきアザッス!!!!!

温水アザッス!!!!!!!!

孝行したい時には親はいないなんて言いますが、そんな気持ちが渦巻いた堀北真希の素直な告白にじゅんじゅわぁ~。「親目線」で見てしまった一作でもありました。


















第13位    「もらとりあむタマ子」





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本来なら去年のランキングにはいるであろうコレ。鑑賞が遅れてしまい今年にズレ混んじゃいました。
もう今作は端から端まで、全ての瞬間を愛さずにはいられませんでした。とりあえず「にこたま」や「宮本から君へ」をダラダラと読んでいるタマ子と友達になりたいw

当時自覚はありませんでしたが、間違いなく自分にもあったモラトリアム期間を思い出して少しムズ痒くなったりして。なもんだから終始たま子擁護派でしたw

あーいうシッカリ出来ない時期ってあるんだよなぁぁ~。世間に反抗してきるようで甘えきっちゃってるような。

わかっちゃいるけどやめらんね~みたいな。

しっかしお父さんの厳しいながら優しい接し方最高でしたねー!!!ああいう寄らず離れずの距離感って俺には出来なそう....。ご近所の中学生男子の「恋に部活に忙しいんだよね~」というマセた一言も最高クール!!!暇だろバカ者!って突っ込み入れながら映画を楽しんでいる幸せを噛み締めてました。

スクールカースト上位にいそうな同級生との絡みから見ても、さほど目立つ学生生活ではなかったであろう彼女。そんなパッとしない学生生活を下敷きにしながらもオーディションを受けてみる「夢」の温度も鑑賞していて丁度良かった!ダラダラみかん食ってるのにオーディションに書類送った大きな一歩に感動すら覚えたりして。

一見小粒ながら山下監督風味を味わい尽くせる巨作。

ゆとり世代よ!焦るこたーない!
これ観ながらゆとりを持って生きていきなさい!


















第12位   「ペコロスの母に会いに行く」




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認知症の老いた母親とその息子の日常を綴った、優しく静かで楽しい良作。

味付けはハッキリさせないものの、絶妙に火加減を調整しながら丁寧にとった出汁を使ったお茶漬けみたいな口当たりでした。

ドカンと涙腺直撃っていうよりも、しっかり味わってお腹に落ちてからジンワリ感情を揺さぶってくる2時間は年間通して忘れられない時間に。

老化していく親との関わり合いを考えると同時に、いつかはそう見られるんだなーと自分が老人になった時の息子の事まで考えさせられたりしちゃって。



完全にハゲチャビンちゃんな息子ペコロスは、中年になり社会の中核をなす歳であるはずなのに漫画を描いたり音楽活動をしたりする事が辞められない。というか、辞めない。

「夢」とは言えないけど「趣味」とも言いたくない。ペコロスもリアル禿げちゃんだけど目の前にいる温水を見ても夢を語れる年齢ではない事は明らか。。。でも辞めない。本当は諦めている。

周りの人よりも「ほんのちょっとだけ優れた才能や熱中できる事との付き合い」と「自分が赤ちゃんだった頃に母親からしてもらった事を、立場が変わり母親にしてあげる様になってしまった」タイミングや心情や介護費用の事なんかを涙と笑いで伝えてもらいました。




キネ旬2013年1位も納得の一作!
















第11位   「そして父になる」




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いわゆる「とりちがえ」を題材にした是枝監督作品。まー相変わらずヤンチャ坊主を撮るなら是枝さん!ってぐらいヤンチャで可愛い小僧どもに夢中でした。




「自分がこの親だったらどうするか?」なんて事は正直全然考えませんでした\(^o^)/

僕の場合はですが「自分の子だと疑わずに6年育てた子供」と「いきなり目の前に現れた血の繋がりがある6歳の実の子供」を選べと言われて、ハッキリした答えが出せるはずない!と諦めました。

では何に掴まれたかというと

「仕事に費やす時間とプライベートに費やす時間の割合い」や「お金と時間のバランス」
において、自分が求めていた理想を肯定的にひっくり返されちゃった~~アチャチャ~~という点です。

リリー家も福山家もどちらも正解だと思うし、どちらにも光と影はあると思うんですよ。
でもやっぱリリーさん家に目が行ってしまったんですよね~これも「親目線」というワードを通して深く印象に残りました。


なんだかんだ一番はリリーさんのアイ~ンだったり、子供とプレイルームで無邪気に遊ぶ祖父感に抗えない何かww

真木よう子のリアル肝っ玉かーちゃんっぷりも案外良かったよねー。

















第10位   「ばしゃ馬さんとビッグマウス」






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夢を諦めない意志強めな34歳の女。

実績もないくせに世間知らずな自信家の28歳の男。




この段階で相当ウザいw

混ぜるな危険、合わさったら変なガスが出ちゃう感が満載でウザいw ダルいw

そして物語もかなり面倒くさいw

もう俺も若くないからこの手のやつらとは関わりたくないw




けど最高すぎるんだよな~。

何がそうさせるのか?

なんの要素でもって、この映画をK点越えまで持って行くのか?

元も子もない言い方をすると、それは紛れもなく麻生久美子力でしょう!!!間違いなくw




1年を振り返り「萌えたシーン」を考えるとブッッッちぎりでこの作品のあのシーンでした!




元カレ(岡田義徳)のアパートで!

缶ビール片手に!!

やりとりする!!!

あの微妙で!!!!

あの絶妙で!!!!!

なし崩し的な!!!!!!

あの空気だー!!!!!!!




真面目故にビッグマウスを許せず、イラつき「書け!見せろ!!それから言え!!!」と名言すぎる一言をガナる場面。

昔の知り合い(同業者)に声を掛けるも「え~っと~....誰だっけ?」と自尊心をズタボロにされる場面。

介護をテーマに書きたいからと本物の現場を体験してみせるガッツある場面。

けどハンパな結果になっちゃって自分の考えが浅はかだった事を知り涙する場面。

そんな夢に嘘をつけず、夢を雑に扱えない生真面目な彼女が、
ビールから得られるアルコールと元カレから得られる安心感で内面をゲロゲロに吐露しちゃう。
前途した真面目で日陰な場面があるが故に凹み具合と弱さが引き立っちゃう。







「夢を叶えることが難しいのは知ってたけど、夢を諦めることってこんなに難しいの?」




そうこれ、まさに麻生久美子力!







思い出すよね?スクリーンを前に下半身をモゾモゾさせられたあの瞬間を。。。

涙ながらに「神聖かまってちゃんとか聴くからー!!!」と路上で喚き散らした、あの麻生久美子、僕らが大好きな酔っ払った麻生久美子がそこにまた降臨しているんです。(それなに?って方は劇場版モテキをどうぞ)



その後の元カレ岡田によるチチモミ事変の後「いいの?好きになっちゃうよ?」的な、女性が持ち合わせる萎え~の宝刀を抜くわけですが、そこから元カレ岡田の血の気が引く感じ、現実に引き戻される感じ、酒が抜ける感じ、フニャフニャになっていく感じ、女の子の諦めにも似た淋しい「やっぱね。男なんて所詮その程度よね、みんな」感にアチャチャチャ~(´Д` )




夢や目標の素晴らしさと同時に、夢って残酷だよなーとも思った一作。

地味かもだけどなにげにスンゲ~~~好きな作品&監督です。

酔った麻生久美子また観たい。

















第9位  「恋の渦」





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篠田週一と大好きなキネカ大森で見たアイデア大盛りなパンクな渦。

映画とは「映画館で上映される動画」であれば何でもカテゴリーにはいれちゃう訳だし、その動画で人の心を動かせた分だけ映画カテゴリーの中では文句なく上の方に位置ずけられる。


予算やキャストが持つ華やかさ、火薬の量やVFXの技術なんかよりもプライオリティが高い「心を動かす」という分野において話題と評価をガッチリかっさらったこいつら、マジでパンクと言わざるを得ない。


3コードでも印象に残す。駐車場のチェーンでも装飾品にしちゃう。裏のガレージでも全然OK!

こんなパンクスピリットを「携帯と四畳半の部屋でもスゲーもん撮れちゃうぜ!」なふるまいに感じた訳です。
なんてったって予算10万、撮影期間4日というインディーっぷり。



マイクリレーをしながら場面が変わって行くという意味ではウータンクラン的でもあるし、部屋は変われど空気は同じって意味ではドリフ的でもある。

「篠田麻里子似でカワイイよ!」といいつつ実際来たらマチャマチャでズコーという女あるある。

上位に立つやいなや女の子に大声出しちゃう若い男あるある。

みんなDQNで、みんな普通。

右回りの男の渦と左回りの女の渦に鑑賞者はニヤニヤと巻き込まれて行くわけですが、この巻き込み事故がマジ迷惑でありマジオモレ~です。

大森の街を何度目かの鑑賞を終えた篠田週一となんやかんや言いながらスキップして帰ったのでした。

最小の手数で最大のインパクトを与えられたこれぞヤンガスなイカ酢1本!!

















第8位 「凶悪」




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「サディスティック」とは快楽であり、なにげに多くの人間に備わってる性感帯なんだなーとリリーさんのニヤケ顔に震えながらゾクゾクと鑑賞させて頂いたコレ。

またまた幸の薄い池脇千鶴、疲れた編集者とヒゲ面がベストマッチな目力バリバリな山田孝之、無理矢理強い酒を流し込まれるキャスティングとしては日本一じゃないのか?と思わされた恐るべき名演が光ったジジ・ぶぅ、FUJISANバリに巨大な田舎街の悪ピエール瀧。SEKAOWAにぶっこんじゃうゾ??

どんな街にもある路地裏に潜むリアルな怖さがドンヨ~リ全体を支配してました。

まぁ~誰でも実録凶悪犯罪物といえば名作「冷たい熱帯魚」がチラつくと思んですが、あれよりもこれの方がより地域密着と言いましょうか、田舎街のちょっと悪いオジさんが普通にやってそうで怖かった~。「うん、じゃあ転がしてる土地あるから、そこ埋めちゃおっ!」と軽やかに言っちゃうあたり怖~。「とにかく酒たくさん飲ませて殺しちゃうから。」とか怖~~。

その街のちょっと怖いオジサンの凶悪ぶりがドドドーーーっとスプラッター感満載に占めるわけではなく、程よい具合で山田孝之の正義感とガッツに満ちた記者の個性も描けていたバランスが好み。

そのバランスがすっごく引き込まれつつ、自らに深い印象をもたらしました。

若松プロダクション出身監督らしい骨太で芯のある物語にブッ込まれました!!!


トントントントンHINOの2トン♪ってリリーさん出演のCMが怖くなりました。
そのまま首絞めるんじゃないかってww
















第7位 「そこのみにて光輝く」




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「桐島、部活やめるってよ」「横道世之介」
に続いてやってくれちゃいましたねーカメラマンの近藤龍人さん。

近藤さんが関わってると知らずに鑑賞してたんですが、綾野剛が海に飛び込みプカプカと浮かびながら沖から岸を眺めている。しばらくすると池脇千鶴が沖の綾野剛に向かって泳いでくるというシーンのアングルが美しすぎて、むむむ?これは何かありそげ??とググったらこの名前が浮上した程です。

美しすぎて邦画の歴史が放っておかないキラッキラのラストシーンや、気になった海のシーン以外にも猥雑で寂しげな街の風景を美しく切り取って見せてくれた近藤さんに、去年の世之介に引き続き今年も感謝です。
来年は「私の男」で同じ事を書くのかな?


去年繋がりだと今作にも負けない強烈なベッドシーンあったよなー?と記憶をたどると、、、。

ありました「ふがいない僕は空を見た」でした。

あれを見た時も満腹だけど必要なベッドシーンだなーと思ったし、今回のからみも同じくらい必要性を感じました(こちらもお腹いっぱいにはなりましたけど)。

あれなんでしょうか?ふがいない~のタナダ監督しかり女性目線でのベッドシーンには何か特別な物が宿るんでしょうか??やはりベッドでは女性が主役という事ですね。

そしてなんと言っても池脇千鶴の弟役の超ナイスバカ(褒め言葉!)を可愛く素直に演じた菅田将暉(すだまさき)さん。
間違いなくこの優れた劇中の中でも白眉。
彼無しではランクインは無かったと思います。

男闘呼組にねーちゃんの匂い(人差し指と中指)を嗅がされそうになるあそこ、ワナワナ来ますよねー。
あそこはたこ焼きのピックではなくナタか何かで凶悪にブッ込んで、ボデーは透明にして欲しかったですw

音楽にも雰囲気にもローライトでサディスティックな日常にも、完璧に心掴まれた一作。
















第6位 「アクト・オブ・キリング」




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被害者側からだと障害が多すぎてとても映像作品化できないアイデアを、めげずに加害者側から撮ったらとんでもねー闇が撮れちゃったコレ。



インドネシアの大虐殺を題材にしたドキュメンタリー作品。
大量虐殺といえばナチスのホロコーストを最初に思い出されますが、そんな大きな事件事故に限らず全ての事象は大義名分、つまりは個人の考えによってどんな行為も正義にも悪にもなり得るんだな~と考えさせられました。

100万人殺そうがそれが正義だと何の疑いもなく言える人がいても何らおかしくない。

アメリカ国民の半数以上が原爆は間違ってなかったって話題も再炎してましたが、それだって角度が変わればそういう事。

それは日本の原発にも言えるかもしれないし、中国の香港介入にも言えるかもしれません。

もっともっと日常の食生活にも殺生はある訳だし。




「こう」だから「こう」




を間違った方向に解釈し、後ろの「こう」にいたぶるような残忍性がプラスされても、それすらも教えによっては褒められるという怖さ。

この映画は歴史に埋れた世界の暗部を一部表面化させた事や今までにないアイデア(当事者に再演させる)で価値観を揺さぶってくれただけじゃなく、今あなたがおくっている日常も未来に振り返ればとんでもない事かもしれませんよ?普通ってなんでしょうか?と語りかけている点が素晴らしいと思うのです。



ラスト主人公のおじさんがオエーーーオエーーーオエーーーオエーーーって過去の自分を振り返ってなのか延々とえずいてるけど、何のプロパガンダや偏った教育がない人が今の日本を見たら、同じくオエーーーオエーーーかもしれないですよね。。。


主人公のおじさんも普通の感覚を持った同じ人間って事だ。
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# by youngas | 2015-01-11 17:35 | 俺アワード
2015年 01月 11日

俺アワード2014 ~SOGAWA後編~

第5位 「悪いやつら」





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チェ・ミンシク(悪魔を見た)とハ・ジョンウ(チェイサー)コンビがなんとも愛らしい韓国発の任侠映画。


今年はチェミンシク主演で「新しき世界」という作品も観ました。
そちらも同率5位に入れたいぐらい大好きな映画なんですが、アイデアそのものがディパーテッド(インファナルアフェア)に酷似しているのでこちらを。


悪いやつらというタイトル通り悪い奴が山ほど出てくるんですが、肝心のチェミンシクは悪い奴になりきれない可愛さがあります。

なりきれないと言うか小物すぎてなれません。その小物感というかセコく尻尾をふり、俺について来いオーラがマイナスまで振り切っている男チェミンシクと、端正な顔立ちと座りきった目つきと言動に大物感が溢れすぎており、ついて来るなと言われても多くの人が付いて行きますオーラがマックス振り切っている男ハ・ジョンウのギャップが天地ほどあるコンビに心奪われました。


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各キャラのツラがとにかく最高なんで、騙されたと思って観てほしい。
一生忘れられなくなるキャラが暴れまくってますから笑

アウトレイジよりもなんかファニーなんだよなぁ。

この作品が持つ「あいらしさ」ってどこにあるんだろうなぁ。
CD屋に行って好きなアーティストの作品を勝手に面陳しちゃうアルアルあるじゃないですか?
あんな雰囲気を全体にまとってます。


今年の韓国といえば「ナッツリターン」事件がありましたが、ここでも描かれている「縁故」という韓国内で途轍もないパワーを持つ文化には驚かされます。

















第4位 「プリズナーズ」




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去年のデイン・デハーンやマシュー・マコノヒーにも匹敵する良い顔すぎる男ジェイク・ギレンホール。
この顔だけでやや長めの153分余裕で観れます、いやマジで。


良い顔すぎる男という点で見逃せないポール・ダノというキャスティングにクゥゥ~っとサムズアップ!!!
いやはや、ほんと良い役者ですね~彼の作る深みある(天然にも養殖にも見える狂気さ加減) キャラデザインなくしては、この面白さは成立しないと思う。


ダノ君といえば「リトル・ミス・サンシャイン」「ルビースパークス」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「それでも夜は明ける」のあの顔といえば御理解いただけるでしょう。


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映画ではちょこちょこある「深い呼吸を忘れて集中しちゃう。ちょっとしたブレイクでプッハァ~となっちゃう」あれが2時間半継続されるので、何なら終盤は「まだ終わるな!」と思うし、所々に貼ってある伏線がさり気ない上に洒落てるし回収もスムーズ。


このスマートさも好きっす。


どんどん推理して行きたいんだけど、湯気の立つような緊張感に思考がたまに止まったりして追いつかない。

かと言って取って付けたような無理な設定もないし、こちらを混乱させるような意地悪な引っ掛けもない。

極めて真っ当に夢中にさせられました。

こういうジャンルをあまり見ないので不勉強というのは大きいのですが「ユージュアル・サスペクツ」以降、こんなに充実した作品は見てなかったかも。
デートムービーとしても間違いないはずっっ!!

まわりの映画好きは3回くらい見て、うちに遊びに来てください。
あーでもねーこーでもねーあれはコイツだろー。とか話してー。



子供をさらわれる話だけにどうしても他人事とは思えず、親の心中を考えると胸が痛かった~。

それと特筆すべきはラストシーンのジェイク・ギレンホールの顔(つら)......映画のラストってこちらの気持ちと作品のパワーとがフェードアウトして行き、バイバイありがとーって手を降りあって終わって行くものでしょ??だいたいは。

ところがあの良い顔(つら)みたら手を降るどころか再度引き込まれちゃいますからーーー!!!

賛否両論あるのが映画ですから好き勝手に言わせてもらうと、あのラストシーン......




最高っす!




くぅぅぅ~!!!

思い出しくぅぅぅ~!!!













ピ~~~ヒョロロロロ~。。。



















第3位 「劇場版テレクラキャノンボール2013」




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ゴメンなさい!3位でゴメンなさい!というのが正直な気持ちです\(^o^)/

なぜならブッちぎりで1位でも耐えうる勢いとアイデアと下劣なくだらなさがある作品だから。。。と、同時にブッちぎりで100位圏外の可能性も秘めているとにかく破天荒な問題児なんですねー。




雑居ビルの超日当たりの悪い陰気臭い部屋から響きわたるTelephoneClubという文化。

風を切りながらスピードの向こう側を目指し、ガソリンと情熱と命を燃やすCannonballという文化。




こんな異文化交流があったんですね~AV業界やっぱり侮れない!!


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演者であり製作陣でもある選手たちが、あーでもないこーでもないと爆笑のなかルール決めを行う会議室。ババアだったら何点減点、う◯こ食べたら何点加点、シャカシャカ発射はどうするか?と真面目にギャーギャー言ってる風景。




どこか懐かしい。そうだ、これはあれだ、寝るのがもったいなくて悪友の部屋に夜な夜な集まり桃鉄やボンバーマンを夜通しやっていた煙くさい部屋にいるあの頃の俺達だ。

面白そうな事、ドキドキできそうな事、人がやらなそうな事ならなんでも良かったあの頃の俺達だ。




そうだ、こいつらはティーンの煌めきをまだ持っているんだ....その煌めきを下半身から搾り出す。。。




モータースポーツがもたらす疾走感と、掴んだ女の腰を汗ダクで打ち続けるスピード感。もはやRPGとも言える『口説く』という行為や老化により色々な部分が劣化してしまった結果のシャカシャカという介護....これらのサッドネスも含めた「男の性」を高次元で、かつ高い鮮度を保ちながら納めた映画はこれ以外にないでしょう。


「サディスティック」も「夢」も「親目線」も感じなかった保護すべき愛の物語。

グラサンデブ2人との3Pやババアの食糞に男を見ました!!




オエーーーオエーーーオエーーーオエーーーw























第2位 「ウルフオブウォールストリート」





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ンンンンッ♪ドンドンッ♪ンンンンッ♪ドンドンッ♪


ンンンンッンッンッンッンッンッンッ♪


ンンンンンッ♪ドンドンッ♪ンンンンッ♪ドンドンッ♪


ンンンンッンッンッンッンッンッンッ♪




観た人なら去年何回も何十回も口ずさんだ、あのメロディー。
マシュー・マコノヒーから発せられた、このチェストソングに脳天を撃ち抜かれた1年でした。
しかし名シーンですよ、あそこ。


結果ディカプリオのメンターと言っても過言じゃないマコノヒーですので、主人公本人も彼に(彼のこの歌に)脳天を撃ち抜かれたのでしょう。


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他の年なら、ほんとこれが1位でも何ら不思議ではないほど愛せました。
矢沢永吉の『成り上がり』よろしく、軽快に力強く凄まじい勢いでドンドン力を付けて行き、そして堕ちて行き、更にまた上昇して行こうという様を眺めているだけで燃えたぎるものがありましたし、愉快痛快でした。

ラリッたディカプリオが高級愛車に乗れないスラップスティックコメディアンっぷりには腰が抜けましたし、品質保証のジョナヒル印はヘナチョコキャラを自在に操り、またも健在。

頼れる下位打線っぷりにニヤニヤが止まらなかったよ!ヒルさん!
いつまでたっても小学校低学年みたいなあの顔は最高ですよね。
同級生にオッパイ揉まれる系の顔。




アガるシーンが山ほどある中でも、ボロ屋に机と電話だけを用意し、まだ完全にド素人な初期メンバーを集め自分のやり方を熱々のテンションでやって見せるあのシーンは激アツ!!

こっちまでホットホットになりました!!!!!
不健全だろーがアンモラルだろーが、疾走感バリバリのドヤ顔一発でオールOKって感じです!

なんでも作品中506回も『FUCK!!』と叫び、なんだかの記録を打ち立てたように本当どーしよーもなくファックな作品。

いい女、うまい酒、大量の金、キク薬、高級車に豪華クルーザー、ブランドスーツに大豪邸。全てを手に入れたハイテンション馬鹿野郎が大好きだけど全然羨ましくないこの感覚サイコー。




これこそ超映画体験だわーと思わされた一作。

つねに「また見たい」と思ってます。























第1位



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「エンドオブウォッチ」!!!!!



妖怪ウォッチじゃねーーーぞ!!


このDVDパッケージを腕枕して一緒に寝たくなるほど愛(め)でちゃったエンドオブウォッチ。

完璧なる『俺の映画』に出会ってしまった感。。。
俺アワ2014は他の追随を許さない圧勝でこれを1位にしたいと思います!!!!!!!!!!!!!!!

もはや生涯ベスト!!!


まずは冒頭の3分!ただのガチカーチェイス!!

お客さん、この3分観ずに死ぬ気ですかい???



自分の目線とスクリーンの向こうの目線の間に絶対あるギャップを埋めるため、効果的に使われているPOV映画(ファウンドフッテージ)。ゼログラビティでも言われた『体験』としての映画を、違う形で体験させてもらえた感じでしょうか。クローバーフィールドやクロニクルでも同じ興奮を味わいましたが、これらを上回るドキドキを頂きました!!!


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曲がり角の向こうに鉛臭い銃口がいつも向いているような、常にムンムンと血や火薬の匂いがしているような、大切な相棒をいつ死なせても不思議じゃない不安な息遣いを聞いているような。。。

正直、あんまり目新しい物はないんですよね多分。
これ書くために色々と思い出そうとするんだけど、そんなにスゲー書きたい事が出てこないw

それだけ映画っぽさを排除したテクノロジーは、すごく先を行った目新しすぎる物なんだろうけど。。。




けど強烈に「親目線」で観てしまうストーリーなんですよ。これは反則ともいえるコンボなので仕方ないw
だって5分間に1件の頻度で犯罪が起こる地域の、超最前線にいる警官にカワイイ赤ちゃんが産まれたらどうですか?

それは世間様が言うところの死亡フラグな訳じゃないですか、ほんと最悪のフラグ。

しかもよりによって!

よりによってですよ!!

主人公の二人ともにそのフラグが立ってしまう!!!
(記憶があいまいだけど多分そうw)




オーーーノーーー( ;´Д`)


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特に書く事がないっていうのは、あまりにも日常的な日々を描いてるからかも。
間違いなく織田裕二が無線で叫んでるような悠長な日常ではありませんので、僕らにとってもはや非日常なんでしょうが。

そんな黒人とヒスパニックが日頃からやりあってる治安最悪地帯での日常だから、勝手にドラマチックになってしまっているとも言えるのかも。どうだろ?

世界中のお巡りさんが危ない目には合うだろうけど、ここのは訳がちがいすぎるw

緊迫感がありながらも主人公2人はいい感じにチョケて、いい感じに仕事や上司をナメてる。

もう完璧としか言いようがない俺たちの映画。


実は鑑賞したその日から、これを書いている日は想像できていました。
きっと1位にしてるだろーなーって。
それ位に鮮烈でした。機会があれば是非観てもらいたいと思います。

4位のプリズナーズに引き続きジェイク・ギレンホールの良い顔っぷりに卒倒してもらいたい!!!




ありがとう!!!EOW!!!










2014俺アワード SOGAWAが愛した作品はこれ!


1位 エンドオブウォッチ

2位 ウルフオブウォールストリート

3位 劇場版テレクラキャノンボール2014

4位 プリズナーズ

5位 悪いやつら

6位 アクトオブキリング

7位 そこのみにて光輝く

8位 凶悪

9位 恋の渦

10位 ばしゃ馬さんとビッグマウス

11位 そして父になる

12位 ペコロスの母に会いに行く

13位 もらとりあむタマ子

14位 麦子さんと

15位 ハッスル&フロウ

特別賞 アナと雪の女王


ではまた来年の年始に!!!!
よっしゃっしゃーーーす。











youngas sogawa
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# by youngas | 2015-01-11 17:34 | 俺アワード
2015年 01月 04日

チョメクラファイナル

一部の奇特なみなさん、おまんたせいたしました!

ついにチョメクラ復活!(最後の更新は2013年1月の橋本愛編だから約2年ぶり!)
2008年11月北乃きい編から始まったこの妄想恋愛プチ小説も今年で7年目!
そして、これでようやくファイナル!!!
シーズン3もちゃんと終わってないけど誰がなんと言おうとファイナルなのッ!

グランドフィナーレ一発目を飾るのはこの人!それではご覧ください。


XX KLUV(チョメチョメクラブ)ファイナルとはyoungasの女の子10人いたら8番目ぐらいの顔した子が実は一番ヤリマンなんだよなーと常日頃から思っているほうshinodaが憧れのあの娘とせめて夢の中では恋愛したりあんなことこんなことさせてよ!と真夜中に一人泣きながら書いている全力妄想恋愛プチ小説です。


「うぅ~~~わぁ~~~~!!!!!!この人痴漢~~~~~~~~ッ!!!!」
「ちょ!おばあちゃん!何叫んでるの!叫んだって誰も来ないよ!」
ダンボールの積まれた倉庫。その隅っこに小さなテーブル。それを挟んで婆さんと僕が向かい合ってこんなやりとりをしている。
僕は万引きGメン。全く12月のこんな年の瀬に何で婆さんに痴漢呼ばわりされてんだ?
「おばあちゃん!とにかくもうおとなしくその上着の中の物出して!」
「何も入っとらん!若い時から葛飾のマリリンモンロー呼ばれとったぐらい、乳がデカイんや!」
そこへあの娘が走ってきて婆さんの胸を鷲掴みにした。
「ぎや~~~!!!!」
次の瞬間、婆さんの服から林檎が二つ転がり落ちた。

彼女は満面の笑顔でダブルピースをした。
「あ、ありがとう。翼ちゃん…」

第1回〈本田翼〉

翼ちゃんはこのスーパー朝日屋のレジ係のアルバイト。僕はいつも彼女にこんな風に助けてもらっている。

すっかりおとなしくなった婆さんの肩を抱いて「おばあちゃん。もうこんなことしたらダメよ」と翼ちゃんが優しく笑った。

その日の帰り道。

「お疲れ様で~す!」
バイト終わりの翼ちゃんが駆けてくる。
赤いマフラーにブレザーの制服!そうか。まだ彼女、女子高生だったんだ。まだアオハル、いや、青春ど真ん中なんだなぁ。

「今、帰りですか?」
「うん。あ、さっきはありがとう」
「いえいえ!ていうかあのおばあちゃんいつも怪しかったんですよ!捕まえてくれてこちらこそありがとうございました!あ、これ。食べませんか?」
「ん?何?これ」
「焼きイモでーす!」
こんな可愛い焼きイモでーすがいまだかつて世界にあっただろうか?彼女は僕の脳内ミス焼きイモクイーンに今この瞬間選ばれました!
パチパチパチパチパチパチ!拍手とカメラのフラッシュの中焼きイモ型のトロフィーを抱いた翼ちゃんが手を振っている。

「あのー…」
翼ちゃんの声に我に帰る俺。
「あ!ごめん!」
「あそこに座って食べましょう!」
夕暮れの公園のベンチ。
二人で頬張る焼きイモ。その熱さより完全に僕の心の方がモアHOTだった。

「私…好きかもしれない」
「えッ?(急に告白?)」
「やっぱり好きです!」
「ちょっ!(何この展開!ファイナルだからって気合い入れすぎておかしくなってるの?)」
「私…万引きGメンのお仕事、やっぱり好きです!高校卒業したらやろうかなぁ」
「(ギャフン!)あ!万引きGメンね!うん。いいと思うなぁ~。翼ちゃん、正義感強いし、今うち若い女の子とかいないから、本当にやってみたら?社長に掛け合ってあげるよ!」
「プッ!」
翼ちゃんが吹き出した。
「わはははは!私が万引きGメンになりたいわけないじゃないですかぁ!」
「え?あ。いや、ま、そうだよね!」
「私が好きなのは…」
次の瞬間、目の前が暗くなって翼ちゃんの顔が僕に重なった。
食べかけの焼きイモを落としてしまった。

クリスマスの夜。

翼ちゃんと付き合うことになって一週間。仕事終わりに待ち合わせる約束をしていた。
レジの前を通ると翼スマイルで僕に合図をしてきた。

何て可愛いんだろう!

いや!しかし今は仕事中だ!
僕の今の使命は万引きを捕まえること!
クリスマスだからって万引きはお休みしてくれないんだ!

帯を締め直し辺りを見回す。野球帽にサングラスにマスクの怪しい男。ん?しかもかなり挙動不審だ。追いかける。見つからないようにそっとそっと後を追う。んん?惣菜売り場の前で立ち止まる。あいつ!キョロキョロしてる。やるな。やるぞ。僕の長年の勘が働き出す。そして!ついにヤツの手がポテトサラダに伸びた!それを!胸のポケットに!入れた!入れたぞ!足早に立ち去る男!小走りにレジの横を通り過ぎて出て行く!
男はそのまま出口から出て行った。

僕は全速力で追いかけた。男が振り返る。肩を掴んで押し倒した。
「おいッ!」

翼ちゃんが横にいた。
「キャーーーーーーー!!!!!!!!」

ん?翼ちゃん、何を絶叫して………るの?

男の手の中に包丁があった。僕はお腹を刺されていた。そのまま意識が遠のいていく。翼ちゃんが泣きながら僕を抱き起こしてくれた所で僕の意識は完全に無くなった。

クリスマスの雪が僕らの上に降り始めていた。


翌日ー。

病院のベッドの上で僕は目を覚ました。

それに気づいた翼ちゃんが乗り出して顔を覗いてくる。
「わかる?ねぇ!わかる?」
「…あ、うん」
中森明菜ばりの小声で返すと翼ちゃんの大きな目から涙が流れ出した。薄い目でボンヤリとそれを見て「泣くなよ」と僕がつぶやくと、翼ちゃんが僕に思いっきり抱きついた。
「イテテテテ!」
「あー!ごめーん!」
翼ちゃんが笑いながらまた泣いた。


数日後、僕は退院して翼ちゃんとすっかり年末ムードの夜の街を歩いていた。
また雪が散らついている。
「朝日屋、しばらくお休みだって~」
「あの万引き事件のせいだよな。何か申し訳ないな」
「何で謝ってんの?あんな目にあったのに!」
「結局翼ちゃんが捕まえたって聞いて驚いたよ」
「許せなかったんだもん!」
「やっぱり君向いてるよ、この仕事。本当にやってみたらどう?」
僕が笑ってそう言うと翼ちゃんが笑ってこう言った。

「もうやってるよ。私の心万引きした人捕まえたでしょ?」

雪の中で二人はちょっと遅めのクリスマスを祝ってキスをした。

※この小説に関するお問い合わせ、質問、意見などは一切受け付けておりません。
また、「おい7年もこんなん書いて独身ていよいよヤベエんじゃねえかあいつ」とか言ってるヤツはマジでサイバー攻撃します。

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# by youngas | 2015-01-04 02:46 | チョメクラファイナル
2015年 01月 01日

俺アワード2014

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!

おかげさまで今年で6年目!誰にも望まれなくてもやってやるんだから!

ちなみに2014年シノダが見聞き読みしたものなので、発表やリリースが2014年じゃないものも「あります!」(小保方さん風に)

〈映画部門〉
いんや〜〜!今回は迷いました!何故ならスンゴく良い作品ばっかりだったからッ!こんな豊作な一年もここ数年無かったかなーと思います。そんな訳でそれぞれに思い入れとか言いたいこともそこそこありますんで、シノダランキングとしては初めての一作品ごとに評論付き!さらにカウントダウン形式にしてみましたよ!長いから飛ばして読むのもアリッ!飛ばさないほうが吉ッ!てか、ちょ、おま、飛ばすなやッッ!!!

10位『her 世界でひとつの彼女』
"スパイク・ジョーンズ新たなる領域へ。全ての恋心に捧ぐ決して「SF」ではないホンモノの「ラブストーリー」"
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MVでも映画でも実世界の生活空間の中に歪な何かを入れるようなどちらかというと実験的な作風で人気を得たスパイク・ジョーンズが、近未来の話ではあるんだけど実はこれまでで一番素直にしかもラブストーリーに立ち向かい完全勝利。それどころか後半ずーっと胸がキュ〜ッとされてる感じの切なさが続いて、ここ数年の恋愛映画の中で白眉の出来なんじゃないですか、これ。お騒がせ俳優ホアキン・フェニックスもやたらとハマってるし、声だけだけどスカーレット・ヨハンソンもいい!実体がなくっても想いがそこにあれば人は恋できるんだなーとかいつになくセンチに恋について考えたりして。恋をしてる人も失恋したての人も見た方がいいんじゃないかなーと思える一本でした。ここだけの話、恋愛ってほぼ切ねーんだぜ!

9位『VHSテープを巻き戻せ!』
"VHSに取り憑かれた人達の愛すべきドキュメンタリー。あの時僕らのドキドキとワクワクの全部はレンタルビデオ屋にあった!"
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今のレンタル屋さんよりもっとマニアックで猥雑だったんですよ、当時のレンタルビデオ屋は。庶民のスーパー娯楽としてレンタルビデオってカルチャーがグワーッと世界中を覆ったあの時代。そのせいで世界中の底辺の映画屋達のスーパーゴミ映画すらバンバンVHS化して日本にもガンガン入ってきてカルトなんてカッコイイ言い方で括れないホントにただの生ゴミってレベルの映画を当時小中学生だった俺たちみたいなバカなガキがワーだのキャーだの言って見てた訳で、その成れの果てがこういうyoungasみたいなサブカルおじさんになっちゃったんだからレンタルビデオの功罪と呼ばざるを得ないわけです、今の俺は。でも、あの時のDVDに当然なるはずもない、どこに権利があるのかもわからない、あのゴミVHSが今となっては猛烈に愛しいし、巻き戻して返していたあの手間ですら懐かしく思えてくる歳になって、このドキュメンタリーはそういう人達の気持ちを鷲掴みまくりです。ビデオ屋で騒いでいたあの日の君と僕へ。これはそういう映画。観賞後のトークショーでのジョシュ・ジョンソン監督の超真面目で誠実な感じも良かったス。

8位『アイ・ウェイウェイは謝らない』
"後半彼を襲う「アレ」に戦慄!問題作なんて言葉で終わらせちゃダメだ"
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まずアーティスト、アイ・ウェイウェイって人を殆ど知らなかった自分を恥じました。天安門に中指立てた写真を撮ったり、北京オリンピックの「鳥の巣」作った太ったおじさんってことぐらいしか知らなかったけど、表現者としてこんなに面白くって最高な人だったとは!そして中国が抱える闇というか、文革から続く後遺症というか、そういうものに対して祖国と言えども突き立てるFUCKは痛快というよりも「うーむ。」と考えさせられます。活動の過激さでどうしても日本だとチンポムが思い浮かぶけど、アイ・ウェイウェイのソレは完全に命がけな訳だからやっぱり後半の「アレ」とその後の展開がまた深く考えさせられちゃうんですよね〜。ドキュメンタリーとしても相当面白いし、今の日中の仲の悪さとか改めて考えるきっかけには絶対なるので観て損はないと思います。

7位『かしこい狗は、吠えずに笑う』
"日本の自主映画の可能性をこじ開けた二人の女子高生の友情の顛末。コレつまんないとか言う人いんの?"
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日本のインディーズ映画はもちろん大好きだし、それこそ何百本も見てきたし、面白い!とスタンディングオベーションな作品も当然無くはないけど、タイトルと発想はいいのにダラダラダラダラしやがって!と途中で帰りたくなる作品も当然山のようにあって、それは金が無いんだからしょうがないじゃないすかー!って言い訳に聞こえる時があってその度に他人事なのに悔しい気持ちになったりもしました。いや、だけど、しかし、もう、この映画に出てくる二人の女子高生が日本の自主映画のそういう小賢しい輩を真っ向からぶっ潰してくれたんだから、あぁもうスッキリしました。中身に触れちゃうとこの世界観にちょっとヒビが入っちゃいそうなので、言いたいことはこれだけ!「絶対予想してるより面白い!」以上!

6位『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
"レオ様は過去最高で最狂の役を演じ切り、たぶんスコセッシのアレはまだ勃っていると証明した一本!これぞまさにゲスの極み!"
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実在のブローカー、ジョーダン・ベルフォートの無茶苦茶な半生をスコセッシ×レオ様コンビがこれでもかってぐらい下品で下衆に作ってくれたんだからそもそもつまんねー訳がねーだろうが、この○○野郎!と、観終わって勝手に口も悪くなるっつーの!ジョナ・ヒルも言わずもがないいんだけどチョイ役なのにマシュー・マコノヒーが光ってんだ!(『ダラス・バイヤーズ・クラブ』もスンゴイ良かった!)18禁だし真っ二つに意見の分かれる映画だけど、ずーーーーっと最初から最後まで面白いし楽しかったです。レオ様、あんた最高だぜ!スコセッシ、この路線でまた撮って!!!

5位『ゴーン・ガール』
"男と女の業に纏わる怖〜いお話。未婚の俺は正しかったんだ"
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今思い出しても胸糞中の胸糞が悪態をつきまくる後味最悪のどよ〜んムービーだけど、やっぱフィンチャー好っきゃねん!!!いやー映画ってやっぱり「人の面(つら)」だなーと改めて思いました。奥さんエイミー役のロザムンド・パイクの面!もうスンゲー怖いんですよ、ニターッて笑うとことか。ベン・アフレックのダメ夫(おっと)ヅラもバッチリハマってたなー。あと音楽!NINのトレント・レズナーのノイズ混じりの音楽が合い過ぎてた!エンドロールに流れる不安な旋律がどっぷり余韻に浸らせてくれたので「映画館で映画見た感」が2014年で一番あったかも。あーしかし女怖ッ。

4位『アクト・オブ・キリング』
"殺しの再現を嬉々として演じたのはなんと殺人者本人達!やがて信じられない真実が語られる。暗黒ドキュメンタリーの決定打"
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後述しますけど2014年はドキュメンタリーの年だったなーと個人的には思っているのですがその真打ちといいましょうか、語り口の斜め加減とか、そのダークネスの渦巻きっぷりとか間違いなくトップクラスだと思われます。(今年に限らずこれまでのドキュメンタリー映画の中でも)これまた不勉強でインドネシアの「共産党員狩り」と呼ばれた100万人を超す大虐殺のことについては全くと言っていいぐらい知りませんでしたが、それをましてや殺人者本人達に演じさせるなんてこと思いもつかないし、それを持ちかける方もキテるけど、楽しげに演じるプレマン(インドネシアのやくざ)にも度肝抜かれまくりでした。あの「殺してくれてありがとう!」って死人達がお礼を言う滝前のくだりとか鳥肌立ちまくりで本当に人間って怖〜。オエーッてラスト今更ずーっと嘔吐(えず)いてたけどあんたにオエーッだよ、全く。以上、ANONYMOUS(匿名者)より。

3位『オンリー・ゴッド』
"監督の暴走する変態がシネコンを血まみれに。2014年一番の奇天烈珍品映画"
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数多のシネマランキングでこの作品をベストに挙げる人が何人いるんでしょうか?でももう設定から何から何まで意味不明の鼻息の荒さがとにかく好き過ぎました。そしてもちろん見た人の八割は絶句するチャン警部の例のシーン。しかも何回も、結構な尺であるから、あそこで観客は「あ、この監督き○がいなんだ」って気づく訳ですよ。この映画の意味とかそういうものを解く姿勢から解き放たれるというか、思考停止にさせられるんですね。それがもう俺は堪らなく好きでした。流血ドバドバだったり悪趣味極まりないこの映画をシネコンでやって『ドライヴ』見た勢いで来てしまったカップルが口アングリで帰る姿見てざまみろ!と思ったまさしくこれぞ逆デートムービー。最高。

2位『サッドティー』
"ついに完全に手に入れてしまった今泉節。その最強の間とテンポ、そしてギミック。これが日本映画の新次元"
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2013年の『恋の渦』でも低予算のほぼ会話劇でこんなに面白いってスゴイ!と思わされましたけど、コレも本気でヤバイぐらい面白くほぼ男女の会話劇なんです。巧みに交わる登場人物たちの関係性と山下敦弘監督譲りのオフビートな笑い。今泉監督ついに手に入れましたね、自分にしか撮れない笑いを。もちろん言いませんけど、緑の部屋での超ズルイギミックがまた最高に面白くって今思い出しても笑えます。トリプルファイヤーのドタバタした音楽もハマってるし、現時点での今泉力哉最高傑作にして日本映画の新次元と呼んでもいいんじゃないすか?そしてちゃんと『her〜』同様「恋って何?」って考えさせられるからスゴイすよね〜。あー!また見たくなってきた!よし!このあとまた見よう!

1位『劇場版テレクラキャノンボール2013』
"最強で最凶のくだらなさ、その向こう側にある意味不明の感動は何だ?"
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もうコレを一位にしない俺は俺じゃないでしょう。(youngasじゃないと言ってもいい)
もちろんコレを映画としてカウントするのはどうなんだ?元々6時間のAVを映画の尺にして劇場版と銘打ったからだけに過ぎないじゃん!返す言葉はありません。その通りなのかもしれません。だけどこんな馬鹿馬鹿しいドキュメンタリーは世界を探しても絶対にどこにもない!そしてこんなに面白いドキュメンタリーも世界中探しても絶対にどこにもありません!女とヤルというキーワードだけを突き詰めて行くとこうも人間は可笑しいものか。地獄の荒行のようになっていく後半は涙なしでは見れません。もちろん人と場所は大いに選ぶ作品ですがだからこそ愛おしく文句無しに一位と胸を張って言おうと思います!「見るか見ないかの人生なら俺は見る方の人生を選ぶ!!」

というわけで2014年の結果は以下の通り。

1位:『劇場版テレクラキャノンボール2013』
2位:『サッドティー』
3位:『オンリー・ゴッド』

4位:『アクト・オブ・キリング』
5位:『ゴーン・ガール』
6位:『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
7位:『かしこい狗は、吠えずに笑う』
8位:『アイ・ウェイウェイは謝らない』
9位:『VHSテープを巻き戻せ!』
10位:『her 世界でひとつの彼女』


【総括と次点】
『アクト・オブ〜』のとこでも書いたんですけど2014年はドキュメンタリー映画に縁のある年だったように思います。だってランキング10位中4本ドキュメントだもの。その他にもドキュメンタリーだと大好きな70年代後半から80年代にかけて活躍したイギリスのアナーコ・パンク・バンドCRASSについての映画『CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ』も多くの筋金入りCRASSファンと観れて超楽しかったですし、『シャイニング』を通してキューブリックの脳内を探る『ROOM237』も世界のキューブリックヲタが堪能できて最高に面白かったです。
さらに次点としては銀杏BOYZ峯田も絶賛だった青春映画『故郷の詩』、池脇千鶴の女優魂を見た『そこのみにて光輝く』、宮崎ジブリの狂気全部乗せ『風立ちぬ』、不評の声の方が圧倒的だったけどクロエちゃんとアメコミ的世界観にやっぱり俺は好き!だった『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』、youngas揃ってヤバかったねと言い合ったロス市警のリアル『エンド・オブ・ウォッチ』など。

〈音楽部門〉
2014年はアルバムでランキング!せっかくだからこちらもカウントダウンしていきますよ〜。1位はもうわかってると思いますけども。

10位 MANGA SHOCK『MANGA SHOCK』
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9位 Aphex Twin『Syro』
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8位 SIMI LAB『Page2:Mind Over Matter』
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7位 水曜日のカンパネラ『私を鬼ヶ島に連れてって』
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6位 hy4_4yh 『STAR☆TING』
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5位 NATURE DANGER GANG『THE BEST OF NDG NONSTOP MEGAMIX』
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4位 neco眠る『BOY』
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3位 BiS『うりゃおい!』
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2位 大森靖子『洗脳』
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1位 銀杏BOYZ 『光のなかに立っていてね』

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ご覧の通り音楽に関しては偏りが相変わらず半端ありませんので簡単に紹介w
マンガショックは何かこう、わかりやすくガチャガチャしていて嫌いな要素がバンド名とかアートワーク、本人達の佇まい含めて全くありませんでした。HMVrecord shop限定7インチも良かったです。エイフェックス・ツインは青春を捧げた変態王子の13年ぶりのご帰還ですので当然のランクインです。電気グルーヴも25周年に益々アドレナリン全開のアルバムを出しましたし、自分でもスカトロ(スカムエレクトロ)バンド、YONAKI BOYSっていうのを始めたりとか電子音楽に寄り添っていた年でもありました。8位のシミラボも良く聴いたなー。現時点の日本語ラップの最先端で最突端だと思います。で、水曜日のカンパネラ。もうコムアイちゃんのキャラもいいし、煩型のおじさん達もれなくみんな好きなんじゃないすかね?同じく次のハイパヨもサブカルに落ち着かない歌とダンスの完成度の高さに参りましたという感じでした。で、2014年、ある意味一番の衝撃は5位のNDG!!!!もうライブがヤバイヤバイと聞いてましたが本当にヤバかった!(色んな意味でw)2013年写真集でランクインしたどついたるねんとこのNDGはまだ東京の若い連中にもこんな面白い奴らがいるんだなーという新たな発見でした。待ってましたのneco眠ると横アリで華々しく散ったBiSに関してはもう言うことはありません!
2014年大化けしたのは去年ワーキャーと俺アワード内で騒いでた大森さん!エイベックスでメジャーデビューしちゃってからの人気ぶり!で、このメジャーファーストの攻めっぷりと良い曲書いちゃってるっぷり!もうほんと末恐ろしいです。2015もヤバいことになりそげですね。

そして!もちろん!当然の1位は9年ぶり、銀杏BOYZのニューアルバム!!!!相方sogawaが熱っぽく書いてくれましたけど本当に凄まじく良いアルバムでした!待っててよかった!脱退の件については色々思う所もありますけど、やっぱり峯田はマイ・ヒーローでした!今年はライブ見たいっす!同発のライブ盤『BEACH』もノイズまみれの本当のライブ=生盤でした。この二枚はこれからも日々のサントラになっていくと思います。

あとアルバムランキングだったんで入れらんなかったですけど、去年に引き続き星野源の新曲も良かったです、「Crazy Crazy」と「桜の森」。そろそろSAKEROCKやって欲しいなーとか。

〈書籍部門〉
今回、読み物と漫画、写真集などの分類はしてません!ごちゃ混ぜカウントダウン!

10位 さやわか『10年代文化論』
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9位『ゾンビ・マニアックス』
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8位 宮崎夏次系『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』
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7位 井上三太『もて介』
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6位 魚谷祐介『日本懐かし自販機大全』
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5位 電気グルーヴ『メロン牧場ー花嫁は死神5』
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4位 磯部涼/九龍ジョー『遊びつかれた朝にー10年代インディ・ミュージックをめぐる対話』
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3位 Chim↑Pomエリイ写真集『エリイはいつも気持ち悪い』
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2位 うえむら作品集『おやすみまでのいくつかの瞬間』
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1位 金子山写真集『喰寝(くっちゃね)』
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こちらも毎年偏りがちな本ランキング!w
でも2014のベスト10は納得です。トピックとしては大森靖子も撮影してる金子山さんの写真集!サイトの「今日」(http://kanekoyama.com/diary)で紹介されている一般の人たちの無防備で赤裸裸な写真日記の2010年から2014年春までを纏めたものでどれもこれも衝撃的な写真ばっかりww だけどこれが日常なわけで我々の隣(自分も含む)の景色が実は一番滑稽で面白いんだなーということがわかります。
2位はうえむらさんの作品集!うえむらさんは今一番キテるイラストレーターで、何を隠そうわたくし個人のHP、秘太郎プロダクションズ(http://www.hitarrow.com)のトップページの秘女子(ひめこ)というキャラクターを描いて頂きました。シュールな言葉遊びと可愛い女の子イラストはずっと見ていたくなります。漫画で言ったら2014は宮崎夏次系!絵が可愛いし話も面白い!過去作(『変身のニュース』、『僕は問題ありません』)もぜひ読んでみてください。

〈女子部門〉
毎年恒例の女子達もカウントダウンで。

10位 生田絵梨花(乃木坂46)
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9位 コムアイ(水曜日のカンパネラ)
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8位 佐野ひなこ
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7位 黒島結菜
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6位 山本舞香
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5位 伊藤萌々香(フェアリーズ)
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4位 広瀬すず
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3位 原田ちあき
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2位 弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)
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1位 中島由香利akaあたいちゃん(hy4_4yh)
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というわけで煌めく女子は写真でチェケラ!

2015年はチョメクラもやるよ!ではいい一年になりますようにッ!

今年もよろしくお願いいたします!!

youngas shinoda
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# by youngas | 2015-01-01 10:39 | 俺アワード
2014年 05月 13日

劇場版 テレクラキャノンボール 2013を観る人生を選ぶ人へ

くだらない。

もうほとんど他を寄せ付けない圧倒的くだらなさ。

数名の男たちがいい女といいSEXするという目的だけでナンパやテレクラを駆使して競い合うロードレースを描いたドキュメンタリー。(目的は話が進むにつれ徐々に霧に包まれていくのだが)

後半過激さのメーターが完全にぶっ壊れ文字通りの地獄絵図となっていくのだが、もちろん監督のカンパニー松尾氏の提言通りそこには触れない。

触れなくたって充分面白い。


AVという文化こそがそもそもくだらないという人もいるだろうし、テレクラを始めとした今や衰退した出会い系風俗カルチャーやナンパという行為そのものに嫌悪感を抱く人も少なくないだろう。

しかしそんな人にこそとにかく黙ってこの映画を見てもらいたい。ぶっ飛ばされる覚悟は出来ている。

SEXというただ一つの目的に向かって奮闘する男の姿ほど悲哀に満ちたものはない。ポツドールの三浦大輔はそれを一貫して描いているし、先頃アルバムを出した銀杏BOYZもそのもがきを数多く作品にしている。要するにその姿は物語になり得るということだ。

簡単に言えば「男とはヤリたい生き物であって、それを女は受け止める生き物なのだ。そうやって世界は何千万年も続いてきたのだ。」というようなことをものすごく馬鹿馬鹿しく、シンプルな仕掛けで見せるこの映画はカンヌ映画祭に出品されることはないだろうが、いや、そこに出品された映画よりもきっとずっと絶対に面白いのである。

普段は服を着て真面目に仕事してる人間が裸になってお互いの膨張した棒や浸潤した穴にあーだのいーだの言いながらやり合うのがSEXなわけで、つまりはその姿を当事者以外が見れば滑稽に決まっている。それを見てもらう目的で作られたのがAVなのだから、笑いとは紙一重であったのだ、元から。

そう思えば観客の爆笑に次ぐ爆笑も頷ける。普通のストーリー映画(コメディも含む)の監督たちには申し訳ないが、鑑賞したのが劇場ではなかったにせよ、あんなに爆笑が起きている映画をここ最低十年、僕は知らない。自分も息ができないぐらい笑った箇所があったし、映画を見て声を出して笑うということそのものが久しぶりに感じた。

もう何を言ってもネタバレに繋がるので詳しいキャラとそこで起きたことなどは何ひとつ明記しないが、今思い出しても充分声をあげて笑えるレベルの面白さ。

相方の「今年というより、これまで見たドキュメンタリーの中でも白眉の面白さだった」という言葉には全くもって同意見だ。

もう一つ別の意味で面白かったのは女性客の多さ。AVの顧客である男性が見たい!と思うのは当然として、この映画にどんなシンパシーを感じてやってきたのか謎だった。さらに言い方に多少語弊はあるが、そこそこの美人が多くこれにも驚いた。普段はスイーツが話題の中心ですみたいな顔した子たちが、上品なシーンが一秒たりとも出てこないこの映画を見てゲラゲラ笑っていたのだ。まーそれはそれで興奮させて頂いたわけですが。
いわゆるSEXを扱った表現に対しこんなに女性たちが反応してしかも笑っているという状況は驚きと戸惑いと同時にたくさんの勇気をもらった。
男たちだけで見ていたら感想も少し違ったかもしれない。目的とされている女性たちがゲラゲラ笑っているということによって昔からAVをコソコソと見ていた自分をも許されたような気持ちになったのかもしれない。

一人でも見に行こうと思っていたこの映画に誘いのメールをくれた相方はさすがだ。ある意味こんなにyoungasらしい映画はないのかもしれない。史上初のW受賞になるのか、今年の俺アワードを大いに期待してもらいたい。


最後にこれだけはどうしても言いたかったので書かせていただく。

今回、みんなでわいわい見よう!と題された映画の鑑賞を含むメインはトークイベントだったのだが、監督のカンパニー松尾氏と出場者のバクシーシ山下氏に加えトークゲストが社会学者の宮台真司氏であった。宮台氏が優れた社会学者であることは知っているし、彼そのものに対して文句があるわけではないのだが、せっかくあんなにお酒を呑んだりしていい空気で笑った後に行われるトークショーにしては、内容が固過ぎな気がした。それまでもちろん散々トークショーなどを劇場でやってきたのだろうから、メンバーをステージに上げての裏話大会はすでにやり切ったのかもしれない。でもやっぱりあんなにゲスくて面白い映画の裏話はあの雰囲気でぜひ聞いておきたかった。

面白いものに解説も理屈もいらないということを思い知った。ということかもしれない。


さて、これから会場で買った完全版600分を見るとしよう。

テレクラキャノンボールを見ない人生より見る人生のほうを僕は選んでしまったのだから。


youngas shinoda

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# by youngas | 2014-05-13 20:34
2014年 04月 20日

dust punks

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youngasKIDSのみんなハロー。つか、もう春じゃん!映画批評とかチョメクラとかなんかやりますね。ヨロシクンニ。

youngas shinoda
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# by youngas | 2014-04-20 06:00 | Drawing
2014年 02月 01日

【続】銀杏がBEACH出したから記念に何か言っときたーーーい!!!

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【BEACH】

はじめ、ライブ盤を同発で出すって聞いた時は「二枚同時発売」という名目のため?と、邪推しちゃう部分もあった。人気曲をベスト盤的に並べたような、よくあるライブ音源のリリースかーと思ってた。だから購入の際も「光の~」のオマケ的な立ち位置でレジに持ってった。

だけども、やっぱり僕はまだまだ銀杏BOYZをナメてしまっていた。聴いてみて猛省!!!
この「リミックス」という部分を軽く流し見してしまっていた。
生きる=Liveの形容詞であるライブ。これでもかと言わんばかりに生命を燃やす銀杏のステージをパッケージングするアイデアは至極全うだし、その生命をリミックス=違う生命体に編集し直すっていうから、それはそれは一筋縄ではいかないよね、そりゃ。

ビーチとは浜辺。
浜辺とは水際。
水際とは陸地と水面のきわ、あっちとこっちを線引きした時のラインである。

つまりこの作品は、日常生活を送る僕たちが特別な空間「ライブハウス」へ線(ライン)を越えて向かった際の「幸福な時間」をパッケージしている。

これまで沢山のライブ音源を聴いてきた。良いライブ音源・優れたライブ音源の定義とは、現場の熱量や雰囲気をよりリアルに、より忠実にディスクへと焼き付けている物だと思っていた。確かにそれはそれで間違いではないと思う。歓声が入らない作品やミスタッチだらけの作品は燃えないし集中できないでしょう。
でも現場の音をクリアーにエアーキャッチするだけでは汗の匂いや隣の奴のハァハァという息づかいまでは伝わらないし、あの目頭が熱くなって耳がキンキンして喉が枯れた夜の記憶が頭には思い出せても、腹までは落ちてこない。そう、ドキドキハラハラするという域までは辿り着かない。

この、BEACHという作品のどこに度肝を抜かれたかというと「現場感」を再現するという課題はとっくに通過し「現場の((記憶))」を再現しようとチャレンジしている姿勢がひしひしと伝わる点に。これには自分の常識を覆された。転覆しちゃった。

あのグチャグチャだけど人間臭くて隋まで曝け出している会場のヒリヒリした幸福感が蘇る。
良い曲だなぁ~とか歌うまいなぁ~とかではない、体験ではなくもはや((経験))と言えるあの場所。
この作品は完全に僕らの記憶を新鮮に焼き直してくれた。僕たちが引いている日常の「線」を越えてBEACHは記憶を司る海馬まで侵入してきている。

残念ながらすでに脱退してしまっているベースのアビちゃんが中心になってこの作品は作られたそうだ。今後彼が銀杏BOYZのステージに立つ予定は今の所ない。そんな彼が僕たちの記憶に強く影響を与える作品を監修した事実、実に彼ららしいサヨナラのメッセージである。

絶対に忘れはしないけど薄れてはいくだろう。
記憶の濃度を薄めさせないぞと言っているように、この作品はドキドキとハラハラを聴く人に与える。僕達はアビちゃん達にラブラブシールを貼られたのである。(ラブラブシールとは「あいどんわなだい」という曲で歌われる物で峯田作の造語です。これを貼られた人はその貼った人を好きになっちゃうシールってMCで説明してましたw)。
今、今、今ここで!!!愛しておくれと言われてるような気がして泣けてきた。

「はじまり」という3分30秒ほどのトラックからスタートする今作。BEACHというタイトルにふさわしい波の満ち引きのような美しいノイズは銀杏BOYZの第一期が僕達に押し寄せてきて、まさに今引いていくかのよう。お分かりのように次の波は必ずくるし終わる事のない恋の歌は峯田がこれからも永遠に歌い続ける。
ノイズのあとに訪れるオーディエンスの熱い歓声こそが、その動かぬ証拠であると思う。

その歓声のあとは「十七歳」の怒号につぐ怒号、まさにケイオス。このケイオスに紛れてレコードのバックスピンのようなノイズが入る。僕はこのキュルルルルルって鳴るノイズを聴いて、はじめて銀杏BOYZを見た渋谷のクアトロまで記憶も逆再生されてる感覚になった。走馬灯ってやつのバックスピンみたいだった。スタジオコーストの銀杏、チッタの銀杏、ゼップの銀杏。。。僕が知っている数少ない色んな銀杏BOYZがパパパパーっと映し出された。

その直後に「トキメキたいったらありゃしねーーー」(SKOOL KILL)なんて歌われたら、そりゃもう手汗ダラダラ、これが全てなんだって思わされる。これを聴くのが苦痛だと言う人がいても何ら不思議じゃないと思う。それはそれで全くかまわないけど、それが故に後半に待つ「べろちゅー」の半透明にマスキングされた霧のかかったような綺麗な景色や「人間」のハァハァハァという、まさにそこで命を燃やしているかのような息づかい、を再生させないなんて勿体なさすぎる!!!

「漂流教室」という超名曲にも再注目したい。ここには(今まで出会えたすべての人々にもう一度いつか会えたらどんなに素敵なことだろう。)とある。BEACHの流れで聴くと、全てのファンに向けてるようにも聴こえるし全てのファンから銀杏BOYZの四人に向けてるようにも聴こえてくる。ロマンチックが過ぎているねw
さらに今作の白眉「東京終曲」の早朝の静かな湖面を見ているかのようなドラマティックなアレンジを聴かないなんて、、、聴く機会をゲットした人はなんとか最後まで聴いてジャッジして欲しいなーほんと。

そんな綺麗な世界を経過し、ラスト一曲は「まだ見ぬ明日に」。まさにこれからの銀杏BOYZやこれからの僕らを案じるかのような流れに脱帽!完璧!凄まじい!!!
しかもこの曲、本当に恐ろしいですよ、恐ろしい。はじめの2分ほどは何とも居心地の悪~い、とてもバランスの悪~いノイズに乗せて歌う。これは「不安」や「心配」「イライラ」なんかのネガティブ要素に聴こえる。そこから峯田の咆哮を境につんのめったバンドサウンドに転調します。まるで分厚い暗雲を一点突破したかのよう。
彼らの現状とリンクさせるのは乱暴でしょうか?今のタイミングでこのメンバーが出す最も誠意のある答えだと思えて仕方がない。


まだ見ぬ明日に。
まだ見ぬ明日に。
まだ見ぬ明日に。
何があるのか僕は知らない
失いかけてた希望の光が「それでも来い」と僕を呼んでいる。





一通り自分なりに解釈してみたので、これからいろんな動画やインタビュー、MVなんかを観てもっと銀杏BOYZを好きになろうと思います。

誤字脱字、誤った解釈、乱暴なこじつけ、にわかのくせにウザい長文、諸々スンマセン!!!!!!












youngas sogawa
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# by youngas | 2014-02-01 11:23
2014年 01月 27日

銀杏BOYZが新譜出したから記念に何か言っときたい。

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【はじめに】

銀杏BOYZというバンドがCDを出した。このCDを聴く日の為にYouTubeに上がる新しいMVなどは見ないように我慢してきた。インタビューなども見ないようにしてきた。そして発売から数日後の休日に川崎のタワーレコードでCDを買って一気に何度か聴いて、思った事をiPhoneに書いた。間違った捉え方や解釈の仕方ばっかりかもしれない。答えはとっくに雑誌なんかに書いてあるかもしれない。正誤は問わず書きたい事を書いてみようと思った。



【1】

自分の事は「にわか」銀杏ファンだと思っている。だって激烈に銀杏BOYZを、峯田和伸という男を愛するファンが星の数ほどいる。各メンバーを神格化する者も珍しくないし、ライブ中に感極まりステージに向かって泣いちゃってる人もよく見かける。知っている限りではスピッツやミスチル、くるりやブランキー、スーパーカーやナンバガなんかも永く深くハートを掴まれている(信者)が多くいると思うけど、なんだか銀杏ファンはまたちょっと違う気がする。(どっちが偉いとかそういう話ではなく、僕から見た銀杏BOYZファンは少し異質でやりすぎで痛いと思っている。)銀杏ファンはその全てを本人たちのアイデンティティそのものにしてしまっている気がする。アイデンティティとは「ID」という単語に略されるように、自分を照合するものという意味と取れる。あなたが銀行ATMの暗証番号を持っているように、銀杏ファンには銀杏BOYZがある様に思う。
つまり「自分とは何なんだ?」と自問自答した時のIDナンバーが銀杏BOYZの表現全てで合点がいくのである。鍵と鍵穴の関係とも言えるかもしれない。
僕はそこまでフルスロットルではない自覚がある。ライブも5回ぐらいしか行った事ないし峯田が出てる映画で観てないものもある。そのライヴ全てが相方SHINODAにチケットを手配してもらったという他力本願っぷり。従って「にわか」なんです。相方SHINODAもそうだけど、古株ファンの先輩を差し置いてファンと名乗るのはあまりに恐れ多い。そもそもゴイステも青春パンクシーンも嫌いだった。スタイリッシュな大人を目指していた当時の僕は、童貞とは恋とかションベン臭くて面倒臭かった。ファーストアルバム二枚同時発売の時もリアルタイムでファンではなかった。

そんな「にわか」でも今回はリアルタイムで新作発売に立ち会えた。聴いたらやっぱり無性に目頭が熱くなったし、理由もなく地団駄を踏みたくなった。喜怒哀楽のダムが決壊するような感覚もあった。ミッションをクリアーするためのツールとしての「ノイズ」や「打ちこみ」をチョイスした銀杏BOYZを僕は今まで以上に好きになった。
だから書く。ファン歴や熱量に関係なく書く。



【2】

聴いた。カメラのフラッシュを顔に浴びせられた時、太陽光を直視してしまった時、目の前が真っ白になる。次に視界の中心から少しずつ少しずつ、ジワリジワリと見える円が大きくなっていく。その白いボンヤリの中心に最初に見えるものが銀杏BOYZのメロディーだと思った。
冒頭の17才というカヴァー曲は「誰もいない海、二人の愛を確かめたくて」という歌詞から始まる。この曲はもしかしたらアカペラでも良いのかもしれない。僕の古いiPodがいよいよ壊れたか?って思わせるようなカジガジのノイズでコーティングする必要はないのかもしれない。でもどうだろう?誰もいない海は無音なんだろうか?静寂とは無音だけを意味するものでは無いと思う。二人の愛の熱量が高ければ高いほど、海は荒れ狂っていてほしい。このノイズに芸術性を感じるし、なによりも誠意を感じて仕方が無い。さらに続けると「光の中へ溶け込んでみたの」となる。締めは「私は今、生きている」である。そう、二人の愛は実感として海と空の下で溶け合っている。生を、もしかしたら精を実感している至極ロマンティックな原曲の本質を、より人間くさく誠実に表現してみせたように感じる。
フジロックで観たマイブラッディヴァレンタインも、稀代のキラーチューン『You Made Me Realise』で例のノイズをグワングワンと反復させながら苗場の夜をトランス状態に誘(いざな)った。なにも違いやしない。間違いなくオーディエンスは新潟の夜とノイズを介して溶け合った。
少し脱線すると、産まれたばかりの僕の息子は耳元でスーパーの買い物袋をシャカシャカやると驚くほどの確率で泣き止む。いわゆるホワイトノイズというやつで、少し前まで羊水の中にいた彼はそのノイズに安心するそうだ。やや強引に話を繋げてみたい、新米パパとして。

破天荒を装うため、奇を衒った表現のためのノイズだと感じる人がいても良いと思う。ただ僕にはいつでも愛やロックの素晴らしさを伝える彼ら銀杏BOYZの優しさにしか聴こえない。この「優しさ」や「中学生や高校生をロックで感動させたい」というミッションから少しもブレないところに痺れる。馬鹿やってチャラく感じる人がいるかもしれないけど、よーく観察すると銀杏BOYZが産まれた時から言っている事、やっている事は驚くほど一貫している。

続く2曲目は銀杏BOYZのフィルターを通したチルウェーヴ・グロウファイな表現で、何とも言えない甘美なムードをまとっている。ここでも「沈むよベッド つなぐよ手 紡ぐ夢 幽霊みたいになって」と歌う。YOU AND MEでベッドに溶け、つないだ手も一つになり、幽霊みたいな半透明な二人が同化した夢を見るようだ。。。金輪際というこの曲は日本語の「金輪際=とことん、徹底的に」と置き換えると、永遠の二人が浮かび上がってこないかな?光の中に立っていてねというアルバムタイトルに、より筋が通る。
3曲目も新曲。ブックレットの最後を見るとこの曲では峯田がKORGカオシレーターを使っていてアビちゃんがプログラミングしているとある。この分野には極めて疎いのでカオシレーターを使ってどの音のパーツを作ってるのかはサッパリだけども、もの凄くアーバンでオシャレな旋律がノイズと同居している。この旋律が峯田によるものだとしたら彼のメロディーメイカーっぷりはゲロスゲーと思う。この歌詞も引き続き凄い。言葉遊び程度の軽いラップがある上にノイバウテンの名前を使って韻を踏んでいらっしゃる。ノイバウテンとは言わずもがなドイツのインダストリアル・ノイズミュージックバンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン。「壊して創り直す」というような意味を持つバンド名のノイバウテンを出すあたりも好きだわぁ。サビでも『なにもしなくて良いから生きとけ。なにもない奴は全てが可能性なんだ。』と歌う。いつか愛してると言い合うであろう少年少女の未来を照らし出す。
1~2~3~ときて次の4曲目までの流れが本当にポップで最高!少々古いがDHR(デジタル・ハードコア・レコーディングス)全盛期のAtari Teenage Riotを彷彿とさせる殺人ビートで幕を開けるドPOP僕らのアンセムI DON'T WANNA DIE。チンくんがオッペケペーオッペケペーと歌いながら踊る姿がもう見れないのかと、どうしても感傷に浸ってしまう。『あークソ!もう1回あの瞬間のチンくん見たい!!』と思う僕の気持を代弁してくれるように、そこの歌詞が『ジーザスクライスト!!』にアルバムヴァージョンとして変わっている。そう、この言葉はスラング的解釈だとクソッ!とかなんてこった!だから。。。銀杏のチン君がもう見れないなんて!くそっ!なんてこった!と、なる。
そしてハイライトとしてあげる人も多そうな新曲『ぽあだむ』。
この曲のMVには長澤まさみが起用されている。余談ですが僕が初めて銀杏BOYZをみた風とロックfesでも彼女はビデオレターという形で出た。銀杏にショックを受けたあの夜。GINN NANG SHOCKふたたび。
話を戻すと彼らには「べろちゅー」という曲がある。この曲は物凄く美しいメロディに乗せて『ふいていいよ 潮』と物凄く美しいスカトロの歌詞をあてる。ここのギャップがなんともシャイでキュンとくる。ただの下ネタじゃない、高尚な下ネタだw この『ぽあだむ』では「いっぱいあれ出しちゃいそうなの。こぼれたらキッスしてね 苦いディストーションファズ」と歌う。あれは精液だし、キッスは口淫、ディストーションファズはDICKでしょう。キラキラの泣けてくるほど綺麗なメロディにのせて、またもゴリゴリの下ネタをシャイにぶっこんでくるあたり、好きだわぁ。長澤まさみを使ってソレするあたり、すきだわぁ。


【終わりに】


もう4時間ぐらいこれ書いてる。何してんだ俺はw
でもまだ書き足りない。
続きも絶対書くぞ!誰も読むな!!!また長々書くぞ!!

誤字脱字、もろもろスミマセン!
















youngas sogawa
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# by youngas | 2014-01-27 21:21
2014年 01月 17日

俺アワード2013

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!2013年、映画以外は少食でしたので申し訳ないけど今年はMOVIEオンリー!!!

今年はとっても好きな作品が多かった!!! それとは反比例して時間とお金が無かった~~w なので効率よく概ね評判が良さげなものばかりを観たので面白みが無いっちゃーないかなー。まーでも何かの参考にでもなれば幸いです。
今年は『ink Riders』っていうzineも作れたりCCRという大好きなパーティーでDJできたりしたので、振り返れば恵まれすぎた2013。
今年もzineを作りたい。映画テーマのイラスト満載zine作ろっ!!! 
ブリングリング、タマ子、恋の渦、マイマザー&ロランス、ウォールフラワーあたりを観れてないのがちょっとあれだけど、、、さっそくスタート!!!



【第1位】『クロニクル』

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2013年、一番好きだった映画はこれ!!『発明と暴発とバカと哀しみに溢れたA級をしのぐB級映画!!!これをパンクと言わずして何と言う!!!』

主人公が置かれている境遇にまず惹かれまくり。高校ではスクールカーストの最下層、キモいオタク野郎となじられるチェリーボーイ(まぁ映画的に顔は超美形w)。寝たきりの母と暴力的なアル中オヤジとの鬱屈した毎日。。。そんな日々に突然手にした不思議な能力とビデオカメラ。ハングオーバーやジャッカス、アタック・ザ・ブロックなんかもそうだけど、男数人でバカやる、つるむってのがまず好きだし若い男子の内にあるフツフツとたぎる「ドロドロしたなにか。少しの事で暴発しそうな何か」をどうしようもなく巧く描けてたな~。
前半の「みんなエスパーだよ」期から後半の「AKIRA」期にかけて登場人物の心情、表情ともに変化して行く様も感情移入できた。
特に恐れていた親父へ向かって『俺の方が強いんだ!!!』と感情を爆発させるあのシーン。誰しもが成長し、なにかしらの分野で親よりも力を付けるもの、、、父親の無力感とやっちまった息子の止まらない爆発とか気まずい雰囲気とか、いちいち共感できて最高だった。

自分たちを浮かせての飛行シーンも日本育ちの俺ら世代には最高で、まるでサイヤ人の孫悟空目線。感情が爆発して周辺のパトカーや標札なんかが飛んでくシーンも仲間を殺されて切れちゃうスーパーサイヤ人みたい。これにも親近感沸きまくるでしょー。
2週間限定上映だし前評判すごく良いしで、そうとう期待してハードル上げまくって新宿のシネマカリテに行きましたが、余裕で期待を上回ったクロニクル。観終わってからもずっと、なんなら今もそうだけど、やっぱデイン・デハーン演じるアンドリュー君を心配し、どっかで助けたいと思っているw その実在感は今までの映画体験で唯一無二のものでした。そういう意味でも2013年というか、人生でもベストな作品!!!!!全部好きだ!!!










【第2位】『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』


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『キャスティングずるっっ!!』

もう今年はデイン・デハーン君の1・2フィニッシュしか考えられません。なんでしょうあの虚ろな目は。切れ長な目の下には徹マン明けのような黒々としたクマ。ボサボサヘアーに華奢な体。NEXTディカプリオと言われてるのも納得だし、もうその上いってる気すらします。緊迫感が途切れないこの作品とのマッチングも最高!!
それもそのはず今作の監督は重い空気とカメラワークが最高な作品『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督。同作でも主演を務めたライアン・ゴズリング、通称ゴズリン❤の再タッグってだけでも間違いないし、ゴズリンのあの体にタトゥーびっしりとか男でも惚れぼれ。。。。ラヴアゲインみたいなタッチも勿論いいけど、今の彼は影のあるヒールとしてもう少し観ていたい気がします。ピュアでグランジな悪人を最っっっ高にかっこよく演じてました。オープニングからバイクにまたがるまでの緊迫した長まわしも最高!!!メタリカTシャツも言わずもがな。MEDUSA号を彷彿とさせるツヤ消ブラックのオフロードバイクもキャラに合っててカッコ良かったー。くーーーイチイチCOOL!!!
さらには米FACE誌(だったかな�l)で世界一セクシーな男性1位に選出されたブラッドリー・クーパーまで出演。要するにイケてる男達によるイケてる監督とカメラマンのイケすぎてる緊迫した作品って事で文句無しの2位!!!ライアン・ゴズリング50分、ブラッドリー・クーパー50分、デイン・デハーン40分っていう構成も長尺と感じさせない工夫があって好きでした。
イケメンが渋滞してるって!!!!!!










【第3位】『セデック・バレ』



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『上映時間4時間36分、体感10分!!!!!!!!!』

戦争により台湾を統治する事になった我々日本軍と、もともとそに住んでいた現地人による『誇り』の物語。

とにかく映画好きさんのTwitterアカウントで絶賛されまくってて、こりゃ観なきゃって事でレンタルしたんだけど、流石に4時間半はもたないと思い1部の太陽旗だけ借りて帰ったけど見終わってすぐ2部を借りにレンタル屋に走ったという作品!! キャスト、ストーリー、パッケージなどすべてが地味なのでうちの近所のTSUTAYAも3枚しか入荷してないし、まして面陳もないんだけどここまで全身を鷲掴みにされる作品も珍しい。
日本人キャストの笑っちゃう程の大根芝居や10年前?と言わざるを得ないVFX技術も、なーーーんにも気にならない。物語に心を掴まれる実感を得た1本。とくに花岡一郎と二郎のあのシーンには参った。惨めに生きる位なら誇り高い死を選ぶ様に感動しました。
音楽とお酒で騒ぎ祝いう、いまでいうレイヴのようなシーンもグッとくるもんがあります。原始的な楽器ばかりながら完全にトランスしている村人たち。いい感じにナチュラルにイッちゃってるのは音楽の力ですねー。石野卓球さんがテクノは名前の響きや音質から最先端の音楽だと思われがちですが、もっとも原始的な音楽だと思います。って言っていたのを思い出した。
宇多丸さんもそりゃタマフルで年間1位にあげるし、水道橋博士さんも『物凄く控えめに言っても大傑作』って唸るわ。










【第4位】『バービー』


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『またも哀しみのキム・セロン』

韓国は養子輸出大国と揶揄されるほど海外、特にアメリカに養子を多く送り出している事実があるらしく、こちらも大好きな女優(子役)のキム・セロンが主演を務めた『冬の小鳥』でもメインテーマに扱ってました。今作『バービー』でも、ある黒い目的で韓国人の子供を海外に迎え入れる話。
これもキム・セロンが出演している作品『アジョシ』でも子供に値段がついていたり、臓器売買のターゲットになったりっていうシーンが多々あるので、そういうブローカーが蔓延ってるんでしょう。
『アジョシ』『冬の小鳥』『バービー』って観るとキム・セロン可哀想すぎでしょ!!!と思うけど、それ位彼女の憂いに満ちた表情はスクリーン映えするんだよな~。今作には実の妹も出ていて、これがまた絶妙にウザいウザい。ペプシを差しだしたりしてお父さんにゴマするあたり、もはやキャバ嬢の覇権争いのよう。この姉妹ハンパじゃないわー。
2014年以降、ハッピーなセロンちゃんが是非見たいでっす。









【第5位】『横道世之介』

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『観終わって「面白かった~」って理屈抜きで思った作品』

『蛇にピアス』コンビの高良健吾も吉高由里子も何かどっか引っかかる芝居なのは否めないけど、そんなとこも含めてハートフルで優しい作品でした。吉高由里子節とも言える「酒飲んでるの??」的あの芝居が今回も炸裂。あれ好きだわーやっぱ。ごきげんよ~お待たせですわぁ~韻踏んでらっしゃるのね~って出てくる度にニコニコしちゃった。カーテンにくるくるくるまるシーンも妙にむず痒くてニヤニヤしちゃった。
柄本佑さんの芝居も最高で、マルイ10回払いのスーツを着て流行りのカフェに現れる、あの業界人になりすましてる雰囲気もうマジたまらない。俺も田舎から東京に出てきてる口なので、あの背伸びした感じスゲー共感できる。客観視するとこうも激寒。けどそこが最高っていう。
ただ、ラジオパーソナリティの後ろで流れる世之介さんの現状を知らせるあれ。ネタバレになるから伏せますが、あの事故と絡める必要がなんであったのかなぁ~って疑問。。。そこだけちょっと引っかかっちゃいました。
でも、世之介と祥子さんみたいな夫婦になれればきっと幸せだろうな~と思えた素晴らしい作品!!

今作のカメラマン近藤龍人さん、桐島~ライブテープ~天然コケッコーあたりも撮ってる方らしいです。映画を観るときに俳優、監督、脚本家、ディレクターあたりまでしか気にかけれなかったけど、今後は近藤さんはじめカメラマンも追っていけたら楽しいなー。










【第6位】『ライフ・オブ・パイ』


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『ただの映像美やアイデア1発ではない、深い深い物語。観終わって何度も何度も咀嚼してますが、なかなか腹に落ちてこない珍品』

色んなサイトで憶測やディベート、解釈の仕方が語られている様をみると、やっぱこの映画ってみんなあーでもないこーでもないって語りたくなるんだろーなーって思う。 自分も同じく何度も何度も『あれは何を言わんとしてんだろー?』とかって考えたりしました。が、結果よくわかりませんw わからないんだけど、そこが凄く良い気がする。気になって考えさせるパワーがある映画ってそんなにないと思うし。考える余白が美しくて大きいフィールドで用意してあるのは、アン・リー監督の腕なんだろうなぁー。
トラと過ごした227日なのか1人で彷徨った227日なのか...
ストーリーだけじゃなくって目に飛び込んで来る映像も凄かった!ジェームズ・キャメロンが言ってた奇跡の映像ってのも伊達じゃない。CG、VFXがもたらすそれは10年前ぐらいに流行したDEEP BLUEとかEarthなんかの自然の動物を追ったドキュメンタリー物を彷彿とさせるほど壮大だった。相当に苦労したんだろうなー。
観る事が1日仕事になった、がっぷり四つなドッシリ作品!!!









【第7位】『高地戦』


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『朝鮮半島における南北分断物、戦争映画の新たなマスターピース。恨みあっていない物同士が殺しあわなきゃいけない、それが戦争だという事を思い知らせてくれた作品』

韓国には兵役義務があるせいか、戦場の描き方や戦闘シーンが日本の物よりドスンと重い気がする。ただでさえ重いテーマの上に韓国映画お得意のグロ描写も加わるので、とにかく見応えがある。
シュチュエーションは極めてミニマルで、半径1kmぐらいの急勾配な山の斜面のあっちとこっち。
けどその斜面がハンパじゃない。観てるこっちまで息切れしちゃうような山!坂!穴!窪み!死体!
そのあっちとこっちを毎日取り合っては戦死者を多数出し、また山が高くなる。そんな日々が数年続いた先にある最後の酷な数時間。

2013年スクリーン上に映った最も純度の高いカリスマは、本作のシン・イリョン大尉(イ・ジェフン)。
ワニ中隊がどういう物かを隊員に説くあのシーンや自分自身に深いトラウマとダメージを与える味方に向けた乱射シーン。モルヒネ中毒の悲しすぎるリーダー像はきっと一生忘れませんっ!敬礼!!!!!









【第8位】『世界にひとつのプレイブック』


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『また見つけた!ダンスシーンが素敵な映画。』

バス男、リトル・ミス・サンシャイン、(500)日のサマー、ムーンライズ・キングダム、サニーなどなど、可愛いダンスシーンがある映画って大好き!!!キックアスのレッドミスト号車内の軽いダンスも最高!
こちらは可愛いっていうよりも軽快でかっこいいって感じ。スティーヴィーワンダー~ホワイトストライプスのあのアンセムにのって激しく踊るあのシーンに向けての男メンヘラvs女メンヘラのドタバタ劇だと思うと、すべてOKでしょう。あのシーンだけでも何回も繰り返し観る価値あり!!!ストライプスのあの曲はMVも最高で、当時YouTubeで腐る程みたもんです。(ミシェル・ゴンドリー監督作、レゴブロックのあれ☆)

主演のブラッドリークーパーもさる事ながら、女メンヘラ役のジェニファーローレンス。彼女はアメリカで大人気らしいですね~。グラマラスな体と自由奔放で素をさらけ出す飾りっ気のなさが良いらしいです!!
僕は他人種の美人像や上手な芝居がなかなか分からなかったりするんですが、今作の彼女の存在感はスゴイものがあります。JLaw(ジェイロウ)って親しんでるアメリカ人に嫉妬しちゃうぐらい引き込まれた。そりゃアカデミー主演女優賞受賞も満場一致だわって納得。
俺も気軽にJLowって呼びたい!!!!!!









【第9位】『建築学概論』


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『伏線の全回収に泣いた』

第7位『高地戦』で若きモルヒネ中毒大尉を演じたイ・ジェフンが今作ではへなちょこチェリーボーイを熱演。そんなチェリーの初恋相手にはアイドルグループMissAのペ・スジちゃん。この作品への出演をきっかけに『国民の初恋』という意味不明な呼ばれ方をしている娘です。ちょっと調べてみたらTwitterのフォロワーが100万人超えしてたり、国内の映画・ドラマ関係で数々の受賞歴があるようで、かなりの人気者っぽい。日本でいうと9nineの川島海荷ちゃんみたいな感じかな??

そんなウブなキャスティングの今作。例に漏れず味付け濃いめのラブストーリー。濃い味っていうか韓国料理お約束のキムチやナムルが小皿にいっぱい出てくるあんな感じで、小ネタが随所に散りばめられてます。最終的にどんどん小皿の小ネタを銀の箸で回収して行くんだけど、その様が気持ちよかった~~~。
その点での今年9位です。
なかでも最高なのがGUESSのバッタもんTシャツ。多感な時期の勝負服(しかもデート直前に洗濯するほどお気に入り。クローゼットのエースで4番)がパチもんだと気付かされた瞬間の敗北感と無力感。一生のトラウマになりかねないそんなブツを数年後あの人が着ていたら…『あーーーある!!!ある!!!ある!!!ある!!!つらい辛いツライーーー!!!』って泣き笑いしちゃいました。
そういう映画における最大瞬間風速ってあるけど、今年のもっとも強い北風はこの瞬間だったような気がします。
初恋って相手に対する色々は忘れちゃうけど、自分で自分を見つめて考えた事や起こした行動は甘酸っぱくて忘れないもんだな~。
俺の中学の時の勝負Tシャツ、グレーのMサイズで二足歩行したイカしたアヒルがグラサンして星条旗プリントの服を着たプリントだった。死ぬほどダセーwww









【第10位】『ふがいない僕は空をみた』


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『女優!!!!!!!!!田畑智子!!!!!!!!!』

なにかにつけこの作品のセックスシーンが最初に語られちゃうのはエロいネタ的な捉えられ方だと思ってたんだけど(蛇にピアス的な)、実際に観てみたら全然そんなんじゃなかった?二人の関係性を表すのに絶対必要なシーンだと思うし、ここまで赤裸々に見せてくれたからこそ田畑智子と永山絢斗の関係に愛着を持てた。「世の中こんな出会いもあるだろーなー」っていう実在感もより湧いたし、里美の元から離れられない卓巳にも「その歳でお姉さんと濃厚なベッドを共にしたら離れらんないよな~」と妙に共感できたり。
話題性としてのベッドシーンというより、物語上必要だから自然とやってる印象を受けました。
この二人の関係性を理解して愛着を持って観ないと、この作品は楽しめなかったと思う。事実、作り物的な卑猥さは感じなかったしク○ニに対して『舌を尖らせて』って注文も気に入った、俺は。やっぱ能動的に感じていかなきゃ!!!
田畑智子さんのインタビューでは『ベッドシーンはとても楽しくてスタッフの存在を感じなかった』と言っていたので、かなりパーソナルな関係を築けていたのでしょう。そこでの尖らせてはやっぱ良いセリフでしょ~❤
そんな二人の色々を、ある形で旦那と姑にバレるんだけどその瞬間スーパーの買い物袋をボトッと落とすあの感じ!マンガでしか見た事ないけど、あのボトッ最高だったなー。登場人物はみんな軽く幸せじゃないんだけど、人間なんて者は多かれ少なかれそんなもんなのかもしれませんねぇ。
股間に「やっかいなもん付けて産まれてきた」者として、たっぷり楽しめた多重構造のダークサイド青春群像劇でした!

その二人とは別に同級生との重い話も別アングルで進んでいくんだけど、こっちの話もエグられる。しかしあの二人、あそこまで飢えてるとは...「団地」ってほのぼのとしてて、子供が沢山遊んでるイメージでしたが、この映画を見てある側面ではゲットーなスラム街的な見方もできるんだなー(そういう見方をしている人もいるんだなー)と思った。










【次点】『ゼロ・グラビティ』

はっきり言って次点でもなんでもなく、ある意味では断トツの1位だしある意味では次点っていう感じ。
圧倒的に1位だわ~ってのは、映画が産まれ変わった瞬間である点。音響と大画面と3D技術とで観客が限りなくストーリーに近付ける、演者になれる。ある人は体験や経験だと感じる凄さ。緊迫したシーンでは音楽の奥に早い心音のようなものが聞こえて、わりとユッタリとしたシーンでは遅めの心音が。僕らのドキドキを誘発するかのようなトリックなんでしょうか。シンバルの音を逆再生させてる音なんかも使ってるようなので、音楽もかなりの工夫がされている様です。これほど大きな金字塔も珍しい。映画のガイドブックなんかでは、今後何度もゼロ・グラビティが表紙になるでしょうねー。

逆に圧倒的にランクに入れられないわ~ってのは、その『音響と大画面と3D技術がないと伝えたいものがシッカリと伝えきれない儚さ』という点。自分が好きな映画や音楽、美術やマンガなんかもそうだけど、それらを振り返ると『最小の手数で最大の感動』を与えてる物が多い。そう考えると例えばiPhoneで観ても面白い物の方が、本質としては圧倒的に好みなんです。アイデアに唸ったり、発想に驚いたり。ゼロ・グラビティがアイデアが無く発想が乏しい訳では無く、セッティングや環境によって印象が大きく変わってしまうのは『自分的尺度の映画の面白さ』ではちょっと心細いなってだけ。もしかしたらDVDやiPhoneで観てもスゲー楽しめるかもしれないけど!いや、きっと違う喜びが見つけられるwww
間違いなく2013年を、いやはや映画史を代表する歴史を作った金字塔!!!!!!VIVA重力!!!



【次点】『ムーンライズ・キングダム』

実はウェス・アンダーソン作品ってそんなに得意ではないんです。ダージリン急行やロイヤルテネンバウムスはDVDも持ってるし、何回も観てる。何作かはレンタルもして素晴らしい作家である事に異論は一切ないんだけど、自分の映画をみる楽しみとして『ウッヒョーヤッベー』みたいなカタルシスを感じる事がこの監督作品にはない。勿論それこそが彼の魅力だし、感じる事が出来る人は多いに感じるんだろうけど。
じゃーなぜどの作品も気になるのか。僕的にはイラスト的なPOPな小物や小ネタがカラフルに溢れている点が一つ。トイカメラで撮った写真のようなパステルなボケた世界が無条件に綺麗という点が一つです。それらを含めたローファイな世界観にクスッと笑い、ちょっとドキドキしたりなんかして上映時間中なんともいえない癒しを感じるんです。スニーカーにせよパンクやロックにせよ、ローファイってやっぱ最高っ!!!ノイズアディクト最高ってことです!!!
最高だけどヌオォォォーってのがないから、たまーにで良いかな。
そんなウェス監督の最新作。今作最大の見所はメガネ小僧のヘナチョコDANCEでしょう。一転突破のパンチライン。こういうダンスシーンがある映画をとにかく愛したい。あんなもん見せられたら卒倒しちゃうってば!!!自分的「愛おしいへなちょこダンスがある3大映画」のランク入り!!!


【次点】『セレステ∞ジェシー』

出産もひと段落し、Twitterで「わたし戻ってくるわよ、ビッチども」と毒付いて活動再開したイギリスのリリーアレン。世界一可愛く毒をてんこ盛りにして♪FuckYou~♪と歌う彼女に撃ち抜かれた音楽ファンも多い事でしょう。そんなリリーアレンの歌声からスタートする今作。正直それだけで次点ですwどんだけ偏ってんだw
傑作PVとして名高いデスキャブ・フォー・キューティーの「A Movie Script Ending」を彷彿とさせる映像にリリーアレンの歌声が最高の食べ合わせ。
主演のラシダ・ジョーンズは、ブラックミュージック界の大御所中の大御所、あのクインシー・ジョーンズのお嬢さんだそうで凄く可愛い☆37歳らしいけど、とってもチャーミングで小悪魔的な知性を感じさせる女優さんでした。
社会的地位もあり一人で生きていくスキルも充分、美貌も兼ね備えたアラフォー女子。
一方よくわからない仕事をしている一人だと飢え死にしそうな低空飛行の気の良い男子。
良い年齢になり「生涯のパートナー」としては不合格を頂くかたちの男子ジェシー。だけど気が合うもんだからいつまでも依存し仲良くやっちゃう女子セレステ。
当然ながら女子セレステが上位に位置し、ジェシーをコントロールする格好。そんなある日、若くて美人な女の子が現れ手中にあったはずのジェシーがいなくなる。。。。

あるあるあるある!!こういうのあるよねー。
チョ!マジかよっ!っていうあれ。こっちが悪くてもなんか相手が謝ってくれるからって調子に乗ってた。どうせ何があっても俺の事好きっぽいから大丈夫って調子のってイキってたら、ある日スパッと切られちゃうアレ。ほんと惨めで寂しいけど時すでに遅し感ハンパないアレ。そっから形勢逆転してマメに連絡するも総スカンされて「悪いとこあったら直すから...」ぐらい言っちゃってwww
そんな話です。
だれもが心当たりあるであろう、あの痛い期間。これを観てシッカリ想い出しましょうw






2014年もマイペースでやりま~す。
















youngas sogawa
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# by youngas | 2014-01-17 20:51 | 俺アワード
2014年 01月 01日

俺アワード2013

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!

ちなみに2013年シノダが見聞き読みしたものなので、発表やリリースが2013年じゃないものもあるってよ!

〈映画部門〉
1位:『ゼロ・グラビティ』
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2位:『恋の渦』
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3位:『クロニクル』
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4位:『地獄でなぜ悪い』
5位:『フラッシュバックメモリーズ3D』
6位:『ジャンゴ 繋がれざる者』
7位:『ライジング・ドラゴン』
8位:『箱入り息子の恋』
9位:『ルビー・スパークス』
10位:『モンスターズ・ユニバーシティ』




まずは映画部門!2013年はいい感じに洋画と邦画が入り混じった結果となりました。見た直後に何回もヤバイヤバイと言っていて、確実に年間一位と断言までしていたスーパー面白かった大根仁監督、三浦大輔原作の『恋の渦』を年末に来て二日連続で見に行ってしまった大傑作『ゼロ・グラビティ』が抜き返すというどんでん返しもありつつ。まぁ、でも『ゼログラ』は映画というよりもアトラクションというか、体験に近いので別枠という気もします。『恋の渦』は原作のもつゲスさを大根監督が理解し切っていてモテキとかで培ったセンスも全て注いで会話劇だけど一秒も飽きない完成度。どの映画も低予算を言い訳に出来なくなってしまったとまで言える傑作に仕上がっていて、ある意味度肝を抜かれました。『クロニクル』は不幸な境遇の少年が超能力を手に入れて復讐に向かって暴走していく【アメリカ版魔太郎がくる!!】的ストーリーからして激好み。さらにずーっと自画撮りしてるという無理矢理な設定も挑戦的でなんか好きでした。そして今年最も追いかけた人でもある園子温監督(個人部門があるなら男性は園子温、女性は大森靖子でしょうね〜、2013年は)の傑作というか、怪作『地獄でなぜ悪い』。やりたい放題とはまさにこの映画のこと。ここまで無茶苦茶な映画に一線級の役者を詰め込んで、がっつりシネコンでやっちゃうんだからやっぱり園子温恐るべしです。後述しますが星野源ちゃんの主題歌も最高でした。
『フラッシュバック〜』は生きるというテーマこそが何より3Dで飛び出してくるという衝撃作でした。『ジャンゴ』は言わずもがな、宇多丸さんも言ってましたけど、タランティーノというお祭りなわけでランク外なんて選択肢はもはやありません。『ライジング〜』は実は心のベスト1です。何せ敬愛するジャッキー・チェンのラスト・アクション映画なんですから。涙なしでは見れないジャッキー本人からの挨拶が流れる衝撃的エンドロールまで、とにかくこれだけ個人に対して集大成で最高傑作と呼べる映画もないと思います。それぐらいギュウギュウに詰め込んでました。
『箱入り息子〜』は2013年の男性二位確定星野源の長尺PVにして、過去最大級のキュートさの夏帆まで楽しめる牛丼映画の最高傑作笑。
『ルビー〜』はそのシャレオツ感に惑わされて、なんとなく流し見してしまいかねないのですが、実は恋愛そのものの本質を鋭く描いていて男女共にキュンとくるかなり大好きな一本でした。
『モンスターズ〜』はもう何も言うこともありませんが、あのキャラクターたちの魅力に尽きます。素晴らし過ぎました。
次点では興味深い発言の連続『セックスの向こう側〜AV男優という生き方〜』、あっちゃんと山下監督の相性の良さを改めて感じた『もらとりあむタマ子』、とんでもない発想で全ホラーファンが歓喜した『キャビン』など。

〈音楽部門〉
今回は曲に焦点を絞って「2013ベストアンセム10」にしてみました。

1位:「地獄でなぜ悪い」星野源

2位:「DiE」BiS

3位:「まともがわからない」坂本慎太郎


4位:「ボーイゾーン」大森靖子と来来来チーム
5位:「頑張ってる途中」私立恵比寿中学
6位:「夜間飛行」石崎ひゅーい
7位:「GOUNN」ももいろクローバーZ
8位:「僕らチェンジザワールド」忘れらんねえよ
9位:「The Big Shirts」電気グルーヴ
10位:「ビューティフルドリーマー」フラワーカンパニーズ


まず星野源の「地獄で〜」は映画主題歌のための当然書き下ろし曲ですが、それにしてもすごくいい曲。本当に入院中に書かれたという歌詞は「病室」というフレーズから始まって、嘘で何が悪いか、作り物で悪いか、この世は元から楽しい地獄じゃないかと明るく歌われる。これから先もこの日本で何かクリエイティブなことをしようとかしていく意思のある人にとってずっとアンセムになりうる曲だと思います。BiSの「DiE」はいつものエモさ全開の曲に死をテーマにした歌詞がハマってます。結局去年も彼女たちには躍らされましたけど、3月の国技館とか節目のライブには顔を出してどれも楽しかった記憶しかありません。ちなみに脱退したメンバーみっちぇるへのバイバイソング「Fly」も大名曲。ホントに外さない人達です。坂本慎太郎の「まとも〜」は、大好きだったドラマまほろのエンディング曲。聴くと多田と行天がじゃれあうあのエンドロールが目に浮かぶし、曲としてもただただ素晴らしいと思います。そして大森靖子と来来来チームの「ボーイゾーン」。あの声で「しっかりしてよボ〜〜イ」は反則。2013年は個人的には大森靖子イヤーだったと言っていいぐらい衝撃的な出逢いでした。クアトロを埋めた伝説ワンマンとか豊田道倫との渋谷ツーマンとかやっぱりライブで打ちのめされたので、生で体験して欲しいのですが、この曲含めた来来来チームとのアルバム「ポイドル」もすごく良かったし、オリジナルのアルバム二枚も最高でした。女であることをここまで利用しながら、人間そのものを剥き出しにしていく女性シンガーは椎名林檎以来だと思います。マジでリスペクト。当然来年も追いかけて行こうと思います。5位以降はめんどくさいので書きませんが(笑)どれもいい曲なので聴いてみてください。電気グルーヴのアルバムも良かった!
あとは復活したBLACK FLAG(ただしボーカルがヘンリー・ロリンズではなく、ロン・レイズだったことでテンションガタ落ちでしたけども)とか、個人的に再燃したCRASS(ドキュメント映画を見れなかったことが2013年一番の後悔!)、コラボとはこういうことだと思った面白かったBiS階段、やっぱ好っきゃねんホルモンのNEW、原点回帰のユアソンのクール過ぎるインストアルバム、最後の最後にアナログで完全復活のneco眠るなど、音楽的にも色々ずっと何かしら聴いていた充実した一年でした。

〈書籍部門〉
1位:天久聖一「少し不思議。」
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2位:ワッキー貝山/集・池田浩明/著「愛しのインチキガチャガチャ大全-コスモスのすべて-」

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3位:「電気グルーヴ×アイデア 電気グルーヴ、石野卓球とその周辺。」
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4位:樋口毅宏「タモリ論」
5位:どついたるねん写真集「MY BEST FRIENDS」


次点 みうらじゅん/宮藤官九郎「どうして人はキスをしたくなるんだろう?」
園子温「けもの道を笑って歩け」
町山智浩「本当はこんな歌」
持田保「INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE!!! 雑音だらけのディスクガイド511選」

-漫画-
1位:チャールズ・バーンズ「BLACK HOLE」
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2位:大橋裕之「遠浅の部屋」
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3位:浅野いにお「うみべの女の子②」
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4位:堀道広「部屋干しぺっとり君」
5位:渋谷直角「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」

次点 花沢健吾「アイアムアヒーロー11〜13」
古谷実「サルチネス ②〜④」

2013年も本はいっぱい買ったし、読みました。
まずは何しろ天久聖一の「少し不思議。」。この人の持つ面白さと紙一重の狂気がバーストした現実と夢を行き来する話の凄まじさ!帯のピエール瀧じゃないけど、「あまちゃん!もっと書け!」です。もっと読んでみたい。その後出された「ノベライズ・テレビジョン」も面白かったです。
二位は小中学生の時にやりまくった伝説のガチャ、コスモスの研究本。「うわー!これ持ってた〜!」とか読みながら、何度も叫んでしまった家宝級の一冊となりました。
三位の電気グルーヴのアートワーク本もレイアウト含め素晴らしいアーカイブになっていて、同じく家庭に一冊必携。
四位のタモリ論はタモさんに、というより、作者の樋口毅宏の語り口にヤラれました。「雑司ヶ谷」二冊ほか過去作にもアタックして、参りましたという感じ。
五位のどついたるねん写真集は、どついたるねんの音楽なんて何も知らなくても、こいつらいいなぁと笑顔になれる仕上がりで、こういうアプローチもあるんだなと勉強になりました。
漫画部門は内容云々よりも「こんなん本屋にあったら買わざる得ない」な装丁のチャールズ・バーンズの「BLACK HOLE」とか、相変わらずの鉄板っぷりの大橋裕之とか、あざといなーとか色々思いながらも読まされちゃういにおの新たなるマスターピース「うみべの女の子」、ヘタウマの局地堀道広、知り合いmihocoとのブロス対談も記憶に新しい渋谷直角のサブカル殺しとか、当然花沢、古谷も読んだりで、本棚がまた賑やかになった印象の一年でした。やっぱり2013年も漫画に救われた!

〈女子部門〉
1位:椎名琴音
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2位:有村架純
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3位:刈谷友衣子
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4位:夏帆
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5位:奥仲真琴(PASSPO☆)
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6位:テンテンコ(BiS)
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7位:トミタ栞
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8位:蒼波純
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9位:黒木華
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10位:川栄李奈(AKB48)
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女子部門!2012年の俺アワード一位で能年ちゃんを選んでいたのですが、なんせ去年はあまちゃんYEARだったわけなのでもうみんなの能年ちゃんとなりました故、殿堂入りとさせていただきます!橋本愛ちゃんもしかり!(有村ちゃんはあんまりにも可愛さ新発見だったのであまちゃん枠から例外的にランクイン!しゃあないでしょ、マジで笑)

で、2013年夢中になった女子はもちろん大森さんもですけど、何と言っても椎名琴音ちゃんッ!!!山下敦弘監督の「エアーズロック」の主演のあの娘です!悶絶死寸前の可愛さでした。そして、2013後半に判明した音楽の才能!自分で作って歌ってる曲が神がかっていい事実!完全に2014年ブレイクするので、早めにチェケしといてください。
以下、目が離せなかった女子たちは上の煌めいてる写真でお確かめください!

というわけで相方ソガワの結婚だとか、まーーー色々あった2013でしたけど、今年もしくよろ。2014は銀杏の二枚で幕開けですよッ。

それでは良いお年を!!ちゅどーーん!!!
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youngas shinoda
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# by youngas | 2014-01-01 06:52 | 俺アワード
2013年 02月 20日

Cloud Nothings-Live on KEXP

俺アワード2012で音楽部門1位にしたCloud NothingsのKEXPライヴ映像。

度のキツいメガネ、ヘロヘロのシャツ、小さい二重の瞳、無精ひげ、ボサボサヘアー、鼻にかかったこもった声、メンバー全員シンプルな服装、小さなタトゥー。これぞ完璧なメロディーとラフな演奏。

いやホント好きすぎる。4曲目のインスト『SEPARATION』鳥肌立ちっぱなしの3分間。
自分の全人格を捧げられる渾身の1曲。俺ってこの曲です。





youngas sogawa
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# by youngas | 2013-02-20 15:16
2013年 02月 03日

zine 『ink Riders』

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好きな映画や好きな音楽について書かないと決めたけど、少し書きたくなってきたから書くかも。





あと1カ月ぐらいしたらできるかな。





あなたの生活にさざ波を~さらららら~。










youngas sogawa
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# by youngas | 2013-02-03 18:52 | Drawing