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2017年 12月 31日

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# by youngas | 2017-12-31 00:00
2017年 09月 03日

仏滅町ネオンライツ #10

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44.イワンモール仏滅町内フードコート。

ノゾミ「ハヤクタカトビスルヨ!コノカネアレバクニデクラセルヨ!」

チキンを頬張るくさかべ。

くさかべ「いやいや!何で俺がのぞしゃんの故郷に行かなきゃならんのよ!アフリカなんて何もねーし!」

ノゾミ「ナンモネーダトコノ○○ヤロー!ヤツザキニシテヤロウカ!」

くさかべ「何て汚い言葉!あー神様、本当にこの人と一緒になって良かったんでしょうかぼくチン」

祈るような姿勢で天井を仰ぎ見るくさかべ。

神が覗いてる。

くさかべ「うわ!」

神「神様に祈ったっしょ?今」

ソガケンと篠田がバットを持って二人を取り囲んでいる。

ノゾミ「ナ!ナンダ!オマエラ!」

ソガケン「それはこっちの台詞だ、タコ!金返せ!」

くさかべ「金?金なんて知るか!」

カナ「これじゃない?」

3つ子の乳母車の下から顔を出すカナ。

3つ子が大泣きし始める。

カナが投げたバッグを受け取る沙知。

沙知「あんた達、盗みは良くない。盗み聞きもね!」

ノゾミ「ウ…」

固まるノゾミ。

くさかべ「く、クッソ!もういい!警察にでも何でも連れてけや!」

篠田「アホ!俺達も盗んできた金だっつーの!」

くさかべ「ていうか何なのよ?この金は!」

ノゾミ「ソウダ!オシエロ!コノゲボヤロウ!」

ソガケン「ますます口が悪くなってんな…」

篠田「お前らには関係ねーよ」

カナ「早く逃げよう!」

沙知「そうだね。行こう!」

くさかべ「ちょ!俺たちも連れてってよ!」

ソガケン「ガキもいるし無理だ!ていうかお前ノゾミ幸せにしてやってくれよな」

二重まぶたを強調してカッコつけるソガケン。

ノゾミ「ウルセー!コノソウロウ!」



(クリープハイプ/二十九、三十が流れる)


45.ソガケンの車。疲れ切った沙知とカナが後ろで寝ている。その横でソガケンも呆然としている。神が運転している。助手席に篠田。

神「どうします?これから」

ソガケン「マジで高飛びするか、どっか。海外とか」

神「いやー現実問題、5人で海外行っても生きてけないすよ。英語出来ないし。篠田さん出来ましたっけ?」

篠田「ノー!アイアムジャパニーズ!」

ソガケン「んじゃあ、神くん。ちょっと寄ってもらいたいとこあるんだけど」


46.仏滅町のガソリンスタンド。

神「ていうか、ガソリン満タンすよ?」

篠田「神くん、あれ」

篠田が指差す先に女のガススタ店員。

ソガケンが後部座席の窓からジーッとその娘を眺めている。

ハルナ「オーラーイ!オーラーイ!」

神「あれ誰すか?むっちゃ可愛いな」

ソガケンが神を睨む。

神「怖っ!篠田さん、あれ誰すか?」

篠田「ハルナちゃんだよ。ソガケンの元カノ」

神「え!ノゾミさんじゃないんすか?」

篠田「それはこないだだろ。あの娘は中学ん時のソガケンの彼女。でも3ヶ月もしない内にサッカー部のキャプテンに盗られた」

ソガケン、今度は篠田を睨んでいる。

神「ていうか、何で元カノのとこに?」

沙知「あ、ハルナ」

いつのまにか沙知が起きている。

降りていく沙知。

篠田「いや!ちょ!沙知!待てって!」

沙知「ハルナ〜!」

ハルナ「おー!沙知!何やってんの?」

ソガケン、身をよじって窓の下に隠れている。

沙知「みんなでドライブしてんの。ハルナもどう?」

ハルナ「みんな?あ!」

篠田が窓を開ける。

篠田「うぃーす」

ハルナ「あ、篠田!久しぶり!てことは?」

神がカッコつけながら車を降りて会釈する。

沙知「あ、あれ弟」

ハルナ「あー、噂の。どうもこんにちは〜」

神、ハニカミながらも二重瞼を作って会釈する。

身をよじっていたソガケンの足がカナの股間に近づく。

カナの目が開き眉間に皺が寄る。

カナ「お兄ちゃん!変態!」

カナが蹴飛ばすと後部座席の扉が勢いよく開いてソガケンが転がり落ちた。

ソガケン「いててててて」

ハルナの笑顔が曇る。

ハルナ「やっぱりね。はぁ〜。沙知、悪いけど仕事中だから」

帽子を被りなおし、ハルナが素っ気なく仕事に戻っていく。

倒れたソガケンが起き上がる。

篠田「ダメだこりゃ」


つづく


出演


篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮


くさかべームロツヨシ

ノゾミーイヴォンヌ(素人)



ハルナー満島ひかり



挿入歌
クリープハイプ/二十九、三十


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# by youngas | 2017-09-03 14:23 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 08月 28日

仏滅町ネオンライツ #9

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37.車内。神が笑っている。

神「何すかこのユニフォーム!ヤバイすね!」

篠田「これだけスライディングの練習用に胸に鉄板仕込んどいたの忘れてた笑」

沙知「ていうかお金って今ソガケンの家?」

ソガケン「そうだ!置きっ放しだ!」

篠田「でももう誰も金のことは知らないしな。安全だろ、一番。ね?カナちゃん」

無視するカナ。

カナ「とりあえず急ごう」

車がスピードを上げる。


38.ソガケンの家。

ソガケン「ねーぞ!金!どこだ?」

篠田「ホントに押し入れに入れたのか?」

ソガケン「間違いねーよ。カナも見たよな?」

カナ「うん。誰かが盗ったんじゃない?」

カナ、篠田を睨んでいる。

篠田「ちょ!助けに行ったのにそりゃないっしょ!」

神「でも誰かが入ってきたってことすよね?」

カナ「ママに聞いてみる?」


39.武田組。武田が頭を振りながら立ち上がる。今津とスキンヘッド二人も傷だらけで立ち上がる。

武田が今津の顔面を蹴った。

立ち尽くすスキンヘッド二人。

気絶する今津。

武田「殺せ」

スキンヘッド1「はい?」

武田「殺せ殺せ殺せ殺せ!!!あいつら皆殺しにしろ!!!仲間呼べ!!!すぐに探しに行くぞ」

武田が歩き出す。スキンヘッドの一人が電話をかけている。

スキンヘッド2「あ、すぐによこしてください。人数?いっぱい!」


40.ソガケンの家。一階のリビング。ネグリジェのおばさん。大あくびしながら昼ドラを見ている。

カナ「ママ!ねぇ!ママ!」

ママ「何よ?うるさいわね。今ドラマ中」

ソガケン「俺らいなかった時、誰か来た?」

ママ「知らないわよ。あんた達どっか行ってたの?」

カナ「行ってたっていうか強制的だけど。てか、ママ!よく思い出して!」

ママ「えー?誰も見てな……あ。そういえば」


41.喫茶風来坊。3日前。

くさかべ「ここはいつもガラガラで落ち着くよね、のぞしゃん」

ノゾミ「ツブレナイカシンパイダヨ」

くさかべ「マスター!コーヒーおかわり!ん?アレ?マスター?ゲ!寝てんじゃん!何なんだよ全く!」

ノゾミ「コドモタチモネテル!シズカニシロ!クソヤロウ!」

くさかべ「クソ野郎はないでしょ!愛する旦那様に!」

ノゾミ「シーッ!アレミテ!」

ノゾミが指差す先に車から降りてくる篠田やソガケン達の姿。

くさかべ「うわ!曽川さん!のぞ氏の元カレじゃん!俺殺されちゃうよ!隠れて!」

コーヒーを作るカウンターの中に隠れるくさかべとノゾミ。


篠田「お!誰もいないじゃん!マスター、アイスコーヒー!」

カナ「マスター寝てるし」

ソガケン「やべー!こんな大金見たことないわ!」

カナ「しーっ!人に聞かれたらどうすんの!」

篠田「誰もいないから」


カウンターの隙間から覗く四つの目。


42.ソガケンの家。3時間前。

ママ「あら!ノゾミちゃん!」

ノゾミ「オー!オカアサマ!ヒサシブリ!ケンチャマイマス?」

ママ「部屋にいるはずよ。どうかしたの?」

ノゾミ「ワスレモノシタヨ。ナカハイッテイイ?」

ママ「盗られるものはないもの笑 どうぞ!」

ノゾミ「アリガトウ、オカアサマ!」


(暗転)


ソガケン「あいつらか!クソめぇ〜〜〜〜〜〜!!!!」

怒り狂うソガケン。


カナ「で、ママ。ノゾミちゃんどこ行ったの?」

ママ「知るわけないでしょ?あんたらと一緒だと思ってたんだから」


43.ソガケンの部屋。

沙知「えー!絶対ノゾミとくさかべじゃん!あいつら何なの?最悪」

神「どこにいるんだろう?」

篠田「手分けして探すか」

ソガケン「手分けったってこの町から出られちゃったら見当もつかないぜ」

カナ「お兄ちゃん、ノゾミさんが行きそうなとこ知らないの?」

ソガケン「ノゾミって言うよりあの夫婦が行きそうなとこだよな」

沙知「あ!一個あるじゃん!」

五人「イワンモール!!!!」


つづく


出演


篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮



武田ー浅野忠信

今津ー柄本時生

くさかべームロツヨシ

ノゾミーイヴォンヌ(素人)



曽川ママー桃井かおり


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# by youngas | 2017-08-28 08:49 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 08月 20日

仏滅町ネオンライツ #8

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33.東京。コンビニの前。車の中。

ソガケン「そこだ。そこのビルだ。黒いヤツ」

神「ぶ、ぶ、武器は?武器入りますよね?」

篠田「持ってきた」


篠田が車から外に出てトランクを開ける。二人も外へ出る。

三本の金属バット。それと汚れたユニフォーム、三枚。

神「え?バット?バットだけ?」

篠田が頷く。

ソガケン「ていうかバットはわかるけどこのユニフォーム何だよ?もしかして…」

ソガケンが広げる。

黒地に蛍光ピンクで「NEON LIGHTS」の文字。

神「何すか?」

ソガケン「俺とこいつでやってた草野球チームだよ。仏滅町ネオンライツ。駅前のスナックの常連とかヘルスの店員とか夜の仕事やってるヤツ中心に集めてさ。俺だけそっちじゃないんだけど中学ん時、野球やってたからさ。今はサッカーのが好きなんだけど、コーチとして入ってくれってこいつに言われて」

神「へー。知らなかった」

篠田「13連敗して華々しく解散した」

ソガケン「ていうかユニフォームいらなくねーか?」

篠田「気合いだ。これ着ると気合いが入るんだよ」

ソガケン「お前だけだろ、それ」

神「俺関係ないし」

篠田「カモフラージュでもあるんだよ。ただバット持ってたら不審だろうが。ユニフォーム着てれば、あ。野球か。ってなるだろうが」

ソガケン「ヤダヤダ!つか、くだらねーよ。それより早く二人んとこ行こうぜ」


(暗転)


34.ビルの横の駐車場。ユニフォームの三人。

ソガケン「んじゃ、行くか」

篠田「待て。合図決めねーか?」

神「合図ってなんすか?」

篠田「入っていきなりバット振り上げて「うりゃ〜!」って向かってっても撃たれて終わりだ。とりあえず用事があって来た風な、客を装って中に入って、誰かが合図したら二人のとこへ俺が走って、お前ら二人その間にバットで…」

ソガケン「待て待て。お前だけ戦わない流れじゃねーか、それ。汚ねーぞ!」

神「それに二人がその部屋にいるとも限らなくないすか?向こうもバカじゃねーし」

篠田「わかったよ。じゃあ、神くんから入って」

神「何で俺からなんすか!」

ソガケン「それはもう若者からって決まってんだよ、こういう時は」

神「汚ねーよ!汚れた大人だな、あんた達!」

篠田「一人で行けとは言ってないんだから!それに神くん昔特攻隊長だったんだろ?」

神「関係ねーわ!」

ソガケン「あー!もううるせーな!わかったよ!もう!篠田行け」

篠田「あー?そもそもお前らの兄弟だろ?」

ソガケン「うわ、こいつ最低だな」

神「本当。最低ですわ。覚めたわ、今ので」

ソガケン「な?二人で行くか?」

神「そうすね」

篠田「あー!!!わかったよ!!!二人とも俺の女だ!俺が行く!」

ソガケン・神「は?」


35.ビルの廊下。

篠田が精神集中の深呼吸を繰り返している。

ソガケン「早く行けよ」

小声で囁く。

篠田「今、行く」

超小声で汗だくの篠田。

ソガケン「うぜーな。何分経ってんだよ」

篠田「タイミングがあんだよ。待て」


二人に呆れた神が立ち上がる。

《武田興業》と書かれた黒くて大きな扉をノックする神。篠田とソガケンが息を呑み固まって見つめている。


36.武田組事務所。扉が開く。スキンヘッドの男が覗く。

スキンヘッド「何だ?」

神「あ、どうも」

苦笑いの神。

スキンヘッド「何だお前」

神「あ、そこの駐車場で野球の練習してたんすけど、ボール。入っちゃったんすよ、このビルのどっかに。ないすかね?ボール」

スキンヘッド「ボール?ねーよ、そんなもん。とっとと失せろ」

扉を閉めようとするスキンヘッド。足を挟む神。

神「あ!ボール発見!」

スキンヘッドに向かってバットを振り落とす神。

篠田「今だ!行けっ!」

ソガケンが扉を蹴りつけて、扉が開く。武田と今津、繋がれた沙知とカナが見える。

篠田「いたぞ!」

篠田が突進して行く。武田が机から拳銃を取り出す。怯む篠田。

ソガケンが奇声を発しながら机の上に飛び乗り、もう一人のスキンヘッド目がけてバットを振り落とす。スキンヘッドは簡単に避けてソガケンの腹に思い切りパンチした。そのまま音も無く崩れ落ちるソガケン。隙を見て神が走って行く。今津の頭に思い切りバットをかます。今津がよろけた瞬間、武田が神目がけて発泡。胸のあたりを撃たれた神が窓際に吹き飛んだ。篠田がその脇を駆け抜けて武田の首元にスタンガンを当てた。武田が絶叫をあげる。スキンヘッドが拳銃を取り出す。ボロボロのソガケンが立ち上がり、スキンヘッドの腕目がけてバットを振り落とした。回転しながら飛んで行く拳銃をキャッチした篠田。スキンヘッドに向ける。スキンヘッドの動きが止まった。ソガケンが女子二人の紐を解き、口のテープも剥がしてやる。自由になった途端、神に走り寄る沙知。

ソガケン「何でお前だけスタンガン持ってんだよ?」

篠田「念のためだ」

神を抱き抱える篠田。スキンヘッドを縛り上げるソガケン。

沙知「カミ〜〜〜〜!!!!泣」


(暗転)


つづく


出演


篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮



武田ー浅野忠信

今津ー柄本時生


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# by youngas | 2017-08-20 16:33 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 08月 13日

仏滅町ネオンライツ #7

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25.ソガケンの家の前。ガレージ。車の中に男三人。

ソガケン「カナは部屋から出てこないし、さっちゃんいないし。篠田、何か知らないの?」

篠田「知らない」

神「姉ちゃん、ヤベーなぁ。もしここがバレてたら一人でウロついてたら危険すよね」

ソガケン「とりあえず町内探してみるべ」

ソガケンの運転で車が動き出す。

篠田はシレーッとした表情。


スローになる画面。三人が車内でバカ笑いしている。黒塗りの車がすれ違う。気づかない三人。黒塗りの車を運転しているのは今津。キョロキョロと辺りを見回している。ゆっくりと車がすれ違う。すれ違いざま今津が三人を睨む。三人は全く気づかず笑っている。


26.川べり。座ってタバコを吸っている沙知。田園風景を眺めている。少し遠く、背中から沙知を見る視線。近づいて行く。肩に手を置かれて振り返る沙知。

カナ「サチさん!」

沙知「あ、カナちゃん」

カナ「昨日の話、嘘です」

沙知「え?」

カナ「そうなったらいいなっていう。妄想です私の」

沙知「あ。そうなんだ」

カナ「それに私みたいなガキに嫉妬なんかしないでしょ、サチさん。大人だし」

沙知「まぁね」

カナ「行きましょう。バレてたら危ないですよ。一人で歩いてたら」

沙知「あ、うん。そうだね」

沙知とカナ、歩き出す。

黒塗りの車が背後から近づく。静かに止まる車。二人気づかず話している。

後部座席から男二人が降りておもむろに走り出す。


27.篠田達の車。

ソガケン「いねぇな」

神「家帰ってるかもしれないすね」

篠田「そうだな。戻るか」

神「俺、電話してみますわ」

電話する神。


28.今津の車。押さえつけられ縛り上げられて、口にテープを貼られた沙知とカナ。沙知の携帯のバイブ音が響き出す。お尻のポケットから落ちる携帯。

男の一人が画面を見る。

《神 着信中》

男が携帯を今津に渡す。

今津「神様からだ」

沙知、抵抗して体を捩らせている。

今津が携帯を車の窓から投げ捨てる。

割れて飛び散る携帯。


29.篠田達の車。

神「んー、出ないす」

ソガケン「寝てんのかな、どっかで」


30.ソガケンの家。

ソガケン「おかしいな。カナもいねーぞ」

神「どっか出かけたんすかね、二人で」

篠田「いや、それはないな」

ソガケン「何でだよ?あの二人仲良しだろ?ていうか何かおかしいんだよな、昨夜から。お前何か知ってんだろ?」

篠田「いや。マジ。知らない。マジ。」

神「ロボットみたいになってる笑 知ってますよ、篠田さん。姉ちゃんとまた付き合うことになったんすよね?」

ソガケン「え!おい!本当かよ?」

篠田「いや、何というか、それも無くなったといえば無くなったというか…」

ソガケン・神「は?」


31.武田組。椅子に縛り付けられている沙知とカナ。

武田が爪を手入れしている。

今津、下を向いている。男二人は横で手を組んでいる。

武田「それで?金は?」

今津「吐かないんです、全く」

武田「お前の女はこいつだろ?そっちのガキは?」

今津「あ、それもわかんないです…。一緒にいたもんで。とりあえず」

武田、爪研ぎを今津に投げつける。

武田「早く吐かせろ!テメェ!吐かないわかんない、んなこと聞いてねぇんだ!カス!」

今津「わ、わかりました!」


32.ソガケンの家。

ソガケン「何だとこの野郎!カナに手を出した?殺すぞコラ!」

篠田「わ、悪かったよ。でもホント酔っ払ってたし、最後まではヤッてないし」

ソガケン「あったりめーだろ、この野郎!」

神「今、そんな話してる場合じゃねーすよ、お二人。もしかしたら二人でいるかもしれないすよね?カナちゃん、GPSでわかんないんすか?ソガケンさん!」

ソガケン「あ、そうだな。見てみよう」

スマホを弄り出すソガケン。

ソガケン「コレどこだ?ん?東京だ!」

神「うわ!ヤバイ!姉ちゃん迎えに行った辺りなんでたぶん組の事務所す、この辺」

青ざめるソガケンと神。

ソガケン「うわー!ヤベー!どうしよう!」

神「もう終わりっすわ。はぁ〜」

突っ伏す神。

篠田「行くぞ」

ソガケン・神「は?」

篠田「行くんだよ、助けに」

(OLEDICKFOGGY/シラフのうちにが流れる)



車に乗った三人が血走った目で前を見ている。

飛ばして行く車。


つづく


出演

篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮



武田ー浅野忠信

今津ー柄本時生


挿入歌

OLEDICKFOGGY/シラフのうちに

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# by youngas | 2017-08-13 19:09 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 08月 06日

仏滅町ネオンライツ #6

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22.ショッピングモール、イワンモール仏滅町。(日本脳炎/neon lightが流れている)

五人並んでつまらなそうに椅子に座っている。

沙知「あー!もうやることない!ホント仏滅だわ。ここ」

ソガケン「金はあるのにな?どうする?海外でも行くか!」

沙知「ノゾミの故郷?」

ソガケン「その名前出すなや!」

カナ「付き合ってたよね、お兄ちゃん」

沙知「え?ウッソ!」

篠田「結局さ、こいつら去年まで付き合ってたんだぜ」

沙知「信じらんない!」

ソガケン「ほっとけや!もうあんな奴、クニに帰ったっちゅーの!」

神「あれ?」

神が指差す先にくさかべとノゾミと乳母車。黒人の3つ子が元気よく泣いている。

沙知「マジ?」

呆然とする五人。


(暗転)


23.ソガケンの部屋。ソガケンと神が酒を飲みながら花札をしている。沙知はスマホでゲームをしている。篠田はぼんやりとタバコを燻らしている。カナが入ってくる。

カナ「サチさん。ちょっといいですか?」

沙知「え?あ、いいよ。何?」

カナ「いや、ちょっと私の部屋に」

沙知「あ、うん」

出て行く二人。

篠田がそれに気づいて振り返る。


24.カナの部屋。

カナ「あの…サチさん、篠田さんと付き合うんですか?また」

沙知「え?いや、あの、そのね、えーと…」

カナ「隠さなくていいですよ。不器用だなーサチさん」

沙知「まだ中坊でしょ、カナちゃん。色々あんだから大人は」

カナ「お兄ちゃんみたいなこと言いますね。ホントに好きなんですか?好きなら諦めます」

沙知「え!諦めるって篠田のこと好きなの?カナちゃん」

カナ「ダメですか?」

沙知「ダメとかじゃないけど、どこがいいの?あんな奴の」

カナ「全部です」

沙知「ふふ」

カナ「何がおかしいんですか?」

沙知「全部って。何も知らないでしょ、あいつのこと」

カナ「知ってます!」

沙知「何を?」

カナ「お兄ちゃんいない時、キスしました」

沙知「は?」

カナ「おっぱいも触られました」

沙知「え?」

カナ「で、パンツの中に手を入れてきたから、付き合うなら続けていいよって言いました」


突然扉が開く。


篠田「あ!あの、たまたま聞こえてきたんだけど…」

焦り顔の篠田。


沙知「最低だね、あんた」

沙知が怒り顔で出て行く。


カナ「言っちゃダメでした?」

篠田「まぁね。でもあのー、酔っ払ってたよね、あん時は」

カナ「へ?酔った勢いであんなことしたんですか?」

篠田「いや、あの…」

カナ「最っ低!」

カナが勢い良く扉を閉めた。篠田、扉に頭を打ち付けて倒れる。


つづく


出演

篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮


くさかべームロツヨシ

ノゾミーイヴォンヌ(素人)



挿入歌

日本脳炎/neon light



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# by youngas | 2017-08-06 16:05 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 07月 30日

仏滅町ネオンライツ #5

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18.武田組。殴られて血だらけの男が正座している。

武田「ほいでアレか。その女に持ち逃げされたっちゅうんか。すみませんてか?コラ」

今津「そうす。でも絶対に見つけ出すんで…」

隣りのスキンヘッドが今津の腹を蹴飛ばす。

今津「うっ」

うずくまる今津。

武田「お前さぁ、見つけ出して金取り返したらハイ解決とか思ってねーよな?」

今津「そんなこと…思ってねーす…」

武田「とりあえずな。女、どんな方法でもいいから金と一緒に生きたまま捕まえてここに連れてこい。一週間以内に金と女見つけられなかったらお前の家族もろとも皆殺しにするけ」

今津「かっ、かっ、家族だけは勘弁してくださいっ!」

武田「じゃかましいわボケ!」

スキンヘッドが今津の顔面をどつく。歯が抜けて血が飛ぶ。

武田「アホが」

苛立ちながら武田がタバコに火をつけた。



19.大衆居酒屋。(赤犬/全裸ブギーが流れている)

ソガケン「じゃんじゃん持ってきて!金ならある!」

泥酔するソガケン。

篠田「お前やめとけ!誰かに聞かれたらどうすんだアホ!」

神「篠田さん、もういいすよ!今夜は飲み明かしましょうよ!」

神も酔っている。


少し離れてカナと沙知。カナはジュースをストローで吸い込んでいる。沙知はタバコを吸っている。

カナ「てか、サチさん、マジで大丈夫?」

沙知「ん?いや、ヤバイと思う。でもこれしかなかったんだ。カミの馬鹿、闇金に金借りまくってたから来週までに返さなかったら殺されてたと思う」

カナ「でも神さん一人だった所が今下手したら五人死ぬかもしれないよね?」

沙知「あ!ホントだ!カナちゃん計算速い!笑」

カナ「あざす!…て、そんなこと言ってる場合じゃない!」

奥ではしゃぐ男三人が見える。


20.曽川家。ソガケンの部屋。男三人が雑魚寝している。

篠田が目をこすってトイレへ向かう。トイレから出てくると表でタバコを吸う沙知が見える。

窓を開ける。

篠田「早起きだな」

沙知「あんたもね」

篠田、伸びをして欠伸しながら

篠田「あの金の持ち主のヤクザ、付き合ってたのか?」

沙知「気になる?」

笑顔で聞き返す。

篠田「いや、別に」

沙知「一応はね。でもDVすごくてさ。すぐ好きじゃなくなったけど」

篠田「どうするんだ?見つかったら」

沙知「守ってくれんじゃないの?」

篠田「もう彼氏でもないし」

沙知「復活する?」

篠田「復活?そんな呪文があればだけど…」

沙知、突然篠田にキスする。

沙知「どう?」

篠田「(照れながら)呪文効くなぁ」

笑い合う二人。


カナが悔しそうに上の部屋の窓から二人を見ている。


21.今津の家。包帯とアザだらけの顔。アパートの階段を足を引きずりながら上っていく。突き当たりの部屋。鍵を手こずりながら開ける。部屋の明かりをつける。沙知と今津の笑顔の写真が壁に数枚貼り付けてある。舌打ちしながら写真を剥がし、勢いで倒れる今津。勢いよく床を殴りつける。するとベッドの下から何か出てるのが目に入る。

引っ張り出す。

「ねえちゃんへ」

と汚い字で書いてある。

中身を見る今津。


「オレのことシンパイするより自分の体をシンパイしろ!

ホントにダイジョーブだから。金はなんとかするから。ふるさとのヤサイでも食べとけ!


仏滅町の貧乏神より」


今津「仏滅町…?」


つづく


出演

篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮



武田ー浅野忠信

今津ー柄本時生


挿入歌

赤犬/全裸ブギー



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# by youngas | 2017-07-30 16:47 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 07月 23日

仏滅町ネオンライツ #4

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15.田んぼの前。篠田とソガケン。学ランでバス停のベンチに座っている。

ソガケン「そんで何でさっちゃんとお前が付き合うことになんだよ?」

篠田「知らねーよ。神くんの推薦じゃねーか?」

ソガケン「つーか、昔そんな太ってなかったよな、弟。しかも暴走族とか。大人しかったぐらいだよな」

篠田「貧乏がああさせたんだろ。モンスターだよ。キングボンビー」

沙知「おっすー。あ、性病のデパート!」

沙知が歩いてくる。

ソガケン「うっせーな!さっちゃん知ってたのかよ、ノゾミの性病!」

沙知「知ってたよ。だから篠田に言ったよ。でも面白れーから言わないって」

ソガケン「ふざけんな!てめー!」

篠田「プッ(吹き出す)あーごめんごめん」

ソガケン「マジで何か尿道痛てーし、変なブツブツ出来るし、お前ら知ってたなら言えや!てかあのアママジで不法入国なことバラして強制送還してやる!」

篠田・沙知「ダハハハハハハ!!!」


(篠田ナレーション/真心ブラザーズ「流れ星」に乗せて)


「それから俺たちはいろんなとこへ出かけた。たまにソガケンとカナちゃんと神くんと五人でも出かけた。あっというまに卒業になって沙知はまた東京に行くと言いだした。俺は止めなかった。一緒に来て欲しいって言われたけど断った。呆気なく俺たちは別れた」


〈色んな回想場面。最期、篠田と沙知が背中を向けて歩いて行くカット〉


16.ファミレスシーンに戻る。

ソガケン「さっちゃんの隣り、誰だ?」

篠田「新しい男じゃねーか」

ソガケン「何だお前。自分から別れたくせに男出来たらふて腐れてんのか?」

篠田「そんなんじゃねーよ」

カナ「え?あれサチさん?ますます綺麗になってない?」

篠田「カナちゃんもソガケンもあんまり見んなよ。気づかれるだろうが」

沙知の隣りの男が三人の視線に気づく。

男が立ち上がり近づいてくる。

篠田「あ。ヤベー。ほらバレた」


男「何見てんだよ?」

ソガケン「あ?なんだコラ」

沙知「あ!」

篠田・ソガケン・カナ「あ。どうもー」


(暗転)


ソガケン「ていうか神くんだったのか!痩せたなー」

神「あー、そうすね。あん時は盛りがついた豚でしたから笑」

沙知「ていうか朝から何してんの?ファミレスで」

篠田「いや、お前らこそどうしたんだよ。沙知は何で戻ってきたんだ?」

沙知「いや、あの、実は…」

神「姉ちゃん!やめとこう!何でもねーす!」

ソガケン「何だよ何だよ!俺たち仲間だろ!隠し事はねーだろ!」

カナ「サチさん、妊娠とか?」

篠田「んなわけねーだろ笑」

沙知「いや…妊娠はしてないんだけどね…」

神「姉ちゃん!やめとけって!」

ソガケン「神くん!もうそこまで来たら話しちゃおう!何かあれば力貸すし」

神「マジですか?聞いたらもうマジでヤベーすよ?知らないっすよ?」


(暗転)


篠田・ソガケン・カナ「えーーーーー!!!!!」


あまりの絶叫にコーヒーカップを落とすウェイトレス。

ウェイトレス「失礼しましたー」


ソガケン「神くんの車屋が借金で潰れたのは聞いてたけど、それマジでヤバくねーか?」

カナ「サチさんの居所なんてすぐバレちゃうんじゃないの?」

沙知「うーん。でも私ずっと偽名使ってたし、地元も誰にも言ってないし」

神「嗅ぎ付けてくんだよ、あいつらハイエナみたいなもんだぞ」

篠田「金は?今どこにあんの?」

沙知「車ん中」

篠田「とりあえず移動しようぜ。ここだと目につくから」


17.喫茶店風来坊。店主の父親の遺影。めっちゃ笑っている。

黒くて大きいカバンを囲む五人。

沙知が手をかけてゆっくりと開ける。

ゴロゴロと札束。ざっと五千万はある。

ソガケン「ヤベー!こんな大金見たことねーわ!」

カナ「しーっ!人に聞かれたらどうすんの!」

引きの絵。五人以外誰もいない。

篠田「誰もいないから」


風来坊の店主、寝ている。

(暗転)


神「マジでヤバイすよね。姉ちゃん、悪いこと言わねーから返しに行こうよ!」

沙知「あんたの借金返して、新しく始めるためのお金なんだから!ていうか気づいてないんじゃない?コレぐらいなら!わははは!……あれ?」

(沙知固まる。シーンと静まる五人)


つづく


出演

篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮


喫茶風来坊店主ーでんでん


ウェイトレスー橋本愛


挿入歌

真心ブラザーズ/流れ星



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# by youngas | 2017-07-23 17:24 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 07月 16日

仏滅町ネオンライツ #3

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11.公園のブランコ。服を着た女が座っている。アイスを二本持って篠田が歩いてくる。

篠田「ほれ」

一本投げて女が受け取る。

アイスを頬張る二人。

篠田「ていうかお前。何であんなとこに?」

沙知「いやいや。こっちの台詞だから!ていうかノゾミとヤってたのソガケンでしょ?ノゾミ、この世の性病全部持ってるから。あんた言ってやんなよ」

篠田「マジで?面白れーから言わねー笑」

沙知「酷い笑 てか、あんたら仲良いね相変わらず」

篠田「俺らの話はいいから。サチは何してんだよ、あんなとこで。中学卒業で東京行くって言ってたろ。アイドルになるとか言って」

沙知「アイドルねー笑 無理だった。借金だけ作って戻ってきた笑」

ソガケン「あー!いたいた!篠田!お前帰るなら帰るって言えよ!」

汗だくで自転車にまたがっているソガケン。沙知が振り返りアイスを頬張りながらソガケンに向かって手を挙げた。

ソガケン「あ!さっちゃん!何してんの?」

(銀杏BOYZ/援助交際が流れる)



12.居酒屋。笑う三人。

ソガケン「客と揉めすぎてクビ寸前てさっちゃんらしいわー。つかそもそも17でしょ?ヘルスで働いていいの?」

沙知「あんた達も行っちゃダメだから!ていうか超本番強要してくるオヤジがいてさ。100万出すならヤってやるって言ったらマジギレして殴ってきてさ。だからチンコをね…」

篠田「もうやめて!痛いから!話だけで…」


13.夜の商店街。

ソガケン「じゃあさっちゃんまた!また飲もう!」

篠田「お前もう帰んのかよ」

沙知「まだ9時だよ?」

ソガケン「何か調子悪いんだよ。さっきションベンした時、尿道が痛くてさ。ピリピリするっていうの?だから早めに寝るわ」

篠田と沙知、顔を見合せて笑いをこらえる表情。

ソガケン「何だ?お前ら」

篠田「いや、別に。早く寝ろボケ」

沙知「またね」

啄木「おいーす!ほんじゃ!」

自転車でフラフラと去って行くソガケン。

ソガケンを見送る二人。

篠田「どうする?俺たちも帰る?」

沙知「あんたまだ大丈夫なの?」

篠田「帰って今日出来なかった分抜いて寝るだけだから」

沙知は呆れた顔で返した。

沙知「じゃあ付き合って」


14.沙知の家。「臼井」と手書きの木の表札。老人が咳き込みながら汚れた布団に横たわっている。

申し訳なさそうに端っこに座る篠田。

沙知「ごめんね。何か。汚くて」

篠田「あのさ…何これ?つか飲み直すんじゃないの?」

沙知、無視して

沙知「もうすぐ帰ってくると思うから」


(暗転)


沙知の弟、神(かみ)に睨まれている篠田。超太っているがリーゼントと白い特攻服がキマっている。

神「何だおめぇは?」

沙知「カミ!ダメ!そんな言い方しちゃ!」

篠田「いや。あの…俺はね、別に暴走するのは悪いと思わないよ…」

神「あーん?」

篠田「ただね、お姉さんが弟さんが暴走するのは危ないからやめた方が良いっていうもんだからね。確かに危ないなーって」

神「姉ちゃんに言われたからやめろっててめーは言ってんのか?あん?てめーの意見はねーのかコラ」

篠田「僕?僕は危ないからいいんじゃんって思ってるよ!」

沙知「は?篠田、あんた何なの?」

篠田「サチはわかってねーよ!男は危険を愛する生き物なんだよ。ねぇ?」

神「まあな。あんたわかってんじゃん」

篠田「イヒヒヒヒ」

神「ダハハハ」

呆れ顔の沙知。


(暗転)


神「グカーーーー(イビキ)」

篠田「寝たね、神くん」

沙知「ていうか何なの?何意気投合してんの?止めてって言ったじゃん!」

篠田「知らねーよ!つかあんなんに凄まれたら身を守るだろうが、そりゃ」

沙知「あんなんて何よ?大事な弟なんだから!」


つづく


出演

篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈

臼井神(うすい・かみ)ー池松壮亮


挿入歌

銀杏BOYZ/援助交際



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# by youngas | 2017-07-16 13:59 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 07月 09日

仏滅町ネオンライツ #2

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6.高校の屋上。五年前。夏。篠田とソガケンが上半身裸でアイスを食べて寝そべっている。

篠田・ソガケン「あぢーーー」

篠田「この世の暑さが今この屋上に集中してるぞ、ソガケン!」

ソガケン「そんなん言うな!お前!もっと暑さが増すだろうが!」

(女の声)「あ、あ、あ」

屋上の端っこで女の喘ぎ声が聞こえる。

篠田「ん?何の声?」

ソガケン「しーっ!篠田!お前、この声はやってるぞ!」

屈みながら声の方へ向かう二人。

(女の声)「あ!あーん!いや!」

女の喘ぎ声が聞こえ木霊している。そーっと覗き込む二人。ヤンキーが6人しゃがんでニタニタと二人を見ている。レディースの女(ホクロブス)が「あーん!」と二人を見て改めて叫んだ。

ソガケン「てめっ!」

ソガケンの握った拳をグッと掴む篠田。

篠田「やめとけ!」

小さく制する篠田。

ソガケン「お前!バカにされてんだぞ!」

ソガケンが振り切った瞬間、何人かが立ち上がってソガケンの前に立ちはだかった。

ヤンキー「ナンだお前。やんのかコラ」

ヤンキーに睨まれて目をそらすソガケン。

篠田「すんません」

篠田がソガケンの手を取って小走りに走り出し、その後全速力。

ヤンキー「逃げんのかコラ!」

ヤンキー女「あああーん!」

ヤンキー達「ガハハハ!」

ヤンキー達の笑い声が二人の背中越しに聞こえる。


7.喫茶店風来坊。店主の父親のお爺さんの顔のアップ。篠田とソガケンが二人でタバコを吸っている。ソガケンが机を叩く。

ソガケン「なんだあいつら!くだらねーことしやがって!」

篠田はタバコを燻らして黙っている。

ソガケン「お前もお前だぞ!すんませんとか謝りやがって!プライドねーのか貴様は!」

篠田「うっせーな!助けてやったんだろうが!」

ソガケン「何が助けてやっただ!ただ逃げただけだろうが!」

篠田「お前、そしたらあの数のヤンキーに勝てたのかよ!ボコボコにされて終わりだろうがボケが!」

ソガケン「勝てたかどうかの話はしてねー!逃げるべきじゃなかったって話だカス!」

風来坊店主「やかましい!」

店主が二人のところへやってくる。

風来坊店主「やかましいんだお前ら!喧嘩なら他所でしろ!他のお客さんの迷惑だ!」

ソガケン「クソじじい!どこに客がいんだ俺ら以外に!」

引きの絵。篠田とソガケン以外誰もいない。

風来坊店主「だーれがクソじじいだ!一般論だ!公衆の面前で喧嘩するもんじゃないって教えてやってんだ!馬鹿たれが!」

店主の父親のお爺さんのアップ。少し笑っている。

(スチャダラパーとEGO WRAPPIN'/ミクロボーイとマクロガールが流れる)



8.川べりに座る二人。

ソガケン「ムシャクシャすんなー」

ソガケンが石を川に投げつける。

篠田「行くか、駅前」

ソガケン「そうだな。今日は三回転してやる!」

ソガケンの自転車、荷台に座る篠田。

自転車が進み出す。

車輪のアップ。

ゆっくりとピンクの三日月の絵に変わる。

ゆっくり引いて行く。


9.ヘルスピンクムーン。

くさかべ「お!お二人さん入りまーす!」

ピンクのラメの法被を羽織ったメガネ男。

くさかべ「お好きですねーお二人さん!溜まりまくりすね!」

ソガケン「うるせーなお前。ノゾミちゃんは?」

キョロキョロと見回すソガケン。

くさかべ「ノゾミちゃ〜ん!」

くさかべが呼ぶと小さい黒人女が走ってくる。

ノゾミ「オー!ケンチャマ!マタキテクレタス!」

ソガケン「ノゾミは俺じゃねーと満足させられねー!」

笑顔でノゾミと個室に向かうソガケン。

くさかべ「あれ?お客さんは?指名の子いますか?」

篠田「いや、別に。新しい子いないの?」

閃いたという表情のくさかべ。

くさかべ「この部屋でお待ち頂けます?」

篠田「ババアはやめ…」

後ろをピンクのネグリジェの老婆が通り篠田を睨みつけている。篠田押し黙る。


10.ヘルスピンクムーン個室。篠田がタバコを吸って漫画を読んでいる。

ノゾミ「オー!ケンチャマ!」

ソガケン「ノゾミ!お前のアマゾン川大洪水じゃんか!」

丸聞こえのソガケンとノゾミのやり取りに苦笑する篠田。

(女)「失礼します」

静かな女の声。扉が開く。水着の女。顔を上げる篠田。

(篠田・女)「あ。」

二人で声を揃えて固まる。次の瞬間

(篠田・女)「えーーーーー!!!」

二人の絶叫。


つづく


出演

篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

女/臼井沙知(うすい・さち)ー長澤まさみ

カナー浅川梨奈


喫茶風来坊店主ーでんでん

くさかべームロツヨシ

ノゾミーイヴォンヌ(素人)


挿入歌

スチャダラパーとEGO WRAPPIN'/ミクロボーイとマクロガール





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# by youngas | 2017-07-09 16:02 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 07月 02日

仏滅町ネオンライツ #1

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ファーストカット

《ようこそ仏滅町(ぶつめつまち)へ》と書かれた寂れた看板が揺れている。田んぼ。どこまでも広がる田舎の風景。空。鳥が飛んでいる。


空が繋がる。

煙が煙突から出ている。

下にゆっくり降りてくると火葬場。


1.葬式。婆さんの葬式に出ている篠田。つまらなそうな顔。酔ってグイグイの親戚のおじさんにつかまる。肩を抱かれる篠田。

おじさん「お前今何やってんだ?」


2.ビデオ屋。エプロンで葬式の時と同じくつまらなそうな顔をしている篠田が座っている。客がやってくるがボーッとして気がつかない。

客「おーい!」

大声を出されてビクつく篠田。

篠田「はい…」

腑抜けた声で対応。

客「これさー4800円って高くない?いつも買ってんだからさ。負けてよ」

ほぼ半分以上がセルAV、入口のみ映画のDVD、つまりエロビデオ屋。禿げでデブの男が「女子高生黄金伝説」というスカトロAVを手に持って歯のない顔でニタっと笑った。

(男の顔に被せてスパルタローカルズ/黄金WAVEのイントロが流れる)


篠田の歪んだ顔のアップに重なるタイトル。


「仏滅町ネオンライツ(画面いっぱいの筆文字タイトル)」


自転車で走る篠田。横からと前のカゴから目線。疾走して行く姿。スタッフロール。



3.夜の田舎のロードサイドを自転車で走る篠田。曽川ストアーと書かれたコンビニ風の店の前で自転車を止める。チロチローン。自動ドアが変な音と共に開く。セブンイレブンでもファミリーマートでもない。

ソガケン「いらっしゃ…なんだよ、お前か」

Tシャツに短パン。強面の男。

篠田「あれソガケンだけ?」

苗字が曽川、名前が健太郎だから小学生の時からそう呼ばれている。

ソガケン「お前、ビデオ回せよ。店員だったらオススメとかあるだろ?」

篠田「すんげーババアがウンコ食べるやつでもいい?それなら持ってきてやるよ」

ソガケン「やめろ!お前!そんなん持ってきたら一生歩けない体にしてやるからな!」

笑う篠田。

カナ「あ、篠田さーん」

奥から洗い髪でジャージ姿の中学生ぐらいの女子が出てくる。

篠田「カナちゃーん」

ソガケンの妹だ。やい歯が可愛い。

ソガケン「カナ、お前、こんなアホのどこがいいんだ?」

篠田「お前アホはねーだろ。ね?カナちゃん」

カナ「お兄ちゃんのほうがアホじゃん?ね?」

篠田「そうそう!中一の数学の小テストで「あなたは7人兄弟です。このホールケーキを兄弟で7等分しなさい」ってケーキとナイフの絵が描いてあって「このナイフで残りの兄弟6人殺して一人で食べます」って書いて大目玉食らったんやから!」

ソガケン「やめろ!またその話!」

カナ「ひどい!お兄ちゃん!私のこと殺さないでね!わははは」

篠田「わはははは」

篠田とカナの笑い声。


(暗転)


4.車の窓が開く。窓に頭をもたれ夜空を見上げる髪の短い女。風で髪がたなびいている。髭面の男が運転しながらタバコに火をつける。

《もうすぐ仏滅町》の看板。


(女のバラード(ちあきなおみ?)がカーラジオから流れている)


(BGMぶつ切り)


5.ファミレス。明け方。篠田とソガケンとカナが座っている。

カナ「篠田さん。今度東京つれてってよ」

カナがスマホを弄りながら呟く。

篠田「おーもちろん!浦安の有名なとこ行くべ」

カナ「えー行きたい!夢の国!」

ソガケン「お前、カナとそんなとこ行ってどうすんだ?デートでもするつもりか?」

篠田「ていうかカナちゃん、浦安の有名なラブホだよ」

カナ「ちょっと!ディズニーじゃないの!」

ソガケン「お前どつき回すぞ!いやむしろ淫行で捕まれ!」

篠田「カナちゃん、でも大丈夫!ベッドは回るし、ミッキー型のバイブ見つけたんだよ、こないだ。ウチの店で!」

ソガケン・カナ「アホ!」

二人のツッコミ。ドアが開く。先ほどの車の二人が入ってくる。思わず振り返る三人。

ソガケン「あれ?」

ソガケンが乗り出してグラサンをズラし凝視する。

ソガケン「あれ、さっちゃんじゃない?」

篠田「え?」

篠田も乗り出す。

篠田「…沙知(さち)?」


つづく



出演

篠田ー綾野剛

ソガケンー新井浩文

カナー浅川梨奈


OP曲

スパルタローカルズ/黄金WAVE





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# by youngas | 2017-07-02 15:29 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 07月 02日

youngas2018年10周年に向けて「仏滅町ネオンライツ」、はじまります。

ご無沙汰しております。youngasの未婚の方、シノダです。

ぼんやりと来年10年目を迎えようとしている我々youngasちゃんですが、ここ数年は映画の評論ばっかりしていてずいぶんつまんなくなったわねとお嘆きの紳士淑女のために10th Anniverasary PROJECTを勝手にやっちゃいます!そう!おなじみの誰にも頼まれてない!ってヤツですよ貴方!

今回はシノダによる勝手に映画化してる風の長編小説です。
なので全編、映画の脚本風になってます。みなさんそれぞれで脳内で映画にして(妄想で映像化しながら)読んでください。

それで一応youngasの二人と同名の二人が主人公でして、それ以外も一応知り合いの皆さんと同名のキャラクターが出てきたりもしますが、
この小説はフィクションです。
実在の団体や人物とは一切関係がありません。

それから、脳内で映画化しやすいようにBGMや役者さんの設定も出てきます。
この音楽のほうがいい、この役者さんのほうがハマるなどのご意見は、
一切いりません!

それ個人で思っといてくれればいいから!(笑)

というわけでチョメクラも中途半端に宙ぶらりん、劇画やんが道も未完、自分名義で書いてたエレクトなんとかも飽きて辞めちゃった過去を踏まえるとこれも大丈夫か?というご意見は大変ごもっとも!ではありますが、
そんなん知らんがな!

では毎週日曜日更新。見守ってください!

取り急ぎyoungas10年目おめでとう的な。

youngas shinoda
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# by youngas | 2017-07-02 04:40 | 仏滅町ネオンライツ
2017年 05月 05日

2017年3月と4月はこれを観た!!!

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【慟声(コクソン)】9★★★★★★★★

うわぁ~今ヤベーもん観てんなー俺って、開始早々からラストの2時間40分後までずーーーっと考えてた。そんぐらい幸せな時間。
だいたいオープニングの大雨がリアル降雨ってだけでも相当神がかってる。
『冷たい熱帯魚』もかなり降ってるオープニングだったし、方程式としてあるかもな大雨(笑
ハタチぐらいの時にハウスが大好きな時期があって、なかでもトライバルなビートが大好きだったんだけど
ここの祈祷シーンはその時に聴いてた12インチよりカッコいいビートだったっていうww DJエンマに回してほしい。
韓国のアカデミー賞で新人賞をかっさらった娘役のキム・ファニちゃん、ちびり倒すほど良かったよね?
錦糸町のレイトショーで観た帰り道、このド天才からは絶対に目を離さないと誓いました。
ナ・ホンジン、またやってくれたな...






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【ララランド】9★★★★★★★★

結局、映画としてスクリーンに映るものは全てファンタジーな訳ですよ、一部を除いては。
そんなファンタジーの中に多かれ少なかれある矛盾点や違和感を『何で消すか』が大切なのかもしれない。
ララランドは圧倒的に美しい映像と鳥肌が立つほど良い音楽で全部消してくれた。誤魔化してくれた。

レイトショーで観た後、駐車場から見上げた夜空は本当に星がキレイだった。街灯もメチャきれいだった。
そう、船橋のららぽーとをララランドの世界に変えてくれた本作は理屈を超えたパワーに満ち溢れてた。
日本版のポスターにある『夢を見ていた』という通り夢を見せられていた。魔法にかけられていた。






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【ボーダーライン】9★★★★★★★★

デルトロはこれに出るために生まれてきたんだって本気で思う。
デルトロ史上最高のデルトロだし、こんな作品見せられたらドゥニ監督次回作『メッセージ』も前売り購入確定。そんぐらい芯を喰ってきた。
コクソンの大雨オープニング良作説あるけど、スクープやボーダーラインも最高だった空撮オープニング良作説もあるな。
相方しのだセット観推奨の『カルテルランド』みて、生首つるし首のドン引き映像注入しといても、やっぱこっちの方が手に汗握るという奇跡。
トランプがメキシコとの国境に壁作りたい気持ち、今なら分かるよw







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【怒り】2★★

観てるあいだずっとこっちが怒ってた、恐るべきブーメラン作品。これは生涯ワースト級でした。
犯人探し要素を強めるために主要人物3人の顔をフォトショで加工したようなモンタージュ写真...トホホなんて可愛い表現じゃとても溜飲が下がらん。
3つのチャプターそれぞれに関連性もないので、気持ちいいテンポの場面転換もないし時間軸が絡んだ発見のカタルシスのようなもんも無い。
こっちを混乱させるためにわざわざ用意した感が全体にエグいし、結局明かされる犯人の怒りや異常性もよく分からん。
みせたい狂気みたいなもんがパチもんくさくて全く伝わってこないし、米兵によるレイプ問題の提出方法もなんだかなぁ、、、
人をどう信じるか?なんて高尚なテーマをブチあげてますが、裏切られたり誤魔化したり嘘ついたり付かれたりってそこら辺に転がってる。
宮崎あおいのメンヘラっぷり、綾野剛がおばさんに見えてくるカメレオンっぷりなど、役者人の熱演は素晴らしいだけに...







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【湯を沸かすほどの熱い愛】1★

これはひどかった。インスタグラムなんかでは絶賛激賞の嵐で『ハンカチが足りない』『涙のカツアゲ』『脱水症状になる』なんて感想がビッチリ!
なので僕の感受性センサーは不良品なんですよ。これで泣けない僕は、時代が時代なら湯を沸かす踏み絵にかけられて死刑だな。非国民だわ。

人間ピラミッドが撮りたいが為のエジプト旅行だし、裸が撮りたいが為の下着プレゼントだし、とにかく伏線の回収をするための逆算が鼻につく。
おもらしパンツをドアノブにかけて帰るし、贈られてきたカニをムシャムシャ喰いまくった上でビンタかますし、バックパッカーにハグするし、そんなバックパッカーも出会ったばっかの小学生を前にラブホの話するし、夜中ホスピスの前で叫びまくるし、クラスメイトの前で服脱ぐし…最終的には母ちゃん燃やした火で風呂沸かすし(笑)

どこから脚本書いたらこうなんだ?こっちの頭が沸いてくるかと思った。




【他】
ムーンライト
バンコクナイツ
シンゴジラ
オーバーフェンス
後妻業の女
ある母の復讐
JOY
イーグルジャンプ
ドントブリーズ
二つ星の料理人
幕が上がる


など。
ありがとうございました。






youngas sogawa

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# by youngas | 2017-05-05 16:41 | やんがすちゃんのYMO
2017年 02月 28日

2017年2月はこれを観た!!!

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【ナイスガイズ】8
最近は『どんだけ登場してる奴らが好きか』で、その映画を気に入るかそうでもないかがハッキリしてきたかも!!!
昔はもっと映像が~とか音楽が~とか考えてた気もするんだけど、歳のせいなのかキュートな奴らが(自分にとって)出てれば色々OKって感じ。そういやゴハンも食器とか盛り付けとかよりも、国産のシッカリしたワカメとかがあれば良いしw
そういう意味では、ここにいるラッセルクロウ&ライアンゴズリング&アンガーリーライスちゃんは最高にキュートで味わい深い愛すべき奴らだった。
ワカメは絶対国産が良いけど、ライスは輸入モンでOK~。


【君が生きた証】8
結局1週間レンタルで3回観た。なんならまた借りると思う。
何だかどんどん好きになってったのは、やっぱ主人公のオッサンがダメダメだけどチャーミングに見えてったからだろうな。あと圧倒的に曲が好みだった♥ポップで多幸感がある感じは、出演もしてるベンクウェラーのそれみたいだった。
アントン・イェルチンもめちゃくちゃカッコよかったし。
ま、ラストのあの曲は理屈抜きに込み上げる物があって、喉の奥がギューってなった。


【キングスマン】8
監督が~とか原作が~はお馴染みでしょうから省くとして、とにかくイギリスの悪童が好きなんすよ!!!マンUのルーニーとか、ローゼズのイアンとかオーディナリーボーイズのプレストンとか!
スキンズとかモッズもそうだけど、ここに描かれてるchav(チャヴ)っていう最近の英国産ヤングごろつきが大好物だから8点w
根強く残る階級社会も描けてて最高でした。主人公エグジーがフレッドペリー着てるのとかもフォー!!!テーラーもフォー!!!マークツヨシ先輩の潔いスキンヘッドもフォー!!!w
2で味付け濃くしすぎてキックアスみたいにはしないで欲しい。と言いつつ、やっぱそうなってて笑いたいのが本音(笑)


【サウスポー】7
ジェイク・ギレンホールとレイチェル・マクアダムスが出ててフークア監督だったらそりゃ観るし、そのスタッフだけで画面の耐震性高め。そこに50セントだもん、最高っす。
やっぱどうしても『クリード』と比較されちゃうんだろうけど、こっちはこっちで俺は大好き。
予告にもあるドン底事件から、復讐の鬼と化す『イコライザー』展開も観たかったなーーー。
スピンオフで撮ってみるってのはどうですかね?


【ダーティーコップ】7
まずもうタイトルが鬼くそダサいっつの!!!【The Trust】っていう原題をいじってそれにするかね(笑)
邦題いい加減にしなさいよ問題。
結局はやっぱりニコラスケイジの顔に尽きるんだよな~。ニコケイの顔圧が本気出してるやつ。
映画秘宝別冊『この映画を見逃すな!』に載ってなかったら借りてないと思うけど、ほんと思わぬ良い拾い物。
出だしのテンションと終わりのテンションに差がありすぎる情緒不安定展開が珍味風味で最高でした。


【マッドドライヴ】6
いわゆる音楽メジャーレーベルの新人発掘隊がマッドにドライヴしていく話。
こういう仕事に憧れてたので、わりとすんなりノレた。実はわたくし某大手レーベルのA&Rの面接で副社長の最終面接まで行ったことがあるんです。
新人A&Rが上司に『これとかどうですか?』ってレコード聴かせるのが22-20’sでブチ上がり!!!結局その12インチも壁に投げつけられるんだけどね(超名曲だけど)
満点ムービー【はじまりのうた】に出演してたジェームスコーデンが出てるから少々加点しときますw


【ハドソン川の軌跡】6
中学の時の英語のテストで『サッカーを英語で書け』って問題に『Football』ってかいてバツにされたんだよなー。
サッカー部だったから当然Soccerぐらいは書けたんだけど、イギリス発祥のスポーツだからイギリス流に書きたくてね。先生に猛抗議したけどダメだった。絶対○で良いし、何なら◎でも良いぐらいだろ。って今でも思ってるもんw
そういうのあんだなー。正解だけど正解じゃない。
みんな助かったんだから良ーじゃねーか!って、これ観ながらずっと言ってた(笑)


【あなた、その川を渡らないで】6
あなたハドソン川を渡らないでって言いたいとこだけど、三途の川でしたね。
男尊女卑が色濃くあり、縁故のしがらみが強力な韓国のその時代において、奥さんがその気になるまで何年も子作りをしなかったっていう旦那さんカッコいいっす。
綺麗な映像や、仲睦まじい老夫婦は観ていて浄化作用すらありましたが、結局【人の死】っていう所が泣き所になっちゃうと『そりゃ泣くけども。。。』になっちゃうなぁ。


【薄氷の殺人】6
香港で仕事をしていた時に一番嫌だったのは、現地の人たちの食べ方が汚い事。
この作品内で警察がスイカを食べながら作戦会議してるとこがあんだけど、俺絶対あんな奴らに税金で給料払いたくない(笑)
だから本当は1★点なんだけど、謎のダンスが最高だったし曲がダサすぎて鳥肌立ったからOK!!!
これから中国映画ヤバくなっていきそうですね。


【キスキスバンバン】5
【ナイスガイズ】のショーンブラック監督の過去作。
大枠はナイスガイズと同じ(笑)
主演のヴァル・キルマーの息子さんが【ナイスガイズ】に出てます。こういうファミリーツリー的な映画の繋がりって素敵やん。
○○組ってよくいうけど、ホントの家族みたいでなんか羨ましいっす!!!


【ヤングアダルトニューヨーク】5
とりあえず主演の男の人がデカいプライマルスクリームのボビーギレスピーみたいで怖いwこれだけは言っときたい。
ヤンガス篠田が【14の夜】評で『主人公の男の子がジャルジャル福徳に似てて無理!!』って言ってて椅子から転げ落ちましたが、このデカボビーもそれ、まさにそれ。
でも我らがビースティーボーイズのアドロックが出てるから全員正座して観なさい!!!
そしてナオミワッツのダンス痛すぎて最高!!!


【グランドピアノ】4
【ララランド】祭に便乗してチャゼル監督が脚本を手がけたこちら。
スピード感があってハラハラするし、ダークなテンションも良いんだけど。。。あまりにもずさんな犯人たちの計画にシュン。


【ブルックリンの恋人たち】4
植物状態になってしまった弟との時間をお姉ちゃん(アン・ハサウェイ)が取り戻そうとする話。
弟な部屋にデスキャブのポスターが貼ってあって『お、これは良い映画か。。。』と思ったんですが、音楽映画の大切なキーである【曲】が好きになれないというソモソモ問題が。
そしてお姉ちゃん、こういう時にイタして良いものか、、、

これもそうだし、君の生きた証でも名前出るし、デスキャブってアメリカで人気あんのなぁ~。





youngas sogawa


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# by youngas | 2017-02-28 01:03 | やんがすちゃんのYMO
2017年 02月 04日

2017年1月はこれを観た!!!

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【シング・ストリート】10★
自分史上最大の汚点は、ジョンカーニー監督をただのオシャクソ映画を撮ってるだけの人だと勝手に誤解していたこと。
自分史上最高の友人からの助言は、そんなジョンカーニー監督作を『メチャクソ良いから観ろ‼』って教えてくれたヤンガス篠田の新宿での一言。

小5の時にBOOWYを聴いて以来、ずっと音楽を好きな自分のための作品。
そんな音楽にまみれた人生を送っている奴らみんなの作品。
誰もが夢見る学園祭での最高のGIG!!!あそこは映画史に残る神シーン。
両親が仲良く踊り、兄貴は最高にかっこよく妄想するんだからどんだけ良いやつなんだオマエ。

死ぬ前に必ず観ろ!!!ゴーナウ!!!


【はじまりのうた】10★
うだつの上がらない奴らのワンスアゲインを描かせたら世界一だなカーニーさん。
グレかけてる娘のギターソロシーンに鳥肌ボツボツになっちゃうのは、洗練されてない奴がカマす一撃だからだな。
パンクはいつでもそうだ。ピックの持ち方もタドタドしいあの右手のダウンピッキングにラモーンズをみた。
大切なのは環境やツールや経験じゃない、お前自身だ!!!!!
娘にあの体験をさせたヒゲおやじは、それだけで父親の仕事を終えてもいい。


【once ダブリンの街角で】10★
低予算なら低予算なりに、キーラを使うなら使うなりに最高の仕事すんのね。
とにかく男女でユニゾンかます楽曲が大好きなので、楽器屋さんでのセッションでシッカリ失禁かましときました。
その後コンビニに電池買いに行って歌いながら帰ってくる長回しシーンで、もうワン失禁。
スタジオでレコーディング中、PE卓にテキトーに座る野口五郎似が演奏を聴いて『えっ?やばっ!超いいじゃんこいつら。』って顔をした瞬間にオカワリ失禁。
最後にお父さんの『母さんに良いとこ見せてやれ』『行け』で気絶。翌朝、フナバシの街角で目が覚めたら朝でした。


【ドントブリーズ】8
いやー疲れたよ、これは(笑)ビビり疲れたし逃げつかれた。
元旦の映画の日にyoungas篠田と観に行ったほど待ち望んでいたドンブリ。どっちもどっちっていうキャラ設定もトホホで最高だし、真暗なとこをジジイが追っかけてくるドキドキ感に手汗もブッシャー。

韓国の【息もできない】と並んで無呼吸ムービーの超名作認定!!!


【葛城事件】8
『自分の正義は当然全員の正義』みたいな顔で振る舞う奴って、僕らの一般社会にもいるんすよね。。。
そういう奴とは適当に距離をとって、なんかたまたま聞こえませんでしたって雰囲気で無視できるんだけどここの家はよりによって家長がそれっていうオーマイガ案件。
見栄と理想だけに縛られてしまった家庭の誕生から崩壊までの一部始終。
ある加害者の家庭内を覗き見れる(かもしれない)傑作。

あの田中麗奈のゲロが出るような気持ち悪さ何なんでしょうか(笑)


【日本で一番悪い奴ら】6
ナメて観ると毎度その遥か上の映画体験をさせてくれる綾野剛。
シャブ注入のドドスコスコスコ顔は今作の白眉であり一生忘れられない顔になったな~。
濃い役者陣の中でもラッパーのヤングダイスがめっちゃ良かった。サウダーヂの田我流バリでした。
あのヤングダイスを中心にしたスピンオフ観たい。
綾野剛にめっちゃイラついて、デニスのゆきおちゃんとずーっと愚痴ってそう(笑)


【スポットライト 世紀のスクープ】6
とりあえずレイチェル・マクアダムスが可愛い!!!んだけど、フークア監督の『サウスポー』で演じるセクシーレイチェルを知ると余計に記者レイチェルに萌えるという事が分かった事が今年最初の俺グッジョブ。
超巨大な権力に新聞記者数人で立ち向かうジャイアントキリングを気持ちよく見せてるし、昨今の芸能界を見てるようでもあって気持ち良かった。
文春、フライデーどうした!!!マギーは事務所が怖くて書けないのか!!!


【サウルの息子】6
この圧迫感と硬い切迫感は異常!!!
情緒不安定気味な人は観るべからず。
ラストの笑顔一発で強烈な反戦メッセージにもなってるもんなぁ。あの笑顔が頭にこびりついて離れん!!!


【ちはやふる 上の句】3
コンタックEXのCMにおけるにおける広瀬すずの笑顔は、薬の効き目以上の治癒能力があると思いますが【ちはやふる】でも正にそう!!!
けど、それが★3つ分だし彼女の光しか良くなかったっす。
テレビ局主導の作品って、やっぱ効果音がやたら多いし音量もデカい。行動に字幕が付いてるみたいなんだよなぁ。。。
もうこの手のメジャー作品はやめとこうと誓いました。




youngas sogawa



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# by youngas | 2017-02-04 21:39 | やんがすちゃんのYMO
2017年 01月 04日

俺アワード2016〜SHINODA後編〜

(続き)

【次点のコーナー】

ベスト10には入らなかったものの、シノダが2016年に愛した沢山の映画を一気に!一言寸評付きです。

『デッドプール』
"クズで下品だけど境遇は悲惨とか超愛せる!アメコミ映画にイマイチノレなかった俺でも文句なく楽しめた『ドント・ブリーズ』さえなければ完全にベスト10入りだった一本(笑)"
『ストレイト・アウタ・コンプトン』
"もう一つのヤンガス案件。邦画がこんなに豊作じゃなきゃこれも間違いなくランキング入りクラスだわな。ただしアイスキューブそんな好きじゃない問題はあり(笑)"
『ヘイトフル・エイト』
"タラちゃんの映画愛が暴発しちゃって日本のスクリーンで完璧なスタイルで上映できない事件勃発。それを抜きにしても充分面白かったけど。"
『コップ・カー』
"俺たちの観たいケヴィン・ベーコン堪能!悪徳警官vsクソガキってもう好き要素しかねーじゃん!"
『アイアムアヒーロー』
"国産ゾンビ映画としてはヘヴィー級の出来!しかし有村架純ちゃんの途中からの役立たずっぷりが残念!"
『日本で一番悪い奴ら』
"綾野剛ショー見せられてる感。前半楽しいのに後半失速って『凶悪』と同じだわ。惜しい。"
『イット・フォローズ』
"何じゃこりゃ珍品ホラー。SEXすると霊が移るって仕組みがクセがすごくて全然入ってこんのじゃ!(©千鳥ノブ)"
『SCOOP!』
"大根さん最新作が最高傑作更新ならず!福山はわりと良かったけど野火aka二階堂ふみとヤッちゃうのが生理的にめちゃ嫌でした(笑)"
『ボーダーライン』
"カルテルものを大好きなドゥニ・ヴィルヌーヴが撮って悪いわけねーだろうが!地獄のドキュメンタリー『カルテル・ランド』とパック見をオススメ!"
『マジカル・ガール』
"スペイン発超キテレツ珍味映画。トカゲの部屋って何?教えてGoogle!"
『クリード チャンプを継ぐ男』
"暑苦しそうで避けてたけど観たらスーパーいいでやんの!枯れすぎロッキーは賛否ありだったけど俺はそれがすごく良かったっす"
『ちはやふるー上の句ー』
"アイドル映画としても青春映画としてもかなりの拾いもの。広瀬すず力(りょく)であっという間に観れちゃう。とはいえ下の句観てない問題(笑)"
『ノック・ノック』
"やりたい放題イーライ・ロス、またしても嫁で遊ぶ!(ロブ・ゾンビと同じ)てか、こんなん自身でプロデュースするキアヌって相当なドM"
『君の名は。』
"日本人が好きな要素詰め放題な八方美人ヤリ◯ン映画ながら、良く出来てるから嫌いにもなれず。8割はRADの曲パワーだと思うけど"
『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』
"年末のレイア姫逝去でグッとこの映画の重みが増した感。強すぎドニー・イェンとか言いたいことはだいぶあるけどフェリシティ・ジョーンズがいい女だったから全て良し"
『オデッセイ』
"あれ?『インターステラ…そんなん言っちゃダメ!マット・デイモンが惑星取り残され顔だってこと!"
『知らない、ふたり』
"今泉史上最高爽やか!青柳文子を挟んだ日韓片思い合戦!あー楽しかった"

【総括とワースト】

最初にも書いた通り2016年は邦画イヤーでしたね、間違いなく。次点を見てもわかるけど決して洋画が良くなかったわけでもなく、ただただ面白い邦画がそれを上回ったという奇跡の一年でした。
「洋画しか観ない」とかいうつまんない若者もいるようなので、邦画に客が入ったり口コミで面白さが拡散することでそれが日本映画を見るきっかけになればと願います。

ワーストは3本!まずダントツで最悪だったのが『スーサイド・スクワッド』!!あの名作『エンド・オブ・ウォッチ』、『フューリー』のデヴィッド・エアー監督だと聞いたら期待すんなというほうがおかしいじゃないですか。マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインとジャレッド・レトのジョーカーの前出ビジュアルだけで失禁するぐらい楽しみで前売りムビチケまで買ってスタンバッてたのにまさかの糞クソくそつまんなさ!!!!!映画館にちゃぶ台あったらもう5億回はひっくり返してたろうし、久しぶりに「金返せ」って心から思いました。エアーとアメコミの相性の悪さが全面的に出ちゃってたのと、悪役たちがちっとも悪くないって所に悪寒すら走りました。しかしそれでもハーレイ・クインは可愛かったけどな(怒)
2本目は『ゴースト・バスターズ』
いかにオリジナル版を愛してる人たちがいるかってことをそもそもわかってないのか、わかった上でこのお粗末な出来なのかは知りませんが、とにかく退屈。女のバスターズにしたことには別に異論はないけど女になったからなんやねん状態で終わっちゃって、女性である意味を全く感じませんでした。唯一得したのはクリス・ヘムズワースファンだけでしょコレ(笑)
それでもホルツマンはかっこよかったけどな(怒)
3本目は『14の夜』
ヤンガス案件だって二人してクリスマスにわざわざ観に行ったってのに上映後のファミレスでダメ出しの嵐(笑)
やりたいことはわかるけど全てが惜しいって感じでした。ギャグも滑ってたし。そして個人的にたどり着いた結論はジャルジャル福徳似の主役の男子の顔が苦手なんだという(笑)
それでもメグミaka浅川梨奈のオッパイは最高だったけどな(怒)

というわけで2017年もいい映画に出会えますように。

2016年は音楽部門と書籍部門は割愛!

女子部門のみ更新します!(すんまへん!)

〈女子部門〉
ていうか2016はこの二人しか見てなかった!
吉岡里帆
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永野芽郁
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では2017年もYOUNGASちゃんをひとつよしなに。

YOUNGAS SHINODA
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# by youngas | 2017-01-04 08:21 | 俺アワード
2017年 01月 04日

俺アワード2016〜SHINODA前編〜

この一年のベスト作品を各部門別に勝手に発表する毎年恒例俺アワード!!!

まさかの今回で8年目!末広がり!縁起いい!
いつまでやるんだ!やかましわ!もういいよ!まだやるわ!やめちまえ!うるせっ!アホか!アホちゃうわ!(幻聴と格闘)


ちなみに2016年にシノダが見聞き読みしたものなので発表やリリースが2016年じゃないものもアヌス!アナル!スカルファック!


〈映画部門〉

2016は邦画!そう言い切ってしまいたい!それぐらいどれもこれも良かった!まぁ、たまにハズレはあったんだけど、大ハズレは無かったぞ2016邦画。それも珍しい。大概は痰吐きかけた上から脱糞したいぐらいの駄作が一本くらいは混ざってるんだけど、今年は無かったなー。単純に『僕は明日、昨日の君にクンニする』とか『僕のペニスがこんなにムケてるわけがない』とかそんな感じのやつを避けていただけじゃん?という指摘には無視を決め込む所存ではありますが。(タイトルはイメージです)

というワケで今年もたっぷり濃厚なのぶっかけてやるぜ!精神に基づき、ベスト10圏外の次点も大量に発表(射精)!去年よりさらに大ボリューム、俺アワシノダ篇。紅白とガキの使い見終わって暇なだけのコタツで猫とうたた寝で、鼻クソほじって日が暮れて、ブクブク肥えたよ三が日、そんなあなたは是非どうぞ!!!



10位『クリーピー 偽りの隣人』


"「マックス!まだまだ行くぞぉ〜〜!」は俺内流行語大賞2016に決定!香川照之の狂人演技全開でジワジワとクリーピーに病んでく超楽しい隣人地獄にようこそ!"
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うれしい!たのしい!だいすき!実際隣に住んでたらそりゃーもう超最悪なんだけど、もう最高ですよね、西野!黒沢清映画に沢山登場するキチガイキャラクターのベスト3位内には確実に入るよね、西野!登場の不気味さとかたまんなかった!あれぐらいサイコパスに振り切って演じてくれたら人は不快をすっ飛ばして見てて清々しい気分になるんだなーって目からウロコダダ漏れ。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」って全身ゾクゾクが走りまくるキラーフレーズとか西島竹内夫婦の不味そうな晩餐シーンとか監禁部屋の唐突なディテール含め何もかも最高で観てる間ずっとニヤニヤしっ放しでした。(香川aka西野そっくりな顔つきで)
まあ、ハマれなかったとかいう意見にも首もげるほど頷けますし、そもそも何を見せられてんだ感は否めないけど黒沢清って投げっ放しそのものが作風だからもういいんです(笑)あー面白かった!!!!!!!!





9位『ズートピア』


"差別というネガティヴなテーマを笑わせて笑わせて考えさせる、もはやディズニー名人芸の域へ!「ザ・シンプソンズ」監督リッチ・ムーアの持つブラック要素もふんだんに盛り盛りで一秒も飽きない動物ものアニメの特大傑作"
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正直もうコレ入れるのとか野暮なんですよ。粋じゃない。だってどう考えても今年ベスト級だし、コレ入れるんなら他のマニアックな映画入れて玄人目線で悦に入って語ることだってできるんですよ。去年のマッドマックスと同じで、だけど、それでも、どうしても、絶対にハズせなかった。発売日にBlu-ray買いに行きましたよ。あいつらにまた会いたくて。そもそも「良くできてた」とかそんなの当たり前なんですよ。ディズニーって時点で当然良くできてるわけで、キャラやストーリーも見る前からハードルも上げ上げで挑んでも「超面白い」って思わせるってことの凄さ。ブラッシュアップって言葉があって、和訳すると精度を上げるってことな訳ですが、それを世界一のクリエイター達が寄ってたかって何年もかけてやるんだから、我々がイメージするブラッシュアップって言葉の5億倍はやってるってことなんだと思います。感性が違う人でも『ズートピア』見てつまんなかったとは絶対言わないでしょうね。(好みじゃなかった人はいたとしても。実際俺の周りの女子の不評っぷり(笑)やかましわ!)
それぐらいの完成度。ただ本当に頑張って頑張って血眼でツッコむとこ探すなら、あのキツネのニックがもうちょい悪い奴でも良かったかなーと。悪いことして生きてきたわりには途中からずーっといい奴なんですよね。あのジュデイと喧嘩して迎えに行った時とか……いや!もうそんなん野暮!たぶん俺みたいな意見した人もいてそれもブラッシュアップされたってこと!あれが正解なんだ!そう思ってまた見よう!(12回目)





8位『葛城事件』


"嬉々として狂気の親父を演じた三浦友和に日本映画界が震えた、これが「今日から出来る!家庭内殺人鬼の作り方」"
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映画映えのする三浦友和力(りょく)ってのがきっとあって近年の日本映画界の中心にいる監督達(北野武、山下敦弘、三木聡など)はそれをわかってるから、ど真ん中に割とどーんって持ってくるんだけど、今作はその究極版。三浦友和ショーですよ、はっきり言って。(『日本で一番悪い奴ら』は綾野剛ショーだった!)
百恵ちゃんと結婚したあたりの三浦友和ってイケメンではもちろんあったけど、演技派ってイメージはなかったと思うんですね。だけど、ここ数年の三浦友和ってキャストにいるってだけで「お!」ってなる存在になったし、何やらせてもハマって面白いよなー。だから「出てるなら見たい」と思う数少ない俳優さんの一人です。その彼が今回挑んだのは美しい妻と二人の息子、念願のマイホームを手に入れた理想の家族の大黒柱...と思い込んでるだけの悲しい男、葛城清。家庭崩壊のドラマってあるけどここまで最悪なのも今までなかったんじゃないすかねー(笑)もうほんと最悪。でもだからこそ最高。無差別殺人を起こして(あの駅での通り魔シーン最高でしょマジで!)死刑囚になっちゃった次男の稔と獄中結婚した田中麗奈演じる順子とのスナックのシーンとかいいよねー(つかあの女、2016映画キャラお前一体何がしたいねん大賞受賞でしょう)胸糞悪さでは今年見た中でダントツなんだけど「映画観てやった!」って感じがすごかった!これ観た池袋ロサがまたヤバイ空気でこの映画にピッタリだったなー

↓池袋シネマ・ロサ。since1968。どうかなくならないで欲しい。
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7位『シン・ゴジラ』


"2016映画の象徴になってしまった日本の業を背負ったまさに怪獣みたいな傑作。空前の大ヒットはゴジラ出現と同じぐらいの体験をした我々日本人へのストレート過ぎる鼓舞だったからなのか!"
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これもハードル上がりきった状態で見たのに「超面白い」で帰れた稀有な傑作でありながら、手放しで楽しかった!って言うよりも、日本人として色々考えさせられた、つまりは色んな人達と語りなくなる映画でした。映画にとってそれ以上の賛辞はないでしょう。俺は映画におけるいい作品の基準ってどっちかだと常々思っていて語りたくなるか、絶句するかだと思うんですね。前者は言わずもがなその作品が人を喋らす力を帯びてるからな訳で、後者も然り黙らせる力がある訳だと思うんです。どっちが凄いってこともないと思うけど、どっちかって言えば誰かと語り合いたいってなる映画の方が当然ヒット作になり得る可能性が高い訳ですよ。「見て!」ってなるから。
何か『シン・ゴジラ』は見た国民のほぼみんなが「見て!」って言いまくった久しぶりの邦画という感じがしました。だから絶望の権化でもあるゴジラという存在が、いつしか日本が一つになるための希望の象徴になっていくという、あの暑苦しいまでに真っ直ぐなラストに涙するし震えるんだと思います。オールスターキャストとか、やり過ぎな石原さとみとか、エヴァの庵野さんとか、軽く挙げてもその取り巻くファクターが多すぎてブレがちだけど、日本人が何十年も温めてきたゴジラというキャラクターがこの2016という年に更新されたことの素晴らしさに喜ぶってことだけでまずは充分だと思います。その上でこの先語るべき話は幾らでもある訳だから。邦画史にも明らかに残る何十年も耐えうる一本。言いすぎじゃなく。







6位『何者』


"卑屈な自分を映す鏡を見せられているようで目を背けたくなるシーンの連続。なのに背中を押されるようなラストにいつのまにか涙している。これは何者でもない僕たちの映画"
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三浦大輔映画だって気がつかないぐらいの宣伝のされ方だし何よりも「桐島」の朝井リョウのこの原作には少しだけトゥーマッチな気がしてたのですが、いやいや。見終わってからのザッツ三浦大輔映画だった感!最初の就活で苦悩する若者たちの青春群像劇から一転、後半モノスンゴく意地悪モードに突入するんだけど「お前はお前だ。行くしかねーだろ」って優しく背中を押すようなあのラスト。三浦映画が新たなバースに入った瞬間を見たような気がして鳥肌立ちました。SNSの便利さの裏返しにある誰にでもあり得る恐怖を三浦大輔の主戦場でもある舞台を使った演出で見事に見せるあのシーンの凄まじさ。あそこを大画面大音量で「自分が何者なのか?」絶賛悩み中の何万もの若者達が映画館で見たことをイメージしただけで震えが止まりません!だってどんな残虐なホラー映画よりも怖いシーンだから。見終わったある人は「日本映画史に残る不快なシーン」と怒りを露わに切り捨てたと聞きましたがそれって「思い当たる節があります!」って高らかに宣言してるのと同じなんであんまり大声で言わない方が良いと思います(笑)




5位『ドント・ブリーズ』


"元日に二人揃って観に行った、これぞヤンガス案件!(笑)めくらジジイvsヤング強盗団、勝つのはどっちだ!!?"

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映画終わって明るくなった瞬間に「プハー!!」って大きく息吐いたオヤジがいて「ちょ!おま!マジで息止めてたんか!」って思ったらオモロすぎました(笑)
話は至ってシンプルで90分以内だしスゲー見やすかったけど3時間映画見たクラスの疲労感(笑)プハーオヤジみたく前のめりの緊張感がずーーーっと続くのでまー疲れんだけどまー楽しいのなんの!
ロッキー役のジェーン・レヴィもいいけど何せジジイ、ステファン・ラングが最ッ高!!(役名すら無し(笑)「盲人/The Blind Man」だって!)いくら元軍人っつったって強すぎんだろ、あのジジイ(笑)
マイゴッドの一人サム・ライミ叔父貴の秘蔵っ子、フェデ・アルバレス監督、リメイク『死霊のはらわた』に続いてたいへんよくできました!ラストのタマフルでも話してた隣の女性客が「ニガッ」ってつぶやいちゃった【タイエキ軍人】シーン含め盛りだくさんで大満腹!ごっつあんでした!
200%ブルーレイ買うてまうやん!







4位『ディストラクション・ベイビーズ』


"剥き出しの暴力が目の前に現れた時、怯えるもの、加担するもの、挑むもの、巻き込まれるもの…そのそれぞれの生きざまにグッと息を呑む108分。静かなる暴力映画の誕生"
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とにかく何しろ柳楽優弥演じる泰良がエグい。あんな奴、『クリーピー』の西野以上に近くにいたら最悪だけど、映画という神視点からなら幾らでも見ていたい。無敵という訳では決してなくボコボコにされてるのに血だらけで殴り返してくるあの感じ。本当に怖い。ライブハウスのシーンとか鳥肌級の怖さ。暴力映画って痛いとか怖いとか如何に観客に体感させるかが重要で、その点近年の邦画の中でも群を抜いて痛いし怖いです。そして菅田将暉演じる北原のクズっぷりと巻き込まれ女子でありながら北原に負けないほどクズの那奈役、小松菜奈のキャラクターもいいすよね〜。『溺れるナイフ』でその後愛し合うことになる二人がこんなに憎しみ合ってるってのも面白いけど日本映画界は暫くはこの二人を頼っていくことになるんだろうなという納得の演技かましてます。あと弟将太もいいんだよなあ。兄ちゃんとの関係性が。
向井秀徳の荒い音楽と四国の港町と祭りの合いっぷりもエゲツナイし、しばらく消えないだろう腕に残った傷痕みたいな映画。




3位『この世界の片隅に』


"「あの日」に向かうヒロシマが舞台の話なのに何でこんなに笑えてホッコリするんだろう?世界のアニメ映画史に残るヒロインの誕生とのんの復活を祝うにはあまりにも最高のファンファーレ"
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映画って何時間か、もしくは何日間か、はたまた何年か経ってから「あーあれは傑作と呼べたかもしれない」ってなるものじゃないですか?少なくとも観終えるまでは当然ジャッジは出来ない訳ですよ、それが良かったかどうかすら。でもこの映画に関しては始まって数分で「うわー超いい」、中盤でもう「傑作確定」、後半で「あーコレ歴史に残るわ」、エンドロールで「絶対DVD買おう!」になってるという(笑)大袈裟じゃなくそういう映画です、以上。でもいいぐらいの(笑)

僕ら世代ってあからさまに戦争反対世代というか、国家が傷つけられようとももうあの過ちを犯してはいけないとずーっと耳打ちされながら育ったような世代で。
それはもちろんあの戦争を直に体感したおじいちゃんとかおばあちゃんがまだ生きてたからで、直接その体験を俺も小さい頃聞いたことがありました。
うちの祖母は両国界隈に住んでたことがあって東京大空襲のあの日、熱くて熱くてまだ赤ん坊の叔父さんをおぶって隅田川目指して走ったらしいんだけど、もうそこには熱さで逃げて飛び込んだ人の死体が川から溢れるぐらいあったって。子供心にトラウマになったし、隅田川花火大会を見るたびに複雑な思いをするという(笑)
『はだしのゲン』と原爆写真展に何回か学校の授業で行かされて、全身ケロイドで歩くあの姿を目に焼き付けるということは今考えても絶対大事だったし、トラウマ=戦争反対を植え付けるっていうやり方はストレートで間違ってないとは思うのですが、こういう日常を慎ましくも逞しく、しかも笑いを忘れずに生きた人達の姿を淡々と追ったことでそれが強烈に反戦メッセージになってるっていうのがヤラレタ!ってみんなが口を揃えて思うところだと思うのです。もちろん戦争は絶対起こしてはならないし、記憶も風化させてはいけないから悲惨でドギツイ体験こそを耳にして目にすることが大切だし、この家族よりも辛い思いをした人達もたくさんいるはずです。(すずさん一家も本人含め壮絶な体験をしているしその場面もたくさん出てくるけど)
それに作者のこうの史代さんも戦争体験者ではないし、フィクションの側面が多いことは否めません。だけど、それでも、観た人達に強烈に平和を願わせるこの映画のスゴさをまだ観てない人達に伝えていくことはとても大事だと思うのです。YOUNGASが揃って、まだ観てない人達が殆どの飲み会で唾を撒き散らしながら力説し合った久しぶりの映画でもあります。二人とも原作漫画も全巻買い揃えた程の熱量です(笑)
人が生きるってどういうことなのか?生きていくって何なのか?そのヒントがこの映画にはたくさんあると思います。
この映画がどうかこの世界の片隅にまで伝わりますように。
そう願って止みません。




2位『ヒメアノ〜ル』


"殺人鬼森田剛覚醒!不穏な空気が画面を覆い尽くした瞬間、浮かび上がるタイトルバックに全身悪寒必至!古谷実がネチネチと描いてきたダメ人間達の死のダンスを笑え!"
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いやー『この世界の片隅に』をわりとまともに真っ直ぐ褒めちぎった後にこの救いのない闇映画を語るのはちょっと気が引けます。というか『この世界〜』より上位にするんかい!と家のポストにマヨネーズ入れられても仕方ないぐらいの暴挙とは知りつつのこの映画が二位。わかってます。そんなことは(笑)
でもね。切り株映画万歳!と日頃からスプラッター系ホラー映画を愛でながら、MAD VIDEO復活やったー!って『ジャンク』とか『ギニーピッグ』とか『デスファイル』とかニヤニヤしながら見てビデマこと新宿ビデオマーケットに週一で通ってるYOUNGASのキチガイ担当(いや、あいつも相当キチガイだけど)としては、この猛烈な死臭が堪んないわけです!吉田恵輔監督ってコメディのイメージだけど、人と人との生理的に嫌〜なやり取りとか空気を切り取る天才ってことは傑作『さんかく』とか『ばしゃ馬さんとビッグマウス』で証明していたから、古谷実の原作が持つヤダ味を嫌ってほど見せられるんだろうなーという覚悟はしていたけど、ここまでとは!メンタルが安定してない人は本当に観ない方がいいってぐらい猛毒。
恐らく森田剛目当てで来たであろう親娘とか絶句して帰る姿を劇場で目撃して、そりゃー「剛く〜ん!」ってモードで来てコレ見せられたらたまったもんじゃないよなと心ん中でめっちゃサムズアップしてました(笑)でも!お母さん!お嬢さん!森田剛半端ないよ!森田剛がこんなに凄い役者だったってことに気づく、俺にとっては森田剛=スゲー役者って完全にしてくれた記念碑的作品となりました。少なくとも現役のジャニーズであそこまで過激な文字通り「人殺し」のシーンを本当に躊躇一切なくやった人はいないんじゃないすか?(『十三人の刺客』の吾郎ちゃんもヤバかったけど、実際の殺人シーンで言えば森田剛のが全然上)
YOUNGAS的には『SR サイタマノラッパー』の1&2の両主役駒木根くんと山田真歩が夫婦で登場にまず大加点!その後の二人の辿る結末にも二億点てことで。

さて次がいよいよ一位。お母さん、麦茶持ってきて〜!




1位『シング・ストリート 未来へのうた』


"全80s音楽とファッション好き、頭のてっぺんから稲妻ブッ刺さり状態!!オリジナル曲全部超絶最高の音楽映画の超超超超ド級大名作!『B◯CK』とか音楽映画とかほざいてる奴全員コレ観て即土下座しろ!!!!!!!!"
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ジョン・カーニーの過去二作もスンゲーいいけどこれまたスンゲーいいを更新しちゃったよね?本当凄まじくいいの!!元々80年代の音楽(デュラン・デュランとかA-haとかホール&オーツとか)とファッションとか好きな人たちは身悶えしちゃうシーンの連続だし、その辺よくわからなくても青春音楽映画として完璧だと思います。ラストあんな大袈裟な終わり方でもグッときちゃうし、久しぶりに映画館で声出して泣いちゃった2016唯一の映画でした。マジでホント良かった。オリジナル曲ができたからMV撮ろうぜっていうのがいかにも80年代でいいよねー。監督やるあの男の子の面(ツラ)もいいんだよなあ。
そして主人公コナーの兄貴ブレンダンね!マジでいいんだ。ラストのシーンだけで思い出し泣き100回できるレベル(笑)弟に自分の未来を託すあの時の兄貴の顔でおじさんもう号泣メーン!嗚咽が止まりませんでした。じゃあ湿っぽい映画なのかっていうとそんなことは全然ないです。
まあ、文化祭で彼女のために歌うとかそういう映画が好きな俺にとってはそのシーンだけでも「永久に観てたい」と思ったし、どこを切り取っても文句なく完全なる俺映画でした。一位当然。



というわけで、2016年の結果は以下の通り。

1位:『シング・ストリート 未来へのうた』
2位:『ヒメアノ〜ル』
3位:『この世界の片隅に』

4位:『ディストラクション・ベイビーズ』
5位:『ドント・ブリーズ』
6位:『何者』
7位:『シン・ゴジラ』
8位:『葛城事件』
9位:『ズートピア』
10位:『クリーピー 偽りの隣人』

(後編へ続く)
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# by youngas | 2017-01-04 05:06 | 俺アワード
2017年 01月 03日

俺アワード2016 ~SGW編 10~4位~

この一年を振り返り、特に好きだった物を勝手に表彰しちゃう毎年恒例の俺アワード!!!


一昨年からバスフィッシングにどっぷりハマり倒して、身の回りのカルチャーがド反対の世界に数年おりましたが(笑)


今年の夏に二人目の子供が産まれた事がきっかけで、こちら側へ戻って参りました♪

元のカルチャーリハビリ中のワタクシが書く俺アワードですが、ちょっと面白い映画が異常にありすぎてもはや怖い2016。

『大好き映画BEST10』『大好き映画キャラBEST5』『大好き映画ワードBEST5』の三部門を勝手に表彰しちゃいます!!!!!

映画館には数えるほどしか行っていないのでランク内に去年案件があり、やや鮮度に欠ける部分があるかと思いますがそこはご勘弁。

逆にほぼTSUTAYAに並んでる作品なので、クソ暇で頭がスカスカになりそうな人はDVDですぐチェックできますwww

そんな感じで行ってみましょう!!!
大好き映画からだぞウェイヨ~(´・∀・)/





第10位
【ストレイト·アウタ·コンプトン】
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高校生の時にブラックミュージックを聞き始めたのは当時の彼女が遊びに来た時に、よりスケベっぽい空間を演出するためだったように思います。

ガンズとかメタリカじゃちょっとな。。。という年頃でした。

よく分からないながらRケリーを選択していたのは、いま考えてみればなかなかのエロセンスだと思います(笑)

当然アリーヤやメアリーJブライジ、TLCなんかを聞く流れになりながらも、メソッドマンやレッドマンなんかのウータン一派もチャリンコに股がりながら楽しんでいた17才。

周辺の友達の間ではエピタフやFATレックなどのいわゆるメロコア全盛期。

ゆっくりと展開されるビートに早口の歌唱法方はなにも知らないド田舎の男子にとってもフレッシュだったし、それまで聴いていたメロコアに比べて大人っぽく感じたんだと思います。


そんな青春時代の少し前の時代のアメリカをパッケージして、文字通りコンプトン地区を手元まで直送してくれたこちらの作品。
DVDに詰められているのはN.W.Aというヒップホップグループの自伝的な物語を通して、高校生の頃の自分がすごく知りたかった空気でした。

今でも“ブラック·ライヴス·マター”という運動が起こるほど、かの国では根深い人種差別があります。
N.W.Aとは【物言う黒人】の略。


2016年はアメリカ各地で白人警官による人種差別に対するデモが頻発しました。


そんな歓迎できない強いエナジーを感じた胸くそ悪い空気に鉄槌をくだす1本!!!
ギャングじゃないけどギャングスタラッパーではある彼らのパチ者感もパンクだし、ドレやアイスキューブの育ちの良さも垣間見れて心底楽しめました!!!






第9位
【私たちのハァハァ】
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地方に生まれた者にとって“東京”というのはどこか神格化されている部分があります。
すくなくとも自分は大いにありました(笑)


TVで活躍している芸能人がそこらじゅうに居るんじゃないか?
歌舞伎町はIWGPやトーキョートライヴに出てくるようなギャングだらけじゃないのか?

女の子は100%美人でオシャレ。
売ってないものは無くて、一晩中きらびやかで...



東京に行けば何かあるんじゃないか?何かになれるんじゃないか?


そしてそれは若年層ほど強い傾向にあるように思います。
裏づけのない自信と相まって痛い状況になりかねない。


なんなら、ちょい本気出せばAKBの端っこの人ぐらいならイケんじゃねーのか?
ぐらいに思ってたりしてwww


【私たちのハァハァ】は福岡在住の女子高生4人が、大好きなバンド“クリープハイプ”に会いに行く物語。

ほぼ演技経験の無い4人であり(うち一名はメジャーからデビューしたシンガー)、監督の意向により
今作ではヘアメイクスタッフも付けていないそうです。


それによりとても自然な田舎の女の子を見れましたし、自分が九州を出て東京に住み始めた時の事を思い出しました。

はじめてゼップTOKYOでガービッジを見た時には、普通にだいの大人でしたが『俺はこれでただの田舎のガービッジ野郎(ガラクタ、生ごみ)じゃねーぜ!!!』と胸を張ったものです(笑)


その精神性こそがガービッジ野郎とも知らずにw


女という武器を換金してみせたり、SNSという黒い渦に飲み込まれたり。
女同士の嫉妬や自己顕示欲で仲間割れしてみたり。。。
誰かれかまわず何だかイライラするし、かまわれたくないけど放ったらかしもちょっと...

みたいな、自分もその昔に通過した若さが口内に広がってちょっと苦い時間を頂きました。

ピッチパーフェクトやリンダリンダリンダ、ローラーガールズダイヤリーに代表される
【若い女の子が何人かで何かやるムービー】の最新版としてもフレッシュな1本でした!







第8位
【ルーム】

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限定された空間で少人数がなんかやるって映画自体が好きなんすよね。
そんな理由もあり8位は評判の高かったこれです。


とある理由で、とある場所に、監禁されてしまっている若い母親と5歳の少年のお話。


ここからは
ネタバレを含みますので、この作品を楽しみにしている方は見ない方が良いかも?


ある方法を使い、決死の覚悟で息子を外に出します。
産まれてからずっと二人で生活してきた親子にとって、離れ離れになるのは想像以上に大変だったと思うんです。

もし自分が子育てを経験していなかったら『普通離れられないでしょ、、、子供は使えないでしょ。』と思うと思うんです。でも、子育てをしていると分かるんですよね【子供ってこっちが思ってるより何倍もスゲー】って事が。

そして自分の子ならやってくれるんじゃないか?と思える。


言ったことを2秒で忘れるのも子供、言ってないことをずっとずっと覚えてるのも子供。


実際にオーストリアで起こってしまった事件をベースに作られているようです。

栄養不足で歯が抜けてしまったり、日照不足からビタミン剤を与えていたり。
そういうリアリティのある描写も実際の事件から着想しているのかもしれません。。。


犯人が狂気に満ち満ちたサイコパスかと思いきや、金が無いのに子供の誕生日にラジコンを買ってくる普通さを見て余計に頭がズキズキ痛くなったりして。


カメラワークやハラハラ展開も含め、平均点の高い作品でした!!










第7位
【マジカルガール】
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タイトルとジャケからイメージするものと、実際の中身が違いすぎるDE賞!!

獲得でございます!おめでとうございます!


日本語と英語、あとは韓国語以外の映画ってあんまり目にする機会が少ないですがこれは必見のイカレたスペイン映画!!!!!!


手に取りにくい雰囲気のパッケージかもしれませんが、普通のアート系ヨーロッパ映画ではないパンチのある内容に良くも悪くも必ずショックを受けるはず!!!


省略表現オンパレードのアート映画を見た時の消化不良なあの感じ...わかりますわかります(笑)
金はいいから時間返せなあの感じ...わかりますわかります(笑)

これは大丈夫なはず。
大きく三部構成になっているので、置いてけぼりにもなり難いですし。


日本大好きな南米出身のベルムト監督、来日の際は新宿ゴールデン街でいつも飲んでいるそうです(笑)
お酒のビンに『セーラームーン』と書いてあったり、音楽が日本人歌手のものであったり。

これを読んでくださっている日本人は、感謝の意味でも必ず見てください。
ある意味、今は無きクールジャパンかも。

こちらの解釈でいかようにも捉えられるストーリーは、いつしか刺さったまま抜けないトゲとなっているでしょう。


【ルーム】も、何はともあれ親との時間LOVEって子供の目線にグッとくるし、この作品も嫌なはずであろう病床での少女が一番いい顔をしている所に目頭が熱くなりました。

こんなの見せられたら、バス釣りに行かず子供と居ようと思うってば(笑)!!!









第6位
【ドントブリーズ】
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元日よりヤンガスちゃん揃って劇場に足を運びました通称ドンブリ!!!


盲目のおじいちゃんの家に大金があるらしいという噂を聞いた若い空き巣常習犯の男女3人。こいつらがじーさん眠らせといて、がっぽり根こそぎ頂いちゃおーよ!ってお話。



とにかくあらゆる場面で僕らの想像を遥かに上回ってくるし、予想を裏切ってくる。
しかも何分かに一度は『お化け屋敷的』に脅かしてくるもんだから、おじさん疲れる疲れる(笑)


こんな疲労感なら大歓迎!!!
映画館からの最高のお年玉!!!


なもんだから鑑賞後のサイゼリアでは激賞とマルゲリータが二人して止まらず、唾とチーズを撒き散らしながら熱く語りました。
口臭気にして息を止める、こんなヤンガスちゃんに最高のお年玉をくれるんだから、映画の神様はいますね!あざます!


普通に考えれば【盲目という社会的な弱者、しかも大切な家族を失っている退役軍人】から老後の貯蓄を盗むんだから、強盗がケチョンケチョンにやられる所にカタルシスがあるのかと思いきや、、、
強盗側にも8マイル的な悲しい家庭の事情が。。。


いつしか強盗を応援している自分に気がつく巧みさ(笑)
新しい応援上映の形かもしれません!
『後ろ!後ろ!逃げて!逃げて!』みたいな。


しかも盲目じーさんの地下室にある捻れまくったた闇の顔、、、


単純にルックだけ見てもキレイな画も多かったなー。

特に真っ暗闇の映像は、クリス·カニンガムのラバージョニーを彷彿させるほど美しかったっす!!

あと割りと序盤の顔面への発泡シーンやばかったっすね!
あそこマジでカッコ良かった。
相方シノダは常々笑いとは『間とテンポ』だってチ○ポが眼鏡かけたみたいな顔で言ってますが、この発泡シーンの間とテンポ完璧でしたよね!

一瞬ピカッと光るあのビジュアルも含め。



前にカップルが座ってましたので、パンチのあるデートムービーとしても良いかもしれませんね!!!

あのカップルはその夜、どういう物を口にぶちまけたのか。。。ドンブリプレイをしたのか。。。

それだけが気がかりな元日の夜でした。









第5位
【クリーピー 偽りの隣人】
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いや~これには参りましたね。
自分は鑑賞中、あまりに好みじゃない芝居や展開が多いので『はい減点、はい減点、はい東出減点』って感じで観ていたんですが、そのあと何日経っても香川照之さん演じる西野というオジさんが頭から消えなかったです(笑)

香川さんも最高すぎましたが、娘役の藤野涼子さんが大っ好きでした。

韓国映画『冬の小鳥』『アジョシ』期のキム・セロンみたいなパワーがありましたね。
『リリイ・シュシュ』で映画デビューした頃の蒼井優とも言えるような。
顔が似てるだけか(笑)


あれ?

あんまり書くことが出てこないな(笑)



あ、去年は香川照之さんの離婚報道があり奥様の安否が心配になったりしちゃいましたw
それぐらいこの作品での香川さんはヤバいっすよね!!!!!











第4位
【クリード チャンプを継ぐ男】
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ロッキー音痴とも言える自分がこの作品をパスする理由は多々あるんですが、クリードに関しては前のめりで鑑賞しました。

『フルートベール駅で』という映画にガツンとやられてしまっていますので、同じ監督ライアン・クーグラーであればそりゃ観ますわな。
フルートベール駅でを観てない方は、いつかチェックしてみても良いかもしれません!!!

10位のストレイト・アウタ・コンプトンでも書きましたがブラック・ライヴス・マター運動のまさにそれです。
重い内容を実にコンパクトにすっきり描いた極上の一本かと思います!


しかも主演のマイケルは、こちらも金字塔『クロニクル』のあいつですからね!!!



リング上で相手を倒すのがボクサーのミッションだと思います。


ここにいる主人公のアドニスも勿論そうなんですが、物語が進むにつれてそれよりも『過ちによって産まれてしまった偽エリートの自分』という大きな心の敵に落とし前をつけようとしているように見えてきます!!!

『不良じゃなくても強いんだ』って何度か出ますが、あの非アウトローコンプレックスの表れですよね。


ロッキーもリングではなく自分の中にある大きな強敵と戦う、いわば変則的なペアマッチ構造。
それによってお互いがお互いに好作用をもたらしています。
ロッキーは誰かのために戦うと強いんすね!


スポーツ映画にありがちな寸止めアクションは皆無で、なんならボクサーってこういう風に見えてるんだな~って感心しちゃうほど。

よく芸人さんが頭に付けてスカイダイビングしてますが、あのCCDカメラの映像ぐらいリアルで熱い!!


素晴らしいシーンの乱打戦ですが、自分的にはエイドリアンの墓前で新聞を読みながら墓に向かってしゃべってるあそこが大好きです。
背中が痛いな~なんていう伏線もチラつきますし。


あとは街のゴロツキを引き連れてアドニスがロッキーの所に走るシーン!!!
アングルやスピード感、カットのタイミングなんかのカメラワークこみこみで最っっっ高ですよね!

今年は同じ作品を何度も見返しましたが、この走るシーンは大好きで一番観たかもしれないです!!



とにかく充実しかないです。
クゥ~~~って言いながら映画の時間に浸りたい人はこれ!!!!!






3,2,1位は後半戦で!!!!




sogawa

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# by youngas | 2017-01-03 17:25 | 俺アワード
2017年 01月 03日

俺アワード2016 ~SGW編 3.2.1位~

2016年の大好きだった映画BEST10!!!

そろそろ疲れてきましたがトップ3頑張ります(笑)








第3位
【ヒメアノ~ル】
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大好きな要素しかないモンスター級の1本!!!!!


そもそも原作マンガ大好きだし、『さんかく』『ばしゃ馬さんと~』大好きだから吉田恵輔監督うれしいし、サイタマノラッパーコンビ出てるし、なんか恐そうだし(笑)

そんなこんなで観てみたら、想像してたより何倍も面白くて『日本映画ヤベェ...マジヤベェ...』しか言えなかった。


正直これ1位でもいいですwww


刺さるポイントが山ほどあるんですが、やっぱ映画のオリジナルストーリーとして描かれる
『お母さ~ん、麦茶持ってきて~』
に全て持ってかれる。
終盤用意
胸をギューっと握りつぶされる思いでした。


あのトーン、あの感じ、ほんと経験ある。
友達にちょっとカッコつけたくて、いつもより少しだけお母さんに強く行く感じ、ほんとある。
あのファミコンしてる2人が可愛いすぎて。。。



学校での不幸な出来事で、そんな可愛い男の子が捻じ曲がっていく。


予告でも描かれていますが、前半のキャッチーな感じから後半のダークな感じに切り替わるピンポイントで出されるタイトル。
なんという神がかったタイミングでしょう。

後ろでは本当にエロい女の子の喘ぐ声、、、あの声よ。
そのエロい声が響く部屋をボンヤリ見上げるモリタの、、、あの顔よ。
なんとなくジメッとしたそんな暗~い風景のバックで流れる、、、あの音楽よ。


これからとんでもない事が起きて、話がドライヴしていくんだろうなぁ~っていう期待感がハンパじゃなかった!!!!!
いま思い返してもゾゾゾゾっとする。と同時にニヤッとしちゃう悪い自分も居たりして。


公園で清掃員のおじさんにタバコを注意されると、モリタは消すは消すけど『もう吸ってないんで...』の一点張り(笑)
負けずにおじさんも注意のおかわりを浴びせるも『もう吸ってないんで...』×4回。

あ、おじさん殺されるな。。。と思いましたが、無事で何より(笑)


あそこのモリタ最高でしたね!
うざいから殺すとか、鬱陶しいから逆恨みで殺すとかではないんですよねー。



森田剛と友達の人がいたら、あそこマジ最高だったって伝えてください。










第2位
【この世界の片隅に】

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原作マンガを含めて、もはやレガシーとなった可愛い顔した怪作。



年間何本も建つ金字塔なんかでは安すぎる!!!
興行収入という数字の羅列なんかでは到底測りきれない、文化的にも歴史的にも重要すぎる一作。


芸能界の暗黒帝王たちによって業界の一線から姿を消され、能年玲奈という本名さえも使えなくなってしまった『のん』ちゃんが主人公の声を担当しています。
アニメーションIQが低い自分にとって、はじめて声優さんが『俳優』なんだと認識させられました。それほどの実在感があったのんちゃん!
片淵監督も『この子しかいない!!!』というテンションでオファーしたっていう、そんな逸話すら感動的です(笑)



噂が噂を、観客が観客を呼び満員御礼!立ち見続出!クラウドファウンディングでの支援も後を絶たない!
取り扱いをためらう大手TV局を完全無視してSNSで広がりまくる、ある種オルタナティヴの完全勝利宣言!!!
TVの価値をさらに下げてしまったような2016年でした。


ざまみろバーニングって気分です(笑)
スポーツ新聞への『洗脳ネガティヴキャンペーン』も失敗に終わりましたね。




これを観た後から、ホントにしょっちゅうあるんですが『何がそんなにオススメなの?』と聞かれるたびに、自分の語彙力の無さを痛感しっぱなし。

上手くオススメポイントを話せない。
何に感動しているのかうまく言葉に出来ないん
です。


シノダに『ねぇねぇ、結局の所なにがそんなに好きなんだっけ??』って聞いちゃう始末w
掴めないんだよなーまだ。





劇場を出て歩いて駅に向かうんだけど、なんか思考がスムーズじゃない。
そのくせ世間の風景と空気が鑑賞前とは違って見えてる。気がする。


よく言われてますが、その掴みきれない感情こそが『今までに経験したことのない感動』なのかもしれないな~。


物語自体に大きな分かりやすい推進力は無いけど、エンドロール後すぐにまた観たいオカワリ作品。
大きな価値のある戦争映画としては『野火』もランクインさせたかったぐらいヤバかったんですが、あちらはどっちかって言うともう観たくないwww



そして主人公すずさんは絵を描くのが大好き!!って所も、自分ら的には親近感の湧くところ。

街をスケッチして思い出をパッケージしたり、風景を描いて人と繋がったりトラブルになったり。
怖がる子供を安心させたり。食べ物を描いて人を元気にしたり。


普通に絵を描くことも許されない時代に絶望するし、想像もした事なかった事実を反省したりするけど『絵』そのものがストーリー的にも時代考証的にも重要なクサビになってる。

本当にサラッとした表現ながら、その1つ1つが映画に強度を持たせてるんだよなぁ~。




そして主人公すずさんの心の変化や体の成長を丁寧に手抜き一切なしで描ききっている所に、コトリンゴの優しくて軽やかな音楽が乗るもんだからもうお手上げ降参っす(笑)
サントラ欲しい。




60館ちょっとの公開規模でのスタートでしたが、最終的には190館ぐらいまで広がるという見立てもあるようです。
得も言われぬパワーが充満した作品なので、映画館でかかっているうちに是非!!!




そして双葉社から出ている『劇場アニメ公式ガイドブック』の内容が素晴らしいので、こちらも併せてお楽しみください!!





すずさんに会いたい!!!!



『しのん』に改名しようかなって言ってた相方シノダにも会いたい!(笑)














第1位
【ディストラクションベイビーズ】

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どんだけ邦画おもろいんすか。。。



2016年、わたくしが一番好きになってしまったのは、こちら~!!!!!
※万人にはオススメしません!







あれは何年ぐらい前かなぁ.....


ナンバーガールの解散が決まってしまってからのラストツアー。
あとは東京と札幌を残すのみとなっていた。


ラスト2ステージのZepp東京の幕開けは『i dont know』だった。


イントロの轟音が鳴って最後のステージが始まった瞬間と
冒頭で描かれる商店街をうろつく主人公“泰良”が振り返った瞬間は
感覚としてすごく似ていた。



いわば主人公の最後のステージの幕開けなのかも。。。



はじまりに一瞬だけ描かれる弟“将太”とのふれあいシーン。


とにかく噛み付いたら離さない狂気の男“泰良”。
心を開くそぶりがない“泰良”。


そんな男が普通にお兄ちゃんっぽく振舞うあそこ、ほんと最高!!!


群れない媚びない、そんな“泰良”ですが、じつは弟の将太もそんな奴。
狂気に満ち溢れているけど、兄弟間での信頼関係はハンパない。


2002年のフジロック。
いろんなUKバンドが観たかった自分ですが、一番記憶しているのは苗場食堂から少し離れた木陰で缶ビールを飲むナンバーガール向井さんでした。ゆるいシャツと麦わら帽子、トレードマークの丸い眼鏡という姿で腰掛けていました。


どうしても話したかった自分は勇気を出して少しの間おしゃべりしたんですが、自分でもわかる位にひきつり倒し、膝はガクガク笑ってました(笑)

会話の内容なんて勿論おぼえて無いけど『みなぎってるなー!!!』という印象だけが強烈に今も残ってます。

優しいけどみなぎってて狂気を内包している男にヤラれてしまった、そんな夏を思い出しました。


そして何年かぶりに、またそういう男にやられてしまってという訳です。



何を隠そうこちらの作品は、その向井さんが音楽担当。


港の船溜りを向井さんのエッジーでメタリックなギターと共に映し出される様は、まさに冷凍都市。
ならぬ冷凍地方!!!
ほぼスタート数分で勝負ありでした!!!!


スクリーンに映える小松菜奈さんも良い感じに悪かったし、
ワガママなボンボン感でイラつく少年を演じた菅田将暉も良かった。


誰かとつるんでないと何も出来ない奴ら感が最高でした!!!


弟役の村上虹郎くんもハンパじゃなかったですね!!
2017年は彼の年になりそう。
またすぐに会いたいです。
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公園で付いた血を洗い流した後の泰良の顔が忘れられません!!!!!








2016年もありがとうございました!!!!!!!!!






sogawa

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# by youngas | 2017-01-03 14:20 | 俺アワード
2016年 01月 01日

俺アワード2015〜SHINODA後編〜

(続き)

【次点のコーナー】
ベスト10には入らなかったものの、シノダが2015年に愛した沢山の映画を一気に!一言寸評付きです。

『フォックスキャッチャー』
"マザコンとブラコンのアイデンティティクライシスをじっくり低温弱火でコトコト!ゾックゾク!主役3人の演技に度肝を抜かしてる内に考えさせられる「家族って何?」たいへんよくできました!"
『キングスマン』
"マシュー・ヴォーンやりたい放題の映画史に残る教会大虐殺!コリン・ファースも最高じゃん!ただちょっと鼻に付くPOPでしょ?感"
『007 スペクター』
"クレイグボンドもこれで見納め?オープニングの格好良さはハンパなし。んー、ただスカイフォール感どこへ?"
『グリーン・インフェルノ』
"食人族リブートは悪意も描写も五割増し。言葉通り人を食うイーライ・ロスらしい仕事ぶりでのちの奥さん(主役)も酷い目に(笑)"
『海街diary』
"広瀬すずという少女が女優になったことを祝う花火のような映画。あとは綾瀬はるかに見惚れてたら終わってました"
『メビウス』
"キム・ギドクの男女の業映画の究極版!息子のチ○コを切り取ってムッシャムシャ頬張るお母さん。ってホラーかよ!(笑)"
『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』
"祭り感。俺の総てのトラウマ映画体験の総本山を4Kだか包茎だかわかんないけども、凄まじい音圧で鑑賞。心ん中じゃ正座で号泣。耐え難い不快感もここまで度を越すと人はそれを痛快と呼ぶ。爺のハンマーのくだりの愛しさたるや!俺のオールタイムベスト3の3本の内の1本。あとは「時計じかけ」と「ゾンビ」です"
『DENKI GROOVE THE MOVIE? ~石野卓球とピエール瀧~』
"変態おじさん電気の伝記!まりんの発言の貴重さ!これもかなりの祭り感。劇場でファン大勢と観れた楽しさたるや!一生電気グルーヴ!"
『ブルー・リベンジ』
"あっけなく果たされたかに見えた人生を賭けた復讐劇が予想外の方向に暴力的に転がり出す後半の救いのなさと画面を覆う独特な青い色味が北野映画にも似て激好み。にしてもあの友達いいキャラだったなぁ"
『フューリー』
"元海軍の体育会系エアーらしいブッとい戦争モノで主役5人が共同生活と殴り合いで深めたという絆が画面に出まくり!こだわりまくったモノホン戦車もド迫力&唯一のヒロインエマの可愛さと儚さよ!ブラピvsナチス映画の傑作更新。特にラストの緊張感はここ最近でも白眉の出来"
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』
"トム様のライフワーク。にしても体張りすぎ!てかあんた死ぬよ?(笑)ラストシーンのざまーみろ感は2015ナンバーワン"
『アメリカン・スナイパー』
"イーストウッド爺の戦争反対映画。やっぱりあの歳でこれ撮れちゃうのってスゲー"

【総括とワースト】
2015年はまとめきれないぐらい、大作、良作、傑作の乱れ打ちでしたけど、総括すると「狂気と興奮」って言葉がぴったりだった気がします。振り返れば映画館で触れた狂気にずっと興奮してたなぁと。
マッドマックスとかセッションとかバードマンみたいな狂人登場映画も多かったし、スターウォーズに関しては観客達の熱狂がどれだけの大作の帰還だったのかを思い知らされる結果となりました。完全にその狂気に感染してたくさんのニワカな人達も興奮して映画館に押しかけていたように感じました。いずれにせよ、映画にとって特別な一年だったと思います。
そしてダントツワーストは2月に見た『さよなら歌舞伎町』でした。染谷将太と前田敦子を主演に据えた歌舞伎町のラブホテルを舞台にした群像劇なんてこれ以上ないぐらいの豪華さと面白げなカードを揃えておきながら、無駄遣いもいいとこ!全然ダメでした。全部言葉で説明させる演出とツッコミどころ満載の殺人現場!最終的に彼女に甘えて生きてきたあいつがふてくされて実家帰っただけで、それのどこがさよなら歌舞伎町だよ!あいつすぐ帰ってくるよ!って納得いかないしょうもないオチまでとにかく全部不快でした。強いて言うならあの朝の自転車二人乗りのオープニングはすごい良かったんであそこで終わってれば良かったのに。あ、あと『幕が上がる』もだいぶもったいなかったなー…って、もういいや。
というわけで2016年もいい映画に出会えますように!

…で、2015年は映画部門で出し切った…というわけではありませんが、他の部門は触れたり買ったりした中で良かったと思うものをとりあえずズラーッと並べてみることにします!

〈音楽部門〉
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・The Shrine「BLESS OFF」
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・Sleaford Mods「KEY MARKETS」
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・SAKEROCK「SAYONARA」
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・Tyler,The Creator「CHERRY BOMB」
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・スチャダラパー「1212」
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・思い出野郎Aチーム「WEEKEND SOUL BAND」
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・NATURE DANGER GANG「THE INFERNO」
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・星野源「YELLOW DANCER」
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・リミエキ×ハバナイスプリット
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・おやホロ×ハバナイスプリット
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・どついたるねん「生きてれば/精神」
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・BiSH「Brand-new idol SHiT」
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・BILLIE IDLE®「ROCK"N"ROLL IDLE」
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・トリプルファイヤー「エピタフ」
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・MITCH MURDER「INTERCEPTOR」
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・せのしすたぁ「I'm sick too!!!」
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・ECD「THREE WISE MONKEYS」
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・水曜日のカンパネラ「ジパング」
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・アカバネ「アカバネ」
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・前野健太「今の時代がいちばんいいよ」

2015年の音楽部門は個人的に80s US PUNKリバイバル(BLACK FLAG、MINOR THREAT、BAD BRAINSなど)が何度目かの津波のように再び押し寄せてきてしまったりして、基本一年通してその辺はずーーーっと聴いてました。(今もBGMはBLACK FLAG「DAMAGED」)
洋楽だとThe Shrineはスケーターパンクの匂いがちゃんとしてて良かったし、おっさん2人のUK発毒舌ラップユニットSleaford Modsのアルバム、Tyler,The Creatorのニューアルバムは割と聴いていたかなぁ。日本だとBiSの後継者BiSHちゃんがすんばらしかった!ウイカ&のぞしゃん所属のNOT IDOL・BILLIE IDLEの2nd.も最高でした。ウイぽん本人から「ちゃんと売れるの作りました」って言葉聞いて本当納得しました。まぁやっぱり松隈ケンタが好き!ってことですけども。
あとはNATURE DANGER GANGのやっと出た新作(内容的には期待値上回らず)に興奮。それからトリプルファイヤーの新作!あ!トリプルファイヤー超良かったすね!あと、ブレイクした水曜日のカンパネラも攻めの姿勢で好感持てたし、ECDの新作もバッチリだったなー。後半は何しろあとは星野源ちゃんのイエロー・ダンサー!踊れるし歌えるしでほぼ無敵状態でしょ、彼。紅白にも出ちゃってどこまでデカくなるんだろ。SAKEROCK解散はちと哀しかったけど(言わずもがなラストアルバム傑作だった)
アンセム部門があるなら今年はLimited Express(has gone?)Have A Nice Day!に加えてECDとかヤンサンのモリカワアツシとかも参加した「ゾンビパーティー」のリミエキver.とBiSHの「BiSH-星の瞬く夜に-」かなぁ。メチャ元気づけられました。
ライブ部門は2015年は四ツ谷OUTBREAK!が熱かった!知り合い主催の自家発電(五箇さん、まさかのアカバネ名義で殺害塩化ビニールからデビューも驚いた!)での猛毒とかサ上とロ吉!あとNDGせのしすたぁのツーマンも最高でした。それから2月は渋谷WWWで見た大森靖子どついたるねんも良かったし、5月は真心ブラザーズキングオブロック20周年記念のリキッドルーム、酸欠寸前だったBiSHの記念すべき1st.ワンマン@中野ヘビーシック、夏はソニックマニアのPerfumeからのマンソン様BOYS NOIZE電気グルーヴ、ラスト12月には何と言ってもフラワーカンパニーズの武道館!こう書いたら充実してたんだなー音楽部門も。


〈書籍部門〉
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・村井香/銀杏BOYZ写真集「純血」
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・渋谷直角「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」
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・大橋裕之「太郎は水になりたかった」
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・松尾スズキ「現代、野蛮人入門」
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・九龍ジョー「メモリースティック」
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・樋口毅宏「さよなら小沢健二」
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・ECD「人生は電気グルーヴ」
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・「別冊映画秘宝 戦慄のスラッシャー映画伝説‼︎」,「厭な映画」他
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・「VICE」伊藤政則表紙音楽イシュー
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・POPEYE6月号 映画特集
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・映画雑誌「南海」
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・高橋ヨシキ 「悪魔が憐れむ歌」二部作+白昼シリーズ三部作
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・「東京異景散歩 昭和20〜30年代の東京の闇を歩く!」
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・金城宗幸・原作/荒木光・漫画「僕たちがやりました」

書籍部門、今年も映画秘宝と映画秘宝MOOKを中心に(偏ってんなぁw)本棚が溢れ出す一年でした。大賞は無料なのにアドレナリン出まくりだった「VICE」かなぁ。ヘンリー・ロリンズとかイアン・マッケイの写真とか現行のフリーペーパーにどどーんってカラーであの紙質ってどうかしてるけど嬉しすぎたなー。あとは見ながら静かに涙した銀杏写真集「純血」!光って曲のPVにも登場した写真とか見たことあるのもいっぱいあったけど、見たことなかった写真も満載で村井香さんの銀杏愛がページから零れ落ちてた!樋口毅宏のサブカルアーカイヴ「さよなら小沢健二」も楽しかったし、九龍ジョー「メモリースティック」も面白かった!高橋ヨシキはもうどれもこれも最狂で大好きでした。
漫画だと相変わらずの大橋裕之先生と渋谷直角先生の鋭利さにヤラレたのと、当然のクオリティ宮崎夏次系二冊、アイアムアヒーローも転がり始めたし(映画化どうなんだ?)、新しい悪意の込められた「僕たちがやりました」も良かった!
あとはポパイの映画特集とかブルータスも毎号攻めてて、老舗雑誌達が看板に甘えずにいたのもだいぶ刺激になりました。

〈女子部門〉
清水富美加
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新川優愛
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中島愛里
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中条あやみ
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三戸なつめ
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武田玲奈
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矢川葵(Maison book girl)
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秋篠宮佳子様
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アイナ・ジ・エンド(BiSH)
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桜井日奈子
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岡本夏美
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荻野可鈴(夢みるアドレセンス)
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ほないこか(ゲスの極み乙女。)
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煌めく女子達は写真でチェック!やっぱり大賞は佳子様ですわな。あのバックボーン(と書くまでもないけど)に比例する上品さと可愛さ!あの青年の主張みたいなやつに出席して真剣に聞いてる顔とか何なんだ!どうやったら皇室に入れるんだ!と全シノダが総動員して本気で悩んだ一年でした。
あともう一人の大賞は清水富美加!この娘の芸達者ぷりね。SICKSヤバかった!すぐに天下取るだろうな。もっとバラエティーにも出てほしい。


てなわけで2015年の俺アワードいかがでしたか?あ、やっぱ長かった?(笑)では今年もyoungasをよろしくお願いします!てへぺろっ!(白眼で失禁&卒倒)

youngas SHINODA
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# by youngas | 2016-01-01 18:31 | 俺アワード